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豆まきのあと、掃除機で吸えない豆|すき間の分は拭くほうが早い

公開日 2024年2月29日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い木の床で、白い猫のそばに寝そべっている淡い色の犬
豆まきの片づけが長引くのは、掃除機の力ではなく、手が入らないすき間の数で決まります。写真:Arina Krasnikova/Pexels

豆まきのあと、床に落ちた豆を拾い集めて数えると、まいた数より2つか3つ少なくなります。掃除機をかけても、その分は出てきません。残っているのは家具の脚元や床の継ぎ目で、どれも吸い口が入らない幅です。細口のノズルに替えても先端は1.5センチほどあり、それより狭いすき間の豆には届きません。豆まきの片づけは、掃除機で吸う場所と、手を入れて拭く場所を先に分けてしまうほうが、結局は短く終わります。分け方の線は、豆の数でも部屋の広さでもなく、すき間の幅のほうにあります。

吸い口が入る幅と、入らない幅|豆まきの片づけで掃除機と手を分ける比較

豆まきのあとの床は、掃除機で片づく場所と、当てても何も起きない場所の2つに分かれます。標準のヘッドは厚みが4センチほどあるので、それより低いところには入りません。付属の細口ノズルに替えても、先端は1.5センチ前後です。吸い込む力は、口が床や壁に近づいてはじめて効きます。口そのものが入らない幅のすき間では、モーターの音がしているだけで、豆は同じ場所にとどまったままです。

家の中のすき間と、掃除機の吸い口が入るかどうか
場所(すき間の幅)吸い口が入るか早く終わるやり方
ソファの下(高さ8センチ)標準のヘッドが入る掃除機で吸う
冷蔵庫と壁のあいだ(幅2センチ)細口ノズルの先だけ入る割り箸に布を巻いて差し込む
テレビ台の脚元(高さ1.2センチ)入らない手を入れて拭く
カーペットの縁と床の段差(5ミリ)毛羽に埋まって届かない縁をめくって拭く
フローリングの継ぎ目(2ミリ)入らないカードの角に布をかけて拭く
キッチンマットの下(0ミリ)めくらないと見えないめくって拭く

6か所のうち、掃除機だけで終わるのは1か所です。残りの5か所は、吸い口を替えても幅が足りません。豆まきの片づけにかかる時間は、掃除機をかけた長さではなく、この5か所に手が入ったかどうかで決まります。紙の端に5か所を書き出して、拭いた場所から順に線を引いていくと、どこが残っているのかが目で分かります。頭の中で覚えておこうとすると、たいてい家具の裏側が抜けます。

この時期は、床に落ちている毛の量が1年のうちで少ない側にあります。換毛期に入る前で、室内も乾燥しているので、毛はまとまらずに散ります。だから豆まきのあとにすき間から出てくるのは、毛のかたまりではなく、豆そのものと、割れて散った皮です。すき間に残った分は、部屋を立ったまま見回しただけでは数えられません。膝をついて、床と同じ高さから見る必要があります。

残っているのは豆より皮と粉|豆まきの翌朝に掃除機を持つかどうかの条件

すき間から出てくるのは、まいたときの形をした豆ばかりではありません。乾いた豆は当たった瞬間に皮がはがれ、角が欠けます。1粒はおよそ0.5グラムで、壁や床に強く当たった粒は、そのうちの2割ほどが皮と粉になって周りへ散ります。粒は転がって家具の下へ入り、皮は軽いので壁ぎわに貼りつき、粉はもっと細かいところへ落ちます。豆まきの翌朝に掃除機を持つかどうかは、この3つのどれを相手にしているかで変わります。

家の中のすき間の幅と、細口ノズルの先端の太さ 細口ノズルの先端は15ミリ前後です。これより狭いすき間には吸い口そのものが入らないので、吸引の強さを上げても中身は動きません。6か所のうち、線の上にあるのは2か所だけです。 すき間の幅(ミリ)。数字は一般的な家具と床の目安 ソファの下 80ミリ 冷蔵庫と壁のあいだ 20ミリ 細口ノズルの先端 15ミリ テレビ台の脚元 12ミリ カーペットの縁の段差 5ミリ フローリングの継ぎ目 2ミリ
見るのは吸引の強さではなく、15ミリより広いか狭いかです。

掃除機を持つかどうかの線は、幅15ミリで引けます。細口ノズルの先端がそのくらいなので、15ミリより広ければ吸い口が入り、狭ければ入りません。図の6つのうち、線より上にあるのは2つだけです。残りの4つは、はじめから拭く側に置いて予定を組んだほうが、通しで見たときに短く済みます。吸い込めないものを吸おうとしている時間が、豆まきの片づけでいちばん長く積み上がります。

幅に関係なく先に手を入れる場所が1つあります。寝床のまわりと、食器を置いている床です。その子が1日のうちで最も長く鼻を近づけている場所で、粒が1つ落ちていればそのまま口に入ります。ここだけは、すき間が何ミリでも、掃除機より先に膝をついて見ます。気温の上下が大きい季節の変わり目には、寝床を暖かい側へ動かしている家も多いので、動かした先の家具の脚元まで含めて見てください。

めくる・拭く・吸うの順に動かす|豆まきのあと掃除機とどっちが先か

先に掃除機をかけると、すき間の粉は奥へ押し込まれます。吸い口の前では空気が動き、排気は横へ抜けます。継ぎ目に落ちている粉は、吸われるより先にその風で移動します。道具を増やさなくても、順番を入れ替えるだけで取れる量は変わります。

同じ1か所を片づけるのに、どのやり方がどこまで届くか
やり方届く幅1か所あたり取り残すもの
掃除機(標準のヘッド)40ミリより広いところ10秒皮と粉
掃除機(細口ノズル)15ミリより広いところ30秒貼りついた皮
家具をめくって手で拾う幅に関係なく20秒粉
湿らせた布で拭く幅に関係なく40秒ほとんど残らない
割り箸に布を巻いて差し込む5ミリから1分角の欠けた粒

どっちが早いかは、1か所あたりの秒数では決まりません。掃除機は10秒で済みますが、粉が残るので、湿度が戻った日にもう一度その場所を触ることになります。拭くほうは40秒かかって、そこで終わります。5か所を続けて拭いても3分あまりです。やり直しの回数まで足して数えると、すき間の分は拭くほうが早く終わります。

動かす順番は3つです。はじめに、めくれるものを全部めくります。キッチンマット、カーペットの縁、ソファのクッション。次に、すき間へ手を入れて拭きます。ここまでで、粒と皮と粉が床の上まで出てきます。掃除機は最後に持ちます。床に出てきたものを吸うだけなので、標準のヘッドのままで足ります。豆まきのあとに掃除機を先に持つと、この順番が逆になり、同じ部屋を2周することになります。

猫のいる家では、めくる場所がもう1か所増えます。爪とぎの台座の下と、キャットタワーのいちばん下の板です。猫は前足で粒を押し込めるので、5ミリの段差の奥まで豆が進みます。犬だけの家なら床の上で止まっていたものが、猫の家では見えない側へ移ります。

床から10センチより下は口が届く|すき間を拭く一本をどう決めるか

拭くと決めた5か所を並べると、共通点が1つあります。どれも床から10センチより下です。テレビ台の脚元も、フローリングの継ぎ目も、カーペットの縁も、その子が毎日、鼻と舌を通している高さにあります。豆を探しに来るのも同じ高さです。すき間に何かを流し込むときにまず考えるのは、汚れの落ち方より先に、そこへ口が届くかどうかになります。

消臭のやり方には、香りを重ねてにおいを覆うものと、においのもとの側に反応させるものがあります。すき間に使うなら、後者のほうが確かめやすくなります。香りを重ねると、粉の上に香りが乗るだけで、においの出どころはそのまま残ります。その子の鼻には両方が届くので、拭いたはずの場所へもう一度確かめに来ます。人の鼻で「消えた」と判断できなくなるのも、同じ理由です。

mofuwa瞬間消臭スプレーは、この高さに使うものとして中身が決めてあります。水は電解水で、香料も溶剤も足していません。床やケージにかけたものは、その子が必ず舐めます。舐められることを先に置いて成分を選んであるので、テレビ台の脚元でも、食器を置いている床の継ぎ目でも、かける場所を選び直さずに済みます。余計なものが入っていないため、床だけでなく家具にも使えます。冷蔵庫と壁のあいだのように、床と家具の両方に手が当たるすき間では、この一本で通せることがそのまま時間になります。

使うときの決まりは1つだけです。すき間へ直接吹かず、布に先に吹いて、湿った面を差し込みます。狭いところへ噴霧すると、その風で粉が奥へ飛びます。2センチのすき間なら割り箸に布を巻き、5ミリの継ぎ目ならカードの角に布をかけます。1か所拭いたら布の面を変えて、次の場所へ移ります。同じ面のまま5か所を続けると、最初の場所の粉を最後の場所まで運ぶことになります。mofuwa瞬間消臭スプレーを吹き直すのも、面を変えるのと同じ回数で足ります。

毛のほうに白い粉が乗っているときは、体には別の一本を使います。背中や前足の先に粉がついていたら、mofuwaグルーミングスプレーを吹いてブラシを通すと、粉と一緒に落ちます。床を拭いてから体、という順にすると、拭き終えた床へ毛から粉が戻りません。

Cautionまいた数と、拾えた数が合わないまま朝になったとき

まいた数と拾えた数の差が3つ以上あるまま翌朝を迎えた/拭いたはずの5か所のうち、同じ1か所だけを鼻で掘り続けている/床の粉を吸い込んだあと、乾いた咳が半日たっても止まらない/食べる量が落ちて、水を飲む量だけが増えている。乾いた豆は、水を含むと大きくなります。数えた差の数と、拭いたすき間の場所、いつ気づいたのかの時刻を紙に書いて、動物病院の受付へ電話をかけてください。数が合っていないことだけは、床を見ても分かりません。

節分が過ぎてからの1週間|豆まきの残りと掃除機を使う時期のずれ

すき間に入った分は、その日のうちに全部は出てきません。家具を動かした日、人が同じ場所を何度も歩いた日、外の気温が上がって窓を開けた日に、少しずつ床へ出てきます。豆まきの片づけが当日で終わらないのはそのためで、同じ5か所を1週間見る作業になります。掃除機を持ち出すのは、その1週間のうち2回か3回で足ります。

豆まきのあと1週間、同じ5か所から出てくるもの
いつ見る場所出てくるもの
当日の夜めくれるものの下形の残った粒
翌朝家具の脚元壁ぎわに貼りついた皮
3日目フローリングの継ぎ目踏まれて細かくなった粉
1週間後冷蔵庫と壁のあいだ角の欠けた粒

見るのは日数ではなく、すき間の数のほうです。5か所を書いた紙に、拭いた日を書き込んでいきます。1週間たって全部の行に日付が入っていれば、その部屋の片づけは終わりです。どこかの行が空いたままなら、掃除機をいくらかけても、その1か所からまた出てきます。季節の変わり目に家具の位置を動かす家では、動かした先の脚元を1行足してください。行が増えたぶんだけ、翌年に見る場所がはっきりします。

今夜やるのは、掃除機を持つ前に床へ膝をついて、幅15ミリより狭いすき間を数えることだけです。数えた数を紙に書いておけば、次の豆まきの片づけは、拾うところではなく、その紙を開くところから始められます。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

豆まきのあとすぐ掃除機をかければ、すき間へ入る前に吸えるのではありませんか。
豆が落ちる場所は、投げてから2秒か3秒で決まります。壁や天井に当たって跳ね返った粒は、床に着いたあとも転がり続け、家具の下や脚元のすき間で止まります。掃除機を出してコンセントを差すころには、入るものは入り終えています。まく前に効くのは道具ではなく範囲のほうで、豆をまく部屋を1つに決めて、ほかの部屋のドアを閉めておくと、翌朝に見るすき間の数が減ります。家具の少ない部屋を選べば、5か所が2か所になります。
袋のまま置いて床にまかない形にすれば、すき間の話は起きませんか。
粒の話は起きなくなりますが、粉の話は残ります。乾いた豆は袋の中でも角が欠けていて、出すときに細かい粉が一緒に落ちます。落ちる範囲がテーブルの下に限られるぶん、拭く場所は減ります。もう1つ変わるのは数の確かめ方です。まいた数を数えていなくても、袋から出した数と器に残った数の差で、床にある数が分かります。その子が口に入れたかどうかを考えるときに、この差がそのまま手がかりになります。
猫が豆を追いかけて遊んでいます。そのままにしておいてよいものですか。
遊んでいるあいだに、粒は2か所へ移動します。ひとつは口の中で、もうひとつは前足で押し込んだすき間の奥です。猫の前足は5ミリの段差にも入るので、犬だけの家では床で止まっていたものが、見えない側まで進みます。追いかけはじめたら、豆を拾うより先にドアを1枚閉めて、遊ぶ範囲を狭くしてください。そのうえで、爪とぎの台座とキャットタワーの下の板を、その日のうちにめくります。翌朝に見る場所が、この2か所ぶん増えます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。