C02技術・エビデンス

詰め替えパウチの衛生設計

公開日 2023年7月16日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色の床に、クリーム色の猫と並んで座っている小型の犬
詰め替えの衛生は、袋を開けた日から始まります。使い切るまでの週数を決めるのは、この2頭の使い方です。写真:Cup of Couple/Pexels

500mlのパウチの口を切った日、本体のボトルにはまだ半分ほど残っていました。切ったパウチは洗面台の下に置かれ、そのまま3週間そこにいます。詰め替えの衛生を考えるとき、多くの場合は受ける側のボトルの話になります。けれど時間が長くかかっているのは、開けたまま置かれている袋の側です。柔らかい袋と硬いボトルでは、中身が減ったときに起きることが違います。この違いが、詰め替え用がパウチの形をしている理由であり、容量の使い分けを決めている条件でもあります。

詰め替えパウチを開けた日から始まる、中身の変化

詰め替えを買う日と、詰め替える日と、使い切る日は、たいてい別の日です。本体が空になる前に袋を開けてしまうことも、よくあります。残りが少なくなってきたので足しておこう、という順番です。このとき、袋のほうは口が開いた状態で数週間置かれることになります。詰め替えの衛生を考えるうえで、最初に見ておきたいのはこの時間の長さです。

袋を開けた日を起点に、どこで時間がかかっているか
場面かかる時間そのあいだ中身が置かれている場所
袋を開けて、本体に移す1分から2分注ぎ口と、ボトルの口のあいだ
残った袋を保管する2週間から6週間洗面台の下、棚の中、箱の中
本体を使い切る2週間から4週間ボトルの中
袋の残りを2回目に移す1分から2分ふたたび注ぎ口のところ

表を見ると、詰め替えという動作そのものは数分で終わっているのに、開けた袋が置かれている時間は週の単位になっています。詰め替えの衛生でいちばん長く条件にさらされているのは、移し替える瞬間ではなく、開けたあとの袋のほうです。この変化は目で見えません。中身の色も、においも、ほとんど変わらないまま週が過ぎていきます。

詰め替えで移している中身のほうも見ておきます。mofuwa スキンケアミストに入っているのは、高機能性電解酸化水と呼ばれる電解水だけです。水を電気分解してつくる水で、働きのもとになっているのは足した成分ではなく水そのものの状態にあります。特許第5253483号として登録された電気分解の方法でつくられていて、あとから何かを足して機能を持たせた液ではありません。足していないぶん、外から加わる条件がそのまま中身の条件になります。光と熱と空気の3つが、そのまま効いてきます。

3つのうち、光と熱は置き場所で決められます。棚の中に入れておけば、どちらもほとんど動きません。残るのが空気です。そして空気だけは、置き場所を工夫しても入ってくるときには入ってきます。どこから、どれだけ入るのかを決めているのが、容器の形のほうです。詰め替え用がパウチの形をしている背景には、この空気の話があります。

袋がつぶれるという形に、詰め替えの理由があります

硬いボトルは、中身が減ったぶんだけ外の空気が入ってきます。水は勝手に消えないので、出ていった体積のぶん、何かが入らないと中は保ちません。入ってくるのは部屋の空気です。500mlのボトルを半分まで使えば、中の250mlは空気になっています。振れば音がします。

柔らかい袋は、ここが違います。出ていったぶん、袋そのものがへこみます。空気が入って埋めるのではなく、壁のほうが寄ってきて体積を詰めます。使うほど小さくなる容器では、中に入ってくる空気がほとんどありません。コーヒー豆の袋を思い出すと近いかもしれません。豆を出すたびに袋はしぼんでいき、中に空気の層はできません。

減ったぶんに何が入るか 同じ中身でも、容器が硬いか柔らかいかで、減ったあとの中の状態が変わります。詰め替えの衛生設計は、この差をどう配るかの話でもあります。 パウチ 空気なし 注ぎ口 開けた日 ボトル 空気あり 中身だけを移す 口の閉まりで決まる つぶれる側 減ったぶん袋がへこむ 入ってくる空気がない ふくらまない側 減ったぶん外の空気が入る 使うほど中の空気が増える
袋の側は空気を入れず、ボトルの側が空気を引き受けます。

この差が、詰め替えの衛生設計のいちばん下にある理由です。よく言われるのはゴミの量が減るという話で、それはそのとおりなのですが、順番としては後ろにきます。先にあるのは、大きい容量を長く持っておくために、空気の入らない形が要るという事情です。500mlを1本のボトルで持つと、最後の100mlになるころには400ml分の空気と一緒に置かれていることになります。袋ならそうなりません。

だから容量の大きい側を袋にして、毎日手に取る側を硬いボトルにする、という分け方になります。手に取る側は、握りやすさとスプレーの出方が優先です。持っておく側は、空気を入れないことが優先です。1つの容器で両方を満たせないので、2つに分けた。それが詰め替えという組み合わせの形です。

犬と猫で頻度が違う家では、詰め替えの経験が容量の選び方に出ます

開けた袋を何週間で使い切れるかは、その家の使い方で決まります。ここが決まらないまま容量を選ぶと、袋が長く残るか、逆に切らすかのどちらかになります。犬と猫では、使う部位も1回の量も頻度も違うので、同じ500mlでも使い切るまでの週数がはっきり分かれます。

犬と猫で、使い方と1週間あたりの量がどう違うか
見るところ犬のいる家猫のいる家
よく使う部位足先、腹まわり、背中耳のふち、口のまわり、あごの下
1回の量広い面にかけるので多い手に取ってから触れるので少ない
頻度散歩のあと、1日1回から2回気づいたときに、2日か3日に1回
使う場面帰宅してすぐひざに乗ってきたとき
500mlを使い切るまでおおよそ4週間から6週間おおよそ8週間から12週間

この表がそのまま、容量の使い分けの目安になります。犬のいる家では、開けた袋が残る期間は1か月ほどで、大きい容量を選んでも袋が長く置かれません。猫だけの家では、同じ500mlが2か月を超えることがあります。使い切るまでの週数が長い家ほど、袋が置かれている場所の条件が効いてきます。棚の中か、扉の内側か。ここで光と熱の話が戻ってきます。

犬と猫の両方がいる家では、1本を共用することになるので、量は犬の側に寄ります。頻度の高いほうが、容量の選び方を決めます。猫にだけ使う部位があるからといって、別に持つ必要はありません。使う部位が増えるぶん減りは早くなり、袋が残る期間はむしろ短くなります。

詰め替えの経験を何回か重ねると、この週数は自分の家の数字として出てきます。1回目の袋を開けた日と、空になった日を、箱の隅にでも書いておくと分かります。2回目からは、その週数に合わせて買う日を決められます。本体が空になってから注文すると、届くまでの数日が必ず空きます。袋を開けた日に次を頼んでおけば、その空白は出てきません。

衛生設計が引き受ける範囲と、その背景にある線の引き方

パウチの側の衛生設計は、注ぎ口のところで止まります。袋の内側は封をした時点から人の手が触れない作りで、切り口から先も、注ぐあいだは指が入らない形をしています。設計として引き受けられるのはここまでです。ボトルの口に注ぎ口を当てた瞬間から先は、家の側の話になります。

詰め替えの衛生を、設計側と家の側で分ける
場面設計が引き受けている分家の側で決まる分
袋を開ける切り口から指が入らない形はさみを使うか、手でちぎるか
注ぐ注ぎ口が中身に触れない角度注ぎ口をボトルの内側に当てないこと
残った袋を置く空気が入りにくい形口を折って、光と熱の来ない場所へ
受けるボトル口の閉まり内側が乾いているかどうか
使い切る容量の設定開けたら切らさずに使い切る段取り

右の列のうち、いちばん結果が変わるのは最後の行です。開けた袋を長く残さない段取りを先に決めておくと、ほかの4つはほとんど問題になりません。本体が3分の1を切ったあたりで袋を開け、2回に分けて移し、袋の側を先に空にする。この順番なら、袋が開いたまま置かれる期間が半分になります。

受けるボトルの内側については、乾いているかどうかだけを見ます。水気が残っていれば、次に入れる中身はそのぶん薄まります。薄まった液は、つくられたときの濃さで使うことを前提にした設計から外れます。洗ったなら完全に乾かしてから、乾かす場所も時間も取れないなら洗わずにそのまま移す。どちらを選んでも、濡れたまま詰めるという状態だけを避ければ足ります。

詰め替えという組み合わせは、節約のための工夫として説明されることが多いものです。ただ、形のほうから見ていくと、大きい容量を空気に触れさせずに持っておくための仕組みとして出てきたことが分かります。毎日手に取る mofuwa スキンケアミストのボトルと、棚で待っている詰め替え用の袋。役割が違うので、置き場所も確かめ方も変わります。袋を開けた日を1つ書き留めておくところから始めれば、次の詰め替えの日は自分の家の数字で決められます。

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本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。