C11比較・選び方

2週間使って判断するという考え方

公開日 2023年9月13日|文=mofuwa編集部

やわらかな自然光の入る窓辺で、白い小さな猫のそばに落ち着いて寝そべる薄い毛色の犬
2週間で答えが出る場所と、まだ何も言えない場所が、同じ体の上に並んでいます。写真:3194556/Pixabay

新しい1本を開けた日に「2週間はやってみよう」と決めても、4日目の朝には、変わった気がしないという感想のほうが先に来ます。試す期間を日数で決めると、こうなります。数えるものを変えます。2週間を、日数ではなく、その品を実際に手に取った回数で数えてください。毎日の品なら14回ぶん、洗う日の品なら3〜4回ぶんです。同じ2週間でも、中身の量が4倍違います。そして、2週間で答えが出る場所と、4週間待たないと何も言えない場所が、その子の体の上に並んでいます。試す前にこの2つを分けておくと、途中でやめる理由がなくなります。

何回ぶん使ったかで数える|2週間を試す期間にするときの条件

2週間という長さは、どの品でも同じ量の情報をくれるわけではありません。毎日使う品なら、14日で14回ぶんの手つきが積み上がります。洗う日の品は、週に1〜2回なら3回か4回です。回数が3回しかないものを2週間で判断するのは、3回分の結果で決めるということです。試す期間を決めるときは、まず14日ではなく「何回ぶん使えるか」を先に数えます。

2週間で、その品を何回ぶん使えるか
使う頻度2週間での回数2週間で言えること
毎日1回14回その子が嫌がるか、手順が家で回るか、地肌の様子が動いたか
2日に1回7回嫌がるかどうかと、手順が回るかどうかまで
週に1〜2回(洗う日)3〜4回洗い上がりの手ざわりと、浴室での時間の長さ
月に数回(部分に使う品)1〜2回使う場面があるかどうかだけ。品の良し悪しは言えない
結論の行回数が3回を切るなら2週間ではなく、4回ぶん使い終わった日を区切りにする

最終行が、この記事のいちばん短い答えです。2週間で3回しか使わない品は、2週間ではなく「4回使い終わった日」で区切ります。洗う頻度が週1回の家なら、それは4週間後になります。日数を延ばしているのではなく、判断に必要な回数がそろう日まで待っている、という数え方です。

もうひとつの条件は、同じ2週間に新しいものを2つ以上入れないことです。毎日の品と洗う日の品を同時に替えると、手ざわりが変わった理由がどちらなのか分かりません。試すのは1つずつ。2つ目を足すのは、1つ目の2週間が終わってからにします。

地肌は2週間、被毛は4週間|見る場所で変わる、2週間の比較のしかた

体の場所によって、変化が表に出るまでの日数が違います。ここを揃えて見てしまうと、2週間の結果は必ず「よく分からない」になります。においは数日で動きます。地肌の様子は2週間ほど。被毛の見た目は、いま生えている毛が伸びる速さに引っ張られるので、4週間たっても途中です。

試し始めてから、何日目に何を見るか においは3日目、手ざわりと嫌がり方は7日目、地肌の様子は14日目、被毛の見た目は28日目以降。同じ品を試していても、見る場所ごとに答えが出る日が違います。 毛の伸びる速さ・洗う頻度・季節で前後します 3日目 においと、その子の反応 手に取ったときに逃げるかどうか 7日目 手順が家で回るか 決めた時刻に手が伸びるか 14日目 地肌の様子 フケの量・かゆがるしぐさの回数 28日目以降 被毛の見た目 いま生えている毛が入れ替わるまで待つ
14日目に見るべきものは、地肌の側です。毛の見た目はまだ途中です。

この図の並びが、そのまま比較の順番になります。2週間で比較してよいのは、3日目と7日目と14日目の3つまでです。28日目の列を2週間で判断しようとすると、答えが出ないまま、その品を止める判断だけが早く出ます。

比較の材料は、始める前につくっておきます。試す前の1週間に、かいていた回数と、ブラシに残る毛の量を、2〜3回だけ書き留めておく。これがないと、2週間後に比べる相手がありません。始めてから思い出そうとすると、たいてい「前より良い気がする」という形になり、それは次の2週間へ渡せません。

決めることと、決めないことを分ける|2週間でどっちを先に見るか

2週間の役割は、合うかどうかを決めることではありません。この期間で決めるのは、続けられるかどうかです。その子が受け入れて、家の時刻に乗って、手順が回る。この3つが立たないと、その先の判断は出てきません。

2週間で結論を出してよいものと、まだ出さないもの
見るところ2週間で決めてよい2週間では決めない
その子が嫌がるか3日続けて逃げたら替える—
手順が回るかやらなかった日が3日以上なら時刻を替える—
におい始めた週のうちに分かる—
洗い上がりの手ざわり3〜4回ぶんで傾向は出る季節をまたぐ変化はまだ
地肌のフケ・かく回数始める前の1週間と比べる—
被毛のツヤ・毛量—4週間以上。毛が入れ替わるまで待つ
肉球の状態—歩く回数と床の素材が絡むので、2週間では切り分けられない
結論の行2週間は「続くかどうか」を決める期間体の見た目は、4週間目の記録で決める

表の最終行のとおりです。2週間でやめる判断をしてよいのは、その子が嫌がったときと、手順が回らなかったときの2つだけ。どちらでもないのにやめたくなっているなら、それは28日目の列を2週間で見ようとしているサインです。

どっちを先に見るかも決まっています。先に見るのは、その子の反応です。嫌がる品は、どれだけ地肌に合っていても続きません。次に家の時刻。最後に体の変化です。この順番を逆にすると、嫌がっている子に2週間つき合わせてから、続かないことに気づくことになります。3日目で止めてよい、というルールを最初に決めておいてください。

工程が1つ減ると、記録が読める|犬でも猫でも同じ2週間の比較の土台

洗う日の品を2週間試すときに、いちばん困るのは「どの工程を嫌がったのか分からない」ことです。洗う、すすぐ、もう1本つける、もう一度すすぐ、乾かす。工程が5つあると、3〜4回の記録では、嫌がった場所が特定できません。回数が少ない品ほど、工程の数が判断のじゃまをします。

mofuwa モイストシャンプーは、この工程を1つ減らしてあります。洗浄成分はアミノ酸系のものだけで、量も少なくしてあります。それでも泡が立つのは、原料の水に電解水を使っていて、水そのものに汚れを落とす働きがあるからです。少ない洗浄成分で洗えるぶん落としすぎず、洗い上がりがごわつかないので、戻すための1本が要りません。

工程が4つになると、2週間の記録が読めるようになります。3〜4回ぶんの記録で「すすぎの途中で動いた」「乾かす段で逃げた」と場所が絞れる。5工程のままだと、同じ3〜4回では「途中で嫌がった」までしか書けません。試す期間の長さを変えられないなら、1回あたりの工程を減らすほうが、同じ2週間から取れる情報が増えます。無香料なのも同じ向きの設計で、動物は自分のにおいを好むため、香りが残ると、それ自体が嫌がる理由に足されます。

犬と猫で、この土台は変わりません。変わるのは回数のほうです。外に出る犬は洗う間隔が短く、2週間で4回ぶん取れることがあります。猫は洗う回数がもともと少ないので、モイストシャンプーで2週間試しても2回に届かないことがあります。その場合は日数を延ばして、4回ぶん使い終わった日を区切りにします。犬なら2週間、猫なら4〜6週間。同じ「4回ぶん」で比べているので、結果は並べられます。

Caution2週間の記録が、品の話では説明できなくなったとき

3日目で逃げたわけでもなく、7日目まで手順は回っていたのに、14日目の地肌がかく回数だけ増えている。2週間で品を止めて、さらに2週間おいても同じ場所をなめ続けている。4回ぶん使い終わるより先に、同じ場所の赤みが広がっている。この形は、試している品の側では説明がつきません。始める前の1週間に書いた回数と、2週間ぶんの記録、使った回数を持って、動物病院で診てもらってください。日付と回数の入った2週間ぶんのメモは、いつから何が変わったかを、その場で1枚で見せられます。

始める時期で結果が変わる|次の2週間へ渡す1行

同じ品を同じ2週間試しても、始める時期が季節の変わり目に重なると、結果は読めなくなります。冷房を止めた週、暖房を入れた週、換毛が始まった週。この3つに重なると、品を替えたことと、部屋の条件が動いたことが、同じ2週間の中に入ります。地肌が乾いたのは品のせいなのか、暖房のせいなのか、後から分けられません。

次の2週間へ渡すのは、うまくいった記録ではありません。やらなかった日に、理由を1行だけ書いておく。「帰りが遅かった」「嫌がって途中で止めた」「洗う日がずれた」。この1行が3つたまると、続かない理由が品ではなく時刻だったことが、自分の字で分かります。

今日できるのは、始める前の1週間ぶんの記録を取り始めることだけです。かいていた回数を2回か3回書き留める。それだけで、2週間後に比べる相手ができます。試すのは、そのあとで構いません。

Product

mofuwa モイストシャンプー

mofuwa モイストシャンプー

300ml / 3,410円(税込)

アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。

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よくある質問

2週間より短く、1週間で判断してはいけませんか。
判断するものによります。その子が嫌がるかどうかは3日で出ますし、手順が家で回るかどうかは7日でほぼ見えます。この2つなら1週間で決めて構いません。1週間では出ないのは、地肌の側です。フケの量やかく回数は日によって振れるので、7日ぶんだと、たまたま調子のよい週だったのか、品のおかげなのかが分かりません。14日あると、振れ幅の中の傾向が見えます。短く切るなら、何を決めるために切るのかを先に決めておいてください。
2週間試して、何も変わらなかった場合はどうすればよいですか。
変わらなかったことが結果です。まず、記録の中身を見てください。3日目と7日目が両方とも問題なく、14日目の地肌も悪くなっていないなら、それは「続けられる品だと分かった」という結果です。この場合はもう2週間続けて、4週間目に被毛の側を見ます。逆に、やらなかった日が5日以上あるなら、品の判定はまだ出ていません。回数が足りていないので、時刻を替えてもう一度2週間取り直します。
複数の品を同時に試したいのですが、まとめて2週間でよいですか。
同時に始めると、結果を分けられなくなります。どちらかが合わなかったときに、止める品を選べません。順番にするのが早道です。毎日使う品を先に2週間、そのあとに洗う日の品を4回ぶん。合計で1か月半ほどかかりますが、終わったときに、どの品が続いて、どの品で手が止まったのかが、1つずつ分かれています。どうしても同時に始めるなら、使う場所を分けてください。体の上側と足先のように、比べる場所が重ならない組み合わせにします。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。