C08季節・行事

午後になると日なたのベッドがにおう|温まる場所から順に手を入れる

公開日 2024年5月2日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の薄い色の木の床で、淡いグレーのクッションの上に休んでいる小さな白い犬
同じ場所でも、朝に手を当てたときと午後に手を当てたときでは温度が違います。

午後2時をすぎると、日なたに置いた寝床の真ん中だけが、手のひらで分かるほど温かくなります。そこへ顔を近づけると、朝には何も感じなかったベッドから、はっきりしたにおいが立っています。夜のあいだに増えたのではなく、生地に染み込んでいた皮脂が、温度が上がったぶん表へ出てきています。だから手を入れる順番は、汚れて見える場所からではなく、午後にいちばん温かい場所からになります。この記事は、日なたのベッドとその周りを、手のひらで測った温度の順に片づけていく形で書きます。

午後に温かい場所を手のひらで数える|日なたのベッドのにおいを家でできる形にする前提

においは、量ではなく温度で決まります。ベッドの生地に入っているのは、その子が寝ているあいだに移った皮脂と、そこで増えた雑菌です。どちらも朝からそこにあります。ただし温度が低いうちは表に出てこないので、鼻が近づいても何も感じません。日なたに置いたベッドの表面が温まる午後になって、はじめてにおいとして立ち上がります。

だから最初にやるのは、掃除ではなく計測です。といっても道具は要りません。昼過ぎに手のひらを床とベッドに当てて、温かいと感じた場所を3か所だけ選びます。その3か所が、その日に手を入れる順番になります。日の差し込む角度は季節で動くので、先週と同じ場所が今週も温かいとは限りません。毎週やり直す必要はありませんが、月が変わったら1度は数え直してください。

午後に手のひらで触って、温かかった順に並べる
順場所そこで起きていること
1日なたのベッドの真ん中生地に入った皮脂が温まり、においが上に立つ
2ベッドの隣の床(日の当たる側)毛と皮脂が移り、拭き取りが届いていない
3食器と水皿を置いている場所のまわりこぼれたものが乾いて、雑菌が増えやすい
—部屋の奥の床温度が上がらないので、この日は後回しでよい

3か所に絞るのは、毎日続けるためです。部屋全体を一度にやろうとすると1時間かかり、翌日にはやらなくなります。温かい場所から順に3か所だけ、というやり方なら10分で終わります。においが立っているのはその3か所なので、残りを後回しにしても、その日の部屋のにおいは下がります。

猫の場合は、ベッドではなく窓辺の台や、日の当たる棚の上が1番目になります。犬より高い場所で過ごすぶん、手のひらを当てる高さが変わるだけで、考え方は同じです。日なたで過ごす時間が長い子ほど、その場所の生地に皮脂が入ります。においの出どころは、その子が長くいた場所と、午後に温かい場所が重なったところです。

温かい順に手を入れる|日なたのベッドのにおいを下げる手順

手順は5つです。温かい場所を決め、いちばん温かいところから拭き取り、生地の境目まで入れ、食器まわりへ回り、最後に空気の出口をつくります。順番を逆にすると、拭いた場所へ、まだ拭いていない場所のにおいが戻ります。

  1. 1|昼過ぎに、手のひらで3か所を決める

    13時から15時のあいだに、床とベッドに手のひらを当てます。ひんやりする場所は今日の対象から外します。決めた3か所は紙に書かなくても、順番だけ覚えておけば足ります。日が差し込む位置は月ごとに動くので、ひと月に1度は当て直してください。

  2. 2|ベッドの真ん中に、上から吹きかけて拭き取る

    いちばん温かい面に、少し多めにかけます。かけてすぐこすらず、10秒だけ待ってから一方向に拭き取ります。往復させると、浮いたものを隣へ広げるだけになります。毛の向きに沿って、真ん中から外側へ。

  3. 3|カバーと中材の境目に、指を入れて届かせる

    においが残るのは、いつも縫い目と、カバーの内側が折り返しになっているところです。指を差し込んで、そこにも同じように届かせます。表面だけを拭いた日は、翌日の昼にまた同じにおいが立ちます。

  4. 4|食器と水皿のまわりの床へ回る

    器そのものは水で洗います。手を入れるのは、その下のマットと、周囲30センチの床です。こぼれた水と食べこぼしが乾いた場所は、温度が上がると雑菌が増えます。ここは1日1回、寝床より短い時間で済みます。

  5. 5|最後に、空気の出口を1か所つくる

    窓を10センチ開けて、部屋の反対側の扉も少し開けます。入口と出口が両方ないと空気は動きません。換気は5分で足ります。拭き取りで表に出したにおいを、部屋の中に残さないための最後の1手です。

ここで使うものには、ひとつ条件があります。床もベッドも、その子が必ず舐める場所だということです。寝る前に自分の寝床を舐め、水を飲んだあとに口のまわりを床でこすります。かけたものは、数時間以内にその子の口へ入ります。日なたのベッドに使うものは、この前提で選びます。

この条件のほうから先に決めてあるのが mofuwa 瞬間消臭スプレーで、中身は電解水だけ、香料も薬剤も足していません。だから午後の生地に多めにかけて、乾いたあとにその子がそこで丸くなっても、使った量を数え直さずに済みます。かける場所を選ばずに済むぶん、温かい順に回るというやり方がそのまま通せます。ベッドから床、食器まわりの床へと、持ち替えずに1本で移っていけます。

香りを足していないことにも、この場面での理由があります。午後のベッドで立っているのは、その子自身のにおいです。そこへ別の香りを重ねると、その子の側からは自分のにおいが分からなくなった場所ができます。犬も猫も、自分のにおいのある場所で眠ります。覆って隠すのではなく、においのもとのほうに反応させて感じにくくする。寝床に使うものとしては、こちらの形のほうが向いています。

mofuwa 瞬間消臭スプレーは、家具にも同じように使えます。ベッドの隣にソファがあるなら、座面の日が当たる側も同じ順番に入れておきます。余計なものが入っていないぶん、布にかけても跡が残りにくく、床材の上でも同じ1本で通せます。持ち替えが起きないことが、毎日続くかどうかを決めます。

上流を止めておくと、翌週の手間が変わります。においのもとになる皮脂は、体から生地へ移ります。散歩から帰ったあとに mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけてブラシを通しておくと、寝床へ入る前に余分な脂が減った状態になります。ベッド側を毎日やっても、体側を何もしなければ、生地には毎晩同じだけ入っていきます。

翌日の昼にまた立つときの3つ|日なたのベッドのにおいで、やり方が裏目に出る場面

翌日の午後に同じにおいが戻るときは、たいてい順番か範囲のどちらかが抜けています。量を増やしても戻り方は変わりません。次の3つのどれかに当てはまっていないか、先に見てください。

もうひとつ、やり過ぎで裏目に出るのが洗濯の回数です。カバーを毎日洗うと、乾ききらないまま戻すことになります。生地が湿ったまま日なたに置かれると、午後の温度で雑菌が増えやすい条件がそろいます。カバーは週に1回、完全に乾かしてから戻す。毎日やるのは拭き取りのほうです。この分担にしておくと、どちらも中途半端になりません。

においが強くなる週には、外の条件も重なります。湿度が上がる時期は、乾くまでの時間が長くなります。同じ手順でも、拭き取りのあとに乾く時間を10分ほど多めに見ておくと、寝床に戻すときの状態が変わります。日なたに置いてある寝床なら、この乾きは午後の日差しが助けてくれます。

Caution3か所を回しても、翌日の昼に同じ強さで戻る週が続いたら

毎日3か所に手を入れているのに、翌日の午後に同じ強さでにおいが戻る週が2週続いた/においの質が、皮脂のにおいから甘い、あるいは酸っぱいほうへ変わった/ベッドの同じ位置だけが、拭いても翌日に湿っている/寝床から出たあと、その子が同じ場所をなめ続けている/食器まわりの床ではなく、口のまわりからにおいが立っている。ここまで来ると、温度と生地の話では説明がつきません。手を入れた3か所と、においが戻るまでの時間を書いた2週間ぶんの記録を持って、動物病院で診てもらう日をつくってください。どこが何日で戻ったかが、そのまま伝わります。そのうえで、家では同じ3か所を同じ順番で続けます。

温度が下がる夕方に1周する|日なたのベッドのにおいと毎日つきあう形

この手順が毎日続くのは、10分で終わる形にしてあるからです。温かい3か所、拭き取り、換気5分。増やすとしたら、週に1回のカバーの洗濯だけです。部屋全体をやる日は、そのカバーを干している時間に回します。

日の差し込む角度は、これから数週間かけて動きます。月が変わったら、もう一度手のひらを当てて3か所を選び直してください。同じベッドでも、温かくなる面が入れ替わっていることがあります。

今日は、昼過ぎに寝床の真ん中へ手のひらを当てるところまでで足ります。そこが温かければ、その日の1番目が決まります。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

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よくある質問

ベッドを日なたから動かせば、においは出なくなりますか。
立ち方は弱くなりますが、生地に入っているものは減りません。日陰へ動かすと、温度が上がらないぶんにおいは表に出にくくなります。ただし皮脂と湿り気は残ったままなので、梅雨に入って室温が上がった日や、暖房を入れた冬の日に、同じにおいが別の季節で戻ります。日なたに置いておくと、午後に自分から教えてくれるぶん、手を入れる日が決まります。動かすかどうかより、温かい時間帯に触る習慣のほうを先に決めてください。
消臭のスプレーは、その子がいる部屋でかけても大丈夫ですか。
かける瞬間は、その子を別の部屋か少し離れた場所に移してください。理由はにおいではなく、霧が飛ぶ音とこちらの動きです。寝床は、その子にとっていちばん安心している場所なので、そこで急に音が鳴ると、戻ってくる時間が延びます。拭き取りまで終えて、生地が乾いてから呼び戻すのが順番です。乾いたあとに舐めても差し支えのない中身であることと、かける瞬間にそばにいてよいかは、別の話として分けて考えてください。
食器のまわりまでやる必要はありますか。ベッドだけでは足りませんか。
午後に手のひらを当ててみて、そこが温かければやってください。器の下に落ちた水と食べこぼしは薄い膜になって乾き、温度が上がると雑菌が増えます。ベッドだけを毎日きれいにしていても、部屋のにおいが下がりきらない家では、この場所が残っていることが多いです。器そのものは水で洗って、周囲30センチの床だけを拭き取りに含めます。1日1回、1分で終わります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。