C11比較・選び方
合わなかったときの切り替え方
3日続けて顔をそむけられた朝に、この子には合わないと決めて、棚の奥へ下げる。切り替えはたいてい、この形で始まります。ところが次の1本でも同じことが起きて、また棚が増えます。原因は選び方の腕ではありません。合わないという言葉の中に、性質の違う3つのことが混ざっているからです。その子が受け入れない、家の手順が回らない、体の側が動かない。この3つは、切り替える先がそれぞれ違います。どれなのかを先に分けておくと、次の切り替えは1回で決まります。
合わないの中身を3つに分ける|切り替えの前に決めておく条件
切り替えの前に決めるのは、次の1本ではありません。いま合わないと感じているものが、3つのうちどれなのかです。その子が受け入れていないのか、家の側で手順が回っていないのか、体の側に変化がないのか。この3つは、出てくる日も、出てくる場所も違います。
| 中身 | 何日目に出るか | どこに出るか |
|---|---|---|
| その子が受け入れていない | 1〜3日目 | 手に取った時点で逃げる・体をよじる・途中で止まる |
| 家の手順が回っていない | 5〜7日目 | やらなかった日が増える。置き場所まで取りに行かなくなる |
| 体の側が動いていない | 14日目以降 | フケの量・かく回数・手ざわりが、始める前と同じ |
| 結論の行 | 3日と7日で切る | 14日目まで残ったものだけが、品を切り替える理由になる |
最終行が、この記事の骨です。3日目までに出たものと、7日目までに出たものは、品の話ではありません。ここで品を切り替えると、同じことが次の1本でも起きます。実際、棚に下げた品が2本3本と増えている家では、3日目の反応で切り替えていることがほとんどです。
分けるための材料は、記録です。といっても長いものは要りません。やらなかった日に、理由を1行だけ書く。「逃げられた」「帰りが遅かった」「洗う日がずれた」。この1行が3つたまったところで読み返すと、合わないの中身がどれなのかは、たいてい自分の字で分かります。
嫌がる・回らない・変わらない|合わないの中身で、切り替え先が違う
3つに分けたあとは、切り替える先がそれぞれ決まります。品を替えるのは、3つのうち1つだけです。
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受け入れていないとき|替えるのは時刻と場所
逃げるのは、品の中身より先に、場面のほうに反応していることが多くあります。散歩から帰った直後の興奮している時間帯を、食事のあとの落ち着いた時間へ移す。玄関でやっていたものを、寝床のそばへ移す。体の後ろ側から始めていたものを、いちばん触られ慣れた場所から始める。この3つを1つずつ替えて、それぞれ3日ずつ見ます。品はそのままです。
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手順が回っていないとき|替えるのは工程の数
やらなかった日が週に3日を超えるなら、続かない理由は工程の数にあります。1回あたり5工程のものを4工程にできないか、置き場所を取りに行く一手間を消せないかを先に見ます。ここで品を切り替えても、工程が同じなら次の1本でも同じ日数で止まります。
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体の側が動かないとき|ここで初めて品を替える
3日目も7日目も問題なく、14日目の記録が始める前と変わらない。このときだけが、品を切り替える理由になります。替えるのは1つだけ。同じ週に2つ替えると、次の14日目にまた同じ問いが戻ってきます。
3つの違いがはっきりするのは、切り替えたあとです。場面を替えて続いた家は、品を1本も替えていません。工程を減らして続いた家も同じです。棚に下げる品が増えないのは、この2つで止まった家のほうです。
引いてから足す|合わないときに、どっちを先に動かすか
切り替えの順番は、足すのが先ではありません。まず引きます。合わないと感じたときに新しい1本を足すと、その週は手順が2つに増えます。増えた状態で判断すると、どちらの結果を見ているのか分からなくなります。1つ止めて、2週間おいて、それから1つ足す。この順番だけで、次の判定は読めるようになります。
| 見るところ | 足すのを先にしたとき | 引くのを先にしたとき |
|---|---|---|
| 同じ週に動くもの | 2つ(止めていない品と、足した品) | 1つだけ |
| 14日目に読めること | どちらの結果か分からない | 止めた品が関係していたかどうか |
| 元に戻せるか | 戻す先が2通りある | 止めた品を戻せば元の形 |
| 棚に増える品 | 合わなければそのまま残る | 止めた品は戻して使える |
| その子の負担 | 新しい手つきを覚えながら判定される | 手順が1つ減った状態で2週間過ごす |
| かかる日数 | 見た目は早いが、やり直しが1回入る | 2週間長いが、やり直しが出ない |
| 結論の行 | 急ぐほど遠回りになる | 止める・2週間おく・1つ足す。この3手で決める |
最終行の3手が、切り替えの全部です。止める、2週間おく、1つだけ足す。2週間おくのは、止めた影響が出るまでの日数だからです。地肌の側は、止めた翌日には戻りません。1週間で次を足すと、前の品が残した状態の上に新しい品を重ねることになります。
どっちを先に止めるかで迷ったら、いちばん最近足したものから止めます。使っていた期間が短いものほど、止めたときの変化が読みやすいからです。半年使っているものと、先月足したものが並んでいるなら、先月のほうから引きます。合わないと感じた時期と、足した時期が近いものが、いちばん疑いやすい1つです。
犬でも猫でも、どっちの場所にも使える1本|切り替えで品数が増えない
切り替えのときに品数が増えるのは、使える場所が品ごとに分かれているからです。地肌はこれ、耳のふちは別のもの、口のまわりはまた別のもの。こう分かれていると、1本替えるたびに、その場所だけ足すことになります。3つの場所に使っていた1本を切り替えると、次は2本になり、その次は3本になります。棚が増えていく家は、たいていこの形です。
切り替えの先で品数が増えない1本として mofuwa スキンケアミストを挙げるのは、中身が高機能性電解酸化水100%で、ほかの成分を足していないからです。水そのものの働きでケアする作りなので、口の中に直接使うところまでを想定して設計されています。だから使う場所を選びません。地肌、耳のふち、目のまわり、口のまわり、肉球。その子がなめる場所かどうかで手を止めなくて済みます。切り替えても、足す品が出てきません。
この水は、もともと医療の現場で使われてきた電解水です。創傷治癒の分野では、2002年9月の創傷治癒世界会議で研究が発表されています。製品が何かをするという話ではなく、そうした研究の対象になってきた水を、そのまま1本にしているという話です。成分を足して機能を持たせたものではないので、なめる場所を避ける理由が、設計の側にありません。
切り替えの話に戻します。犬と猫では、合わないと出る場所が違います。外に出る犬は足先と体の下側に出やすく、家の中で過ごす猫は口のまわりやあごの下に出ます。どっちの場所にも同じ1本で届くので、犬と猫がいる家でも、切り替えるときに動かす品は1つで済みます。スキンケアミストを犬の足先と猫のあごの下に同じように使えるぶん、記録も1枚にまとまります。2頭で別々の品に替えると、同じ週に動くものが2つになり、14日目の記録がまた読めなくなります。
1つ止めて2週間おいても、かく回数が始める前と同じか増えている。使っていた品を全部止めて1週間たっても、同じ場所をなめ続けている。切り替えを2回繰り返して、どちらでも同じ場所に赤みが出る。耳のふちや口のまわりなど、面の数が3か所以上に広がっている。この残り方は、品の組み合わせでは説明がつきません。止めた品の数、止めてから経った日数、広がった場所の数を書いたメモを持って、動物病院で診てもらってください。何を何日止めたかが分かるメモは、聞かれることの半分を先に答えてくれます。
切り替える時期をずらす|合わないの判断を、季節に混ぜない
同じ切り替えでも、やる時期によって結果の読みやすさが変わります。暖房を入れた週、冷房を止めた週、換毛が始まった週。この3つに重ねて切り替えると、地肌が乾いたのが品のせいなのか部屋のせいなのかを、あとから分けられません。合わないと感じた日が、たまたま季節の変わり目だったというのは、よくあることです。
- 変わり目の週は止めるだけにする:引くところまでをその週にやって、足すのは部屋が落ち着いてからにします
- ずらせないときは、室温を1語だけ書き添える:暖房を使ったかどうかを毎日1語。これだけで、あとから切り分けられます
- 換毛の時期は毛の量で判断しない:ブラシに残る量で比べる予定なら、換毛が終わってからにします
棚に下げた品も、その場で捨てなくて構いません。受け入れなかっただけの品は、季節が変わると通ることがあります。夏に逃げられた品が、部屋が乾く時期には嫌がられなかった、という形です。止めた日付を1行だけ残しておけば、次の季節に一度だけ試し直せます。
いま決めるのは1つです。合わないと感じているものが、3つのうちどれなのか。3日目の反応なら時刻を、7日目の手順なら工程を、14日目まで残っているなら品を。その1つを決めれば、今週動かすものは1つに絞れます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 合わないと感じてから、どのくらいで切り替えるのが早すぎない範囲ですか。
- 止めるのは早くて構いません。3日続けて逃げられたなら、その場面はその日で変えてよいものです。早すぎて困るのは、止めることではなく、次を足すほうです。止めた影響が地肌に出るまでに2週間ほどかかるので、1週間で次を足すと、前の品が残した状態の上に新しい品を重ねることになります。止めるのは3日、足すのは2週間後。この2つの日数を別々に持っておくと、切り替えが1回で終わります。
- 1本を止めたら、その期間は何もしないということですか。
- 全部を止めるわけではありません。止めるのは、いちばん最近足した1つだけです。それまで続いていた手順はそのまま回します。何もしない期間をつくると、2週間後に足した品の結果が、手順を再開した効きなのか、品なのか分からなくなります。動かすのは1つ、残りは据え置き。この形にしておくと、2週間後の記録が1行で読めます。
- 切り替えたあとに、前より悪くなった気がします。戻してよいですか。
- 戻して構いません。切り替えは、戻せる形でやるものです。止めた品を捨てずに置いておくのは、このためです。戻すときも1つだけにしてください。新しく足した品を止めて、前の1本に戻す。そこから2週間おいて、始める前の記録と比べます。それでも同じなら、悪くなった理由は切り替えの側ではありません。止めた日と戻した日を書いておくと、次に相談するときに、そのまま材料になります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
