C08季節・行事

一年ぶりに出した毛布と、しまう夏のマット

公開日 2023年10月12日|文=mofuwa編集部

明るく飾りの少ない部屋で、クリーム色のやわらかな毛布の上に並んで休んでいる淡い色の猫と小型犬
同じ寝床でも、汚れが表面で止まるか繊維の奥へ落ちるかで、においに気づく日が変わります。

押し入れから出した毛布は、去年の3月にしまわれたときの形のまま、たたみ目まで同じ位置で出てきます。洗ってからしまったはずなのに、広げると前の冬の終わりのにおいが少しだけ残っています。その子は乗る前に必ず鼻を近づけて、数秒かけて確かめます。秋の衣替えで入れ替わるのは布の種類だけで、寝床でたまっていくものの量は前の年から続いています。夏のマットと毛布では、そのたまる場所の深さが違います。この記事では、寝床の布を洗わずに使った夜の数を数えながら、2枚の入れ替え方を見ていきます。

軸1・一年ぶりに出した毛布|衣替えの夜に、繊維の奥へ落ちていくもの

毛布の繊維は立っています。指で押すと沈んで、離すと戻る。この戻る力があるぶん、毛布は暖かく感じられます。同時に、繊維と繊維のあいだには深さが生まれます。その子が乗った夜、抜け毛と皮脂は表面に乗ったままにはならず、繊維の根元まで落ちていきます。

秋の衣替えで毛布を出す週は、一年のうちで抜け毛がいちばん多い週と重なります。換毛期で下毛が抜け、そのうえ室温と気温の差が大きくなって、寝床にいる時間そのものが延びます。出したばかりの毛布に、初日から一年ぶんに近い量が入り始めます。表面を手で払っても、落ちた場所には届きません。

その子の側から見ると、一年ぶりの毛布は「知っているにおいのする、知らない布」です。洗ってしまってあれば洗剤のにおいが残っていて、そのまま出すと去年のにおいが残っています。乗る前に鼻を近づける数秒は、その確かめをしている時間です。自分のにおいがすればすぐ横になり、しなければ周りを2〜3周してから乗ります。

一年ぶりに出した毛布に、その子が乗るまでの夜の数
出したときの状態初日の様子自分から乗るまで
洗ってしまってあった鼻を近づけて、周りを回る2〜3泊
洗わずにしまってあったすぐ横になるその夜のうち
新しく買った毛布端に前足だけ乗せて戻る4〜5泊
夏のマットの上に重ねたいつもの場所なのですぐ乗るその夜のうち

いちばん下の行が、この記事でいちばん使える形です。寝床そのものを動かさず、布だけを重ねると、その子は場所で判断します。衣替えは、布を替える作業であって、寝床を引っ越す作業ではありません。秋の気温差で落ち着かない時期に、場所まで一緒に変えると、乗らない夜が余分に足されます。

軸2・しまう夏のマット|表面で止まるものとの違い

夏のマットは、織りが詰まっているか、表面が平らにできています。ひんやり感じるのは、熱が布の中にこもらず、接した面から逃げていくからです。繊維のあいだに深さがないので、抜け毛も皮脂も表面にとどまります。

だから夏のマットは、においに早く気づけます。10泊もすれば、寝ていた形のところだけが少し色を変え、顔を近づけなくても分かるようになります。気づけば洗います。洗えば表面のものは落ちます。夏のあいだ、寝床のにおいが10泊ごとにいったん戻っていたのは、布がそういう作りだったからです。

4行目が、秋の衣替えでいちばん効いてきます。毛布は乾くまでに2日かかるので、洗う日を決めておかないと、その2日ぶんの寝床がなくなります。洗おうと思ったときに洗える布ではない、というのが夏のマットとの違いです。だから衣替えの日に、いつ洗うかまで先に決めておきます。

毛布が25泊で気づかれないのは、においが少ないからではありません。繊維の根元にたまったものは、空気に触れる面が小さいので、立ち上がってきません。室温が上がると、たまっていたものが一度に上へ出ます。暖房を入れた最初の日に寝床のにおいが変わるのは、その日にたまったからではなく、それまでの25泊ぶんが出てきたからです。

10泊と25泊|寝床のにおいが立つまでの日数の見分け方

数えるのは、その布を洗わずに使った夜の数だけです。寝床の下に紙を1枚置いて、洗った日に日付を書き、次に洗う日まで正の字を足していきます。毛布と夏のマットで別々に数えると、2枚の違いが自分の家の数字で出てきます。

洗わずに使った夜の数で、2枚を見分ける
見るところ夏のマット毛布
においに気づく夜の数10泊前後25泊を過ぎてから
においが出てくる場所寝ていた形のふちから全体から一度に
気づくきっかけ近づいたとき室温が上がった日
抜け毛の見え方表面に乗って見える押すと指のあいだから出てくる
洗ってから乾くまで半日2日
その子が乗る速さ洗ってもその夜から乗る洗うと2〜3泊あける
衣替えでの扱いしまう側。表面を確かめてから出す側。洗う日を先に決める

最後の行が、この時期の順番です。しまう布は表面を確かめてからしまえば足ります。出す布のほうは、出した日ではなく、最初に洗う日を決めておきます。乾くのに2日かかる布なので、天気の読める週末に置くと、寝床が空く2日をつくらずにすみます。

秋の乾燥が進む時期は、数字の出方も変わります。湿度が下がると、においは立ちにくくなります。同じ25泊でも、乾いた日が続いた週はにおわず、雨の続いた週は15泊で出てきます。数えているのは夜の数ですが、そこに湿度の条件が乗ります。だから紙には、その週に雨が降ったかどうかも1文字だけ足しておきます。

2枚を並べる3週間|衣替えのあいだの毛布と夏のマットの使い分け

朝晩だけ冷える時期は、一日で入れ替えません。夜は毛布、昼は夏のマット、という使い分けが、その子の側では自然に起きます。2枚を並べて置いて、どちらで寝たかを3週間だけ数えると、しまう日がはっきりします。毛布に寝た夜が7日のうち6日を超えたら、そこが夏のマットをしまう日です。

  1. 1. 場所を動かさずに1枚足す

    今の寝床の隣に、毛布を広げて置きます。寝床そのものを動かすと、布の違いではなく場所の違いで選ぶことになります。

  2. 2. 初日の夜だけ観察する

    鼻を近づけてから乗るか、周りを回るか。回った日は、においの側でまだ迷っています。2〜3泊で収まるのがふつうです。

  3. 3. どちらで寝たか正の字を書く

    朝いちばんに、どちらの布が温かいかを手のひらで確かめます。夜のあいだに長くいたほうが温まっています。

  4. 4. 毛布を洗う日を先に置く

    乾くまでに2日かかるので、洗っているあいだは夏のマットが寝床になります。2枚並べている期間だけ、この入れ替えが痛みなくできます。

  5. 5. 6日を超えたらしまう

    7日のうち6日が毛布になったら、夏のマットは表面を確かめてからしまいます。ここで衣替えが終わります。

3週間のあいだ、寝床には2枚ぶんのにおいが同時にあります。片方は10泊で立つもの、もう片方は25泊ぶんためているもの。ここで香りのついたものを使うと、その子が確かめている手がかりのほうを消してしまいます。消臭には、においを覆う方法と、においのもとに反応させる方法があります。寝床に使うのは後ろの側です。

mofuwa 瞬間消臭スプレーは、電解水100%で設計されています。寝床にかけたものは、その子が必ずなめます。布にかけたスプレーは、翌朝その子の口に入るところまでが1セットです。だから成分のほうを、なめられる前提で決めてあります。香りを足さないので、その子が自分のにおいをたどって毛布へ乗る、という手順を邪魔しません。

においのもとに反応して、においを感じにくくする作りです。アンモニア臭を測った試験では、コットンにアンモニア液を垂らして2プッシュしたあとの数値が141でした(数値が低いほどにおいが少ない/自社調べ)。同じ条件で比べた市販品は324から999の幅に収まっています。布にも家具にも使えるので、毛布そのものと、その下に敷いているものと、寝床のまわりの床を、同じ1本で回せます。

使うのは、洗う日の前と、洗ったあとの2回です。洗えるのは2日に1回ではない布なので、洗わずに使っている25泊のあいだをどう持たせるかが、毛布の側の課題になります。瞬間消臭スプレーは、その25泊のあいだに手を入れられる数少ない道具です。繊維の根元までは届きませんが、上へ出てきたものには届きます。

Caution洗った翌日ににおいが戻るときは、布の側では説明がつきません

洗って乾かした毛布が、1泊でもう同じにおいに戻る。2枚のどちらに替えても、におうのは同じ場所(頭の当たる側か、腰の当たる側か)。寝床の同じ一点をなめ続けていて、その部分の毛だけが湿っている。においの質が、皮脂の甘いにおいから、つんとするものに変わった。この出方は、洗わずに使った夜の数では説明できません。何泊で戻るのか、どの面から先ににおうのかを書いた紙を持って、動物病院の枠を取ってください。布に触れているのは毎晩その寝床を整えている人だけなので、この数字は家でしか集まりません。

しまう日に書いておく、来年の毛布の選び方

衣替えでいちばん差がつくのは、出す日ではなくしまう日です。夏のマットをしまうとき、表面を確かめて、洗ってから乾かしてしまえば、次に出したときの表面は今日と同じ状態から始まります。毛布のほうは春にしまいます。そのとき、この秋に数えた夜の数を、たたんだ布の上に紙で1枚のせておきます。

次の秋にこの紙を読めば、出す日と、最初に洗う日を先に決められます。毛布は年に一度しか出番のない布なので、覚えているつもりの数字がいちばん先に消えます。今日やれるのは、寝床の下に紙を1枚置いて、洗った日の日付を書くところまでです。あとは夜が来るたびに、正の字が1画ずつ増えていきます。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

毛布は洗わずに、上にかけるカバーだけを洗う形でもいいですか。
表面で止まるものはカバーで受けられます。ただし、毛布の繊維の根元へ落ちていくものは、カバーの織り目を抜けて下まで届きます。カバーを週に一度洗っていても、毛布そのものの夜の数は減りません。カバーの日数と毛布の日数を別々に数えてください。カバーが10泊、毛布が25泊、という二段構えになります。毛布を洗う日を年に何回にするかは、その25泊の数字を見てから決めれば足ります。
一年ぶりに出した毛布を、洗ってから出すのと、そのまま出すのはどちらがいいですか。
その子が乗るまでの夜の数だけで比べると、そのまま出したほうが早く乗ります。去年のにおいが手がかりになるからです。一方で、繊維の根元には春にしまったときのものが残っています。折衷になりますが、しまう前にきちんと洗って乾かしてあるなら、出すときは洗わずに広げて、風を通すだけにしてください。乗るまでの夜の数が短く済み、根元の側も前の春の状態から増えていません。
猫の場合も、毛布と夏のマットで同じ数え方ができますか。
できます。猫のほうが、布を選ぶ動きがはっきり出ます。数える対象を、寝た夜の数ではなく、日中に乗っていた時間に変えてもかまいません。気温が下がる時期の猫は、高い場所から床に近い場所へ降りてきます。降りてきた先に毛布があるかどうかで、2枚のどちらに乗るかが決まります。並べる場所は、床の上と、いつも使っている台の上の両方に1枚ずつ置くと分かりやすくなります。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。