C04悩み解決
涙やけのケアで、実は逆効果になっている3つのこと
いま目の下に付いている色は、こすっても落ちません。涙に含まれる成分が毛に染み込んだもので、毛の表面に乗っている汚れとは別ものだからです。落ちるとしたら、その毛が伸びて切られるか、抜けて入れ替わったときです。それでも落としたくなるところに、涙やけのケアでやってはいけない3つが生まれます。この記事では、その3つと、代わりに手を入れる場所をまとめます。
いま付いている色は、こすっても落ちません
涙やけの色は、あふれた涙が毛にとどまり、そこで変化して残ったものです。毛の内側まで入っているので、表面をこすっても動きません。力を入れれば毛は抜けますが、色は付いたままです。
色が薄くなるのは、その毛が入れ替わったときです。目のまわりの毛が伸びて切られるか、抜けて新しい毛に替わるまでの時間がかかります。数週間から、長ければ数か月です。
もうひとつ、色が濃くなる速さにも幅があります。同じ量の涙でも、毛が細い子ほど早く染みます。色が濃いことと、涙の量が多いことは、必ずしも一致しません。つまり、家でいま手を入れられるのは「これから付く色」のほうだけです。すでに付いている色は待つ。これから濡れる時間を短くする。この線引きができると、やってはいけない3つが自然に外れます。
同じ量の涙でも、白い毛の子は目立ち、濃い色の毛の子は目立ちません。「色が濃いから重い」とはかぎらないということです。濃い毛の子は、目のまわりを指で触って、湿っているかどうかで確かめてください。
涙やけのケアでやってはいけない3つのやり方
どれも、色を落としたいという気持ちから始まります。
- 1|色を落とそうとして、こする:目のまわりの皮膚は、体のほかの場所よりずっと薄い場所です。こするほど赤くなり、その刺激で涙が増えることがあります。色は落ちず、涙だけが増えるという向きに進みます
- 2|乾いたまま拭く:乾いた布で拭くのは、摩擦だけを与える動きです。汚れも色も動かないうえ、毛が引っぱられます。目のまわりは、必ず湿らせてから触ってください
- 3|食べるものやサプリを、次々に変える:合わないものが原因のこともありますが、2週間おきに次々変えると、何が効いたのか分からなくなります。しかも切り替え自体が体に負担になります
3つに共通しているのは、いま付いている色をなんとかしようとして、これから付く色の条件を悪くしているという点です。順番が逆になっています。
目に入れるものは、皮膚に塗るもの以上に慎重に選ぶ必要があります。人用のものを自己判断で使わないでください。目のまわりを洗い流すことが必要かどうかも含めて、動物病院で相談してから決めてください。
家でできる手順は、濡れている時間を短くすること
やることは1つに絞れます。あふれた涙が毛にとどまっている時間を短くすることです。1回1分、朝と夜の2回で足ります。
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ぬるま湯で湿らせた布を、10秒当てる
こすらずに、目頭の下に当てておくだけです。固まっているものがあれば、この時間でゆるみます。指でつまんで取らないでください。
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押さえて、汚れを布へ移す
拭くというより、押し当てて離す動きです。往復させると毛が絡み、皮膚もこすれます。1回ごとに布の面を替えてください。
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目尻から目頭へ、向きをそろえる
目に向かって拭くのではなく、目から離れる向きに動かします。目の中へ汚れを運ばないためです。
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最後に、乾いた布で水分を取る
ここがいちばん大事です。湿らせたまま終えると、濡れている時間を自分で延ばすことになります。毛の根元まで、押し当てて水分を取ってください。
4つの工程は、朝と夜で同じです。ただし朝は、夜のあいだにたまったものが乾いて固まっていることが多いので、1番目の10秒を長めに取ってください。夜は日中に付いた分なので、そこまで固まっていません。同じ手順でも、当てる時間だけ変えると楽に進みます。
涙の道は、目頭の下から鼻すじの脇を通って、口の横まで下りています。その子は前足で顔をこすることはできても、この線をたどってぬぐうことはできません。目の下から口の横までは、人が代わる場所です。mofuwa スキンケアミストは電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。拭いたあとに、その子が同じ場所をなめてしまう範囲です。なめても差し支えない中身であることが、目の下から口の横までを毎日拭ける理由になります。目に入らないよう、必ず布に含ませてから当ててください。1番目の10秒は、この布で取ります。力ではなく、当てて待つ10秒のほうで、固まったものはゆるみます。赤くなっている部分やじゅくじゅくしている部分には使わないでください。
色が入れ替わるまでの、毎日の分量
毎日やるのは、朝と夜の2回だけです。色が入れ替わるまでのあいだ、この回数を変えないでください。回数を増やしても、色が早く落ちることはありません。触る回数が増えれば、そのぶん目のまわりの皮膚に負担がかかります。
- 急に量が増えた、片方だけ増えた
- 目を開けづらそうにしている、まぶしそうに細める
- 目のまわりが赤い、腫れている、熱を持っている
- 目やにの色が変わった(黄色い、緑がかっている)
- 目のまわりを触ろうとすると嫌がる、痛がる
- 顔をこすりつける回数が増えた
いずれかに当てはまるときは、家庭でのやり方を続ける前に動物病院にご相談ください。とくに「片方だけ」と「急に」は、涙やけの話として様子を見る対象ではありません。顔の作りは急に変わらないので、片側だけの変化は別の理由を考えます。
受診の前に、目のまわりを念入りに拭かないでください。その日の状態がいちばんの材料になります。いつから、どちら側が、どう変わったかを伝えられるようにしておくと、話が早くなります。
家で続けるほうに、話を戻します。効いているかどうかは、色ではなく「触ったときに湿っているかどうか」で見てください。朝の時点で目の下が乾いているなら、夜のあいだの時間は短くなっています。色そのものは、毛が入れ替わるまで動きません。
色が入れ替わったあとも、朝と夜の1分はそのまま残します。この1分は、色を薄くするための時間ではなく、その日その子の目の下が何時間濡れていたかを測るための時間です。数か月分たまると、雨の日と乾いた日で濡れ方が違うこと、前回のカットからの日数で変わることが、記録を見返さなくても見当がつくようになります。毎日の1分が、その子の涙の出方をいちばんよく知っている記録になります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 市販の涙やけ用のクリーナーで、色は落ちますか?
- 毛の内側に入った色は、表面から働きかけても落ちにくいものです。製品を使う前に、目に入る可能性のある場所に使えるものかどうかを確かめてください。判断がつかないときは、動物病院で相談してから決めるのが確実です。
- 毛をカットすれば、色はなくなりますか?
- 色の付いた毛を切れば、その部分は見えなくなります。ただし目のまわりの毛を短く切ると、切り口が目に入って刺激になることがあります。カットする場合は、目のまわりを扱い慣れたところにお願いしてください。
- フードを変えたほうがいいですか?
- 変えるとしても、一度に1つだけにして、最低でも1か月は続けてください。2週間おきに次々変えると、何が効いたのか分からなくなります。切り替え自体が体に負担になるので、変える前に動物病院で相談するほうが確実です。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
