C08季節・行事
赤くなる前に増えるのは、舐める回数のほう
夕食の片づけが終わってからの2時間で、その子が前足の甲を舐めた回数は7回でした。数えはじめたきっかけは、その場所にうっすら赤みが出ていたことです。ところが3日続けて数えてみると、赤みの出ていない後ろ足の内ももでも、同じ2時間に5回ありました。舐める回数は、赤みより先に動きます。湿度が下がりはじめる時期は、家の中の条件がまとめて動くので、この差がいちばん見つけやすくなります。
赤みより先に動くのは回数のほう|家でできる舐める回数の数え方
地肌の赤みは、その前に起きたことの結果として出ます。舐める回数のほうは行動なので、地肌が乾きはじめた日のうちに動きます。前足の甲を舐める回数が1日おきに増えていた子で、赤みが目で分かる濃さになったのは3日後でした。赤みを入り口にすると、毎回3日おくれて手を打つことになります。だから数えるのは赤みの有無ではなく、舐める回数のほうです。
湿度が下がりはじめる時期は、家の側の条件がまとめて動きます。窓を開けている時間が短くなり、洗濯物を部屋の中に干す日が増え、夕方の散歩が明るいうちへ前倒しになります。湿度が50%を割る日が出てくるのもこの時期で、舐めたあとの毛が乾くまでの時間が、夏のあいだの半分ほどになります。乾くのが早くなると、その子は同じ場所をもう一度舐めます。回数が増えるのは、この一往復です。
| 場所 | 数えるときの合図 | 2時間の回数の目安 | 赤みが出るまでの順番 |
|---|---|---|---|
| 前足の甲 | 顔を下げて、前足に口をつける | 0〜2回 | いちばん早く目に見える |
| 後ろ足の内もも | 体をひねって、後ろ足のつけ根へ口が向かう | 0〜1回 | 回数が先に増え、赤みは2〜3日あと |
| 尾の付け根 | 腰を丸めて、尾のほうへ口が届く | 0〜1回 | 毛が湿ったまま残りやすい |
| 脇の下 | 前足を上げたまま、動きが止まる | 0回の日が多い | ここが増えたら乾燥以外も見る |
数える時間を2時間に区切るのは、1日じゅう見ようとすると3日でやめることになるからです。夕食の片づけが終わってから寝るまでのあいだは、家族が同じ部屋にいて、その子も落ち着いた場所にいます。テレビの音や人の出入りといった条件が、毎日ほぼ同じになる時間帯でもあります。条件をそろえた2時間の回数だけが、昨日と今日を比べられる数字になります。
紙は1枚で足ります。日付と、数えはじめた時刻と、3か所ぶんの正の字。その右に、赤みが見えたかどうかを丸かバツで書きます。回数の欄と赤みの欄を、同じ行に並べておくことに意味があります。数日たつと、回数の列が先に増えて、赤みの列があとから追いかけている並びが、自分の字で見えてきます。皮膚の状態を言葉で覚えておこうとすると、増えたのか減ったのかが3日で分からなくなります。
2時間を区切って、3か所に分ける|舐める回数を動かすやり方
やり方は5つの手です。時刻を固定し、場所を3つに分け、舐めたあとの湿りを指で触り、地肌に水分を届け、翌朝に同じ場所を見ます。1日に変えるのは1つまでにしてください。2つ同時に動かすと、回数が減った理由も増えた理由も分からなくなります。
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夕食の片づけが終わった時刻から、2時間だけ数える
開始の時刻は紙に書いておきます。散歩が夕方へ前倒しになる時期は、家の予定のほうが先に動くので、時刻を書かずにいると2週間で30分ずれます。ずれた2時間の回数は、前の週と比べられません。数えるのは、その2時間のあいだに口が体についた回数です。毛づくろいの一連の動きは、口が離れたところで1回と数えます。
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前足の甲・後ろ足の内もも・尾の付け根に分けて、正の字で書く
合計の回数だけを数えると、翌週に減ったのか、場所が移っただけなのかが分かりません。実際に多いのは、前足の甲の回数が減った週に、後ろ足の内ももが増えている形です。3か所に分けておくと、その移り方がそのまま紙に出ます。3か所より増やすと、数えるほうが続きません。
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舐め終わった毛を、指の腹で触って湿りの残りを見る
舐めた直後に触ると、どの場所も湿っています。見るのは、そのあと何分で指に何もつかなくなるかです。15秒ほどで乾く日と、1分たっても湿っている日があります。湿度が下がりはじめる時期は前者が増え、乾くのが早いぶん、その子は同じ場所へもう一度口を持っていきます。回数と一緒に、乾くまでの時間も紙の端に書いておきます。
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毛をかき分けて、地肌に mofuwa スキンケアミストを届かせる
舐める回数が増えている場所は、毛が寝ています。毛の上からかけると水は毛の表面で止まるので、片手で毛を分けて地肌を出し、10センチほど離して2〜3回。分けた指はそのまま置いて、地肌に当たったことを手で確かめます。2時間を数えはじめる前に済ませておくと、その日の回数が同じ条件で並びます。
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翌朝、同じ3か所を明るいところで見て、回数の隣に書く
夜の室内の明かりでは、赤みの濃さは分かりません。朝の窓ぎわで毛をかき分け、地肌の色と、毛の根元が湿っていないかを見ます。前の晩の回数が多かった場所から順に見ると、回数と地肌の関係が2週間で並んで見えてきます。
4つ目の手で使うものに水そのものを選ぶのには、理由があります。舐める回数が増えている場所は、その子の口が必ず届く場所です。前足の甲も、後ろ足の内ももも、置いたものはそのまま口に入ります。mofuwa スキンケアミストの中身は電解水100%で、香料も保湿成分も足していません。清涼飲料水と同じ規格基準で作られた水なので、口が届く場所に使ったあとで、舐める回数のほうを気にせずに済みます。
地肌のために家に置かれるものは、塗って表面に残す形のものが多くなります。ところが回数を数えている子では、朝に置いたものが昼には残っていない、ということが起きます。取れたぶんは口に入っています。回数が多い場所ほど、残らないものを重ねることになります。水のまま地肌へ届ける形だと、この重ねがそもそも起きません。診断は動物病院で受けるもので、これは家で毎日続ける側の手です。
届き方についても、数字が出ています。高機能性電解酸化水は、水分の浸透力が精製水の35倍とされています(当社の特許電解水の試験値)。毛を分けて地肌に当てたぶんが表面で止まりにくいので、うるおいの届く先が毛ではなく地肌のほうになります。ミストの音を嫌がる子には、手のひらに出してから、指の腹で地肌に当てる持ち方もあります。音が鳴らないぶん、2時間の前の手順として毎日入れやすくなります。
地肌に当てたあとは、乾いたままブラシを入れずに、毛の流れに沿って1回だけ通します。湿度が下がる時期の被毛は静電気が起きやすく、乾いたまま梳かすと毛が浮いて、浮いた場所をまた舐めます。ブラッシングを水のあとに回すだけで、その一往復が減ります。やり方の5つは、どれも回数を減らす操作ではなく、回数を同じ条件で数えられるようにする操作です。減ったかどうかは、紙の側で判断します。
数えはじめる時刻が毎日ずれる|舐める回数が減らないときの手順の直し方
2週間たっても回数が動かないとき、まず崩れているのは数え方のほうです。3つのうちのどれかに当たっていることがほとんどで、どれも手順の側を直せば戻ります。
- 数えはじめる時刻が毎日ずれている:夕方の散歩が早まる時期は、夕食の時刻も一緒に動きます。開始が30分ずれた2時間の回数は、前の週の回数と同じ物差しになりません。時計の時刻ではなく、片づけが終わった時点と決め直します
- 回数が増えた週に、洗う回数まで増やしている:週1回だった入浴を週2回にした家では、舐める回数がいったん減って、10日目からまた増えました。地肌に残っている皮脂の量ごと落ちるので、乾くまでの時間がさらに短くなります。洗いすぎは、回数の増減のほうに先に出ます
- 赤みが出てから数えはじめている:赤みは3日おくれて出るので、その時点の回数は、すでに増えきったあとの数字です。赤みのない場所も同時に数えておくと、次に増えはじめる場所が先に分かります
3つとも直したのに回数が動かない場合は、数える側ではなく、地肌の側に理由があります。1か所だけが減らないという形になっているかどうかを見てください。3か所そろって高いままなら、部屋の湿度や寝床の位置といった家の条件が効いています。1か所だけが高いままなら、その場所で何かが続いています。
2時間の回数が10日続けて1か所だけ10回を超えている/ほかの場所の回数が減った週にも、同じ場所の赤みが残っている/舐めたあとの毛が、翌朝になっても湿っている/毛をかき分けると地肌が赤みを通り越して黒ずんで見える/さわると、その場所だけ熱を持っている。こうした残り方は、湿度が下がる時期の乾燥だけでは説明がつきません。紙には、日付と2時間の回数と場所が並んでいます。その紙を持って、動物病院の診察をその週のうちに入れてください。何日目からどこの回数が増えたのかは、口で説明するより、正の字の並びを見せるほうが早く伝わります。
湿度が50%を割った週に読む紙|舐める回数と毎日の地肌
2週間たつと、紙には回数の並びが残ります。そこから読むのは、合計が減ったかどうかではありません。どの場所が先に減って、どの場所が最後まで残ったか。増えはじめた日に、家の側で何が変わっていたか。毎日の手順を続けるかどうかは、この2つで決まります。
| 紙に出ている形 | そこで起きていること | 次の1週間ですること |
|---|---|---|
| 3か所とも、じわじわ減っている | 家の側の条件が合ってきた | 手順はそのまま。時刻だけ固定し続ける |
| 前足の甲が減り、内ももが増えた | 場所が移っただけ | 内ももを先に、地肌へ届かせる順番に変える |
| 週末だけ回数が跳ね上がる | 人の出入りと部屋の使い方が変わる日がある | その日は数えたうえで、平日と分けて並べる |
| 減ったあと、10日目からまた増えた | 洗う回数か、部屋の湿度が動いた | 洗う回数を戻し、湿度を朝と夜の2回だけ見る |
回数が半分になった週も、正の字を書くところだけは続けてください。数えるのをやめた翌週から、その子の地肌は見えなくなります。毎日やることは、手順の4つ目と5つ目だけで足ります。地肌に届かせて、翌朝に見る。それだけなら、2時間の前と朝の2分で終わります。被毛の状態も、うるおいの残り方も、この2分の中に出ます。
今夜は、夕食の片づけが終わった時刻を紙の端に書くところまでで構いません。前足の甲を1回舐めたら、正の字の1画を足す。明日の地肌の話は、今日の回数の並びから始められます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 2時間のあいだ、まったく舐めない日があります。数え方を変えたほうがいいですか。
- 0回の日も、そのまま0と書いておいてください。0が並ぶこと自体が、その子のふだんの回数がどのあたりかを教えてくれます。そのうえで見るのは、0の日の翌日です。0が3日続いたあとに急に4回出た日は、その前日に家の側で何かが変わっています。部屋の湿度、寝床の場所、洗った日、散歩の道。0の日を捨てずに並べておくと、増えた日の隣に理由の候補が残ります。数え方そのものは変えずに、紙の右側に一言だけ書き足すほうが続きます。
- 舐めるのをその場でやめさせたほうが、早く赤みが引くのではありませんか。
- 口を止めると、回数は数字の上では減ります。減ったのは行動のほうで、地肌の側は何も変わっていません。しかも、こちらが見ていない時間帯へ移るので、翌週の2時間の回数は、その子の実際の状態から離れていきます。止めるより、舐める前に地肌へ水分が届いている状態をつくるほうが、紙の数字と地肌の状態が同じ向きに動きます。どうしても止めたい場面では、声をかけて場所を移すところまでにして、回数はそのまま1回と数えてください。
- 猫でも、同じ3か所の数え方でいいですか。
- 場所を入れ替えます。猫は毛づくろいの時間そのものが長いので、前足の甲は日課の動きと混ざって数えられません。分けるなら、内もも、下腹、尾の付け根の3か所です。そのうえで、猫では「同じ場所に戻ってくるまでの間隔」を見るほうがはっきりします。毛づくろいがひと通り終わったあと、5分以内に同じ場所へ口が戻る日が続いているなら、その場所の回数が増えている合図です。2時間という区切りは、猫でもそのまま使えます。
本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
