C03使い方・お手入れ手順
猫あごクリーナーの使い方|拭き取りのコツ
あごの下に指を添えて上を向かせたまま、その子が顔を下げずにいてくれたのは8秒でした。あご全体を1回で片づけようとすると、たいてい6秒目あたりで首が回り、コットンが横に流れます。mofuwa 猫あごクリーナーの使い方でつまずくのは、ジェルの量や力の強さより先に、この8秒のほうです。あごを3つの面に分け、1回に1面だけ拭くと、8秒の中で手が終わります。拭き取りは1回で、そのあとの二度拭きとすすぎは要りません。
あごが上がっているのは8秒|mofuwa 猫あごクリーナーのやり方が両手から始まる理由
あごは、その子が自分で手入れできない場所です。前足は顔の横までは届きますが、下を向いた面には舌も前足も回りません。そこへ皮脂が出て、食べたものが付き、毛づくろいが届かない。この3つがそろっているので、あごには黒い粒が溜まります。白い毛の子ほど先に目につくのも、粒そのものが増えたからではなく、地の色との差が大きいからです。
| 条件 | あごで起きていること | 家で動かせるか |
|---|---|---|
| 皮脂が出る | あごは皮脂の多い部位で、毛の根もとに溜まる | 動かせない |
| 食べかすが付く | 食器の縁があごの下に当たり、そこに残る | 食器の形と洗う回数で動く |
| 毛づくろいが届かない | 舌も前足も、下を向いた面には回らない | こちらの手で足す |
3つのうち、こちらの手で足せるのは3つ目だけです。つまり mofuwa 猫あごクリーナーの使い方は、その子の毛づくろいが届かない面を、人の手で1面ずつ引き受ける話になります。猫はそもそも洗うこと自体が難しく、シャンプーであごの黒い粒を落とそうとしても泡が留まりません。あごは下を向いた面なので、水分もジェルも下に垂れていきます。留まる形にしてあるのが、このジェルの出発点です。
やり方を書き出す前に、手の数を数えておきます。片手はあごを支えるために使い、もう片手でコットンを持つので、両手ともふさがります。つまり、途中で容器を取ることも、コットンを替えることもできません。8秒しかない時間の中で手が2本とも埋まるのが、この部位のケアの正体です。だから準備のほうに時間を置きます。ぬるま湯、コットン、ジェルを先に並べてから、その子を膝にのせます。
- 秒数:あごを上げたまま顔を下げずにいてくれる時間。8秒を境に首が回ります
- 面の数:あごを中央・左のカーブ・右のカーブの3面に分けます
- 手の数:支える手とコットンの手で2本。3本目は要らない形にしておきます
- 粒の数:拭いたあとのコットンに移った黒い粒。ここが確かめる場所になります
ふやかす・のせる・くるくる・止める|mofuwa 猫あごクリーナーの使い方の手順
手順は5つです。ぬるま湯で軽く濡らしてあごをふやかし、コットンにジェルを取り、くるくるとなでるように拭き取って、そこで止めます。二度拭きもすすぎも要らないので、止めるところまでが手順に入っています。最後にコットンを見て、黒い粒が移っているかを確かめます。
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1|ぬるま湯で軽く濡らして、あごをふやかす
コットンにぬるま湯を含ませ、あごの下に軽く当てます。濡らすのは粒を落とすためではなく、固まった皮脂をやわらかくしておくためです。ここを飛ばすと、次のジェルが粒の表面だけをなでて終わります。10秒ほど当てて、指の腹で触って硬さが変わったのを確かめてから進みます。
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2|別のコットンにジェルを取る
ジェルは適量を、別のコットンの片面に薄くのせます。あごに直接塗ってなじませても使えますが、コットンに取っておくと毎回の量がそろい、あとで粒の数を比べやすくなります。押し当てて広げるのではなく、片面に薄くのせる形で足ります。
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3|くるくるとなでるように拭き取る
こするのではなく、小さな円を描くようにコットンを動かします。ジェルがあごに密着して、皮脂と混ざり、浮いたところをコットンが受け取る。この順番なので、力を入れても早くはなりません。1面につき円を5周ほど、そこで手を止めます。
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4|二度拭きとすすぎはしない
拭き取ったあとに、濡れたコットンで拭き直す必要はありません。すすぎも要りません。拭き直すと、いちど浮かせた汚れを毛のほうへ押し戻すことになります。ここで手を止められるかどうかが、mofuwa 猫あごクリーナーの使い方でいちばん差が出るところです。
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5|コットンを開いて、黒い粒を数える
使ったコットンを開き、移った粒を見ます。粒が見えれば、その面は落ちています。見えないときは、1で濡らす時間が足りていないか、その面には元から粒が少ないかのどちらかです。数えた粒の数を、日付といっしょに紙に1行書いておきます。
5つの手順のうち、時間がかかるのは1だけです。2から5までは、あわせて8秒に収まります。ふやかす10秒は、その子を膝にのせる前でも構いません。ぬるま湯を含ませたコットンを片手に持って座り、そのままあごに当てて、指の腹で硬さを見る。ここまでを「まだ何も始まっていない時間」として扱えると、8秒の中に3から5が入ります。
ジェルは、mofuwa グルーミングスプレーの洗浄力をそのままジェルにしたものです。電解水が余分な皮脂となじんで乳化するので、こすらなくても浮きます。あごに留まる形にしたのは、下を向いた面から垂れないようにするためでした。無香料で、9つの無添加。あごは、その子が口を寄せる場所のすぐ隣なので、なめる前提で選んだ中身になっています。力ではなく、留まる時間のほうで落とす設計です。
8秒で顔が下がる|mofuwa 猫あごクリーナーの使い方が毎日崩れる3か所
崩れるのは、いつも同じ3か所です。8秒を超えたとき、3面を1回でやろうとしたとき、そして口まわりまで同じコットンで続けたとき。どれも手順そのものは合っているのに、その子の側の時間が先に終わっています。毎日続く形にするには、8秒のほうに手順を合わせます。
| 崩れる場面 | その子の側で起きていること | 数えるもの | 戻し方 |
|---|---|---|---|
| 8秒を超える | 首が回り、コットンが横に流れる | 顔を下げるまでの秒数 | 5周で手を止める |
| 3面を1回で狙う | 2面目の途中で膝から降りる | 1回で拭いた面の数 | 1回に1面だけにする |
| 口まわりまで続ける | 食べかすと粒が同じコットンに混ざる | コットンを替えた回数 | 部位で道具を分ける |
3つ目が、この記事でいちばん伝えたい使い分けです。あごの黒い粒と、口まわりの食べかすは、溜まり方が違います。あごは下を向いた面に留まった皮脂、口まわりは食後に付いて乾いたもの。前者はジェルで留めて浮かせ、後者は含ませて拭くだけで落ちます。だから道具のほうを分けます。口まわりとヒゲまわりには、猫用 mofuwa グルーミングウォーターを使います。コットンに含ませ、やさしく拭き、必要に応じてブラッシングでなじませる。3段で終わります。
持ち替える理由はもう1つあります。音です。猫はスプレーのプシュッという音を嫌がることがあり、その声を受けて容器のほうを替えたのが猫用 mofuwa グルーミングウォーターでした。中身は犬猫用のものと同じで、猫向けに少しイオンを調整しています。ジェルもチューチューボトルも、押しても音が鳴りません。あごの8秒を守るうえで、音が鳴らないことは条件のひとつになります。膝の上で寝そうになっている子のそばでも、手順を始められます。
あごをかき分けて地肌を見たとき、赤みが出ている、さわると熱い、粒ではなく面として盛り上がっている、毛が抜けて地肌が見えている。こうした日は、拭き取りの手を入れません。炎症や出血がある場合は使用せず、獣医師にご相談ください。紙に書いて持っていくのは、3面のどこか、コットンに移った粒の数が何個から何個に変わったか、赤みに気づいたのが何日目かの3つです。数えた紙が1枚あるだけで、いつからその面だけが違うのかが伝わります。
あご以外に使える場所もあります。耳のまわりと、しっぽの付け根が脂っぽくなるところです。どちらもあごと同じで、その子の毛づくろいが届きにくい面にあたります。使い方は同じで、ふやかしてからコットンに取り、くるくるなでて1回で止めます。ただし1日に何面も回らないでください。あごの3面だけで8秒が2回か3回に分かれるので、耳のまわりは別の日に置きます。
コットンに残った黒い粒で確かめる|mofuwa 猫あごクリーナーを家でできる形にそろえる
家でできる形にそろえるとは、確かめる場所をひとつ決めることです。あごの見た目は、白い毛の子でも数日では大きく変わりません。そのぶん、拭いたその場で分かるものが要ります。コットンに移った黒い粒の数が、いちばん早く返ってくる答えです。5周なでて開いたコットンに粒が3個あれば、その面は落ちています。
| もの | 置き場所 | そろえておく理由 |
|---|---|---|
| ぬるま湯を入れた小さな器 | 膝にのせる前に手が届く位置 | ふやかす10秒を、8秒の外に出す |
| コットン3枚 | 器のとなり | ふやかす用・ジェル用・予備で1面ぶん |
| ジェルの1本 | コットンと同じ場所 | 両手がふさがる前に開けておく |
| 日付と粒の数を書く紙 | 食器のそばの壁 | 面ごとの数を、次の回の目安にする |
紙に書くのは2列だけです。日付と、その日拭いた面と、コットンの粒の数。3面を1日1面ずつ回すと、同じ面に戻ってくるのは3日後になります。3日前の粒の数と比べれば、その面が落ち着いてきたのか、まだ溜まる速さのほうが勝っているのかが分かります。使い方を変えるのは、この数字が2回続けて同じ向きに動いたときで足ります。
今夜は、ぬるま湯のコットンをあごに10秒当てて、指の腹で硬さを見るところまでで終わりにしてかまいません。1面ぶんのジェルは、明日の8秒に取っておけます。粒の数を書いた紙が3行たまったころには、あごの3面のうちどこがいちばん溜まる面なのかが、自分の家の数字で分かります。
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よくある質問
- ジェルは、あごに直接塗ってもいいのですか。
- 直接塗って、くるくるとなじませても使えます。この記事でコットンに取る手順にしているのは、量をそろえるためです。直接塗ると日によって量が変わりやすく、コットンに移った粒の数を比べたときに、量の差なのか面の差なのかが分からなくなります。コットンの片面に薄くのせる形にしておけば毎回ほぼ同じ量になり、両手がふさがる部位でも先に量が決まっているぶん、手順が短くなります。
- 拭いたあとに、濡れたコットンで拭き直したくなります。本当に要りませんか。
- 要りません。二度拭きもすすぎも手順に入っていません。いちど浮かせた汚れを、濡れたコットンでもう一度あごに当てると、浮いたものが毛の根もとへ戻ります。拭き直したくなるのは、あごに何か残っている感じがするときですが、それはジェルが留まっている状態で、時間がたてば落ち着きます。どうしても気になる日は、拭き直すのではなく、次の回でその面のふやかす時間を10秒から15秒に伸ばしてみてください。
- 3面のうち、いつも同じ面だけ粒が多いのはなぜですか。
- 食器の縁が当たる位置と、寝るときに床に付く位置を見てください。あごの中央だけ多い子は、食器の縁が深くて、食べるたびに同じ場所が縁に触れています。左右どちらかのカーブだけ多い子は、寝るときにその側を下にしている場合があります。どちらも、その面に何かが当たっている時間が長いという話です。面ごとの粒の数を3日おきに書きためると、当たっている側がはっきりします。拭く回数を増やす前に、当たっているものを1つ替えるほうが早いことがあります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
