C15組み合わせ提案

冬のケアセット

公開日 2025年8月20日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、白いニットのブランケットの上に寝そべるクリーム色の小型犬
冬の体には、暖房で乾いていく面と、服の下で蒸れていく面が同じ日に並んでいます。写真:3194556/Pixabay

去年の1月、冬用のニットを脱がせた直後に脇の下へ指を入れると、そこだけしっとりと温かく、同じ時刻に背中の毛を分けた地肌は白く粉をふいていました。暖房の効いた部屋で過ごす1日のあいだに、ひとつの体の上で、乾いていく面と蒸れていく面が並んでいたことになります。冬のケアをセットでそろえるとき、乾燥向けの品だけを足していくと、服の下の半分を見ないまま春を迎えます。冬に入る前に、その子の体を「乾く面」と「蒸れる面」に分けておくと、足すものは面ごとに決まり、真ん中に置く1本は両方に共通します。

暖房で乾く面と服の下で蒸れる面|冬のケアのセットを分ける条件

冬のケアのセットは、体を「乾く面」と「蒸れる面」の2つに分けて組みます。乾く面は、暖房の風と乾いた空気を直接受ける背中と耳の先、それに暖かい床に長く触れている肉球です。蒸れる面は、服・寝具・首輪に覆われて、体温と湿気が逃げていかない脇・お腹・首輪の下です。同じ子の体で、同じ日に、逆向きのことが起きています。

冬を乾燥の季節とだけ考えていると、目が向く場所は背中と肉球に寄ります。服の下は、脱がせたときにしか見えません。冬用の服を着せる子ほど、1日のうち服の下を見ている時間は短くなり、赤みやにおいに気づくのが遅れます。服を着せない子でも、寝床で丸まったお腹や、1日じゅう外さない首輪の下は、覆われている時間の長さでいえば服の下と変わりません。

この2つの面は、皮膚のトラブルの原因として挙がる2つに、そのまま重なります。皮膚トラブルの原因のうち、菌によるものが32.1%、乾燥によるものが28.9%で、合わせて約6割になるという報告があります(日本獣医師会の機関誌)。乾く面は乾燥の側に、体温と湿気がこもる蒸れる面は菌が増えやすい側に入ります。冬のケアを乾燥の側だけで組むと、この2つのうち片方を見ないまま冬を越すことになります。

Note冬の手前で、6か所の手ざわりを1語ずつ残す

暖房を入れる日と、冬用の服を出す日。この2つが、それぞれの面が始まる日です。乾く面は暖房の最初の週から、蒸れる面は服を着せた最初の週から変わり始めます。その週が来る前に、背中・耳の先・肉球・脇・お腹・首輪の下の6か所を紙に書き、いまの手ざわりを「さらさら」「しっとり」「ざらつく」のように1語ずつ残しておくと、冬のあいだの変化を比べる元になります。

軸1・暖房で乾く背中と耳の先と肉球|冬のケアで乾く面に選ぶもの

暖房で乾く面に選ぶのは、地肌には mofuwa スキンケアミスト、肉球には mofuwa 肉球クリームです。背中と耳の先は、乾いてむずがゆくなると、その子が首をひねって舐めたり、後ろ足で掻いたあとの足先を舐めたりする場所です。同居の子がいれば、毛づくろいで互いの耳を舐め合います。乾く面に置くものは、その舌が届いたあとまで考えて選ぶことになります。

スキンケアミストは、高機能性電解酸化水だけでできています。舐めることを出発点に設計されているので、耳の先のように舌が届く場所にも、量を気にせず使えます。水の働きとしては浸透と保湿を受け持っていて、精製水の35倍奥まで届き、40分間保湿が続くという試験の数値があります(一般的な化粧水は約2分。調査機関:株式会社きれいテストラボ)。背中は毛を指で分けて、地肌に近いところから吹きます。耳の先は手のひらに取り、耳の縁を指ではさむようにしてなじませます。

乾く面を触る時刻は、毎晩同じにそろえます。暖房を1日つけたあとの夜がいちばん乾いていて、変化も見やすいからです。寝る前、暖房を切る前の5分に、背中と耳の先を1回ずつ。1回で手ざわりが変わるものではなく、続けて肌の状態を整えていく設計なので、まずは2週間、同じ時刻に続けてから、冬の手前に書いておいた1語と比べます。

肉球は、同じ乾く面でも手当てが変わります。冬の肉球が乾くのは、暖房の風よりも、暖かい床の上にいる時間の長さのほうです。床暖房やホットカーペットの上で寝そべり、立ち上がって歩き回る。塗ったあとにその床を歩くので、べたつきが残るクリームだと、カーペットに跡がつき、その跡を肉球がまた拾ってきます。滑らないように塗ったもので滑る、ということも起こり得ます。

肉球クリームは、塗ったあとの生活まで含めて設計されていて、べたつきをできる限り抑えた処方です。べたつかないことは使い心地の好みの話ではなく、床を汚さず、汚れを肉球に戻さないという働きのほうです。中には4種のヒアルロン酸が入っていて、加水分解ヒアルロン酸は角質層まで、アセチル化ヒアルロン酸はうるおいを抱え込み、高分子ヒアルロン酸は表面にうるおいの層をつくり、ヒアルロン酸クロスポリマーは表面に保護の膜をつくる、と層ごとに受け持ちが分かれています。原料の水はスキンケアミストと同じ電解水で、11の成分を使っていません。

塗るのは、夜、ホットカーペットの上に落ち着く前です。汚れを拭いて、指先に適量を取り、肉球の表面になじませる。その足でカーペットに上がっても、べたつきを持ち込みにくい処方です。

軸2・服と首輪に覆われて蒸れる脇とお腹|冬のケアで蒸れる面に選ぶもの

蒸れる面にも、地肌に選ぶのは同じスキンケアミストで、服の下の被毛には mofuwa グルーミングスプレーを足します。脇とお腹は、その子が自分でいちばんよく舐める場所で、首輪の下は、掻いたあとの後ろ足をそのまま舐めます。起きることは乾く面と逆でも、口に入る場所であることは変わりません。湿った地肌に、油分や香りをさらに重ねずに済むのは、スキンケアミストが水だけでできているからです。

蒸れる面で効いてくるのは、水のもう1つの性質です。mofuwa の電解水(高機能性電解酸化水)を使った試験では、皮膚トラブルの原因菌として知られるブドウ球菌・マラセチア・白癬菌の3種が、30秒〜1分で検出されなくなったことを第三者の検査機関が確認しています。体温と湿気がこもる面に使うものを選ぶとき、舐める前提で水だけであることに加えて、この試験結果が2つ目の理由になります。

蒸れる面を触る時刻は、覆いを外したその場です。冬用の服を脱がせたら、たたむ前に脇とお腹の毛を分けて吹き、乾いた手のひらで軽くなでて湿りを飛ばしてから、次の服を着せます。首輪の下は、首輪を外す時刻を1日1回決めて、そのときに。外したまま5分おくと、寝ていた毛が起きてきて地肌が見えます。服を着せない子や猫なら、寝床から出てきた直後のお腹と脇が、この時刻にあたります。

服を脱がせた直後に、毛がべたっと寝ていたり、においが立ったりする日は、地肌の前に被毛を整えます。服の下にこもった体の脂は、1日で毛に移ります。グルーミングスプレーは還元水100%で、服の下で毛に移った余分な脂を乳化させて浮かせ、セラミドやスクワランのように肌に残したいものは残す設計です。ペットは毎日脂を出すので、脱がせた数分のあいだに被毛まで戻せる1本であることが、冬のあいだ続けられるかどうかを分けます。無香料・アルコールフリーなので、次の服を着せる前の体に香りも残りません。

冬の乾いた部屋では、ブラッシングのたびに静電気が起きます。グルーミングスプレーはブラッシングスプレーとしても使えるので、吹いてから梳かすと静電気の起きにくい状態で、服の袖ぐりでできたもつれまでブラシが入ります。順番は、被毛をグルーミングスプレーで整えてブラシ、そのあと地肌にスキンケアミスト。被毛と地肌で1本ずつと分けておくと、どちらをどこに使うかで迷いません。

乾く面と蒸れる面の比較|冬のケアはどっちの面から先に触るか

先に触るのは蒸れる面で、地肌に使う1本は両方の面に同じスキンケアミストです。2つの面は、どちらかを選ぶものではありません。並べると、違いは使うものより、見つけ方と触る時刻のほうに出ます。

冬の体の2つの面を、起きること・使うもの・触る時間で比べる
比べること乾く面(背中・耳の先・肉球)蒸れる面(脇・お腹・首輪の下)
起きること地肌の白い粉、耳の縁のかさつき、肉球の白っぽさ毛がしっとり寝る、湿ったにおい、袖ぐりのもつれ
見つけ方毛を分ければいつでも見える服・首輪・寝具を外したときにしか見えない
もとになる条件暖房の風と乾いた空気、暖かい床覆われて逃げない体温と湿気
地肌に使うものスキンケアミストスキンケアミスト
面ごとに足すもの肉球に肉球クリーム被毛にグルーミングスプレー
触る時間毎晩、暖房を切る前の5分服と首輪を外したその場で1〜2分
まとめると同じ1本を、夜の決まった時刻に同じ1本を、覆いを外した直後に。1日1回なら先にこちら
冬の体の2つの面と、触る時刻 暖房で乾く面と、服や首輪の下で蒸れる面を、起きることと使うもの、触る時刻で左右に並べた図です。 乾く面:背中・耳の先・肉球 暖房の風と乾いた空気を受ける 毛を分ければいつでも見える 地肌にスキンケアミスト 肉球に肉球クリーム 毎晩、暖房を切る前の5分 蒸れる面:脇・お腹・首輪の下 覆われて体温と湿気が逃げない 外したときにしか見えない 地肌にスキンケアミスト 被毛にグルーミングスプレー 服と首輪を外したその場で
地肌に使う1本は同じで、分かれるのは面ごとに足すものと触る時刻です。

1日に触れる時間が1回しか取れない家なら、蒸れる面を優先します。乾く面は明日の夜も同じように見えますが、蒸れる面は、服を脱がせた数分を逃すと次に見えるのは翌日です。服をたたむ前の1分を蒸れる面に使い、乾く面は夜にまとめる。この2つの時刻は1日の中で離れているので、同じ1本を2回使っても手間が重なりません。

Caution冬の2つの面で、2週間続けても引かないもの

乾く面で、地肌の白い粉が日ごとに増える、耳の縁にかさぶたができて毛が抜ける、肉球の割れから血がにじむ。蒸れる面で、脇やお腹の赤みが広がる、首輪の下がじくじくして湿ったにおいが強くなる、夜もそこを掻き続ける。こうした形が、夜の5分と脱がせた直後の1分を2週間続けたあとも残るときは、その面は家の時間で追いかける段階を越えています。動物病院で診察を受けてください。病院で出るのは多くの場合、飲み薬か塗り薬です。塗り薬を使う期間にスキンケアミストを一緒に使ってよいかは、そのときに獣医師に確かめます。冬の手前に書いた6か所の1語と、変わり始めた日付を持っていくと、どちらの面で何が起きたかがそのまま伝わります。

暖房を入れる日と服を出す日の手前|冬のケアのセットをそろえる時期

冬のケアのセットをそろえる時期は、暖房を入れる日と、冬用の服を出す日の手前です。乾く面は暖房の最初の週から、蒸れる面は服を着せた最初の週から変わり始めるので、その週に手元にないと、最初の変化を見送ることになります。秋のうちに、家の中の2つの日付を先に決めておきます。

冬のあいだに続けることは、2つの時刻に尽きます。服を脱がせたその場で脇とお腹、夜の5分で背中と耳の先。そこに、肉球と被毛の手当てが1つずつ付いてきます。品を足すのは、6か所の1語が変わったときだけです。変わっていなければ、何も足さずに同じ時刻を続けます。毎日同じ時刻に触っていると、変わった日のほうが先に分かるようになります。

服をたたむ場所の横にスキンケアミストとグルーミングスプレーを並べ、肉球クリームはカーペットの入口に置きます。脱がせたらその場で脇とお腹、夜は暖房を切る前に背中と耳の先。冬の終わりに6か所の1語を読み返すと、どちらの面がその子の冬だったかが分かり、次の冬のセットはそこから決まります。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

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よくある質問

冬は乾燥だけに気をつけていれば足りますか。
足りません。暖房の部屋では背中や耳の先が乾く一方で、服や寝具、首輪に覆われた脇・お腹・首輪の下は、体温と湿気がこもって蒸れています。冬を乾燥の季節とだけ見ていると、服の下を開けて見る回数が減ります。服を脱がせた直後の1分を、蒸れる面を見る時間として先に決めておくと、冬のケアの半分を取りこぼさずに済みます。
肉球には、スキンケアミストと肉球クリームのどちらを使えばいいですか。
表面が白っぽく硬くなってきた肉球には、肉球クリームを使います。塗ったあとにその足で暖かい床を歩くので、べたつきを抑えた処方であることが、続けやすさにそのままつながります。指のあいだの毛の中や、肉球のまわりの地肌が乾いているときは、スキンケアミストを手のひらに取ってなじませます。表面はクリーム、まわりの地肌はミスト、と場所で分けておくと迷いません。
服を着せない子や猫にも、蒸れる面はありますか。
あります。服を着せなくても、首輪の下は1日じゅう覆われていますし、毛布の中やこたつの敷物の上で丸まっている時間は、お腹と脇が体の内側にしまわれて湿気が逃げません。猫は冬のあいだ、暖かい場所で丸まる時間がとくに長くなります。寝床から出てきた直後のお腹と脇が、服を脱がせた直後と同じ時刻にあたります。猫にスキンケアミストを使うときは、吹きかける音で離れていく子もいるので、手のひらに取ってからなでます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。