C04悩み解決
季節の変わり目に耳のにおいが増えるのは、なぜか
耳の中は、耳が開いているあいだしか空気が入れ替わりません。垂れ耳の子なら、頬に密着しているあいだはずっと閉じたままです。においが強くなるのは、そこで何かが新しく起きたからというより、閉じている時間が長くなったときです。季節の変わり目に耳のにおいが増えるように見えるとき、動いているのはこの時間のほうです。この記事では、冬と夏で耳をふさぐ理由が違うことを比べながら、開ける時間の作り方をまとめます。
耳のにおいは、こもっている時間で決まる
耳の中では、いつも少しずつ耳垢が作られています。これは汚れではなく、入ってきたものを絡めて外へ運び出すための仕組みです。作られる量は、季節でそれほど変わりません。
変わるのは、そこにこもる時間のほうです。耳の中の空気は、耳が持ち上がったときにだけ入れ替わります。垂れ耳の子は、頭を上げて歩いているあいだも耳が閉じたままです。伏せて丸まれば、さらに頬と密着します。
つまり、においが増えて感じられるときは、次の2つのどちらかが動いています。耳が濡れる回数が増えたか、閉じている時間が長くなったか。季節の変わり目に効いてくるのは、後者であることが多くあります。
耳が立っていれば入り口はふさがりませんが、耳の穴は途中で向きが変わる作りになっています。入り口が開いていても、奥まで空気が通るわけではありません。立ち耳の子でにおいが出るときは、濡れる回数のほうを先に数えてください。
季節ごとに、耳が閉じる理由を比較する
耳のにおいが増える時期は、年に2回あります。同じ「季節の変わり目」でも、冬に向かうときと夏に向かうときでは、耳をふさいでいるものが違います。
| 冬に向かうとき | 夏に向かうとき | |
|---|---|---|
| においに気づく時間帯 | 起きた直後、寝ていた場所で | 散歩や水遊びのあと |
| 片耳か両耳か | 下になっていた側が強い | 両方が同じくらい |
| 耳の中の様子 | 湿ってはいないが、温かい | 湿っている、乾ききっていない |
| 先に手を入れる場所 | 寝床と姿勢 | 濡れた日の手順 |
2行目は分かりやすい手がかりです。いつも同じ側だけがにおうなら、その側を下にして寝ています。体の側で何かが起きているわけではなく、閉じている時間が左右で違うだけ、ということがあります。
どっちに当たるかの、見分け方の手順
においが増える時期がどちらに当たるかは、1週間で決められます。見分けるのに道具は要りません。嗅ぐ条件をそろえるだけです。
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朝いちばん、寝起きに嗅ぐ
起きてすぐ、耳を持ち上げて根元のにおいを確かめます。一日のうちでいちばん閉じていた時間が長い状態です。ここで強ければ、冬型の可能性が高くなります。
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散歩や水に触れた日の、3時間後にもう一度
濡れる出来事があった日だけ、その3時間後に同じ場所を嗅ぎます。ここで強ければ、夏型です。乾ききるまでの時間が足りていません。
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左右を分けて書く
強いほう、弱いほうを毎回書き留めてください。片側だけが続くなら、寝る姿勢の側です。両方が同時に動くなら、湿度や濡れる回数の側です。
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1週間ぶんを並べる
毎日見返さないでください。1日ごとの強さは、その日の気温でも動きます。7日分を並べて、朝と3時間後のどちらが強いかだけを見ます。
耳の中に指や綿棒を入れて確かめないでください。嗅ぐのは、耳を持ち上げて見える範囲の根元だけです。奥は家庭の道具では見えませんし、届きません。
季節では説明がつかないにおいの見分け方
季節の条件で増えるにおいには、特徴があります。時期が過ぎれば、同じだけ減ります。季節で動くにおいには、特徴があります。時期が過ぎると落ち着き、においの質が変わらず、その子が耳を気にしていない。この3つから外れるものは、季節の話ではありません。
- においの質が変わった(生ぐさい、膿のような、これまでと違う)
- 片耳だけが、急に強くなった
- 耳をかく・頭を振る回数が増えた
- 耳の中や耳のふちが赤い、腫れている、熱を持っている
- 耳を触ろうとすると嫌がる、痛がる
- 季節が過ぎても、においが戻らない
皮膚の変化なら2週間ほど記録して判断することもありますが、耳は違います。気になる変化が出てから48時間を目安にしてください。耳の中は温度と湿度が保たれているぶん、進み方が早いことがあります。生ぐさいにおいや膿のようなにおいがあるときは、48時間も待たずにご相談ください。
相談するときは、1週間ぶんのメモを持っていってください。朝と3時間後のどちらが強かったか、左右のどちらが強かったか。この2つがあるだけで、季節の条件で説明できる範囲かどうかを分けてもらえます。受診の前日に耳を掃除しないでください。その日の状態がいちばんの材料になります。
季節ごとの、耳を開ける時間の作り方
どちらの型かが決まったら、手を入れる場所も決まります。やることは1つだけにしてください。両方に手を出すと、どちらが効いたのか分からなくなります。
- 冬型:耳をめくる時間を、1日2回つくる:朝と夜、30秒ずつ耳を持ち上げて、そのまま開いておきます。何かを塗ったり入れたりする必要はありません。空気が入るだけで条件が変わります
- 冬型:寝床の向きを毎日変える:いつも同じ側を下にして寝る子は、その側だけ閉じている時間が長くなります。寝床の置き方を変えると、下になる側が入れ替わります
- 夏型:濡れた日は、その日のうちに乾かす:耳の外側と、めくって見える範囲だけを乾いた布で押さえます。ドライヤーの温風を耳の中に向けないでください
- 夏型:濡れる回数を月ごとに数える:シャンプー、雨の日の散歩、水遊び、顔を洗ったとき。数えるだけで、多い月がはっきりします
- 通年:部屋の空気を動かす:対角線上の窓を2か所開けて5分。耳だけを見ていると気づきませんが、部屋の湿度は耳の中の乾きにそのまま効きます
耳を持ち上げて開けておく30秒は、そのまま拭ける時間でもあります。耳のまわりは、その子が自分では届かない場所です。顔まわりは前足でこすることはできても、めくった内側までは毛づくろいが届きません。ここだけは人が代わる場所だと考えてください。
mofuwa スキンケアミストは、電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。耳の外側とめくって見える範囲になじませて、そのまま拭き取ります。頭を振れば飛んだものが口のまわりに回る場所なので、舐めても問題のない基準でつくられていることが、そのまま使いどころになります。耳の中には入れないでください。赤くなっている部分やじゅくじゅくしている部分も避けてください。
季節が過ぎてにおいが落ち着いても、朝と夜の30秒はやめないでください。この30秒は、においを消すための時間ではなく、次の季節にどちらの型が出るかを先に知るための時間です。1年ぶん続けると、その子が冬型なのか夏型なのかが、記録を見返さなくても分かるようになります。そこまで来ると、季節の変わり目に慌てて何かを足す必要がなくなります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
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商品ページを見るよくある質問
- 垂れ耳の子は、耳を持ち上げておいたほうがいいのですか?
- 1日2回、30秒ずつで足ります。長時間めくって固定する必要はありませんし、テープなどで留めるのは避けてください。空気が入れ替わる時間を意識して作る、という程度で条件は変わります。
- においが気になるので、耳の掃除を増やしてもいいですか?
- 耳の入り口は繊細で、触るほど刺激になり、分泌がかえって増えることがあります。掃除の回数を増やすより、閉じている時間を短くするほうが先です。耳の中に綿棒や洗浄液を入れるのは、動物病院で相談してからにしてください。
- 冬型と夏型の両方に当てはまる気がします。
- どちらが強いかを1週間の記録で決めてください。朝いちばんが強ければ冬型、濡れた日の3時間後が強ければ夏型です。両方に手を出すと、どちらが効いたのか分からなくなります。まず片方だけを2週間続けてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
