C09シーン別・暮らし

小さな子どもがいる家庭が赤ちゃんが生まれた家で困ること、その手当て

公開日 2025年2月1日|文=mofuwa編集部

明るい居間の床で、おもちゃのそばに落ち着いて伏せている淡い色の犬
手が回らない時間に成立していたのは、大人が組んだ形ではありませんでした。写真:qiana zhang/Pexels

下の子が生まれて11日目の夕方、上の子が犬の横に寝そべって、絵本を声に出して読んでいました。こちらは赤ちゃんを抱いたまま台所に立っていて、その10分間、どちらの様子も見ていられませんでした。見に行けたときには、2人とも同じ姿勢のままでした。小さな子どもがいる家庭に赤ちゃんが来ると、手が回らなくなるのは大人のほうです。ところが実際に起きたのは、上の子どもとペットが組になって、こちらの手が空く時間が生まれることでした。この記事は、その組をどう扱うかという7つの問答です。子どもとペットの安全をどこで測るか、そして、いまやらなくていいことも1つ入れてあります。

上の子どもに、どこまで任せていいですか|赤ちゃんが生まれた家で最初に出る疑問

答えから書きます。任せる、という形にしないでください。任せると、上の子どもの側に係ができます。係ができると、できた日とできなかった日が生まれ、できなかった日に大人ががっかりした顔をします。赤ちゃんが生まれた時期の家で、これがいちばん重い負荷になります。上の子どもとペットが一緒にいる時間は、任されたから成立しているのではなく、たまたま同じ場所にいるから成立しています。

では大人は何をするのか。決めるのは「上の子どもがやること」ではなく、「その時間に大人がどこにいるか」です。台所に立っているのか、隣の部屋にいるのか、同じ部屋の椅子に座っているのか。これだけを決めておくと、上の子どもは何も引き受けずに済みます。赤ちゃんを抱いたまま台所に立つ10分は、上の子どもとペットにとって「大人が同じ階にいる10分」です。それ以上の意味を持たせないほうが、次の日も同じ形が続きます。

もう1つ、任せない理由があります。上の子どもが何をしているかを、大人は正確には見ていないからです。絵本を読んでいたのか、体に寄りかかっていたのか、耳を触っていたのか。見ていない時間のことを、あとから「ちゃんとやってくれた」と評価すると、評価の基準が実態からずれていきます。ペットの側の様子も同じで、そばにいたことと、居心地がよかったことは別です。任せない、というのは、見ていない時間を採点しない、という意味でもあります。

Note上の子どもの気持ちを言い当てようとしない

赤ちゃんが来た家では、上の子どもの気持ちをこちらで説明したくなります。さみしいのだろう、我慢しているのだろう、と。ただ、そこを決めてかかると、こちらの手が動く先が変わってしまいます。実際に見えているのは、どこにいたか、何分いたか、誰のそばにいたか、という位置の情報だけです。この記事では、気持ちではなく位置のほうを材料にします。位置なら、赤ちゃんを抱いたままでも見えます。

上の子どもが赤ちゃんをペットに見せようとしたら、止めたほうがいいですか

止め方を1つに決めておくと楽になります。「見せない」ではなく、「高さを変えない」です。上の子どもが赤ちゃんをペットに見せようとするとき、実際に動くのは赤ちゃんの高さです。抱き上げようとする、床に近づける、顔を寄せる。この高さの変化だけを止めれば、見せること自体は止めなくて済みます。赤ちゃんが大人の腕の中にいる高さのまま、ペットが自分から近づく形なら、そのままにしておけます。

止める言い方も、先に決めておいてください。とっさに出る言葉は、たいてい強くなります。「だめ」ではなく「そのままで」と言うと、上の子どもは手を止めるだけで済みます。だめと言われると、上の子どもは何がだめだったのかを探しにいきます。探した結果、「赤ちゃんとペットを一緒にしてはいけない」と受け取ることがあります。この時期にその形になると、上の子どもとペットの組そのものが解けてしまいます。

止める場面と、止めなくていい場面の分け方
場面どうするか理由
赤ちゃんを抱き上げようとした止める落とす・支えきれないという別の話になります
赤ちゃんを床へ近づけようとした止める動いているのは赤ちゃんの高さのほうです
ペットの顔を赤ちゃんへ寄せた止めるペットの側が向きを選べなくなります
ペットが自分から近づいてきた止めないその子が距離を決めています
上の子どもが赤ちゃんの話をした止めない位置は何も動いていません
上の子どもがペットの横で寝ころんだ止めない赤ちゃんとは別の場所の話です

この表の下3行が、この記事でいちばん言いたいところです。止める対象は「赤ちゃんとペットが近いこと」ではなく、「人の手で距離が動くこと」です。赤ちゃんが生まれた家で、大人が疲れているときほど、近いこと自体を止めにいってしまいます。そうすると止める回数が増え、上の子どもが呼ばれる回数も増え、結果として大人の手が余計に取られます。距離を動かす手だけを見ていれば、止める回数は1日に数回で収まります。

赤ちゃんとペットの部屋は、分けなくても大丈夫ですか

部屋で分けようとすると、たいてい続きません。分けるのは部屋ではなく、高さです。赤ちゃんが寝ている場所を床から上げる。ベビーベッド、ソファの上の位置、大人の腕の中。この3つのどれかにいる時間を長くしておくと、部屋を1つ空けなくても分けたことになります。小さな子どもがいる家庭では、そもそも空いている部屋がありません。上の子どもの遊ぶ場所、赤ちゃんの寝る場所、ペットの居場所を、部屋数で割ることはできません。

高さで分けるほうが続く理由は、扉を閉める作業がいらないことです。扉は、開ける人と閉める人が必要です。赤ちゃんが生まれた家で、1日に何十回も扉を閉めるのは、上の子どもか大人のどちらかになります。上の子どもに閉めさせる形にすると、そこで係が生まれます。大人がやると、抱っこしたまま片手で開け閉めすることになります。高さで分けておけば、扉は開けたままで構いません。

ペットが自分で部屋を出ていけるかどうかは、毎日確かめておいてください。荷物が増える時期なので、通り道は3日でふさがります。ベビー用品の箱、たたんでいない洗濯物、たたんだ紙おむつの袋。どれも床に置かれます。上の子どもとペットが組でいられるのは、ペットの側がいつでも抜けられるからです。抜けられない場所に長くいると、そばにいた時間の意味が変わります。

上の子どもと一緒にできるペットのケアは、どれですか

体を触るケアではなく、場所のケアを選んでください。ブラッシングも、拭き取りも、爪の手入れも、上の子どもと一緒にやると力の加減が読めません。それに、体に触るケアは、うまくできたかどうかがペットの反応で分かってしまいます。上の子どもが失敗したことになる形は、この時期に作らないほうがいいと思います。場所のケアなら、結果が体に出ません。

上の子どもと一緒にできることと、大人だけでやること
内容なぜそこで分けるか
一緒にできる寝床の布を、かごへ入れる触るのは布で、ペットではありません
一緒にできる床に落ちた毛を、粘着ローラーで取る力の加減がいらない作業です
一緒にできる水の器を洗って、新しい水を入れる毎日あって、終わりがはっきりしています
一緒にできる寝床のまわりにひと吹きする場所に向ける作業なので、体に結果が出ません
大人だけブラッシング力の加減と、嫌がる場所の判断が要ります
大人だけ体を拭く触っていい場所が、その日で変わります
大人だけ爪と耳のまわり痛みの合図を読む必要があります

上の3つ目までは道具がいりません。4つ目だけ、少し具体的に書きます。赤ちゃんが生まれた時期は、ペットを洗う日が後ろへ倒れます。抱っこしたままでは押さえられないので、当然です。そのぶん、水を使わない日のケアと、場所の側の手当てで渡していく形になります。寝床の布と、その子がいつも寝ている床の一角に、無香料の mofuwa 瞬間消臭スプレー をひと吹きする。これは上の子どもにも持てる作業で、ペットの体には何も起きません。においが強い日にまとめてやるのではなく、毎日1か所と決めておくと、上の子どもの側でも手順が固定されます。

小さな子どもがいる家庭では、床に置くものの中身を説明できるかどうかも条件になります。mofuwaの中身は、特許5253483(3室ダブルイン型電解システム)でつくる電解水です。電解槽が3室に分かれる構造により、電解質由来の不純物が電解水に含まれません。そのため、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています。各種の試験条件下では、30〜60秒後に生菌が検出されなかったという結果が出ています(江東微生物研究所ほか調べ)。浸透については、精製水の35倍という測定があります。赤ちゃんと上の子どもが同じ床にいる家で、安全の話を根拠から説明できると、家族のあいだの相談が短く済みます。

上の子どもがペットを独占したがったら、どうすればいいですか

取り上げないでください。この時期に上の子どもとペットの距離が近くなるのは、赤ちゃんが生まれた家で自然に起きることです。大人の手が赤ちゃんへ向かうぶん、上の子どもの側で空いた時間があり、その時間にペットがいる。ここに大人が割って入ると、空いた時間だけが残ります。「独り占めしないで」「みんなの子でしょう」と言うと、上の子どもは離れますが、離れたあとに行く先がありません。

ただし、ペットの側が抜けられる形は保ってください。独占という言葉で心配になるのは、たいていペットの側の逃げ場です。上の子どもが座っている場所と、ペットの寝床のあいだに、人が通れる幅を残しておく。これだけで、抱えこむ形にはなりにくくなります。抱えこみそうになったら、上の子どもに注意するのではなく、ペットが移動しやすいように大人が家具の向きを変えるほうが早いです。

もう1つ、大人の側でやめておきたいことがあります。上の子どもとペットの組を、赤ちゃんとの比較で語らないことです。「お姉ちゃんは犬のほうが好きなのね」「弟より犬なんだ」といった言い方は、こちらは軽く言ったつもりでも、家の中の役割の話になっていきます。この記事で扱っているのは、手が回らない時期をどう渡すかという運用の話です。誰が誰を好きかという話は、そもそもここでは決めなくて済みます。

Cautionペットの体の変化は、この時期の話と分けて動物病院にご相談ください

赤ちゃんが生まれた前後は、家の中の音と人の動きが大きく変わります。そのため、ペットの側に出た変化を「新しい生活に慣れていないだけ」と読みたくなります。ただ、同じ場所をなめ続けている、体をかく回数が増えた、食べる量が減ったまま戻らない、水を飲む量が急に増えた、隠れて出てこない、触ると声を出す。こうした変化は、家では切り分けられません。慣れの話として様子を見ずに、動物病院にご相談ください。いつから、どのくらい続いているかを書いた紙が1枚あると、その場で話が早く進みます。なお、赤ちゃんや上の子どもの体のことは、この記事では扱いません。気になることがあれば、かかりつけの先生にご相談ください。

この家でいう安全とは、何を指しているのですか|3つの目盛りに置き換える

安全という言葉のままだと、毎日その日の気分で線が動きます。3つの目盛りに置き換えてください。①赤ちゃんが床から何センチのところにいるか、②上の子どもとペットが一緒にいる時間に大人がどこにいるか、③床に置いているものの中身を説明できるか。この3つなら、抱っこしたままでも確かめられます。赤ちゃんとペットと上の子どもが同じ部屋にいる家で、安全を判断ではなく確認に変えられるのが、この置き換えの利点です。

赤ちゃんとペットと上の子どもの安全を、3つの目盛りで見る
目盛り確かめ方その日の答え
高さ赤ちゃんが床から上がっているか上がっている/腕の中/床にいる
大人の位置同じ部屋か、隣か、別の階か3段階のどれか
床のもの中身を説明できるかできる/できない
逃げ道ペットが部屋を出ていけるか空いている/ふさがっている
終わり方その時間を誰が終えるか大人/自然に終わる

3つと書いて表が5行あるのは、下の2つがおまけだからです。毎日見るのは上の3つで足ります。逃げ道と終わり方は、荷物が増えた週と、来客のあった週だけ見直せば十分です。赤ちゃんが生まれてからの数か月は、確かめる項目が多いほど確かめなくなります。3つに絞ってあるのは、抱っこしたまま目で終わる数だからです。

安全という言葉を家族と共有するときも、この3つで話すと早く済みます。「気をつけてね」ではなく、「赤ちゃんは腕の中、大人は同じ部屋、床のものはこれ」と言う。祖父母が来た日や、上の子どもの友だちが来た日にも、そのまま渡せます。子どもとペットの安全は、注意の量ではなく、条件が3つそろっているかどうかで測れます。

いま、やらなくていいことはどれですか

3つあります。①しつけの練習を新しく始めること、②ペットの生活時間を赤ちゃんに合わせること、③家の中の配置を大きく変えること。どれも、赤ちゃんが生まれる前後に「いまのうちにやっておこう」と言われがちなものです。ただ、この3つは全部、上の子どもとペットの組を壊す側に働きます。組が成立しているのは、上の子どもとペットのまわりだけが前と同じだからです。

このうち、いちばん効くのは2つ目です。ペットの時刻を動かさないこと。赤ちゃんが生まれた家では、大人の時間も上の子どもの時間も全部ずれます。その中で、朝の散歩の時刻とごはんの時刻だけが前と同じだと、家の中に動いていない軸が1本残ります。上の子どもがペットのそばへ行く時間帯が決まってくるのも、たいていこの軸の近くです。

Pointやらないと決めた3つを、紙に書いて貼っておく

やらないことは、忘れます。とくに、赤ちゃんが少し寝るようになった月に「そろそろできそうだ」と思って手を出します。紙に3行だけ書いて、冷蔵庫に貼っておいてください。「新しいしつけをしない」「ペットの時刻を動かさない」「配置を変えない」。祖父母や親戚が来たときにも、その紙を指せば説明が終わります。赤ちゃんとペットと子どもがいる家で、いちばん時間を取られるのは説明のほうです。

7つの答えを、朝から夜までの順に並べ直す|なぜ、上の子どもとペットの組だけが続くのか

最後に、ここまでの答えを1日の順に置き直します。大人がやることは、朝に1つ、日中に2つ、夜に1つだけです。残りは、決めておいたことをそのままにしておくだけで進みます。赤ちゃんが生まれた家で続く形は、たいてい、やることが少ない形のほうです。

赤ちゃんとペットと上の子どもの一日を、大人の手数で並べる
時間帯大人がやることそのままにしておくこと
朝ペットの時刻を動かさない散歩とごはんは前と同じ
午前赤ちゃんの高さを1か所に決める上の子どもの遊ぶ場所は床のまま
日中通り道に荷物を置かない上の子どもとペットの距離には触らない
夕方床に落ちた毛を一緒に取る体に触るケアは大人だけで別の時間に
夜寝床のまわりにひと吹きする洗う日は、押さえられる日まで待つ
いつでも距離を動かす手だけ止める近いこと自体は止めない

なぜ、上の子どもとペットの組だけがこの時期に続くのか。理由は、その組が、大人の予定に依存していないからです。大人が組んだ習慣は、赤ちゃんの睡眠と授乳で毎日ずれます。上の子どもがペットのそばに座るのは、予定ではなく、そこに空いた時間があるからです。空いた時間は、赤ちゃんが生まれた家にはむしろ増えます。だから、大人が何もしなくても続きます。続いているものに手を入れないでおく、というのが、この記事全体の答えでもあります。

ただし、その組は上の子どもの仕事ではありません。やめた日があっても、何も言わないでおいてください。上の子どもがペットのそばへ行かなくなった週があっても、そのままにしておく。行かなくなった理由を聞くと、次の週は行きにくくなります。赤ちゃんとペットと子どもがいる家で、大人が守るのは組そのものではなく、組がいつでも解けていい状態のほうです。

子どもとペットの安全については、3つの目盛りだけ毎日見てください。赤ちゃんの高さ、大人の位置、床に置いているものの中身。この3つは、抱っこしたままでも確かめられます。安全を、その日の気分で測らずに済む形にしておくことが、いちばん手数を減らします。そしてペットの体の側に変化が出たときは、この時期の話として片づけずに、動物病院にご相談ください。赤ちゃんが生まれた家では、家の中で起きていることが多すぎて、切り分けが家では成立しません。

Product

mofuwa 瞬間消臭スプレー

mofuwa 瞬間消臭スプレー

500ml / 2,420円(税込)

香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。

商品ページを見る

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。