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抜けたあとの地肌に、白いものが増えている|洗う前にできることがある

公開日 2023年5月4日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡いグレーのラグの上に座っている、短毛の猫
白いものは、粉なのか粒なのか、毛の根元についた玉なのかで、次にやることが変わります。

換毛期のさなかに背中の毛を手で分けたら、分け目の地肌に白いものが点々と見えました。抜ける毛が増えた時期に白いものが目につきはじめると、まず思い浮かぶのはシャンプーです。ところが、湯で流した翌日にまた同じ場所で見えることがあります。地肌に見えている白いものには、粉のように細かいもの、平たい粒、毛の根元についた小さな玉の3種類があり、洗って減るのはそのうちの一部です。この記事では、洗う日を決める前に、白いものの数を家で3か所ぶん数えるところから始めます。

粉か、粒か、根元の玉か|換毛期の地肌に出た白いものを3か所で数えるやり方

白いものを見つけたとき、最初にやることは洗うことではなく、3つのどれなのかを見分けることです。同じ「フケが出た」に見えても、粉なのか、平たい粒なのか、毛の根元についた玉なのかで、次の手が変わります。用意するのは黒っぽい紙か濃い色の布を1枚だけで、それをその子の下に敷きます。

地肌に見える白いものを、3つに分ける
見えかた指でさわるとどこから出たものか洗って減るか
粉のように細かく、紙の上に薄く広がる指先でこすると消えるように散る地肌の表面が乾いてはがれたものその日は減るが、翌日また出る
平たく、1つずつ形が見える粒指でつまむと、はがれた皮のような感触地肌がまとまった形ではがれたもの洗うと落ちる。数が多い日が続くかを見る
毛の根元についた、小さくて白い玉毛を持つと玉ごと動く抜けた毛の根元。フケではない洗っても数は変わらない
糸くずのように長く、毛に絡んでいる引くと毛といっしょに動く切れた毛や、寝具の繊維ブラッシングで取れる

3行目にあるとおり、換毛期にいちばん増えるのは、じつはフケではなく抜けた毛の根元の玉です。下毛が一斉に入れ替わる時期なので、根元のついた毛が毛のあいだにたまり、地肌を見たときに白い点として目に入ります。この玉を粉や粒といっしょに数えてしまうと、フケが急に増えたように見えて、洗う回数だけが増えていきます。

数え方は決めておきます。黒い紙を敷き、背中の真ん中、腰、しっぽの付け根の3か所で、それぞれ30秒ずつコームを通します。通し終えたら紙を持ち上げ、粉が広がった面積は「あり・なし」で、平たい粒は個数で書きます。根元の玉は数えません。紙に書くのは日付と3か所ぶんの数字だけで、1日1回、同じ時間帯にやります。夕方は日中の動きで毛の中身が動いているので、朝か夜のどちらかにそろえてください。

数字がそろってくると、地肌の状態が場所ごとに違うことが見えてきます。背中は多いが腰は少ない、しっぽの付け根だけが毎日同じ数、といった形です。換毛期のあいだ全身が同じように乾くわけではなく、その子が寝るときに床へ当たる面、こすれる面、自分の口が届く面で条件が変わります。場所ごとの数字は、そのあとどこから手をつけるかを決める材料になります。

室内の湿度も同じ紙に書いておくと、あとで比べられます。5月は日によって湿度の振れ幅が大きく、窓を開けた日と閉め切った日で、部屋の空気の乾き方が変わります。粉が増えた日と、湿度が下がった日が重なるかどうかは、2週間ぶんの紙があれば目で見て分かります。重なっていれば、その子の皮膚だけの話ではなく、部屋の側で変えられることが残っているという意味になります。

湿らせてから浮かせて、最後に落とす|地肌のフケを散らさずに下毛を出す順番

手順は4つです。地肌を湿らせ、毛を分けて根元を浮かせ、下毛を毛先へ抜き、最後に紙の上で数えます。乾いたまま梳かすと、粉は毛の中で舞って空中と部屋へ散り、紙の上には残りません。減ったのではなく、見えないところへ移っただけになります。順番を守ると、その日の量が紙の上にとどまります。

  1. 1|毛を分けて、地肌が見える状態でスプレーする

    指を広げて毛を左右に分け、分け目の底が見えるところで mofuwaグルーミングスプレーを吹きかけます。毛の表面にかけても、湿らせたい地肌には届きません。かけたあと30秒置いて、指の腹で軽くなじませます。乾いた粉が湿ると、地肌にとどまって空中へ散らなくなります。

  2. 2|目の粗いコームで、根元を浅く起こす

    歯を地肌に立てず、毛の途中まで浅く入れて、根元側へ少し持ち上げます。ここで抜こうとしないでください。上の毛を持ち上げて、下にたまった毛と粒が出る道をつくる工程です。1か所3往復まで。それ以上入れると、地肌の表面をこすることになり、翌日の粉が増えます。

  3. 3|浮いた下毛を、毛先へ一方向に抜く

    毛の流れに沿って、根元から毛先まで1回で通します。抜けた毛の根元についた白い玉は、ここで毛ごと出てきます。歯にたまったら指で取り、紙の上に落としてから続けます。往復させると、せっかく浮いた粒が地肌側へ戻ります。

  4. 4|紙を持ち上げ、粉と粒を分けて書く

    紙の上に落ちたものを、粉が広がったか、平たい粒がいくつか、という形で書きます。毛の根元の玉は数に入れません。3か所ぶんを書き終えたら、紙をそのまま丸めて捨てます。翌日は新しい紙で同じ手順です。

1番目で使う mofuwaグルーミングスプレーは、毎日きれいにしてあげたいという気持ちを、その日のうちにやり切れる形にするために作られた1本です。換毛期の地肌は、抜けた毛が残ったままだと空気が通らず、こもった場所ができます。かといって毎日湯で流すと、今度は流すたびに地肌のうるおいのほうが動きます。この1本が入るのは、洗う日と洗う日のあいだにある、毎日の側です。吹きかけてコームを通すだけなので、3か所で5分に収まります。

地肌にかけるものなので、その子が背中をなめることまで含めて選ぶ必要があります。この1本の中身は電解水で、香料を足していません。清涼飲料水の規格基準をクリアした水なので、分け目を開いて根元までしっかり濡らしても、使った量を数えながら手を止めずに済みます。量を気にせず根元まで届かせられることが、粉を空中へ散らさない条件そのものです。余分な脂とは乳化して落ち、うるおいの側は残るので、濡らした地肌がそのあとつっぱりません。

洗う日そのものをなくす話ではありません。換毛期でも、毛の中に砂や皮脂がたまってくれば、湯で流す日は来ます。その日に mofuwaモイストシャンプーのような地肌に残らない洗い方を選んでおくと、洗った翌日の粉が出にくくなります。洗う日と、間の日と、数える日を分けて考えると、シャンプーの回数を増やさずに換毛期を越せます。

猫では、3か所のうちしっぽの付け根を最後に回します。猫が自分の毛づくろいで届きにくいのがこの場所で、換毛期には粒がいちばん残ります。ただし触られるのを嫌がる場所でもあるので、背中と腰で手順に慣れてから移ります。30秒が長いようなら15秒を2回に分け、紙は同じ1枚を使ってください。数える条件が同じなら、日をまたいでも比べられます。

週に何回洗うかで迷ったとき|換毛期の地肌とシャンプーの頻度がずれる場面

フケが出たから洗う、という順番でいくと、換毛期は洗う回数が上がり続けます。紙の数字を2週間ためると、洗った翌日の数と、3日空けた日の数が比べられます。多くの場合、洗った翌日の数はいったん減り、2日目から戻ります。この戻り方が急な子ほど、頻度ではないところに理由があります。

紙の数字の動き方から、次に変えるところを決める
2週間の数字の動き読み取れること次に変えるところ
洗った翌日だけ減り、2日目に戻る落としているが、地肌の乾きは戻っていない洗う回数ではなく、間の日の湿らせ方
どの日も同じ数で動かない毛の中に残ったものが出きっていない梳かす順番と、根元まで届く深さ
場所によって数が大きく違うこすれる面・寝る面など条件の差寝床の素材と、その場所の梳かす回数
湿度の低い日にだけ増える部屋の空気の側が動いている室内の湿度と、洗濯物を干す場所
洗う回数を増やした週から増えた洗いすぎの側に振れているシャンプーの間隔を戻す

いちばん下の行が、換毛期にいちばん起きやすい形です。毛が抜けて地肌が見えると、汚れているように見えます。そこで洗う回数を上げると、地肌のうるおいを保っている皮脂まで毎回動くことになり、乾いてはがれる側の粉が増えます。洗いすぎているかどうかは、気持ちではなく、回数を増やした週の紙で判断できます。増やした翌週に数字が上がっていれば、間隔を元に戻します。

被毛の側から見ても同じことが言えます。換毛期の被毛は、抜けた下毛が上の毛に引っかかって密になっているので、湯を通しても地肌まで届きにくくなっています。届かないまま洗うと、表面だけが濡れて、乾くのに時間がかかります。先に下毛を出してから洗うほうが、同じシャンプーでも地肌まで届き、乾くのも早くなります。順番が逆だと、洗う回数を増やしても手応えが出ません。

Caution3か所の数が2週間たっても動かないとき

毎日同じ手順で梳かして数えているのに、2週間たっても3か所の数が下を向かない/1か所だけ数が増え続けている/粉ではなく、平たい粒が毎日10個以上出る/白いものの出ている場所を、その子がなめ続けている/毛を分けたときに、地肌の色が周りと違って見える。換毛期の地肌の乾きは、下毛を出して湿らせる手順でたいてい数字が動きます。2週間ぶんの紙が動かないのなら、家の手順で変えられる範囲から外れています。日付と3か所の数字を書いた紙を持って、動物病院へ行く日を決めてください。どの場所が、いつから、いくつのまま止まっているのかが、その紙1枚で伝わります。数字がないと、その場では「フケが増えました」としか言えません。

粒が3個から1個になるまで|換毛期の地肌に毎日かけるコツ

数字が下を向きはじめてからのコツは、やめ方にあります。粒が減ると、毎日の5分をやめたくなります。ところが換毛期はまだ続いているので、下毛は抜け続けます。やめた3日目から、上の毛のあいだにまた毛がたまり、地肌の空気の通りが元に戻ります。減ったからやめるのではなく、減ったら回数を保ったまま時間を短くする、という形にします。

数字が減ってきたあとの、1週間の組み方
曜日やることかける時間紙に書くこと
月・木3か所すべてを湿らせて梳かす5分3か所の数字
火・金その週いちばん数の多かった1か所だけ2分その1か所の数字
水・土毛を分けて地肌を見るだけ1分粉のあり・なし
日手のひらで全身をなでる1分手に白いものが移ったか

水曜と土曜に「見るだけ」の日を置いているのは、手を入れない日をつくるためです。毎日コームが入る状態が続くと、地肌の側は休む時間がなくなります。見るだけの日に粉が増えていなければ、前日までの手順が効いているという確認になり、増えていれば翌日の場所を変える材料になります。換毛期の地肌でいちばん効くのは、強さでも回数でもなく、同じ条件で見続けることです。

紙は、換毛期が終わっても捨てずに残してください。翌年の春、同じ3か所で数字が増えはじめた日が、その子の換毛期の入り口になります。去年の紙があれば、いま何週目にいるのか、そろそろ落ち着く時期なのかが、数字のほうから分かります。うるおいの戻り方にもその子ごとの型があり、2年ぶんたまると、どの場所から手をつければ早いかまで見えてきます。

今夜は、黒い紙を1枚用意して、背中の真ん中だけを30秒梳かしてみてください。粉が広がるのか、平たい粒が落ちるのか、根元に玉のついた毛が出てくるのか。そこまで分かれば、明日から数えるものが決まります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

粉と粒を見分ける自信がありません。まとめて数えてはいけませんか。
まとめて数えても、同じ数え方を続けているかぎり比べられます。ただし、毛の根元についた白い玉だけは外してください。これは抜けた毛の一部で、換毛期には必ず増えます。玉を一緒に数えると、下毛が出はじめて手順がうまくいっている週ほど数字が上がり、逆に読めてしまいます。粉と粒の区別がつかないときは、紙を軽く傾けてみてください。粉は滑って落ち、平たい粒は紙の上に残ります。
白いものが出ているときに、ブラッシングを続けても大丈夫ですか。
湿らせてからなら続けて構いません。問題になるのは、乾いた地肌に歯を立ててこするやり方のほうです。粉が出ている地肌は表面が乾いているので、そこへ直接力がかかると、はがれる面積が広がります。分け目を開いて根元まで湿らせ、歯は浅く、1か所3往復まで。この形なら、毛の中にこもった空気が動いて、地肌の側にとっては通りがよくなります。痛がる場所があるときは、その1か所だけ手のひらでなでる日にしてください。
部屋の湿度は、どのくらいを目安にすればいいですか。
数字を1つ決めるより、その子の紙と部屋の数字を並べて見るほうが役に立ちます。同じ50%でも、風の当たる場所に寝床があれば地肌の乾き方は変わります。まず湿度計を寝床の高さに置いてください。人の目線の高さと、床に近い高さでは値が違います。そのうえで、粉が増えた日に湿度が下がっていたかを2週間ぶん見比べます。重なりが見えたら、洗濯物を干す場所を寝床の近くへ移すだけでも、換毛期のあいだの数字は動きます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。