C15組み合わせ提案

キャンプに持っていくセット

公開日 2023年7月5日|文=mofuwa編集部

明るい日ざしの下、草の上に敷いた淡い色のブランケットに静かに座っているクリーム色の犬
現地で使うつもりで積んだものより、帰りの車のために積んだもののほうが働きました。写真:Enfeng Tsao/Pexels

川から上がったその子の体を拭き終えたとき、次に困ったのは、濡れた布を置く場所でした。テントの中にも、荷物の上にも、置きたくありません。キャンプで先に足りなくなるのは、汚れを落とす道具より、水そのものです。炊事場は場内に1か所か2か所で、夕方は人が並びます。犬を連れている側は、そこへ体を持っていくわけにいきません。だから犬とキャンプに行くときのセットは、水を使わずに済ませる手を先に決めて、そこから物を選ぶほうが早く決まります。この記事では、水を使わない手を決める、濡れたものを入れる袋を用意する、日が落ちる前に乾かす、帰りの車に敷くものを積む、という4つの手順でセットを組みます。

キャンプ場で先に足りなくなるのは水です|犬を連れていく側で、持ち物の決め方が変わる理由

1泊のキャンプで、犬の体をきれいにする場面は思ったより多く来ます。川や湖に入る、雨のあとの地面を歩く、砂地に伏せる、草の実がつく、食器のまわりが汚れる。家なら、どれも水で流して終わりです。現地では、その水がいちばん遠くにあります。炊事場は場内に1か所か2か所で、夕方は人が並びます。そこに犬を連れていくのも、体を持っていくのも、現実的ではありません。

多くのキャンプ場では、炊事場での動物の使用を断っています。行く前に、そのキャンプ場の規約を1行だけ確かめておくと確実です。使えるかどうかで、持っていくものが半分入れ替わるからです。使えない前提で組んでおけば、使える場所だったときに荷物が余るだけで済みます。逆をやると、現地で手が止まります。

そこで、犬とキャンプに行くセットは「洗う」を前提から外して組みます。外すと、決めることが物のリストから場面のリストに変わります。どの場面で水を使いたくなるかを先に書き出して、その場面ごとに水を使わない手を1つ用意する。物は、その手の結果として決まります。

6つのうち、水がなくても困らないものと、困るものに分かれます。困るのは、川と、雨のあとの地面です。どちらも濡れているので、乾いた汚れのように払って落とすことができません。逆にいうと、この2つの手さえ決まっていれば、残りは現地で何とかなります。犬とキャンプに行くセットで、いちばん先に決めるのはここです。

Note飲む水と、使う水は、別に数えます

水を持っていくときに、飲む用と、体や足に使う用を同じタンクから数えないでください。1日の途中で使ってしまうと、いちばん要るときに飲む水が足りなくなります。飲む用は別の容器にして、触らないと決めておきます。使う用は、多めに持つのではなく、使わずに済ませる手を先に決めるほうが軽くなります。犬とキャンプに行く荷物で、水はいちばん重い部類です。

水を使わない手から決める4つの手順|犬とキャンプに持っていくセットの組み方

ここからが手順です。4つのうち、3つは出発する前に終わります。現地でやることは3番目だけです。犬とキャンプに行くセットが荷物のリストになりやすいのは、現地の場面から考え始めるからだと思います。前の日の机の上で決められることを先に片づけると、当日は積むだけになります。

  1. 前の日①:水を使わない手を、場面ごとに1つだけ決める

    書き出した6つの場面に、手を1つずつ割り当てます。泥は、乾いてから落とす。濡れているうちにこすると、毛の奥に押し込むことになります。川から上がったら、まず水を切って、それから拭く。砂は、乾かしてから払う。草の実は、指のあいだを開いて1つずつ取る。拭いたあとに毛の流れをそろえる一手として、mofuwa グルーミングスプレー を布に取って一往復させる形も、ここで決めておきます。決まったら、紙に6行だけ書いて荷物のいちばん上に入れます。現地で考え直さないためのものです。

  2. 前の日②:濡れたものを入れる袋を、2枚入れる

    1枚では足りません。濡れたもの用と、まだ乾いているもの用で、2枚に分けます。1枚にまとめると、乾いていた側まで湿って、帰るころには全部が同じ状態になります。口を結べる大きめの袋がいいです。色を変えておくと、暗いところでも間違えません。犬とキャンプに行くセットで、この2枚は最も軽くて、最も効きます。

  3. 現地:日が落ちる2時間前に、干すものを干す

    夜になると気温が下がって、外に出したものは乾きません。まだ日があるうちに、使った布・敷いたもの・ハーネスを広げてください。目安は、日が落ちる2時間前です。夕食の支度と重なるので、忘れやすい時刻でもあります。ここを逃すと、湿ったものが朝までそのまま残り、翌日の荷物が重くなります。濡れたものをテントの中に持ち込まないのも、この時刻に決まります。

  4. 撤収:帰りの車に敷くものを、いちばん最初に取り出せる場所へ

    積む順番の話です。敷くものを荷物の底に入れると、撤収のときに取り出せません。そのまま座席にその子を乗せることになります。だから、敷くものは前の日の積み込みの時点で、いちばん上か、助手席の足元に置いておきます。撤収のときは、車を開けたら先に敷く。敷いてから、その子を乗せる。順番はこれだけです。

4つの手順で、何を決めて、何を積むか
手順決めること積むもの
前の日①・場面6つの場面に、水を使わない手を1つずつ紙1枚。荷物のいちばん上へ
前の日②・袋濡れたもの用と、乾いたもの用の2枚色の違う袋を2枚
現地・干す日が落ちる2時間前という時刻広げる場所を1か所決めておきます
撤収・敷く敷いてから乗せる、という順番敷くものを、取り出せる場所へ
帰ってからその日のうちに見る場所玄関に、布と明るい灯り

4つのうち1つだけ選ぶなら、2番目の袋2枚です。荷物のなかでいちばん軽くて、いちばん多くの場面で効きます。逆に後回しでいいのは、現地で使う道具の細かい中身です。手が決まっていれば、道具はいま家にあるもので足りることが多いからです。犬とキャンプに行くセットは、買い足す前に、袋を1枚増やすところから始められます。

現地で濡れたものが、帰りの車まで運ばれる道すじ 川や雨で濡れたものが、夕方に乾かされずに残ると、そのまま帰りの車へ持ち込まれます。袋を分けたかどうかで、車の中でどこまで広がるかが変わります。 現地 水がない 夕方 干す 帰りの車 敷く 拭いて袋へ 積む順番 袋を1枚しか持たない場合 濡れた布と服が同じ袋に入る 帰りの車で全部が湿ったまま 袋を2枚に分けた場合 濡れたものが1か所にまとまる 乾いた側は最後まで乾いたまま
止める場所は現地の夕方と、車を開けた最初の10秒の2か所です。

現地で気づいても、もう戻せない4つ|犬とキャンプのセットで抜けやすい場所

手順を決めていても、抜ける場所はだいたい決まっています。共通しているのは、どれも現地で気づいたときには打つ手がない、という点です。忘れ物といっても、途中のコンビニで買えるものではありません。だからこの4つだけは、前の日に確かめる形にしておきます。

抜けやすい4つと、現地で何が起きるか
抜けやすいもの現地で起きること前の日にできること
袋が1枚しかない濡れた布と乾いた服が同じ袋に入り、帰りに全部が湿ります色の違う袋を2枚、荷物の外ポケットへ
敷くものが荷物の底撤収のときに取り出せず、そのまま座席に乗せることになりますいちばん上か、助手席の足元に置きます
拭くものが1枚だけ朝と夕方で足りなくなり、濡れたものを使い回します1日2枚で数えます。1泊なら4枚です
干す時刻を決めていない暗くなってから広げて、朝も湿ったままになります日が落ちる2時間前、と紙に書いておきます
飲む水を使ってしまった夜にいちばん要るときに、足りなくなります飲む用の容器を分けて、触らないと決めます

いちばん多いのは、2つめの敷くものです。行きの車では要らないので、荷物の下のほうに入ってしまいます。撤収のときは雨が降っていたり、日が暮れかけていたりして、荷物を全部下ろす余裕がありません。結果として、濡れたその子をそのまま座席に乗せることになります。帰りの車は2時間から3時間、窓を閉めた同じ空間です。ここで敷いていなかった日の差が、家に着いてからの作業量にそのまま出ます。

3つめの拭くものも、数え方が独特です。枚数ではなく「1日2枚」で数えます。朝に1枚、夕方に1枚。1泊なら4枚です。多いように見えますが、濡れた1枚を使い回すと、拭いているのか塗り広げているのか分からなくなります。犬とキャンプに行くセットのなかで、枚数を削ってはいけないのはここだけだと思っています。

Caution帰ってからの変化は、疲れのせいにせず動物病院にご相談ください

キャンプから帰った翌日に、足を引きずる、指のあいだをなめ続ける、地肌が赤い、腫れている場所がある、食べる量が戻らない、水を飲む量が急に増えた、体をかき続ける。こうした変化があるときは、疲れが出ているだけと考えずに、動物病院にご相談ください。草地や水辺を歩いた日は、家では切り分けられないことが増えます。どこを歩いて、何時間いて、水に入ったかどうか。この3つを書いた紙が1枚あると、その場で話が早く進みます。

キャンプのセットは、帰りの車のために持ちます|今日いちばんに荷物へ入れる1つ

行きの車と帰りの車は、まったく別ものです。行きは、荷物も、その子も、乾いています。帰りは、荷物が湿っていて、その子の毛には砂と草と川の水が残っていて、しかも本人は疲れて眠っています。そして2時間から3時間、窓を閉めた同じ空間で過ごします。現地で使うつもりで積んだものより、帰りの車のために積んだもののほうが、結果として長く働きます。犬とキャンプに行くセットの中身は、この時間から逆算すると決まります。

猫を連れていく場合も、考え方は同じです。移動中はケージから出さない前提になるので、現地でやることが減って、帰りの車の側だけが残ります。敷くものはケージの底に、袋は同じく2枚。見る場所は、首の後ろと背中側が中心になります。犬とキャンプに行くときのセットと、持ち物の数はほとんど変わりません。

積むものを2つ、名前で書いておきます。体の側は mofuwa グルーミングスプレー です。布に取って、背中を毛の流れに沿って一往復させる。砂や草の実で乱れた毛の流れを、車に乗せる直前の1分でそろえ直せます。口に入っても差し支えのない基準でつくられているため、閉めきった車内でも量を気にせず使えます。足の側は mofuwa 肉球クリーム です。河原や砂利を歩いた日の肉球に、4種のヒアルロン酸を配合した11成分無添加のクリームを塗ります。べたつかず、滑り止めにも配慮した処方なので、塗ってからそのまま座席に乗せられます。どちらも、家に着いてからではなく、帰りの車に乗せる前に使うものとして持ちます。

中身についても一行だけ添えておきます。2つとも、原料は特許5253483(三室ダブルイン型電解システム)でつくる電解水です。電解槽が3つの室に分かれているので、電解質から出る不純物が水の側へ回りません。できあがった水は、清涼飲料水の規格基準を満たすところまで来ています。車のなかで使うものは、閉めきった空間で、家族全員が同じ空気を吸うことになります。においが立たないことと、なめても差し支えのない設計であることは、キャンプのセットに入れるかどうかを決めるときの条件になります。

Point持ち物を増やす前に、袋を1枚増やす

犬とキャンプに行く準備をしていると、買い足したくなるものがいくつも出てきます。その前に、濡れたものを入れる袋を1枚増やしてください。重さはほとんどありませんし、値段もかかりません。それでいて、帰りの車で起きることの半分は、この1枚で変わります。買い足すのは、袋を2枚にして1回行ってみたあとで決めても遅くありません。1回行けば、足りなかったものが自分の言葉で出てきます。

最後に、今日いちばんに入れる1つを決めます。口を結べる袋を2枚、いま荷物に入れてください。色を変えて、片方を濡れたもの用にします。それだけです。ほかの3つは、出発の前の日でも間に合います。キャンプで足りなくなるのは水で、水がない場所でいちばん困るのは、濡れたものの置き場所です。犬とキャンプに行くセットは、現地で使うために持つのではなく、帰りの車のために持つ。この順番で組み直すと、荷物は減って、家に着いてからの作業も短くなります。

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よくある質問

キャンプ場に犬が使えるシャワーがある場合も、水を使わない手を決めておく必要はありますか。
あったほうが楽です。使える設備があっても、夕方は人が並びますし、雨の日や気温が下がった日には使いたくない場面が出てきます。水を使わない手を決めておくと、それは選択肢が1つ増えるということなので、設備が使える日でも損になりません。逆に、使える前提だけで組んでおくと、使えなかった日に手が止まります。犬とキャンプに行くセットは、使えない側に合わせて組んでおくほうが軽く済みます。
1泊のキャンプで、犬用に拭くものは何枚あれば足りますか。
1日2枚で数えて、1泊なら4枚が目安です。朝に1枚、夕方に1枚という数え方で、川や雨に当たった日はもう1枚足します。濡れた1枚を使い回すと、拭いているのか広げているのか分からなくなるので、ここは削らないほうがいい場所です。使い終わったものは、濡れたもの用の袋に入れて、乾いた側と混ぜません。この袋の分け方だけで、帰りの荷物の湿り方が変わります。
帰りの車で、犬が落ち着かずに動き回ります。キャンプのセットで何か足せることはありますか。
足すより、順番を変えるほうが早いことがあります。車を開けたら先に敷いて、敷いてから乗せる。乗せる前に足と腹の下だけを拭く。この2つを済ませてから走り出すと、車内で気になる場所が減ります。それでも落ち着かない日は、途中で降ろす場所を先に1か所決めておいてください。走り出してから探すことになると、こちらの側にも余裕がなくなります。移動そのものを強く嫌がる様子が続くときは、動物病院にご相談ください。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。