C15組み合わせ提案
大掃除の日のペットケア
大掃除の午後、巾木の拭き掃除を終えてケージの扉を開けると、その子はまっすぐ壁ぎわへ行き、まだ湿っている巾木に鼻をつけました。ペットのいる家の大掃除は、その子が舐める面に、ふだん使わないものが塗られる日でもあります。床用の洗剤、ワックス、カビ取り、ガラス用の洗剤は、それぞれの場所で役目を果たしますが、使ったあとの床・巾木・ケージ・窓の下は、その子の口が届く高さに残ります。だから大掃除の日のペットケアは、掃除の順番そのものを、口が届かない面から始める形に組み替えるところで決まります。届く面は最後に回して水拭きし、その子が舐める前提のもので仕上げます。
軸1・その子の口が届く面|大掃除でふだん使わないものが残る床・巾木・ケージ
その子の口が届く面は、床、巾木、ケージ、ソファの下、食器のまわりの5つで、大掃除の日にはここに、ふだん使わないものが残ります。ふだんの掃除なら、床は水拭きか掃除機で済みます。大掃除の日は、そこにワックスや床用の洗剤が加わり、ケージは洗剤で洗われ、巾木は壁と一緒に拭かれます。どれも、その場所をきれいにするための正しい手順です。そのうえで、その子にとっては、毎日舐めている面の上に、いつもと違うものが乗った状態になります。
| 面 | 大掃除の日に加わるもの | その子の口が触れる場面 |
|---|---|---|
| 床 | ワックス・床用の洗剤 | 落ちた食べかすを拾う、寝転んで前足を舐める |
| 巾木 | 壁を拭いた洗剤の垂れ・ワックス | 壁ぎわのにおいを嗅ぐ、体をこすりつける |
| ケージ | 丸洗いしたときの洗剤 | 床板と格子の下のほうを舐める、かじる |
| ソファの下 | 動かした家具のあとのほこり・床用の洗剤 | もぐり込んで、落ちていたものを探す |
| 食器のまわり | 台所の床や棚に使った油汚れ用の洗剤 | こぼれた水やごはんを舌ですくう |
窓の下も、この列に入ります。ガラス用の洗剤は窓の上から垂れて、窓の桟と、その下の床にたまるからです。拭いているのは窓でも、残る場所は口が届く高さになります。換気扇やカビ取りの洗剤も同じで、上で使ったものの一部は、しずくやほこりと一緒に下の面へ落ちてきます。
犬と猫では、届く面の範囲が違います。犬は床から鼻の高さまでと、後ろ足で立ったときに届く高さまで。猫はそれに加えて、ふだん乗っている場所すべてです。窓の桟、棚の上、キャットタワーの段、冷蔵庫の上。猫のいる家では、その子が乗る棚の上は、高さに関係なく口が届く面に入ります。ペットの種類でこの線を先に引いておくと、大掃除の日にどの面を最後に回すかが決まります。
口が届くかどうかは、高さの数字より、その子がふだんどこにいるかで決まります。大掃除の前の日に、その子が一日のうちに鼻をつけた場所、寝転んだ場所、乗った場所を、思い出せるだけ紙に書いておきます。書き出した場所が、その家の「口が届く面」です。書いてみると、ソファの下にもぐる、洗面所の床で寝る、というように、ふだんは気にしていなかった面が入ってきます。
軸2・その子の口が届かない面|窓の上・換気扇・棚の上・天井と大掃除の違い
その子の口が届かない面は、窓の上、換気扇、棚の上、天井の4つで、ここは大掃除でふだん使わない洗剤を使っても、その子の口には直接触れません。届く面との違いは、使ったものがその面に残るか、下へ落ちてくるかです。届かない面に残ったものは、その子に触れることがありません。気にするのは、拭いているあいだに落ちるしずくと、はたいたときに舞うほこりのほうです。
- 窓の上:ガラス用の洗剤のしずくが、桟と窓の下の床へ垂れます
- 換気扇:油汚れ用の洗剤と、浮いた油のしずくが、コンロのまわりと床に落ちます
- 棚の上:たまっていたほこりが、はたいた瞬間に部屋じゅうへ舞い、あとで床に降ります
- 天井:照明のかさや隅のほこりが、いちばん遠くまで落ちていきます
つまり、届かない面の掃除は、終わった時点で届く面を汚しています。上の面を先に終えれば、落ちてきたものは全部、あとで拭く届く面の上に集まります。逆の順番で、先に床を水拭きしてから棚の上をはたくと、きれいにした床に、ほこりとしずくがもう一度降ります。掃除を上から下へ進めるのは昔からある手順ですが、ペットのいる家では、その「下」が、その子の口が届く面とそのまま重なっています。
猫のいる家では、この列から、その子が乗る棚を抜いておきます。棚の上でも、その子が毎日乗る段は、届く面の側です。キャットタワーの最上段や冷蔵庫の上に乗る子なら、そこは天井に近くても、最後に仕上げる面に入れます。犬のいる家では、後ろ足で立って前足をかける窓の桟や、ソファの背もたれが、同じように届く面の側に移ります。
乾くまでと戻せるまでで並べる比較表|犬と猫がいる家の大掃除の条件
2つの面を比べると、分かれるのは使う洗剤の種類より、乾いてからその子を戻せるまでの時間と、最後に何で仕上げるかの2つです。比べているのは洗剤どうしより、面の条件のほうです。どの洗剤も、その面の表示どおりに使えば、その面の掃除の役目を果たします。
| 条件 | 口が届く面(床・巾木・ケージ・ソファの下・食器のまわり) | 口が届かない面(窓の上・換気扇・棚の上・天井) |
|---|---|---|
| ふだん使う洗剤 | 床用の洗剤・ワックス・ケージを洗う洗剤 | ガラス用の洗剤・油汚れ用の洗剤・カビ取り |
| 乾くまで | 面が広い。ワックスは表示の乾燥時間が要る | 乾くのを待たずに次の面へ進める |
| その子を戻せるまで | 水拭きして、仕上げが乾いたあと | 下に落ちたものを拭き終えたあと |
| 仕上げに使うもの | 水拭きのあと、舐める前提のもの(瞬間消臭スプレー) | それぞれの洗剤の表示どおりの拭き取り |
| 掃除する順番 | 最後 | 最初 |
| まとめると | 最後に回し、水拭きのあと瞬間消臭スプレーで仕上げて、乾いてから戻す | 最初に済ませ、落ちたものは届く面の掃除でまとめて拾う |
表のまとめの行を1行に縮めると、届かない面を最初に、届く面を最後に、です。この順番にすると、その子を別の部屋に移しておく時間が1回にまとまります。届く面を途中で何度も拭き直さずに済むので、戻せるまでの時間も読めるようになります。犬と猫がいる家でも、猫が乗る棚を右の列へ移すだけで、同じ表のまま使えます。
届かない面から始めて届く面を最後に仕上げる|大掃除の洗剤と瞬間消臭スプレーの使い分け
使い分けは、掃除を届かない面から始め、届く面は最後に水拭きしてから mofuwa 瞬間消臭スプレー で仕上げる、の1本の順番にまとまります。洗剤は、それぞれの面で使う。仕上げの1本だけを、その子が舐める面のために分けておく。ふだん使っている洗剤を減らす必要も、替える必要もありません。
仕上げを分けるのは、掃除のあとに鼻をつけて舌でなぞる面に残るものだけは、別の物差しで選ぶ必要があるからです。瞬間消臭スプレーは、掃除をした床をペットが舐めてしまう、というところから逆算して、電解水100%で設計されています。清涼飲料水の規格基準をクリアした水で組まれていて(飲むためのものではありません)、香りを足さずに、においのもとに反応して感じにくくする処方です。大掃除のあとの部屋は、洗剤やワックスのにおいで、ふだんと違うにおいになっています。仕上げに香りを重ねないので、その子が戻ったとき、届く面から立つにおいを、それ以上ふだんと違うものにせずに済みます。
届く面の仕上げは、ケージ、巾木、食器のまわり、ソファの下の床、の順に進めます。ケージは床板と、その子が座ったときの鼻の高さまでの格子。巾木は、その子が体をこすりつける下の縁。食器のまわりは、器を置く床をひと回り大きく。先に固く絞った布で水拭きして洗剤の残りをさらい、そのあとで瞬間消臭スプレーを吹いて、乾いた布で拭き上げます。窓の下は、桟にたまったしずくを拭き取ってから、その下の床を同じように仕上げます。
ワックスをかけた床だけは、この仕上げから外します。ワックスは表示にある乾燥時間まで触らずに乾かし、上から水拭きもスプレーもかけません。乾くまでその子を部屋に入れられないので、ワックスがけは、その子を別の部屋で過ごさせられる日に分けておくと、大掃除の日の戻せるまでの時間が延びずに済みます。
掃除のほこりを浴びた体は、mofuwa グルーミングスプレーで整えます。棚の上や天井から降りたほこりは、その子の背中と、床に近いお腹や足先に乗ります。ペットは体から脂を出すので、ほこりはその脂にからんで、はたくだけでは被毛の間に残ります。グルーミングスプレーは、落とすのは汚れのもとになる余分な皮脂で、皮膚に要るセラミドやスクワランは残す、という分け方でつくられた還元水100%の水で、アルコールは使っていません。大掃除を終えた夕方、ブラッシングの前に背中からお腹、足先へとかけてから梳かすと、乾いた季節でも静電気の起きにくい状態でブラシが通ります。掃除の終わった床に寝そべって、その背中を毛づくろいする猫まで見込んだ基準でつくられているので、同じように使えます。
届く面を仕上げてからその子を戻したあとも、口と足先はしばらく見ておきます。よだれが増えた、口をくちゃくちゃさせる、前足で口のまわりをこする。指のあいだをしきりに舐める、足先の皮膚が赤い。戻した部屋で吐いた。こうした様子が出たときは、家で拭き直して様子を見るより先に、動物病院に連絡してください。その日に使った洗剤やワックスの容器を持っていくか、表示の面を写真に撮っておくと、何が塗られた面だったのかを、そのまま伝えられます。
大掃除の時期がいつでも変わらない順番|ペットのいる家の掃除の組み替え
大掃除の時期が年末でも、春や秋に分けて少しずつやる家でも、組み替えるのは道具より掃除の順番です。口が届かない面から始めて、届く面を最後に仕上げる。この1行は、どの部屋を何日に分けてやっても変わりません。1日に1部屋ずつ進める家なら、その部屋の中で上から下へ、最後に届く面、の順番を毎回くり返します。
| いつ | 掃除 | その子 |
|---|---|---|
| 前の日 | その子が過ごす部屋を先に済ませておく | ふだんどおり |
| 朝 | 口が届かない面(窓の上・換気扇・棚の上・天井) | 済ませた部屋で、寝床と水と一緒に過ごす |
| 昼 | 口が届く面を水拭きし、瞬間消臭スプレーで仕上げる | 同じ部屋のまま |
| 夕方 | 仕上げた面が乾いたのを指で確かめる | 部屋に戻し、グルーミングスプレーをかけてブラッシング |
| この家の場合 | 届かない面を朝、届く面を昼に1回ずつ | 移すのも戻すのも1回ずつ |
大掃除の日に向けて手元の1本に何か足すなら、届く面の仕上げに使う1本です。ふだん使っている消臭スプレーが瞬間消臭スプレーなら、足すものはなく、使う順番を最後に移すだけで回ります。ふだんは汚れた面にその場で吹いている1本を、大掃除の日だけは仕上げ専用にして、掃除の道具入れから出し、ケージの横に置いておきます。ブラッシングに使うグルーミングスプレーは、その子を戻す部屋のブラシの隣へ置きます。
次の大掃除の前の日に、その子が鼻をつける場所と乗る場所を紙に書き出し、その紙をケージの横に貼っておいてください。当日は上の面から始めて、紙に書いた面を最後に瞬間消臭スプレーで仕上げ、乾いたのを指で確かめてから扉を開けます。この順番がひと回りすると、大掃除の日でも、その子はいつもの面が待つ部屋へ戻ってこられます。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- 大掃除のあいだ、ペットはどこにいればいいですか。
- その日に掃除をしない部屋か、前の日に掃除を済ませておいた部屋で、寝床と水を一緒にして過ごさせてください。ケージの中で待たせると、ケージそのものが届く面の掃除に入れられなくなるので、大掃除の日には向きません。口が届く面の仕上げが乾いたのを指で確かめてから、部屋に戻します。移す回数を1回、戻す回数を1回にしておくと、その子にとっても大掃除の日が読みやすい一日になります。
- ワックスをかけた床も、瞬間消臭スプレーで仕上げたほうがいいですか。
- ワックスをかけた床は、仕上げから外してください。ワックスは表示にある乾燥時間まで触らずに乾かすのが前提で、上から水拭きやスプレーをかけると、表示どおりの仕上がりにならないことがあります。瞬間消臭スプレーで仕上げるのは、洗剤で拭いたケージ・巾木・食器のまわりのような面です。ワックスがけは、その子を別の部屋で過ごさせられる日に分けておくと、大掃除の日の流れが崩れません。
- 犬と猫が一緒にいる家では、口が届く面の範囲はどう変わりますか。
- 犬に合わせた線に、猫が乗る場所を足した範囲になります。犬は床から鼻の高さまでと、後ろ足で立ったときに届く高さまで。猫はそれに加えて、窓の桟、棚の上、キャットタワーの段、冷蔵庫の上のように、ふだん乗っている場所すべてが届く面に入ります。猫が乗る棚は天井に近くても最後に回し、水拭きのあと瞬間消臭スプレーで仕上げてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
