C08季節・行事
留守にした日数ぶん、閉め切った部屋にたまるものがある
4日ぶりに玄関を開けて、靴を脱ぐ前に廊下の窓を開けました。換気から始めたのは、空気の動かない家がにおうと知っていたからです。ところが、窓を2か所開けて30分たっても、床に近いところのにおいだけが残りました。ラグの毛足とカーテンの裾には、留守にした4日ぶんが止まったままです。この記事では、家を空けた日数だけを数えて、窓とラグとカーテンに手を入れる順番を決めます。数えるものが1つなら、3日の留守と7日の留守で何を変えるかも同じ紙の上で決まります。
留守にした日数と、窓が閉まっていた時間は同じ数字です|帰った日のラグとカーテンで家でできること
帰ってきた日に数えるものは1つです。家を空けた日数。3日なら72時間、5日なら120時間、その家の窓は閉まっていました。換気の分数も、ラグに手を入れる回数も、カーテンの裾を拭くかどうかも、この数字から決めます。荷ほどきの前に、玄関のメモに日数だけ書いておくと、その日の夜にどこまでやるかで迷いません。
留守にすると空気が動かないことは、誰でも知っています。見落としやすいのは、止まる高さに差があることのほうです。窓を開けたときに入れ替わるのは、窓と同じ高さの空気です。床に近いところは、対角の2か所を開けても、最後まで動きません。その高さに何があるかを並べると、帰った日に手をつける場所が決まります。
| 床からの高さ | そこにあるもの | 窓を開けたときの動き方 |
|---|---|---|
| 0〜20センチ | ラグの毛足、カーテンの裾、抜けた毛 | ほとんど動かない |
| 20〜80センチ | ソファの座面、椅子の脚のまわり | 家具の下だけ止まる |
| 80センチ〜天井 | 窓のすきまから入る空気 | 開ければ入れ替わる |
5月の終わりは、この止まった高さに、もう一つ条件が重なります。換毛期に落ちた毛が、出かける前からラグの毛足に立って残っていることです。そこへ気温と湿度が上がり、留守のあいだ室温だけが下がらない日が続きます。乾燥している時期なら毛は軽いままですが、湿度の高い季節の変わり目には、毛が繊維にからんで、掃除機の先で動かなくなります。
紙に書くのは3つだけです。家を空けた日数、帰った日に窓を開けた分数、そしてラグとカーテンに手を入れたかどうかの丸。この丸は、次に家を空ける前にも効きます。出かける前の日にラグの毛を出しておいた年と、そのまま出た年とでは、帰った日の床に近いところのにおいが変わります。
対角に2か所・毛を先に出す・裾は下から上へ|留守明けの換気とラグの手順
順番は、開ける・出す・拭く・置く・乾かすの5つです。対角の窓を2か所開けて30分、ラグの毛を毛足の向きに出し、カーテンの裾から20センチを下から上へ拭き、最後に布へ置いて、窓を開けたまま乾かします。荷ほどきは、この5つのあいだに進めて構いません。手を止めて待つ時間は、合わせて10分ほどです。
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1|対角の窓を2か所開けて、30分そのままにする
1か所だけでは、空気に出口がありません。部屋の対角にある2か所を同時に開けて、入口と出口をつくります。ドアも開けて、廊下を通り道にします。30分待つあいだに、荷物を出して洗濯機を回します。この30分で終わるのは、窓の高さから上のぶんだけです。床に近いところは、このあと手で触ります。
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2|ラグの毛を、毛足の向きに沿って手で出す
ゴム手袋をはめた手のひらで、ラグを一方向になでます。往復させると、いったん立った毛が根元へ戻ります。窓側から部屋の奥へ、同じ向きで6回。集まった毛は、ラグの縁に列になって並ぶので、そこでまとめて取ります。掃除機はこのあとです。先にかけると、繊維にからんだ毛が寝たまま残ります。
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3|カーテンの裾から20センチを、下から上へ拭く
水で濡らしてきつく絞った布を、両手で裾をはさむように当てて、下から上へ引き上げます。外す必要はありません。留守のあいだ、床のほこりと毛が上がってくるのは、この20センチまでです。上から下へ拭くと、上の面についていたものを裾へ集めることになります。左右の端から中央へ、順に進めます。
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4|ラグの縁と、家具の脚のまわりへ置く
拭き終わったカーテンの裾と、毛を出したあとのラグの毛足、それから家具の脚が立っている床へ、mofuwa瞬間消臭スプレーをかけます。脚のまわりは、掃除機の先が入らないまま日数が過ぎた場所です。手が届かなかったところほど多めに。かけたあとは触らず、次の段へ進みます。
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5|窓を開けたまま乾かし、その日は閉めない
置いたあとに窓を閉めると、湿った布を閉じ込めることになります。夜まで開けておけない季節なら、扇風機を床に向けて低速で回し、乾くまで待ちます。室温が高い日は乾きが早く、雨の日は倍かかります。乾ききる前に上を歩くと、足の裏で毛足が寝て、翌朝もう一度出す手間が増えます。
ラグの毛足とカーテンの裾は、その子の顔の高さです。歩くときも、伏せているときも、鼻先はこの20センチの中にあります。床に近い面にかけるものを何で選ぶかは、ここで決まります。ラグの上で毛づくろいをする子なら、かけた面はそのまま口に入ります。
香りを重ねるやり方は、閉め切っていた部屋ほどよく効きます。ただ、上書きされるのは人が気づいたにおいだけになりません。犬も猫も、自分のにおいで場所を覚えています。留守から帰った日に、その子が真っ先に自分のラグで伸びをするのは、そこに自分のにおいが残っているからです。mofuwa瞬間消臭スプレーに香りが入っていないのは、その手がかりごと消してしまわないためです。反応する相手は、におっているもとのほうに置いてあります。
中身は電解水です。かけた面をその子がなめることを先に決めてから成分が選ばれているので、床と家具に同じ一本を使えます。ラグの毛足と、カーテンの裾と、テレビ台の脚と、床の巾木。留守明けに手を入れる場所は種類が多いので、持ち替えずに一本で通せるかどうかが、そのまま最後までやれるかどうかになります。
帰った日にやるのはここまでで足ります。ラグを外に干すのも、カーテンを取り外すのも、次の休みに回します。日数が長かった家ほど、初日に全部やろうとして途中で止まります。3日の留守なら1から3まで、5日を超えたら翌日にもう一度2と3をくり返す、という決め方にしておくと、帰った日の疲れ方に左右されません。
季節の変わり目に家を空けると、留守のあいだに室温の振れ幅が大きくなります。出る日は暖房を切って、帰る日は冷房を入れる、という時期です。窓を閉めた部屋で気温だけが上下すると、布は水分を出したり含んだりをくり返します。換気を先に置くのは、この出入りを止めるためです。拭くのも置くのも、空気が一度入れ替わったあとのほうが、手が受け取る量が少なくて済みます。
窓を開ける前に拭き始めた日|留守明けのカーテンとラグで入れ替わりやすいやり方
順番が入れ替わるのは3か所です。どれも、やっていること自体は間違っていません。置く位置が前後しただけで、床に近いところのにおいが戻ります。留守が長かった家ほど、帰った日の勢いでこの3つが起きます。
- 窓を開ける前に拭き始める:閉め切ったままの部屋で布を動かすと、立っていた毛が舞い上がり、行き場がないまま別の布へ移ります。ラグから出した毛が、ソファとカーテンの裾に付け替わるだけで終わります。開けて30分を先に置けば、同じ動作で出た毛の一部は外へ出ていきます
- 取り外せる布から先に手をつける:ベッドカバーやクッションカバーは外して洗濯機に入れられるので、つい先にやりたくなります。けれど洗濯が終わるまでの2時間、ラグとカーテンの裾は止まったままです。先にやるのは、その日のうちに手を入れないと翌日へ持ち越す側です
- 湿らせたまま窓を閉める:拭いて、かけて、疲れたので窓を閉めて寝る。翌朝いちばんに床のにおいが戻っているのはこの型です。留守の日数ぶんを乾かす時間が要るので、乾かせない夜にやるくらいなら、翌日の午前へ回したほうが早く終わります
3つとも起きた日でも、最初からやり直す必要はありません。戻る先は、対角2か所を開けて30分のところです。そこから、ラグの毛をもう一度出して、その日は終わりにします。カーテンの裾は翌日へ回して構いません。留守明けの家には、次に空けるまでの日数があるので、2日に分けても遅れになりません。
留守にした日数より長く、ラグの同じ場所で体をこすり続けている/帰った翌日から、床に伏せていた側のおなかだけをなめている/毛をかき分けると地肌が赤く見え、さわると熱い/留守の前には乗っていたラグを、帰ってから避けて通るようになった。こうした変わり方は、部屋のにおいや換気の話では説明がつきません。家を空けた日数と、なめている場所と、それが何日続いているかを書いた紙を持って、動物病院に電話をして日を決めてください。留守の何日目から、あるいは帰ってから何日目に始まったのかが残っていると、部屋の側の条件か、その子の体の側かを見分ける材料になります。
次に家を空ける日まで、換気とラグに毎日1分をどう配るか
帰った日に戻したあとは、次に空ける日までの毎日を1分で回します。毎日やることは、窓を開ける分数と、ラグを手で一方向になでる回数の2つだけです。カーテンの裾は週に1回で足ります。長い留守のあとほど、この1分を置いた日から、床に近いところのにおいの戻り方が変わります。
| いつ | 窓 | ラグ | カーテンの裾 |
|---|---|---|---|
| ふだんの日 | 朝に5分、対角2か所 | 手で一方向に6回 | 触らない |
| 週に1回 | 20分 | 掃除機を毛足の向きへ | 下から上へ20センチ |
| 出かける前日 | 30分 | 毛を出してから置く | 拭いてから置く |
| 帰った日 | 30分 | 毛を出してから置く | 日数が5日を超えたら拭く |
表のいちばん下の行が、この記事でやってきたことです。いちばん上の行にかかるのは、合わせて1分ほど。前日の行に丸がついた年は、帰った日の行が短く済みます。出かける前にラグの毛を出しておけば、留守のあいだに毛足へ立ったまま残るぶんが減ります。日数が同じでも、出る前の1分で、帰った日の手数が変わります。
湿度の高い時期は、週1回の掃除機を2回にします。乾燥している季節なら毛は軽いままで、手でなでるだけでも縁に集まります。気温と湿度が上がる季節の変わり目だけ、ラグの側に手を1回足す。この1回をどこに置くかも、紙の丸を見れば決められます。
今日は、朝に窓を対角で5分開けて、ラグを手で6回なでるところまでにします。カーテンの裾は次の週末で足ります。留守にした日数より、帰ってからいくつ丸がついたかのほうが、次に家を空ける日を軽くします。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- ラグは、帰った日に外へ干したほうがいいですか。
- その日に干せるなら干して構いませんが、干すことを条件にすると、雨の日に何もできなくなります。留守明けにやりたいのは、毛足に立ったまま残っている毛を先に外へ出すことなので、手で一方向になでて縁に集める作業のほうが先です。干すのは、そのあと天気が合った日に回します。厚手で外へ出せない大きさのものは、毛を出して縁を拭くだけで、帰った日の役割としては足ります。
- カーテンの裾を拭くと、輪じみになりませんか。
- きつく絞って、下から上へ一方向に引き上げると残りにくくなります。輪じみは、水を含んだ布で円を描いたときと、途中で止めたときにできます。裾の20センチを、左右の端から中央へ順に、止めずに通すこと。素材によっては水を吸うと縮むので、最初は目立たない端の10センチで試してから、全体へ進めてください。乾くまで、裾を床に触れさせないように内側へ折っておくと、跡が残りません。
- 留守のあいだ、換気扇を回しっぱなしにしておけば足りますか。
- 窓を開ける換気とは別の働きになります。換気扇は空気を外へ出しますが、入ってくる口がすきまだけなので、部屋の中に風の道はできません。床に近いところが動かないのは、回しっぱなしにしても同じです。留守の日数が長いときに置いていく意味はありますが、帰った日に対角2か所を30分開ける手順を省くものにはなりません。ラグとカーテンに手を入れる段は、どちらにしても残ります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
