C15組み合わせ提案
犬と猫が同居する家のケアセット
夕方6時すぎ、散歩から戻った犬がソファの左端に上がって30分ほど寝そべり、その夜、同じくぼみで丸くなっていたのは猫でした。犬と猫が同居する家では、片方の体についてきたものが、もう片方の寝る場所で止まります。犬にはもうグルーミングスプレーを使っていて、猫にも何か足そうか迷っている。そんなとき、同居の家のケアセットで先に決めるのは、猫用の別の中身を探すことより、同じ水を2頭へどう渡すかです。犬には吹きかけて、猫には手のひらから、2頭が舐める床とソファには場所のための1本で。帰宅後の時間の順に、5つの手順と置き場所まで組んでいきます。
犬の足が運んだものは、猫の寝る場所で止まる|犬と猫の同居で毎日混ざるものから組む
犬と猫が同居する家のケアセットは、2頭の体を別々に見る前に、同じ床の上で何が行き来しているかを見るところから組みます。犬は毎日外に出て、足先と腹の下に砂やほこり、アスファルトの細かな汚れを乗せて帰ってきます。体から出る脂がそこに混ざるので、汚れは乾いた砂よりも毛に絡みやすい状態で家に入ってきます。猫は外に出ませんが、犬が寝そべったあとのソファや、犬が歩いたあとのラグの上で眠ります。
ここで、同居の家に特有の流れができます。外の汚れが、犬の足から床へ、床から猫の体へ、猫の体から猫の口へと、段を1つずつ下りていくのです。猫は起きるたびに毛づくろいをして、体についたものを舌で取り込みます。犬の散歩が毎日ある家では、この流れも毎日できます。1頭ずつ暮らしていたときには無かった道すじで、同居のセットは、この道すじのどこで手を入れるかによって中身が決まります。
もう1つ、見落としやすいのが2頭の受け取り方の違いです。犬は玄関で立ったまま、足を1本ずつ持ち上げられても待っていられる子が多い。猫は、そばで鳴るプシュッという音や、体を押さえられることを嫌がる子が多く、手入れは猫のほうから寄ってきたときにしか始まりません。中身は同じ系統の水でよくても、体に届けるやり方は2頭で変える必要があります。この記事では、それを「渡し方」と呼び、3つに分けます。
- 吹きかけて渡す:霧で体に直接届けます。立って待てる犬に向いていて、玄関で済ませられます
- 手のひらから渡す:一度手に取ってから、なでて届けます。音が出ないので、猫が寄ってきた瞬間に始められます
- 場所に渡す:体ではなく、2頭が体をつける床やソファのほうへ届けます。汚れが下りる段を1つ手前で止めます
| 場所 | 犬がそこですること | 猫がそこですること | そこで混ざるもの |
|---|---|---|---|
| 玄関の上がり口 | 散歩から戻って最初に足をつく | ほとんど来ない | 足先の砂・ほこり・脂 |
| 廊下と水飲み場 | 水を飲み、濡れた口のまま床を歩く | 通り道として横切る | 足の汚れと、口から垂れた水 |
| ソファの端 | 寝そべって腹と胸をつける | 犬が去ったあと、同じくぼみで眠る | 腹の下の汚れと被毛の脂 |
| 窓際の日だまり | 横になって体を伸ばす | 同じ場所で毛づくろいをする | 脂がしみた床のほこり |
| 猫が上る棚 | 届かない | 居場所にしている | 混ざらない(猫だけの場所) |
表の4行目までが、2頭が同じ面に体をつける場所です。5行目の棚だけは、犬の足が届かない猫だけの場所になっています。同居のセットでは、この「混ざる場所」と「混ざらない場所」の境目が、そのまま道具の置き場所になります。混ざる場所には場所のための1本を、混ざらない場所には猫の体に使う1本を置く、という分け方です。
同居の家で道具を選ぶ前に数えておきたいのは、2頭が同じ面に体をつける場所です。玄関から寝床までのあいだで、散歩のあとの犬が長くとどまる場所は、それほど多くありません。数が分かれば、場所のための1本をどこに置けばいいかも、猫の体のどこに触れればいいかも決まります。この数を数えないまま猫用の1本を足すと、猫の体はきれいになっても、翌日また同じソファから同じものを受け取ることになります。
玄関で吹く・手のひらで渡す・床は拭く|犬と猫の同居で家でできる5つの手順
手順は、散歩から戻った犬が玄関に入る瞬間から、猫がソファに戻ってくるまでの時間の順に並べます。物を出す順番で並べると、犬を拭いているあいだに猫が先にソファで寝てしまう、ということが起きます。体と時間の順に合わせておけば、汚れが下りる段を上から1つずつ止められます。
-
手順1:散歩のあと3日間、2頭が同じ面に体をつける場所に付箋を貼る
最初の3日は道具を使いません。散歩から戻った犬がどこを歩き、どこで寝そべるかを目で追い、そのあと猫がどこで眠るかを見ます。重なった場所に、付箋を1枚ずつ貼っていきます。3日たって付箋が残っている場所が、この家で汚れが混ざる場所です。ソファの端と窓際の日だまりに付箋が集まる家もあれば、廊下の曲がり角のラグに集まる家もあります。ここを決めておかないと、手順4で床のどこを拭くかが毎回変わってしまいます。
-
手順2:犬は玄関の上がり口で、グルーミングスプレーを吹いてから足先と腹を拭う
犬の手入れは、床に1歩目をつく前の玄関で終わらせます。リードをつけたまま上がり口に立たせ、足先に1本ずつ吹きかけて、指の間をコットンで拭います。そのあと腹の下と胸にも吹き、手のひらで毛の流れにそってなでおろします。ここで落としたいのは、散歩の汚れを毛に絡ませている脂のほうです。mofuwaグルーミングスプレーは還元水100%で、アルコールは入っていません。この水が油と混ざり合って乳化するので、汚れのもとになる余分な脂が浮き、皮膚の表面を守っているセラミドやスクワランは残ります。犬は拭かれたあと、自分の前足をよく舐めます。この家では、その前足が触れたソファを猫も舐めます。どちらの舌も届く場所に使うものとして中身を決めてあるので、指の間まで量を気にせず吹けます。
-
手順3:猫はグルーミングウォーターを手のひらに取り、ソファに触れていた側だけをなでる
犬の足が済んだら、次は猫です。追いかけて捕まえるのではなく、猫が棚から降りてきたときや、ソファへ向かう途中で足を止めたときに始めます。猫用mofuwaグルーミングウォーターを手のひらに少し取り、ソファの面に触れていた脇腹とお腹のあたりを、毛の流れにそってなでます。この1本は、グルーミングスプレーの水をもとに猫向けにわずかにイオンを整え、吹きつける音の出ない容器に入れ替えたものです。スプレーの音を嫌がる猫が多い、という飼い主の声から容器が変わりました。猫はなでられたあと、たいていそこを自分で舐めます。口に入る前提でつくられたものを、音を立てずに渡せることが、同居の家で猫の側に置く理由です。
-
手順4:2頭が舐める床とソファは、猫が戻る前に瞬間消臭スプレーで拭いて乾かす
手順1で付箋を貼った場所に、mofuwa瞬間消臭スプレーを吹いて拭き、乾くまで待ちます。犬の足が済んでから猫がソファに戻るまでの、10分ほどのあいだに終わらせるのが目安です。この面は、犬も猫も舐めます。犬は落ちた食べかすを探して床を舐め、猫はそこで眠ったあとに自分の体を舐めます。瞬間消臭スプレーは、そういう面に吹かれることを出発点に、電解水だけでつくられています。香りを重ねてにおいを覆うつくりにしていないのも、同居の家では意味があります。猫は自分のにおいがついた場所を好むので、ソファの端に別の香りが乗ると、そこが猫にとって知らない場所に変わってしまうからです。
-
手順5:3本を別々の場所に置く。犬の1本は玄関、猫の1本は猫が上る棚、床の1本はソファの脇
最後に、置き場所を分けます。グルーミングスプレーはリードを掛けるフックの横、グルーミングウォーターは猫が上る棚の2段目、瞬間消臭スプレーはソファの脇の引き出し。どれも、使う瞬間に手が届く場所です。1か所にまとめると、犬を拭いた1本がそのまま居間まで運ばれ、猫のそばで吹かれることが起きます。猫の1本を棚に置くのは、犬の足が届かない高さだからでもあります。猫は毎日そこで容器を目にするので、手に取られても身構えにくくなります。
3本のうち、毎日いちばん多く動くのは玄関の1本です。犬は毎日散歩に行き、毎日体から脂を出すので、昨日きれいにしても、今日また外の汚れを乗せて帰ってきます。犬の足が運んだものを猫の寝る場所まで持ち込ませたくない、その気持ちを、毎日の玄関で終わる形にしたのがグルーミングスプレーの持ち場です。ブラッシングの前に吹いておけば、静電気で毛が立ちにくい状態で胸や背中もとかせます。
| 1本 | 渡す相手 | 渡し方 | 置き場所 | 使う時刻 |
|---|---|---|---|---|
| グルーミングスプレー | 犬の足先・腹・胸 | 吹きかけてから拭う | 玄関のリード掛けの横 | 散歩から戻った直後 |
| グルーミングウォーター | 猫の脇腹・お腹 | 手のひらに取ってなでる | 猫が上る棚の2段目 | 犬のあと、猫が降りてきたとき |
| 瞬間消臭スプレー | 付箋を貼った床とソファ | 場所に吹いて拭き、乾かす | ソファの脇の引き出し | 犬の足のあと、猫が戻る前 |
表の左の列だけを見ると、3本の商品を並べた紹介のように見えます。けれど組み立ての順番は右から左です。使う時刻と場所が先に決まり、そこに届く渡し方を選んだ結果として、1本ずつが決まっています。犬に使うグルーミングスプレーと猫に使うグルーミングウォーターは、もとは同じ系統の水です。2本になっているのは、中身を分けたかったからというより、玄関で吹く渡し方と、手のひらから渡す渡し方が、2頭で違ったからです。
猫のそばで吹く・1本が部屋を渡り歩く|犬と猫の同居で頻度と順番が崩れる3つの場面
5つの手順が崩れるのは、たいてい犬の手入れを急いだ日で、崩れ方は3つに決まっています。どれも、渡し方が2頭のあいだで混ざったときに起きます。
| 崩れる場面 | 何が起きるか | 戻し方 |
|---|---|---|
| 雨で玄関が混み、犬を居間で拭いた | 吹く音が猫のいる部屋で鳴り、猫がしばらくソファに寄りつかなくなる | 玄関で終えられない日は、グルーミングスプレーを手のひらに取ってから犬に。居間では音を出さない |
| 棚の1本を犬にも使い回した | 猫の1本が玄関と棚を行き来し、猫の棚に犬の汚れのついた手が伸びる | 使ったら持ち場へ戻す。玄関の1本は玄関から動かさない |
| 床を拭くのが猫のあとになった | 猫が先に付箋の場所で眠り、犬の足が運んだものを体に受ける | 犬の足が済んだら、猫が降りてくる前に床。順番を入れ替えない |
頻度も、ここで決めておきます。手入れの回数は2頭の体でそろえず、犬の散歩の回数に合わせて数えます。1日2回散歩に行く家なら、玄関のグルーミングスプレーは2回、床の瞬間消臭スプレーも2回です。猫のグルーミングウォーターは、その日に猫が付箋の場所で眠ったかどうかで決めます。眠っていない日は、猫の体に何もしない日にしてかまいません。
- 犬の足先と腹:散歩のたび。雨の日も晴れの日も同じ回数です
- 付箋を貼った床とソファ:犬の足のあと、散歩と同じ回数です
- 猫の脇腹とお腹:犬の寝た場所で猫が眠った日だけ。この記事では1日1回までにしています
- 付箋の貼り替え:季節が変わって日だまりの位置が動いたら、手順1の3日をやり直します
猫の回数を犬に合わせて増やさないのには、理由があります。猫は自分で毛づくろいをする動物で、人の手が入る回数が増えるほど、手入れの時間そのものを避けるようになる子がいます。猫の側で減らしたいのは手入れの回数より、ソファから受け取るものの量です。そちらは、手順4の床で先に減らせます。
玄関で拭くたびに犬の指の間が赤く、そこを舐め続ける日が3日以上続く。猫が付箋の場所に触れた側ばかりを毛づくろいして、脇腹やお腹の毛が薄くなってきた。付箋を貼ったソファや床で、どちらかの粗相が急に増えた。こうした変化は、手入れの回数を増やして追いかけるものではありません。付箋を貼った場所と、散歩の時刻と、どちらの子がそこで眠っていたかを紙に書き写して、動物病院の診察を受けてください。家の図が手元にあると、どこから来たものかを一緒にたどれます。
玄関と猫の棚に1本ずつ|犬と猫の同居セットを置き場所で続けるコツ
同居のセットが続くかどうかは、手順を覚えているかより、3本がそれぞれの持ち場から動かないかどうかで決まります。犬の手入れは玄関で始まり、猫の手入れは猫の棚の前で始まり、床の手入れは付箋の前で始まります。使う場所に1本ずつあれば、手順を思い出す必要はほとんどありません。すでに1本を使っている家なら、次に足す1本も、この持ち場の空きから決まります。
| いま使っている1本 | 次に足す1本 | 足す理由 |
|---|---|---|
| 犬にグルーミングスプレー | 猫にグルーミングウォーター | 同じ系統の水を、音を立てずに猫へ渡す持ち場が増える |
| 猫にグルーミングウォーター | 犬にグルーミングスプレー | 玄関で犬の足を済ませると、ソファへ運ばれる量が減る |
| 床に瞬間消臭スプレーだけ | 犬にグルーミングスプレー | 床で止める1段上の、犬の足で止められる |
| まとめると | 汚れが下りる段の上から足す | 犬の足、2頭が体をつける面、猫の体の順に、空いている持ち場を埋める |
手順1で貼った付箋は、3本の置き場所が決まったあとも1か月ほど残しておきます。床を拭く場所を毎回思い出さずに済むうえ、家族の誰が手入れをしても、どこを拭けばいいかがひと目で分かります。日だまりの位置が季節で動いたら、付箋も一緒に貼り替えます。
リード掛けの横にグルーミングスプレー、猫の棚の2段目にグルーミングウォーター、ソファの脇に瞬間消臭スプレー。今夜の散歩から、犬の足を玄関で済ませ、猫が降りてくる前に付箋の場所を拭くところまでを1回と数えてください。続けるうちに、猫がソファの左端で眠っても、夜の毛づくろいで舐めとる砂が少しずつ減っていきます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 犬にグルーミングスプレーを使っています。猫にも同じ1本を使ってはいけませんか。
- 使えます。グルーミングスプレーは犬と猫の両方に向けてつくられています。猫用のグルーミングウォーターが別にあるのは、中身を大きく変えたからではありません。水はグルーミングスプレーをもとに猫向けにわずかにイオンを整えたもので、いちばん大きな違いは、吹いたときの音が出ない容器にしたことです。猫がスプレーの音を気にしないなら、グルーミングスプレーを手のひらに取ってからなでる形でもかまいません。音で逃げてしまう子なら、容器ごと変えたほうが、手入れの時間そのものを嫌がられずに済みます。
- 猫が犬のにおいを嫌がって、ソファに上がらなくなりました。香りのついた消臭剤でにおいを消したほうがいいですか。
- 香りを重ねると、犬のにおいは弱くなっても、ソファの端は猫にとって知らないにおいの場所になります。猫は自分のにおいがついた場所を選んで眠るので、犬が寝た場所にだけ瞬間消臭スプレーを吹いて拭き、乾かしてから、猫がいつも使っている毛布を1枚そこへ戻すほうが、居場所として戻りやすくなります。犬が寝そべる場所をソファの反対の端に決めてしまうのも、2頭が同じ面を使う回数を減らす手立てです。
- 犬の散歩が1日2回あります。猫の手入れも2回にしたほうがいいですか。
- 2回にする必要はありません。犬の足と床は散歩の回数に合わせますが、猫の体は、その日に猫が犬の寝た場所で眠ったかどうかで決めます。眠っていない日は、何もしない日で大丈夫です。猫の側で減らしたいのは、手入れの回数より、ソファから受け取るものの量です。そちらは、猫が降りてくる前に床を拭くことで先に減らせます。回数が増えると手入れの時間を避けるようになる猫もいるので、猫の側は少なめに決めておくほうが続きます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
