C15組み合わせ提案

秋のケアセット

公開日 2025年7月30日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、白いブランケットの上に丸くなっている白い長毛の猫
秋に中身を入れ替える合図は、ブラシに残る毛の量と、根元に触れた指先の感触に出ます。写真:Kaan Keskin/Pexels

秋に入って、夕方のブラッシングで取れる毛がひとかたまりから指でつまめるほどに減った数日後、首の後ろの根元に、今度はやわらかい新しい毛が詰まりはじめます。秋のケアセットは、この「抜ける」から「生える」への切り替わりに合わせて中身を入れ替えます。入れ替える日を決めているのは、暦の日付より毛の順番のほうです。順番どおりに入れ替えると、ブラシの時間を長くする週、地肌を見る週、もつれに手を入れる週が、1つずつ別々にやってきます。冬毛がそろったところで毎日のブラシの長さを元に戻せば、秋のセットは冬へそのまま持ちこめる形になります。

夏毛が抜けて、冬毛が生える|秋のケアを入れ替える順番は毛が決める

秋のケアを入れ替える順番は、カレンダーではなく「夏毛が抜ける → 冬毛が生える」という毛の順番で決めます。月が変わったから入れ替える、という決め方をすると、入れ替える日と毛の段階がずれます。換毛が始まる時期は、日の長さや、室内で過ごす時間の長さ、その年の気温の下がり方で前後するといわれます。同じ家に暮らす2頭でも、ずれることがあります。暦の日付は毎年同じでも、毛のほうは毎年同じ日には動きません。

毛の順番で見ると、秋には4つの段階があります。夏毛が抜けている段階、抜けきった段階、冬毛が生え始めた段階、冬毛がそろった段階です。段階ごとに、手を入れる場所が変わります。抜けているあいだは、抜けた毛を取りきること。抜けきった直後は、毛がいちばん薄くなって地肌が見えやすいこと。生え始めたら、新しい毛が根元で絡みはじめること。そろったら、それまで長くしていた手入れを戻すこと。

秋の4つの段階と、家で分かる合図
毛の段階家で分かる合図手を入れるところ
夏毛が抜けている夕方のブラシで、毛がひとかたまりで取れる抜けた毛を取りきる
抜けきったブラシに残る毛が、指でつまめるほどに減った日が続く薄くなった毛を分けて、地肌を見る
冬毛が生え始めた首の後ろや耳の後ろの根元に、やわらかい毛が詰まってくる根元の小さなもつれ
冬毛がそろった根元の詰まり方が、数日たっても変わらなくなる長くしていた手入れを元に戻す

カレンダーで入れ替えると、この4段のどこかを飛ばします。いちばん飛ばしやすいのは、2つめの「抜けきった」段階です。抜けている時期と生え始める時期にはさまれた短い期間なので、月の変わり目で区切ると、前後どちらかの月に埋もれてしまいます。室内で過ごす時間の長い猫では、秋の抜け方がはっきりせず、少しずつ抜けていく子もいます。その場合も、段階はブラシに残る毛の量で見ます。

抜けきるまで・地肌・もつれの芽・ブラシを戻す|秋のケアを入れ替える4つの手順

秋のケアは、夏毛が抜けきるまで、抜けきった直後、冬毛が生え始めたとき、冬毛がそろったときの4回で入れ替えます。入れ替えるたびに、手前に置く物が1つずつ変わります。体と毛の順に並べると、次のようになります。

  1. 手順1:夏毛が抜けきるまでは、グルーミングスプレーとブラシの時間を長くする

    合図は、夕方のブラシで毛がひとかたまりで取れることです。この段階で手前に置くのは、mofuwa グルーミングスプレーとブラシです。夏のあいだ根元にたまった脂と汚れを、抜けていく毛と一緒に取りきる時期にあたります。ペットは体から脂を出すので、根元の脂は毎日少しずつたまっていきます。グルーミングスプレーでは、汚れのもとになる脂は乳化して浮き、セラミドとスクワランは残る設計です。首の後ろから始めて、背中、腰、尾の付け根へ。区画ごとにひと吹きしてからブラシを通すと、静電気で毛が立たないぶん、抜けかけの毛までブラシにかかります。ふだん5分のブラシなら、この段階だけは10分に延ばします。

  2. 手順2:抜けきったら、地肌を見る日をつくってスキンケアミストを使う

    合図は、ブラシに残る毛が指でつまめるほどに減った日が、2〜3日続くことです。この直後は、1年のなかでも地肌が見えやすい時期です。夏毛は抜け、冬毛はまだ生えそろっていません。週末の朝など明るい時間に1日を決めて、首輪の下、脇、内股、腰の4か所で毛を指で分け、地肌の色と、フケや乾いた白い粉がないかを見ます。夏のあいだ湿った時間の長かった場所ほど、違いが見つかりやすい場所です。見つけた場所に使うのが mofuwa スキンケアミストです。高機能性電解酸化水だけでできていて、舐めることを前提に設計されているので、その子がよく舐める脇や内股にもそのまま使えます。毛を分けたまま、地肌に向けて吹きかけます。1回で見た目が大きく変わるものではないので、気になった場所には、その日から2週間ほど、1日数回を目安に続けます。

  3. 手順3:冬毛が生え始めたら、密になる前に毛玉予防ジェルを2〜3日に1回

    合図は、首の後ろや耳の後ろに指を入れたとき、根元にやわらかい毛が詰まってきた感触があることです。新しい冬毛は、残っている毛のあいだから生えてくるので、根元で絡みやすくなります。絡みはじめは小さな芽ですが、冬毛が密になると、芽のまわりに毛が巻きこまれて、ほぐせない大きさに育ちます。フェルトのように固まった毛玉は、まわりの毛を引っぱり続け、その子にとっては痛みになります。そうなってからだと、ほぐすより切るほうに話が進みがちです。mofuwa 毛玉予防ジェルは、はさみを持たなくて済むように、という考えでつくられたジェルです。手のひらに5プッシュ取って全身に塗り、ブラシでなじませる。これを2〜3日に1回続けると、毛玉ができにくい状態が続きます。耳の後ろ、脇、首輪の下、内股は、動くたびに毛がこすれる場所なので、塗り残しのないようにします。長毛の猫なら、あごの下から胸にかけても忘れずに塗ります。

  4. 手順4:冬毛がそろったら、毎日のブラシの時間をふだんの長さに戻す

    合図は、根元の詰まり方が数日たっても変わらなくなり、ブラシに残る毛がふだんの量に戻ることです。ここで、手順1で延ばしたブラシの時間を元に戻します。抜ける毛が減ったのに長いブラシを続けても、そろったばかりの冬毛の表面をこする時間が増えるだけです。10分に延ばしていたなら、ふだんの5分へ。ブラシの前には、ジェルの日は毛玉予防ジェルを、それ以外の日はグルーミングスプレーを使う形をそのまま続け、スキンケアミストは地肌を見る日に持ちます。空気が乾いてくる時期は静電気が起きやすくなるので、ブラシの前のひと吹きは、冬毛の季節にも同じ形で続きます。

秋のセットの中身が、毛の段階ごとに入れ替わる様子
毛の段階ブラシの前に使うものブラシの時間地肌を見る日(週に1回)
夏毛が抜けているグルーミングスプレー長めなし
抜けきったグルーミングスプレー長めスキンケアミスト
冬毛が生え始めた2〜3日に1回は毛玉予防ジェル、ほかの日はグルーミングスプレー長めスキンケアミスト
冬毛がそろった2〜3日に1回は毛玉予防ジェル、ほかの日はグルーミングスプレーふだんの長さスキンケアミスト
秋のケアを、毛の順番で入れ替える道すじ 夏毛が抜けきると地肌が見えやすい短い期間があり、そのあと冬毛が生えて密になっていきます。月の変わり目で入れ替えると、この途中の段階を飛ばします。 夏毛 抜ける 地肌 見える 冬毛 生える 抜けきる 密になる前 月の変わり目で入れ替えると 地肌を見る週を飛ばす もつれの芽を見送る 毛の順番で入れ替えると 地肌を見る日が1回はさまる ジェルが密になる前に入る
入れ替えの合図は、ブラシに残る毛の量と、根元の詰まり方に出ます。

4つの手順は、物を増やしていく順番というより、手前に置く物を入れ替えていく順番です。秋のセットにある物は、最後まで4つを超えません。ブラシ、グルーミングスプレー、スキンケアミスト、毛玉予防ジェル。段階ごとに、そのうちのどれを手前に置くかが変わるだけです。スキンケアミストは、成分の性質上わずかに塩素のようなにおいがすることがあります。製品の異常ではないので、地肌を見る日の手元に置いておいて問題ありません。

抜けきらない年と、2頭でずれる家|秋のケアのやり方がつまずく3つの場面

秋の入れ替えがつまずくのは、抜けきらないうちに冬毛が生え始める年と、同じ家で2頭の段階がずれているときと、小さな毛玉ができてしまったときの3つです。どれも、手順の順番は変えずに、回し方のほうで立て直せます。

1つめは、抜けている段階と生え始めた段階が重なる年です。ブラシにまだ毛がかたまりで取れるのに、首の後ろの根元にはもう新しい毛が詰まっている。このときは、手順1と手順3を同時に回します。ブラシの前に使う物は、2〜3日に1回の日は毛玉予防ジェル、ほかの日はグルーミングスプレーと、日で分けます。ブラシの前に2つを重ねる順番や量は、ここでは決めていません。日で分けておけば、その朝どちらを取るかで迷いません。手順2の地肌を見る日も、重なった年に1回ははさみます。抜けている最中でも、指で毛を分ければ地肌は見えます。

2つめは、同じ家に2頭いて、段階がずれているときです。1頭は抜けきったのに、もう1頭はまだかたまりで抜けている、ということは珍しくありません。セットは家に1つのまま、1頭ずつの段階で使う物を選びます。冷蔵庫の横に紙を1枚貼り、名前の横にいまの段階の番号を書いておくと、朝のブラシの前にどれを取るかがすぐ決まります。

3つめは、生え始めの段階で、小さな毛玉ができてしまったときです。見つけたら、その毛玉に毛玉予防ジェルを直接なじませ、毛玉がしっとり濡れる程度にしてから、ブラシの先で外側から少しずつほぐします。ゆるんでこないときは、グルーミングスプレーを少し足してもみこんでみてください。皮膚に張りつくほど固まった大きな毛玉は、家ではさみを入れず、トリミングサロンでほぐすか切ってもらうほうが安心です。切ること自体が悪いのではなく、皮膚との境目が見えないまま、はさみを入れないためです。

Caution地肌を見る日と毛玉の下で、この変化が見えたら動物病院へ

抜けたあとに毛が生えてこない場所が円く残っている。左右の同じ場所が、同じ形で薄くなっている。地肌を見る日のたびに、赤い範囲が広がっている。毛玉の下の皮膚が赤く湿っていて、触ると嫌がる。スキンケアミストを2週間ほど続けても、赤みやフケの様子が変わらないときも同じです。こうした変化が出たら、次の段階へ手順を進めずに、動物病院の予約を先に取ってください。どの段階の何週目に、どの場所で見つけたか。地肌を見る日に4か所を見てきた記録が、そのまま伝えられる材料になります。

冬毛がそろってからの毎日|秋のケアセットを冬へ持ちこむ形

冬毛がそろったあとは、ブラシを毎日、毛玉予防ジェルを2〜3日に1回、地肌を見る日を週に1回、という形のまま冬へ持ちこみます。秋の入れ替えは、この形にたどり着いたところで終わりです。ここから先は、セットの中身を増やすことも減らすこともしません。次に中身を動かすのは、春に換毛が始まったときです。

Point秋の入れ替えは、ブラシに残る毛と根元に入れた指で見る

段階を見るのに、特別な道具は要りません。夕方のブラシに残った毛の量と、首の後ろに入れた指先の感触の2つです。かたまりで取れるうちは手順1、つまめるほどに減ったら手順2、根元に新しい毛が詰まってきたら手順3、詰まり方が変わらなくなったら手順4。ブラシを持つたびにこの2つだけ確かめれば、秋のケアの順番は外れません。

秋に入ったら、夕方のブラシに残った毛を毎日ひとつまみ手のひらに乗せて、量が減っていくのを見てください。かたまりがつまめる量になった週に地肌を見る日を1回つくり、根元に新しい毛が詰まってきたら、毛玉予防ジェルをブラシの横に出します。毛の順番どおりに入れ替えていけば、冬毛がそろうころには、はさみを持たずに済む冬の毎日が始まっています。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

秋になっても毛があまり抜けません。手順1は飛ばしていいですか。
室内で過ごす時間の長い子や、下毛の少ない子では、秋の抜け方がはっきりしないことがあります。その場合も、段階はブラシに残る毛の量で見ます。ふだんと同じ量しか取れないなら、手順1の長いブラシは要りません。ただ、抜け方が目立たなくても、地肌を見る日は1回つくっておきます。夏のあいだの皮膚の様子は、毛の薄いこの時期のほうが見やすいからです。冬毛が生え始める合図が来たら、手順3からいつもどおりに進めます。
毛玉予防ジェルは、毛の短い子にも要りますか。
毛玉ができやすいのは、毛の長い子、やわらかい下毛の多い子、服を着る子です。短毛で下毛の少ない子なら、手順3を飛ばしても秋の入れ替えは回ります。短毛でも、首輪の下や脇に指を入れて、根元に小さなもつれが触れるようなら、その場所だけでも2〜3日に1回なじませます。服を着る子は、袖の下や胴まわりに毛玉ができやすいので、冬毛が生え始めたら先に塗っておきます。
地肌を見る日に、スキンケアミストはどこに使えばいいですか。
毛を分けて見た4か所のうち、乾いた白い粉やフケが見えた場所、色がほかと違う場所に使います。毛の上からかけるより、指で毛を分けたまま、地肌に向けて吹きかけます。舐めることを前提に設計されているので、脇や内股のようにその子がよく舐める場所にも使えます。顔のまわりに使うときは、目に入らないように、手のひらに取ってからなじませてください。気になった場所には2週間ほど1日数回を目安に続けて、次の地肌を見る日に同じ場所をもう一度見ます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。