C08季節・行事
連休が終わって一週間、車のシートはそのまま
連休が明けて8日目の夕方、買い物に出ようと運転席のドアを開けたら、まだ誰も乗っていない車内が、その子のにおいでした。連休のあいだに乗せたのは往復2回、乗り降りにすると4回です。後部座席に積んだキャリーは、帰ってきた日から一度も降ろしていません。車内のにおいは、乗せた日に完成しません。ドアを閉めたまま過ぎた8日のほうで濃くなります。この記事では、乗せた回数と、開けていない日数の2つだけを数えて、キャリーの底と座面に手を入れる順番を決めます。
連休の5日で車に乗ったのは、往復2回だけでした|一週間あいた車内に残っているもの
車内のにおいで数えるものは2つです。連休のあいだにその子を乗せた回数と、そのあとドアを一度も開けていない日数。この2つを紙の端に書くと、連休明けの車で何から手をつけるかが決まります。往復2回なら、乗り降りは4回。ドアを開けていない日数が8日なら、布の中で温度が上下したのも8回です。連休のあいだは窓を開けて走っていたので、乗せている最中はほとんど気になりません。気づくのは、いつも決まって次に開けた日になります。
においの残る場所は、その子が体を預けていた面に偏ります。座面の起毛、キャリーの底に敷いた布、シートベルトの金具のつけ根、足元のマット。どれも掃除機の先が入りにくく、手で拭くときには指が滑って通り過ぎてしまう場所です。
| 場所 | 連休の4回で移ったもの | 次に乗るとき、そこに触れるのは |
|---|---|---|
| 座面の起毛 | 背中とおなかの皮脂、抜けた毛 | 横になったときの体の側面 |
| キャリーの底の布 | 足の裏、よだれ、こぼれた水 | 伏せたときの胸とあご |
| シートベルトのつけ根 | 前足がかけた土と毛 | 乗り降りのたびの前足 |
| 足元のマット | 外から持ち込んだ土と水分 | 立ち上がるときの後ろ足 |
連休が明けてからの8日で、日の当たる場所に停めた車の中は、昼に外より高くなり、夜には下がります。布は温まると中の水分を手放し、冷えるとまた含みます。皮脂と水分がそろって動かない布は、雑菌の増えやすい条件になります。においが強くなるのはこの段で、乗せていた日にはまだ途中です。8日目に開けて驚くのは、8日ぶんの上下がそこで終わっているからです。
紙は1枚で足ります。連休のあいだに乗せた日付、そのときキャリーを積んだかどうか、そしてドアを開けた日に丸。丸のつかない日が続いているほど、次に開けたときのにおいは強くなります。この紙は、次の連休の前にも同じ形で使えます。乗せる予定が決まった時点で、前の連休から丸が何個ついたかを見れば、出発前にどこまでやっておくかが決まります。
ドアを4枚同時に開ける・キャリーを降ろす・座面の縫い目|一週間あいた車内のにおいを落とすやり方
順番は、開ける・降ろす・出す・拭く・置くの5つです。4枚のドアと後ろのハッチを同時に開けて10分、キャリーを車から降ろし、座面の毛を出してから縫い目を拭き、最後に布へ置きます。エンジンはかけません。所要は30分ほどで、そのうち10分は待っているだけの時間になります。
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1|4枚のドアと後ろを同時に開けて、10分そのままにする
1か所だけ開けても、車内の空気はほとんど動きません。前後4枚と後ろのハッチを同時に開けて、入り口と出口を作ります。この10分の換気で出ていくのは、浮いている空気のぶんだけです。布の奥に入ったものは残りますが、先にこれをやるかどうかで、あとの拭き取りで手が受け取る量が変わります。待っているあいだに、キャリーを降ろす場所を決めておきます。
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2|キャリーを車から降ろし、底の布を外す
積んだままでは底の面に手が届きません。降ろして、中に敷いた布とマットを外します。外した布は、この段では家に入れずに外へ置いておきます。プラスチックの本体は、四隅と、扉の蝶番のあたりに毛がたまっています。連休の4回ぶんが、いちばん厚く乗っているのがここです。
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3|座面の毛を、毛の向きに沿って手で出す
ゴム手袋をはめた手のひらで、座面を一方向になでます。往復させると、出てきた毛がまた起毛の根元へ戻ります。前から後ろへ、同じ向きで6回。集まった毛は、シートのつなぎ目に列になって並ぶので、そこでまとめて取ります。掃除機はこのあとです。先にかけると、毛が寝たまま吸い残ります。
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4|縫い目とベルトのつけ根を、固く絞った布で一方向に拭く
水で濡らしてきつく絞った布を、人さし指にかけて縫い目の溝をたどります。ここも一方向です。シートベルトのつけ根と、ドアの内張りの下の樹脂は、前足の土がついたまま残りやすい場所なので、同じ布で続けて拭きます。濡らしすぎないこと。拭いたあとに水気が残っていると、次の段で置くものが薄まります。
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5|キャリーの底の布と座面へ置き、ドアを開けたまま乾かす
外した布と、座面の縫い目、ベルトのつけ根へ、mofuwa瞬間消臭スプレーをかけます。拭き取りで指が入らなかった奥ほど、多めに。かけたらドアは開けたままにして、触らずに乾かします。乾く前に閉めると、水分を布の中へ閉じ込めることになり、8日の上下をもう一度作ってしまいます。
乗り降り4回ぶんが入っているのは、座面の起毛とキャリーの底の布です。次に乗るとき、その子はこの2か所に胸とあごをつけて伏せます。車内にかけるものを何で選ぶかは、この一行で決まります。床や壁と違って、車のシートは、その子の口がいつも触れている高さにあります。
香りを重ねるやり方は、閉じた車内ほどよく効きます。ただし覆われるのは、人が気づいたにおいだけになりません。犬も猫も、自分のにおいを手がかりにして場所を決めていて、キャリーの底に自分のにおいがあるから、あの箱で丸くなれます。底の布から自分のにおいが消えた日、入り口で足を止める子がいます。mofuwa瞬間消臭スプレーに香りが入っていないのは、ここを上書きしないためです。反応する相手は、におっているもとのほうに置いてあります。
中身は電解水です。かけた面をその子がなめることを先に決めてから成分が選ばれている一本なので、座面の縫い目のように、指が入らず拭ききれない奥にも、量を数えずに置けます。余計なものが入っていないぶん、布の座面にも、ドアの樹脂の内張りにも、同じ一本で足ります。車内は面の種類が多い場所なので、持ち込むものが1本で済むかどうかが、そのまま続くかどうかになります。
家に持ち帰った底の布は、寝床の布と同じ扱いにします。洗濯機に入る大きさなら、その日のうちに回して、乾くまでキャリーには戻しません。車に積んだままの水の食器も、連休のあいだに何度か口がついています。ふちの内側を指でなぞってぬるつきがあれば、洗ってから戻します。車内のにおいの出どころは、シートの布だけに限りません。持ち込んで、置きっぱなしにしたものの側にもあります。
やる時間帯は、夕方より午前のほうが向いています。開けたまま乾かせる時間が要るからです。雨の日は無理にやらず、次の晴れた午前へ回します。連休明けの車は、次に乗る予定が決まっていないぶん、一日ずらしても困りません。手をつける日を天気で選べることが、この作業のいちばん楽なところです。
出発の朝にまとめてやっていませんか|車内のにおいで入れ替わりやすい順番
順番が入れ替わるのは、決まって3か所です。どれも車内のにおいを薄くするどころか、次に開けたときに強くして終わります。連休明けに手をつけられないまま、次の出発の朝まで来てしまった車ほど、この3つが起きます。
- 出発の朝にまとめてやる:拭いて、かけて、その30分後に窓を閉めて走り出すことになります。布は乾いていません。濡れたまま閉じた車内は、8日の上下を1日で作る条件になります。前夜でも足りません。乾かす時間が取れる日を、出発から3日以上離して取ります
- 芳香剤を先に足す:人の鼻は数日で慣れるので、次の連休にはもう一段強いものを置くことになります。その子は窓の閉まった箱の中にいて、逃げる場所がありません。キャリーの中で顔をそむけて座る、いつもの場所で伏せない、という日が出たら、置いたもののほうを疑います
- エンジンをかけて送風で済ませる:風は表面の毛を動かしますが、皮脂は繊維の奥に入っています。動くのは浮いているぶんだけで、においのもとは座面に残ったままです。送風は、窓を開けて走っているあいだに済ませるもので、停めた車内の拭き取りとは別に数えます
3つとも起きてしまった車は、最初からやり直す必要はありません。戻る先は、ドアを4枚開けて10分の換気からです。そのあとに、キャリーの底の布だけを外して洗い、座面は翌週へ回します。1日で全部を済ませようとするから、乾かす時間が削られます。連休明けの車には、次に乗るまでの日数という余裕があるので、2回に分けて構いません。
往復2回のうち、帰りだけよだれの量が増えていた/車から降ろしたあと、キャリーの底に触れていたおなかの側だけを一週間なめ続けている/同じ場所の毛が薄くなってきた/乗り込むときに前足をかけるのをためらうようになった。こうした変わり方は、車内のにおいの話では説明がつきません。乗せた日付と、なめている場所と、それが何日続いているかを書いた紙を持って、動物病院に電話をして日を決めてください。連休の何回目の移動から変わったのかが紙に残っていると、車の側の条件か、その子の体の側かを見分ける材料になります。
次に乗る予定がないあいだ、月に何回ドアを開けるか|使っていない車内のにおいと頻度
連休明けにいちど戻したあとは、乗る予定のない月ほど、開ける日を先に決めておきます。使っていない車の中でにおいが動くのは、人が乗らないあいだだからです。頻度は、その子を乗せる回数ではなく、車を置いている場所の日当たりで決まります。
| 次に乗るまで | ドアを開ける回数 | そのときにやること |
|---|---|---|
| 2週間以内 | 1回 | 4枚開けて10分。布には触らない |
| 1か月 | 2回 | 10分の換気と、座面の毛を手で6回出す |
| 2〜3か月 | 月2回 | 換気のあと、キャリーの底の布だけを入れ替える |
| 次の連休まで | 月2回+前日 | 前日に縫い目とベルトのつけ根を拭いて、置く |
表の右端は、時間にすると10分から20分です。連休明けにやった30分を、月2回の10分に割ったものと考えてください。この10分があると、次の連休の前日にやることが、拭いて置くだけになります。出発前夜に1時間かける年と、月2回ドアを開けておく年とでは、その子が乗り込んだときの車内のにおいが違います。
キャリーも、次の出発まで車に積んだままにしないほうが続きます。家に置いてあれば、底の布は寝床の布と一緒に洗えますし、その子が自分から入って寝ている日が出てきます。使う日にだけ車へ運ぶ形にすると、キャリーの底が車内の温度の上下を受けずに済みます。
今月は、ドアを4枚開けて10分待つ日を2回、カレンダーに書き入れるところまでで足ります。布に手を入れるのは、そのうちの1回だけで構いません。連休のあいだに乗せた回数より、開けた日に丸がいくつつくかのほうが、次の出発の朝を軽くします。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- キャリーは車に積んだままのほうが、いざというときに便利ではありませんか。
- 持ち出しの早さを優先するなら、本体だけを積んで、中の布は家に置く形にできます。底の布は洗えますし、家にあれば、その子が自分から入って昼寝をする日が出てきます。車に積みっぱなしにすると、底の布だけが昼と夜の温度の上下を毎日受け続けることになり、次に乗せる日には、家の寝床とは違うにおいの箱になっています。防災用に積んでおく場合も、布は季節の変わり目ごとに入れ替えると、中のにおいが持ち越されません。
- 車内のにおいは、シートの次にどこへ移りますか。
- 手が届きにくい順に残ります。ドアの内張りの下側と、足元のマットの裏、それから後部座席の背もたれの合わせ目です。どれも、拭き取りのときに手のひらが通らない面です。天井の内張りは、人がたばこを吸う車でなければ、犬猫のにおいの出どころとしては後ろのほうになります。順番としては、座面とキャリーの底を2回やってから、3回目にドアの下側へ手を伸ばすくらいで足ります。
- 洗車のときに、車内の清掃も一緒に頼めば足りますか。
- 毛を出す作業と、面を全部拭く作業は頼めます。頼めないのは、その子がどこに伏せていたか、どの日に乗せたか、という情報のほうです。縫い目とベルトのつけ根に手を入れる理由は、その子の胸とあごが触れる場所だからで、これは飼い主しか知りません。年に1回は頼んで、そのあいだの月2回のドア開けは自分でやる、という分け方が現実的です。頼んだあとに車内へ芳香剤が置かれていたら、次に乗せる前に外しておきます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
