C08季節・行事

洗って干せる布から先に手をつけると、年末に間に合わない

公開日 2023年12月14日|文=mofuwa編集部

白いカーテンのそばで、ベージュのラグの上に落ち着いて伏せている淡い色の犬
床に敷いたままのラグと、吊ったままのカーテンは、乾かす枠を1本も使わずに手を入れられます。写真:Pexels/Pixabay

洗ったラグを室内に広げてから乾くまでに2日かかり、そのあいだ物干しの枠が2本ふさがったままでした。年末の大掃除で布に手をつけるとき、最初に外すのはたいてい洗って干せるほうです。クッションカバー、毛布、寝床のカバー。どれも洗濯機に入るので、順番を迷う時間がありません。枠がそれで埋まったあとに残るのが、カーテンとラグ、しかも家では洗えない大きさのほうです。年末に間に合わなくなるのは、洗える布から手をつけて、乾かす枠の数を最後まで数えなかった年です。ここでは枠の数を先に置いて、カーテンとラグの順番を組み直します。

干せる枠は2本しかない|カーテンとラグを洗えない側に置く前提と、手をつける頻度

年末に布を並べ替える基準は、洗えるかどうかより先に、乾くまでに何日ぶん枠をふさぐかです。枠というのは、室内で布を広げておける場所のことです。物干しざお、浴室の乾燥、椅子の背、階段の手すり。数えてみると、多くの家で2本から3本しかありません。洗える布は枚数が多いので、この2本はその日のうちに埋まります。埋まったあとに残るのがカーテンとラグで、しかもこの2つは大きいほうから残ります。洗える表示がついていても家では洗えない、という並びになるのはそのためです。

室温20度前後の部屋で、1枚の布が枠をふさぐ日数
布家で洗えるか乾くまでふさぐ枠
レースのカーテン洗える吊ったまま半日0本
クッションカバー・毛布洗える室内で1日1本
寝床のカバー洗える室内で1日1本
ラグ(洗える小型)洗える室内で2日2本
ソファカバー洗える室内で1〜2日2本
厚地のカーテン(裏地つき)家では洗えない——
ラグ(大判・裏がゴム)家では洗えない—床をふさぐ

表の右端だけを足していくと、洗える布を全部回すのに必要な枠は6本ぶんになります。枠が2本の家では3日かかる計算です。ここに、洗えないカーテンとラグの時間は1日も入っていません。年末の予定表に布の行を作ると、たいてい洗える布の行しか書かれていないので、カーテンとラグは最後の2日にまとめて押し込まれます。押し込まれた結果どうなるかというと、外して業者に出す時間がなくなり、そのまま年を越します。

この時期に乾きにくいのは、外の気温だけの話ではありません。暖房を入れた部屋は乾燥していて、薄い布は思ったより早く乾きます。ところが厚い布は表面だけが先に乾き、中に水が残ります。触って冷たければ、まだ枠は空いていません。洗濯物を室内に増やした日は室温のわりに湿度が上がるので、同じ日に何枚も回すほど、どれも乾かなくなります。季節の変わり目に一度で済ませようとして枚数を増やした年ほど、年末に布が残るのはこのためです。

頻度の話も、ここで決まります。カーテンとラグを年に何回洗うか、という頻度は家庭によってばらばらですが、外さずに手を入れる頻度なら、枠を使わないので毎日でも足ります。年1回の大掃除を待たずに済む部分と、年1回でしか動かせない部分を分けておくと、12月の予定表が現実的な長さになります。秋の換毛期に抜けた毛は、いまカーテンの裾とラグの織り目に入ったままです。そこは毎日の側で減らせます。

枠を数える・毛を出す・外さずに拭く|洗えないカーテンとラグに年末で入れる手順

手順は5つです。枠を数えて紙に書き、洗えないカーテンとラグから毛を出し、外さないまま拭き、枠が1本空くごとに洗える布を1枚ずつ回し、31日までの毎日を1分にします。順番の要は2番目と3番目で、ここを洗える布より先に置くだけで、年内に終わる布の数が変わります。

  1. 1|枠を数えて、日数の欄をつくる

    紙に、室内で布を広げられる場所を書き出します。物干しざお1本で1枠、浴室に吊るせるなら2枠、椅子の背は1枠。書き出したら、その横に洗いたい布を並べて、1枚あたり何日ふさぐかを入れます。合計が枠の本数を超えた時点で、超えたぶんは年内に乾きません。この紙の上で、洗えない側へ回す布を決めます。

  2. 2|洗えないカーテンとラグから、先に毛を出す

    カーテンは裾から30センチの帯、ラグは縁と、家具の脚のまわりに毛が集まります。ゴム手袋をはめた手で一方向になでると、織り目に入った毛が浮いて筋になります。浮かせてから掃除機を当てる順番です。逆にすると、掃除機の吸い口が毛を押し込みます。犬猫が同じ場所を通る家ほど、この2か所に偏ります。

  3. 3|外さないまま、その場で拭く

    カーテンは吊ったまま、ラグは敷いたままで済ませます。布に直接かけて、乾いた布で押さえるように拭き取ります。こすらないのは、毛を織り目へ戻さないためです。この段では枠を1本も使いません。窓を10分開けて換気すれば、厚地でも触って冷たくならない程度で戻ります。

  4. 4|枠が1本空くごとに、洗える布を1枚だけ入れる

    同じ日に2枚以上入れないでください。室内の湿度が上がって、先に入れた1枚まで乾かなくなります。1枚乾いたら次の1枚。枠2本の家なら、クッションカバー、寝床のカバー、ソファカバーの順で3日あれば回ります。ラグを洗濯機に入れるのは、この3日が終わって枠が2本とも空いた日です。

  5. 5|31日まで、毎日1分の行を残す

    カーテンの裾とラグの縁だけ、1日1回。ゴム手袋で一なでして、気になった場所に吹いて押さえる。ここまでで1分です。大掃除の日に全部やろうとすると、この毎日の1分が消えます。消えた年は、年明けの1週目にカーテンの裾がまた白くなります。

手順の3番目で、枠を1本も使わずに終わる布が2つ出ます。窓に吊ったままのカーテンと、床に敷いたままのラグです。この2つに使うのが mofuwa 瞬間消臭スプレーです。枠を数える紙の上では、この2つの行だけが日数ゼロになります。年末に間に合うかどうかは、日数ゼロの行をいくつ作れるかで決まります。

床に敷いたラグは、その子が一日のうちでいちばん長く体を預ける布です。かけたものは、そのあと必ず舐められます。その子が寝転がる布に吹くものは、口に入ったあとまで含めて選ぶことになります。この1本が電解水だけでつくられているのは、その順番で考えた結果です。においを別のにおいで隠す形をとらないので、その子が自分のにおいの地図を読み直さずに済みます。犬や猫は人よりにおいに敏感なので、上書きされること自体を嫌がる子がいます。

におい側の働き方も、隠す形とは別です。瞬間消臭スプレーは、においのもとのほうに反応させて、においを感じにくくする形をとっています。だから、吹いた直後に部屋が別のにおいになりません。厚地のカーテンのように洗えない布へ使うと、この違いが分かりやすく出ます。香りを重ねた布は日が経つと元のにおいが戻ってきますが、もとのほうを扱っていれば戻り方が変わります。余計な成分が入っていないので、家具の面や、ラグを外した床にもそのまま使えます。

枠の話に戻すと、この1本が効くのは乾き方です。中身が水なので、吹いて押さえたカーテンは換気10分で戻ります。洗って2日ふさぐ布と、吹いて10分で戻る布とでは、12月の予定表での扱いが変わります。洗える表示があっても、今年は洗えない側へ置いておく、という判断がしやすくなります。ブラッシングのほうを先にやる日は、毛を落とす前に mofuwa グルーミングスプレーを毛に通しておくと、乾いた空気で毛が浮きにくくなり、ラグに落ちる量が減ります。

洗って干せる布から始めた年に起きること|カーテンとラグで家でできる手当てが後ろへずれる

年内に終わらなかった年の共通点は、洗える布から手をつけたことです。枠が先に埋まり、洗えないカーテンとラグに使える時間だけが後ろへずれます。ずれた先にあるのが12月30日と31日で、その2日は買い出しと来客の準備が入ります。

室内で1枚の布が枠をふさぐ日数 洗って干せる布は、乾くまでのあいだ枠を占有します。吊ったまま・敷いたまま拭いた布は、枠を使いません。棒の長さは、枠がふさがる日数の比です。 外さずに拭いたカーテンとラグ 0日 レースのカーテン 半日 クッションカバー・寝床のカバー 1日 ラグ(洗える小型) 2日
日数ゼロの行をいくつ作れるかで、年内に終わる枚数が変わります。

3つ目が、いちばん静かにずれます。外注を前提にすると、その布は自分の予定表から消えます。消えた行は思い出されないまま年を越し、春になると「去年の大掃除でやったつもり」の記憶だけが残ります。洗えないと分かった時点で、外さずにできるところまでを今週やる。そう決めておくと、業者の予定に自分の年末が縛られません。

もうひとつ、乾かし方でつまずく日があります。暖房の風が直接当たる場所に広げると、当たっている面だけが先に乾いて、裏に水が残ります。厚いラグを裏返さずに2日置いた年は、床側に湿りが残り、そこにその子が寝ます。途中で一度裏返す、それだけで2日が1日半になります。室温を上げるより、風の通る面を入れ替えるほうが早く終わります。

Caution洗った布に戻した翌日から、同じ場所をなめているとき

カーテンを洗い、ラグを2日かけて乾かし、寝床のカバーまで入れ替えた。それでも乾いた布に戻した翌日から同じ場所をなめ続けている/ラグの上にいるあいだだけ体をこすりつける/毛をかき分けると地肌が赤く見える。布を替えた日と、その翌日に起きたことを並べても、洗った側とも洗えない側とも結びつかないことがあります。そういう残り方は、掃除の順番では説明がつきません。洗った布の枚数と、乾かすのにかかった日数を書いた紙を持って、年内のうちに動物病院の予約を1つ取ってください。どの布を替えた翌日だったかが、紙1枚で伝わります。

31日までの毎日を1分で回す|カーテンとラグを洗えないまま持ち越す形

年内に洗えなかったカーテンとラグは、洗えないまま持ち越して構いません。持ち越すと決めた布に必要なのは、毎日1分の行だけです。ゴム手袋で裾と縁を一なでして、気になった場所に瞬間消臭スプレーを吹いて押さえる。枠を使わないので、洗える布の予定と競合しません。

年1回でしか動かせない部分と、毎日の側で減らせる部分
布年1回でしか動かせない毎日の側で減らせる
厚地のカーテン全体の洗い、裏地の汚れ裾から30センチの毛とにおい
大判のラグ裏面、下の床の拭き上げ縁と、家具の脚のまわり
ソファカバーを外しての洗い座面のすきま、肘の上
寝床本体の洗い、乾かす2日カバーの表面と、置いている床

右の列は、どれも枠を使いません。左の列は、枠と時間の両方を使います。12月に無理をして左の列を増やすより、右の列を1年のうち300日やれた家のほうが、翌年の年末が短く済みます。毛の量が減れば、洗う日に洗濯機へ入るものも減るからです。乾燥した室内で毛が浮きやすいこの時期は、右の列の効きがいちばん分かりやすくなります。

紙は、そのまま来年まで残しておいてください。枠が何本あって、どの布が何日ふさいだか。数字が入った紙が1枚あると、来年の12月は順番を考え直さずに始められます。今日できるのは、枠を数えて紙の上のほうに書いておくことだけです。カーテンの裾とラグの縁は、今夜の1分から始まります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

洗える表示のあるカーテンを、今年は洗わずに持ち越しても大丈夫ですか。
枠が足りないなら持ち越して構いません。判断の材料は表示ではなく、乾くまでの日数と枠の本数です。厚地のカーテンは室内では中まで乾きにくく、生乾きのまま吊り直すと、においが戻るのが早くなります。外さずに裾から30センチの帯を毎日1分で扱っておけば、その子が顔を寄せる高さは春まで持ちます。全体を洗うのは、外に干せる日が続く4月か5月のほうが早く終わります。持ち越すと決めた日を紙に書いておくと、来年の予定表がそこから始められます。
ラグを洗ったあと、室内で乾かすのに何日みておけばいいですか。
小型のもので2日、大判なら3日以上みてください。室温20度前後、湿度が50%前後の部屋での目安です。途中で一度裏返すと、2日が1日半になることがあります。暖房の風を直接当てるより、風の通る面を入れ替えるほうが早く進みます。触って冷たい場所が残っているうちは、まだ乾いていません。その状態で床に戻すと、下の床に湿りが移って、そこにその子が寝ます。乾くまでのあいだは、ラグを外した床のほうに手を入れておくと、戻したときのにおいの出方が変わります。
毛を出すのに、ブラシと掃除機とゴム手袋のどれがいいですか。
順番の問題です。ゴム手袋をはめた手で一方向になでて毛を浮かせ、筋になったところへ掃除機を当てます。掃除機から始めると、吸い口が織り目に毛を押し込むので、同じ場所を何度も往復することになります。カーペット用のブラシは、浮かせる力は強いかわりに毛足を起こすので、大判のラグでは時間がかかります。毎日の1分でやるならゴム手袋だけで足ります。掃除機を使うのは、年末に1回、家具を動かした日にまとめてで構いません。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。