C08季節・行事
朝の結露が残る窓ぎわ|ガラスより先に、カーテンの裾が湿る
結露を拭いたガラスは、10分ほどで手のひらが乾いた面に変わりました。ところが同じ朝の11時に、床に近いところを触ると、まだ冷たく湿っています。ガラスの水滴は目に入るので拭きますが、その下にある布は、見た目では湿っているかどうかが分かりません。窓ぎわで最後まで乾かないのは、カーテンの裾のほうです。この記事では、拭いてから乾くまでの時間を、ガラス・サッシの溝・裾の3か所で計っていきます。3つの数字が並ぶと、その子が昼を過ごす場所と、湿りが残る時間帯が重なっているかどうかが見えます。
ガラスは10分、カーテンの裾は昼まで|結露を拭いて乾くまでを計った窓ぎわの経験
その朝は、窓ぎわの上半分だけを見て終わりにしていました。ガラスの下側に水滴の帯があり、指で線を引くと下へ落ちます。乾いた布で一度なでて、それで片づいたつもりになります。作業としては1分もかかりません。ところが昼前に同じ場所へ戻って、床に近い高さを手の甲で触ると、そこだけがはっきり冷たく、湿っていました。
触れていたのはカーテンの裾です。裾の内側には、その子の毛が細かく貼りついていました。乾いた布なら払えば落ちる量です。湿っている布からは、指でつまんで引かないと離れません。換毛期にあたる時期だと、この貼りつき方が一日ぶんまとめて起きます。ガラスを拭いた時点では、まだ見えていなかった汚れ方です。
| 場所 | 拭いた時刻 | 手の甲で乾いたと感じた時刻 | かかった時間 |
|---|---|---|---|
| ガラスの面 | 7時10分 | 7時20分 | 約10分 |
| サッシの溝 | 7時12分 | 8時40分 | 約1時間30分 |
| カーテンの裾の内側 | 7時15分 | 11時すぎ | 約4時間 |
| 裾の下の床 | 7時18分 | 10時ごろ | 約2時間40分 |
この記事がこのあと数えるのは、右端の列だけです。結露の量ではありません。量は日によって振れますし、家の外の気温をこちらで動かすことはできません。動かせるのは、湿ったものが湿ったままでいる時間のほうです。4時間と10分では、同じ「朝の結露」でも起きることが変わります。窓ぎわの床にその子が寝るのは、たいてい日が差してからです。その時刻が、いちばん長く湿っているもののそばにあたるかどうかを見ます。
冷えた空気は足元にたまる|窓ぎわの結露でカーテンの裾が先に湿る背景
窓ぎわで温度がいちばん低いのは、ガラスの真ん中ではなく足元です。ガラスに触れて冷やされた空気は重くなり、下へ降りていきます。降りた先は床で、そこから横へ広がる前に、まず窓の下にたまります。結露はもともと、空気が冷やされて水を持ちきれなくなったときに出るものなので、いちばん冷たいところから先に出ます。つまり順番としては、足元の側が先です。
それでも人がガラスの水滴に先に気づくのは、水滴が見えるからです。布に入った水は粒にならず、色も変わらないので、目では分かりません。窓ぎわのカーテンは、先に湿って、あとから気づかれるものです。気づかれるきっかけは、においか、触ったときの冷たさか、貼りついた毛のどれかになります。
乾く速さのほうにも理由があります。乾くために要るのは、風と、まわりの空気の乾燥です。ガラスの面は室内の空気がそのまま当たるので、暖房を入れれば速く乾きます。裾は床とカーテン本体に挟まれていて、そこだけ風が止まっています。サッシの溝も同じで、幅の狭い溝には空気がほとんど入れ替わりません。この2か所だけ、乾くまでの時間が桁で変わるのはそのためです。
朝と昼で気温の動きが大きい季節の変わり目には、室温との差も一日の中で動きます。部屋の真ん中に置いた湿度計が40%を指していても、窓の下だけは別の数字になっていると考えたほうが実際に近くなります。家の中は、乾燥している場所と湿っている場所が同じ時刻に同居します。空気が乾く時期に窓ぎわだけが湿るのは、そのためです。
手のひらは自分の汗で湿るので、布の湿りと区別がつきません。手の甲を、裾の内側に3秒当てます。冷たさだけが返ってくるなら乾いています。冷たさのあとに離しにくさが来るなら、まだ水を持っています。計るのは1日1回、同じ時刻でかまいません。時刻を決めておくと、乾くまでの時間を毎日そろえて比べられます。
日の差す床が、その子の昼寝の場所と重なる|窓ぎわの結露でカーテンに毛とにおいが残る理由
犬も猫も、日が差す床を選んで昼を過ごします。寒い時期ほどその傾向は強く、窓ぎわの1畳ほどの範囲に長くとどまります。日が差し始めるのは朝の遅い時間帯です。そこは、朝に降りた冷たい空気が抜けきる前の場所でもあります。湿りが残っている時間と、その子がそこにいる時間が重なるのは、偶然ではなく、同じ日差しが両方の理由になっているからです。
重なると何が起きるかは、触れている面の数で決まります。窓ぎわで体が触れる面は、床、カーテンの裾の内側、それにサッシの下の枠の3つです。横になれば、背中か脇腹のどちらかが必ずカーテンに当たります。丸くなって眠る子なら、当たる面積はもっと増えます。
- 抜けた毛が布に入る:湿った布は毛を放しません。換毛期は一日で層になります
- 体温で温まる:湿った布に体温が加わると、においが立ちやすい状態になります
- 足の裏が湿る:裾の下の床が乾ききる前に歩くと、肉球の側へ水分が回ります
- 顔が近い:横になった姿勢では、鼻と口が布から数センチの距離にあります
においは、湿りが残った時間の長さに比例して出てくる、と考えると順番が読めます。裾の内側に鼻を近づけて何も感じない日は、その朝の乾きが速かった日です。夕方になって窓ぎわだけ気になる日は、昼まで湿っていた日です。結露の量を数えるより、乾くまでの時間を数えるほうが、においの出方とよく合います。
見落としやすいのは、サッシの溝のほうです。溝には外から入った砂ぼこりがたまり、そこへ水が乗ります。窓ぎわを歩いた足の裏は、その溝の縁に一度触れてから床へ戻ります。カーテンの裾を洗っても、溝をそのままにしておくと、次の日には同じところが同じにおいになります。
裾を床から離す日と、拭く順番を変える日|朝の結露が残る窓ぎわとカーテンの考え方
結露そのものを減らすには家の側の工事が要りますが、乾くまでの時間なら今朝から縮められます。手が入るのは3か所です。裾が床に触れているかどうか、拭く順番、そして拭いたあとに残るもの。どれも道具を買い足さずに始められます。
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裾を床から離す
カーテンを留めるクリップを2つ使って、裾の左右を少し持ち上げます。床から離れるだけで、裾の下に空気が通ります。計り直すと、乾くまでの時間はここでいちばん大きく動きます。丈を詰めるのは、時間が縮んだことを確かめてからで間に合います。
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拭く順番を下から上へ変える
ガラスから拭くと、落ちた水がサッシの溝と床に乗り、下の2か所の時間が延びます。裾の下の床、サッシの溝、ガラスの順に変えます。上から落ちてくるものを最後に受ける形にすると、同じ手間で乾き始める時刻が早まります。
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空気を動かす30分をつくる
暖房の風向きを窓ぎわへ向けるか、扇風機を弱でカーテンの裾のほうへ回します。時間は30分で足ります。日が差し始めるより前に終えておくと、その子が来るころには床の側が乾いています。
そのあとに残るのが、拭いたばかりのサッシの溝と、裾の下の床です。どちらも、今日その子が横になり、鼻を数センチの距離まで近づける面です。足の裏が触れれば、寝床に戻ってから舐められます。ここに何を残すかは、においが取れるかどうかとは別に、決めておく必要があります。
mofuwa瞬間消臭スプレーを窓ぎわに置いているのは、この距離で使うためです。中に入っているのは電解水で、別のにおいを上から重ねてごまかす作りにはなっていません。においのもとになっている側に反応するので、窓ぎわだけ香りが強い、という状態になりません。犬も猫も、自分と家のにおいで場所を覚えます。昼を過ごす場所の香りが日によって変わると、その場所を選びにくくなります。
使うのは、乾いたあとではなく、拭いた直後です。サッシの溝はスプレーしてから綿棒か細い布で一度なで、裾の下の床は床材に沿ってひとなでします。余計な成分を入れていないので、フローリングでも畳でも、窓の下の木枠でも同じように使えます。瞬間消臭スプレーを窓ぎわに1本置いておくと、朝の3分の中に収まります。取りに行く動作が入ると、この手順は続きません。
裾を持ち上げて乾くまでの時間が4時間から1時間に縮んだのに、窓ぎわで寝ていた側の脇腹だけ2週間フケが出続けている。その面を同じ場所ばかり舐めている。毛が湿っていないのに、においだけが前と変わらない。換毛期が終わったのに、抜ける量が減らない。これらは、窓ぎわの湿りでは説明のつかない残り方です。3か所の時間を書いた紙と、気になり始めた日付を持って、動物病院へ行く日を決めてください。日付が並んでいれば、乾き方が変わった週との前後関係がその場で分かります。
今朝できるのは、裾の内側に手の甲を3秒当てて、乾いていたかどうかを1行書くことです。明日は同じ時刻に同じ場所で、もう1行。2行そろえば、この家の窓ぎわが何時間湿っているのかが分かります。数字が出てから、クリップを使うか、風を当てるかを選べば足ります。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
