C09シーン別・暮らし
小さな子どもがいる家庭が散歩から帰ったあとで困ること、その手当て
6歳の子が散歩について行くようになってから、玄関にいる時間が3分から9分になりました。やることの中身は、子どもが行く前と同じままです。同じことを2人ぶんやっているだけです。犬の四つ足を拭いているあいだ、子どもは靴を履いたまま上がりたがって、こちらは片手で止めています。散歩後のケアという言い方をすると犬の話に聞こえますが、子どもが一緒に行った日は、玄関で手を入れる相手が2人になります。そして子どもは、待てません。この記事では、小さな子どもがいる家で帰宅後の玄関がどう詰まるのかを、7つの問答に分けて書きます。使うものの安全をどこで確かめるかも、途中で1つ入れてあります。7つのうち1つだけは、玄関で足した話ではなく、落とした話になります。
子どもと一緒に帰ってくると玄関で2つになります。どちらを先にやればいいですか
答えから書きます。子どもを先にしてください。犬を先にしたくなるのは、犬のほうが汚れているように見えるからですが、玄関で決め手になるのは汚れの量ではありません。待てるかどうかです。犬は玄関で止まって待ちます。子どもは待ちません。先に犬に手をかけると、その30秒のあいだに子どもが靴を脱いで廊下へ走ります。そこから追いかけることになるので、散歩後のケアが玄関で終わらなくなります。
順番を入れ替えたときに何が変わったかを書いておきます。子どもを先にすると、子どもは自分の番が済んだところで満足して、そのまま玄関に座って犬を見ています。犬の側は、その間ずっと玄関マットの上で待っています。結果として、玄関で終わる回数が増えました。2人ぶんやっているのに、時間はむしろ短くなります。9分だったものが5分台に落ちました。増えていたのは作業ではなく、追いかけている時間のほうでした。
- 1. 子どもの靴を脱がせて、そろえて置く:脱いだ靴は玄関の外側へ向けて置きます
- 2. 子どもの手をさっと拭く:ここで30秒。子どもの用事はここで終わりです
- 3. 子どもを上がらせて、座らせる:見ていていい、と言うと動きません
- 4. 犬の四つ足を拭く:片足ずつ。抱き上げず、立たせたまま
- 5. 犬を上がらせる:上がる合図は人が出します
- 6. 子どもの上着を1回はたく:あとで書きますが、これは玄関でやるほうが早いです
先にするのは、子どもの側の汚れが多いからではありません。順番を決めているのは、待てる側と待てない側のどちらを後ろに置くか、という一点だけです。犬は玄関で待つことを覚えられますが、小さな子どもに玄関で3分待たせるのは、こちらの手が1本ふさがるという意味になります。大人の手が2つとも空かない家では、手を1本余計に使う順番を選ばないでください。散歩後のケアの中身より、先にここが効きます。
そもそも子どもがいる家の散歩後のケアとは、どこまでを指すのですか
犬だけを見ていたときは、四つ足と腹のあたりまででした。子どもが一緒に行くようになってからは、玄関を上がるまでに触れるもの全部に広がります。子どもの靴、靴下、上着のすそ、そして手。範囲が広がったというより、同じ範囲に相手が2人いる、という形です。散歩後のケアという言葉が指す中身は、家族構成で変わります。
| 大人だけで行った日 | 子どもと行った日 | |
|---|---|---|
| 玄関で相手にする数 | 1 | 2 |
| 拭く場所 | 四つ足と腹のあたり | 四つ足と、子どもの手 |
| 脱がせるもの | なし | 靴と、上着(日による) |
| 玄関にいる時間 | 3分前後 | 5分台(順番を決めたあと) |
| 部屋へ運ばれる経路 | 犬の足 | 犬の足と、子どもの靴下 |
| 終わりの合図 | 上がっていい、と言う | 子どもが座って犬を見ている |
この表で見ておきたいのは、いちばん下の行です。散歩後のケアが終わったかどうかを、こちらが判断しなくてよくなりました。子どもが玄関に座って犬を見ている状態が、そのまま「あと1人ぶん」の合図になっています。小さな子どもがいる家では、こういう合図が1つあると手順が飛びません。犬のほうは、その合図の間ずっと待っています。
逆に、範囲に入れなくていいものもあります。子どもの服全体、犬の全身、玄関の床。帰宅後の玄関でやるのは、上がるまでに床へ触れる部分だけです。服は洗濯機で足りますし、床は日中にまとめてで足ります。範囲を広げるほど玄関にいる時間が延びて、子どもが先に飽きます。子どもが飽きた時点で、大人の手はまた1本ふさがります。
犬に使うものを、子どもの手にも使って大丈夫ですか。安全はどこで確かめますか
玄関で2人ぶんやるようになると、道具を2種類置くのが面倒になります。犬用の1本で子どもの手も拭けるなら、そのほうが早い。ここで出てくるのが、使うものの安全をどこで確かめるか、という話です。結論としては、「安全です」と書いてあるかどうかではなく、何を基準にして確かめたのかが書いてあるかどうかで判断してください。基準が書いてあれば、こちらで読み取れます。書いていないものは、こちらでは判断できません。
mofuwaのケア用品の場合、原料に使っているのは電解水です。三室ダブルイン型の電気分解(特許5253483)でつくられた水で、電解槽が3つの部屋に分かれている構造のため、電解質に由来する不純物が水に入りません。だから清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられています。飲みものとして扱うという意味ではなく、成分がどの基準に照らして確かめられているかを示す一文です。子どもの手が同じ床にある家で安全を見るときは、ここが根拠にあたります。
| 内容 | |
|---|---|
| 確かめられている | 清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられていること |
| 確かめられている | 決められた試験条件で、検査時間30〜60秒後に生菌が検出されなかったこと(江東微生物研究所ほかの検査機関) |
| 確かめられている | 水分の浸透について、精製水と比べて35倍という比較試験の数値があること |
| 確かめられていない | 玄関の床や、子どもの手の上で同じ結果になるかどうか |
| 確かめられていない | その子どもの肌との相性。人の体質の話は、この記事では扱いません |
| 確かめられていない | 散歩後に手についたものが何であるか。玄関では分かりません |
表の下半分のほうが大事です。試験で確かめられているのは、決められた条件のもとで測った結果であって、うちの玄関で同じことが起きるという意味ではありません。安全の根拠というのは、そこまでを指します。子どもの手に使うかどうかは、この根拠を読んだうえで、家ごとに決めるものです。迷うなら、子どもの手は水と石けんで、犬の足はケア用品で、と分けても手数は変わりません。
使ったあとに赤みやかゆみが出たと感じたときは、犬でも人でも、そこで止めてください。安全の根拠が示しているのは成分の基準であって、すべての肌に合うという意味ではありません。犬の側に、同じ場所をなめ続ける、地肌が赤い、フケが増えた、といった変化が続くときは、散歩後のケアの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。子どもの側で気になることがあるときは、家で判断せず、かかりつけの窓口で相談してください。
なぜ犬の足より、子どもの靴下のほうが部屋の奥まで運ぶのですか
犬の足は、玄関で止まります。人が拭くからです。子どもの靴下は、玄関で誰も止めません。靴を脱いだ瞬間から靴下のまま歩き出して、廊下、居間、そして自分の部屋まで行きます。犬より行動半径が広く、しかも途中で座ります。座った場所は、そのまま犬が寄っていく場所でもあります。散歩後のケアで犬の四つ足だけを拭いていた時期は、この経路に手が入っていませんでした。
もう1つ、子どもの服には犬にはない事情があります。子どもは散歩の途中でしゃがみます。落ち葉を拾い、砂をさわり、縁石に座ります。上着のすそと、ズボンの膝は、犬の腹と同じくらい地面に近い場所を通っています。だから帰宅後に上着を1回はたくのは、玄関でやったほうが早い。部屋に入ってから脱ぐと、はたいたものは部屋の床に落ちます。
| 運ぶもの | 止まる場所 | 止めるのは誰か |
|---|---|---|
| 犬の四つ足 | 玄関 | 人が拭くので玄関で止まります |
| 犬の腹まわり | 玄関か、居間の床 | 拭かない日は居間まで行きます |
| 子どもの靴 | 玄関のたたき | 脱げば止まります |
| 子どもの靴下 | 家じゅう | 誰も止めていません |
| 子どもの上着のすそ | 上着を脱いだ場所 | 玄関で脱げば玄関で止まります |
| 子どもの手 | 触ったもの全部 | 玄関で拭けば止まります |
表を作ってみると、玄関で足すべきものが1つだけ見えました。靴下です。玄関に子ども用の履き替えを1足置いておくと、外を歩いた靴下がそこで止まります。散歩後のケアに新しい手順を足すのではなく、靴を脱ぐという既にある動作の隣に置くだけなので、子どもも忘れません。うちでは、これが玄関で足した唯一のものです。
玄関には何を置けばいいですか。子どもの手が届く高さでいいのでしょうか
置くものは4つです。犬用の布、子ども用の布、履き替えの靴下、そして使い終わった布を入れる箱。これ以上は増やさないでください。玄関に道具が5つ以上並ぶと、どれを使うかを毎回決めることになって、その判断のぶんだけ玄関にいる時間が延びます。小さな子どもがいる家で延びる時間は、そのまま大人の手がふさがる時間です。
高さについては、分けています。子ども用の布と靴下は、子どもの手が届く高さに。犬用の布とケア用品は、子どもの手が届かない高さに。子どもが自分の分を自分でやれるようにするには前者が要りますし、犬に使うものを子どもが勝手に使わないようにするには後者が要ります。安全の線を家の中で引くというのは、成分の話とは別に、置く高さで決めるという意味でもあります。
- 子ども用の布:手が届く高さ。1日1枚と決めておくと、洗濯の数が読めます
- 履き替えの靴下:かごに入れて、たたきのすぐ横。座ったまま取れる位置に
- 犬用の布:大人の腰から上。片手で1枚取れる形に畳んでおきます
- ケア用品:子どもの手が届かない棚。使うときだけ下ろします
- 使い終わった布の箱:ふた付き。子どもが自分で入れられる高さに
- 置かないもの:予備の道具。玄関に3日以上使っていないものがあれば下げます
犬用の布と子ども用の布を分けているのは、混ざると子どもが気にするからです。「これ犬の?」と聞かれた時点で、玄関の時間が延びます。色を変えるか、置く場所を変えるか、どちらかでかまいません。散歩後のケアを2人ぶんに広げるときは、道具の見分けがつくことが、手順そのものより効くことがあります。
子どもに自分の分をやらせていいですか。何歳からできますか
年齢で決めるより、渡せる仕事の形で決めるほうが早いです。渡せるのは、順番が1つで、終わりが目で見えて、失敗しても誰も困らない仕事だけです。この3つを満たすものから順に渡していくと、うちでは4歳から少しずつ増えていきました。散歩後のケアの中身を子どもに教えるというより、玄関の動作を1つずつ切り出して渡していく、という感じです。
-
はじめに渡すのは、靴をそろえること
終わりが目で見えて、やり直しがききます。玄関に上がる前の最初の動作なので、ここを子どもの仕事にすると、そのあとの手順の入口が固定されます。うまくできない日は、こちらが直しても子どもは気にしません。
-
次に、履き替えの靴下
自分で脱いで、自分で履く。座ったままできるので、玄関で立たせておく必要がありません。子どもが座っているあいだに、こちらは犬の足に手をつけられます。散歩後のケアで大人の手が空く時間は、ここで初めて生まれます。
-
そのあとで、自分の手を拭くこと
布を1枚取って、手のひらと指のあいだを拭いて、箱に入れる。3つの動作ですが、順番が1本なので渡せます。犬に使うものには手が届かない高さにしてあるので、子どもが取るのは子ども用の布だけです。
-
最後まで渡さないのは、犬に触ること
犬の足を拭く役だけは、こちらで持ち続けています。片足ずつ持ち上げる力加減があり、犬の側が嫌がったときに止める判断が要るからです。子どもには「見ている係」を渡します。役が空にならないので、待てるようになります。
1つ書き添えておくと、子どもがやった仕事のやり直しは、その場でしないでください。靴の向きがそろっていなくても、靴下が裏返しでも、玄関ではそのままにします。やり直されると、次の日から自分でやらなくなります。散歩後のケアを2人ぶん回すのに必要なのは、仕上がりではなく、子どもが自分の分を持ち続けることのほうです。直すのは、子どもが見ていないときで足ります。
全部で何分かかりますか。やらなくていいことを1つ教えてください
うちでは5分台です。内訳は、子どもの分が1分半、犬の分が2分半、上着をはたくのと片づけで1分ほど。順番を決める前は9分でしたが、作業を減らして短くなったのではありません。追いかけている時間と、どれを先にやるか迷っている時間がなくなっただけです。帰宅後の玄関で延びているのは、たいてい手を動かしていない時間のほうです。
| 順番 | やること | だいたいの時間 |
|---|---|---|
| 1 | 子どもの靴を脱いでそろえる(子ども) | 20秒 |
| 2 | 履き替えの靴下(子ども) | 30秒 |
| 3 | 子どもが自分の手を拭く | 40秒 |
| 4 | 犬の四つ足を片足ずつ拭く | 2分 |
| 5 | 犬の腹まわりを一往復(雨の日と草むらの日だけ) | 30秒 |
| 6 | 上着をはたく・布を箱へ・上がる合図 | 1分 |
そして、やらなくていいことです。毎回、犬の全身を拭くのはやめました。散歩後のケアで玄関に必要なのは、床に触れる場所を止めることです。背中と首まわりは、その日のうちに床へ運ばれる量がほとんどありません。全身をやろうとすると2分半が6分になり、6分になると子どもが待てなくなって、待てなくなると大人の手が1本ふさがります。1つの作業を増やすと、別のところで2つ崩れる、という形が玄関では起きます。
水を使えるのは、家に上がってからです。玄関で使っているのは、mofuwaのグルーミングスプレーを含ませた布です。布に吹きかけて、四つ足を片足ずつ一往復。1本30秒で、四つ足で2分です。犬は毎日体から脂を出すので、昨日拭いた場所が今日また汚れます。毎日やる前提でつくられているものなので、玄関の2分という枠のほうに収まります。成分をどこで確かめるかは3つ目の問いに書いたので繰り返しませんが、子どもと同じ床で使うものとして、うちではあの基準を根拠にしています。グルーミングスプレーを子どもの手が届かない高さに置いているのは中身の心配からではなく、子どもが自分で犬に吹きかけはじめると、2分の手順が5分になるからです。床へ運ばれる量が玄関で止まると、部屋に上がってから拭く時間が、そのまま消えます。
7つの答えを、玄関の3歩ぶんに並べ直す|散歩後のケアと子どもの安全に最後まで残る疑問
最後に、ここまでの7つを場所の側から並べ直します。小さな子どもがいる家で守れるのは、手順の一覧ではなく、玄関の3歩ぶんという場所のほうです。たたき、上がりがまち、廊下の1歩目。この3歩の中に入っていないものは、どのみち実行されません。
| 場所 | そこでやること | 誰の手か |
|---|---|---|
| たたき(1歩目) | 子どもの靴を脱いでそろえる | 子ども |
| たたき(1歩目) | 犬の四つ足を片足ずつ拭く | 大人 |
| 上がりがまち(2歩目) | 履き替えの靴下・自分の手を拭く | 子ども |
| 上がりがまち(2歩目) | 上着をはたく | 大人 |
| 廊下の1歩目(3歩目) | 使った布を箱へ入れる | 子ども |
| 廊下の1歩目(3歩目) | 犬に上がる合図を出す | 大人 |
| 3歩の外 | 犬の全身・服の洗濯・床の掃除 | あとでまとめて |
この表に入らなかったものが、やらなくていいことです。やる価値がないから落とすのではなく、3歩の中に入る場所がないから落としています。子どもがいる家で散歩後のケアが続かなくなるのは、中身が難しいからではありません。玄関に立っていられる時間が、子どもの都合で決まっているからです。時間の長さではなく、歩数で切ると、同じ形が毎日回ります。
安全について最後にもう一度書いておくと、確かめる場所は2つに分かれます。1つは成分の側で、清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でつくられているかどうか、決められた試験条件で何が測られているか、という読み取りです。もう1つは家の側で、どの高さに置くか、誰が取れるようにするか、という線引きです。この2つは別のもので、片方だけでは決まりません。子どもの手が同じ床にある家では、後者を決めていないと、成分をいくら読んでも玄関では回りません。
最後に残る疑問は、たいてい「玄関で止めきれているのかどうか」です。判断は1つで、子どもが座っている場所に、犬が寄っていった日を思い出せるかどうか。その場所が居間の同じ一角なら、そこだけ週に1回布を替えれば足ります。家じゅうに散っているなら、靴下がまだ止まっていません。散歩後のケアの範囲を広げるより、履き替えを1足置くほうが早く終わります。犬の側に、同じ場所をなめ続ける、地肌が赤い、においが半日で戻る、といった変化が重なるときは、玄関での手数を増やす前に動物病院にご相談ください。玄関で分かるのは運ばれた量までで、その先は家では分かりません。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
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