C15組み合わせ提案

1年のケアカレンダーの作り方

公開日 2026年7月1日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、白いクッションの上に落ち着いて座る淡いベージュの犬
1年の予定表は、ケアより先に、動かせない日付から埋めていきます。写真:SLZ/Pexels

玄関のドアの内側に貼った12か月のカレンダーに最初に書き込んだのは、4月の狂犬病の予防注射、6月の健康診断、6週ごとのトリミングの予約、10月の誕生日でした。ケアの予定は、この時点ではまだ1つも書いていません。1年のケアを先に並べると、書いた日があとから入る動かせない日付にぶつかって、春が来る前に1つずつ崩れていくからです。日付の決まっている予定を先に置き、そのすきまに、毎年くり返す体の出来事と、その2週間前の準備と、品を入れ替える月を重ねていくと、1枚が1年もちます。

ケアより先に動かせない日付を書く|1年のケアカレンダーが途中で崩れる理由

1年のケアカレンダーが途中で崩れるのは、ケアの予定を先に書き、あとから入ってくる動かせない予定にぶつかるからです。だから、埋める順番を逆にします。先に書くのは、誕生日、年に1回の健康診断、ワクチン、犬なら毎年の狂犬病の予防注射、トリミングの予約日のように、日付が先に決まっていて、こちらの都合でずらしにくいものです。

ケアから書き始めると、何が起きるか。書いたケアの日が、あとから入る予定に押し出されて、1つずつ消えていきます。たとえば、洗う日を毎月第1土曜と決めていたところにトリミングの予約が入り、前日に家で洗って、当日もサロンで洗うことになる。健康診断の数日前に新しいものを試して、ふだんの皮膚や被毛の状態が分からなくなる。ワクチンの前後に、洗う日が重なる。どれもケアの中身の問題ではなく、書く順番が逆だったことから起きています。

動かせない予定は、1年に10個前後しかありません。先にそれを書いておくと、12か月のどこが空いていて、どこが詰まっているかが見えます。ケアは、その空いているところに入れていくものです。カレンダーには、性質の違う3つの層が重なります。

書く順番は、点→帯→線です。線から書くと、あとから来る点と帯に何度も切られます。点から書けば、帯はそのすきまを通り、線は最後に全部の月を貫くだけで済みます。

予定・体の出来事・2週間前・入れ替える月|ケアカレンダーを1枚にする5つの手順

手順は5つで、動かせない予定、体の出来事、2週間前の準備、品を入れ替える月の順に重ね、最後に1枚にまとめます。上の手順ほど、あとから動かしにくいものを扱います。

  1. 手順1:動かせない予定を、12か月の枠に先に書く

    紙に1月から12月まで12の枠をつくり、日付が決まっているものから書き込みます。誕生日、健康診断、ワクチン、犬は狂犬病の予防注射(毎年4〜6月が接種の期間)、トリミングの予約。トリミングは次の予約日だけでなく、6週ごと、2か月ごとといった間隔で、1年分を仮に置いておきます。まだ日付の決まっていないものは、去年の同じ月に何があったかを思い出して、鉛筆で薄く書きます。ここにはまだ、ケアは1つも書きません。

  2. 手順2:毎年くり返す体の出来事を、月をまたぐ帯で重ねる

    次に、その子の体に毎年同じ順番で来る出来事を、帯として書きます。春の換毛、夏の肉球、秋の換毛、冬の乾燥の4本です。春の換毛は3月から5月ごろ、秋の換毛は9月から11月ごろに、下毛が浮いて抜けてきます。夏は、日を受けて熱を持った路面と長くなる散歩で、肉球が乾きます。冬は暖房で空気が乾き、暖められた床の上で過ごす時間が延びます。換毛のはっきりしない犬種や猫もいるので、その子に来る帯だけを書きます。

  3. 手順3:点と帯のそれぞれ2週間前に、準備を1行だけ書く

    点と帯の始まりから2週間さかのぼったところに、準備を1行ずつ書きます。2週間あれば、品をそろえ、置き場所を決め、その子が慣れるまでの数回を試せます。健康診断の2週間前には「新しいものを始めない。気になる場所の写真を撮る」。トリミングの2週間前には「もつれを見る」。ワクチンの2週間前には「前後に洗う日を置かない。何日あけるかは接種のときに聞く」。1行に収まらない準備は、行を増やさずに、準備そのものを減らします。

  4. 手順4:品を入れ替える月を決め、毎日の欄はグルーミングスプレーで通す

    帯に合わせて、手元に出す品と、しまう品を決めます。毎日の欄は、1年を通して mofuwa グルーミングスプレーで埋めます。体から出る脂は季節を選ばず、散歩に行けば外の汚れもつきます。きれいにしておきたい気持ちが消える月は、12の枠のどこにもありません。だから、この欄だけは入れ替えません。そのうえで、帯の月にだけ、虫よけスプレー・肉球クリーム・毛玉予防ジェル・スキンケアミストの4品を出し入れします。

  5. 手順5:12か月を1枚にまとめ、品を置く場所の横に貼る

    最後に、点・帯・2週間前の行・出し入れする品を1枚に重ねます。縦に12か月、横に「動かせない予定」「体の出来事」「2週間前の準備・出し入れ」の3列。1か月が1行に収まれば、1年は12行です。貼る場所は、品を置いている場所のすぐ横にします。予定表は毎日は開きませんが、品を取るたびに目に入る場所なら、月が変わったことに気づけます。

毎日の欄をグルーミングスプレーにするのは、1年のどの帯とも重ねて使えるからです。中身は還元水100%で、落とすのは汚れのもとになる脂、残すのはセラミドとスクワラン、と分けて設計されています。春と秋の換毛の帯では、ブラッシングの前に吹いておくと静電気の起きにくい状態で梳かせるので、浮いた下毛がブラシに集まります。夏の帯では、散歩から戻った足先と、路面に近いお腹の下に。冬の帯では、乾いた部屋で毛が立ちやすいブラッシングの前に。帯が入れ替わっても、使う場面が入れ替わるだけで、毎日の欄の1行は同じままです。

品を入れ替える月と、その帯で選ぶ理由(本州の平地で過ごす家の例)
出し入れする品出す月しまう月その帯で選ぶ理由
においがしない虫よけスプレー4月(草むらを歩く散歩が増える前)10月散歩のたびにハーネスと服にかける品なので、においがしにくい設計であることに意味がある。体には直接かけない
肉球クリーム6月後半(夏の路面の前)と11月(暖房の前)9月末と3月末塗ったその足で歩き回る季節だから、べたつかないことがそのまま続けやすさになる
毛玉予防ジェル10月(冬毛がそろい、服を着せ始める前)4月2〜3日に1回塗っておくと、服がこすれる脇や胸元に毛玉ができにくい状態が続く
スキンケアミスト11月(冬の乾燥の前)3月末乾いた地肌は舐めたり掻いたりする場所。舐める前提で水だけ
グルーミングスプレー1年中しまわない毎日の欄。散歩のあとと、ブラッシングの前
まとめると帯の2週間前に出す帯が終わった月末にしまう毎日の欄は変えず、帯の品だけを入れ替える
1年のケアカレンダーで、品を出し入れする月 毎年くり返す体の出来事の2週間前に、準備と品の出し入れを置いた例です。 2月 春の換毛の2週間前:ブラシを玄関へ出す 下毛が浮く前に、梳かす場所を決めておく 4月 虫よけスプレーを散歩の持ち物に加える ハーネスと服にかける。体には直接かけない 6月 夏の路面の前に肉球クリームを出す 塗ったあとに歩いても床がべたつきにくい 8月 秋の換毛の2週間前:ブラシの時間を延ばす 抜け始めた日を書き、翌年の帯を直す 10月 服を着せる前に毛玉予防ジェルを出す 2〜3日に1回。服がこすれる脇と胸元に 11月 冬の乾燥の前にスキンケアミストを出す 暖房を入れる週の手前。地肌に使う
毎日の欄はグルーミングスプレーのまま、帯の品だけを出し入れします。

4つの品は、それぞれ帯の中で受け持つ場所が決まっています。mofuwa においがしない虫よけスプレーは、散歩の前にハーネスや服、散歩のバッグにかけるもので、体に直接かけるものではありません。ディートを使わず、精油も使っていない、においがしにくい設計です。帯でいえば、草むらや水辺を歩く散歩が増える月に、玄関の散歩の持ち物の横へ出します。冬のあいだも持ち物に残す家もあるので、しまう月はその家の散歩の道で決めます。

mofuwa 肉球クリームは、夏の路面の帯と、冬の暖房の帯の2回出します。どちらも、塗ったあとにその足で歩き回る季節です。塗ったあとの床のことまで考えて、べたつかないように仕上げてあるので、塗ってすぐ敷物の上を歩かせても跡が気になりにくい品です。中の4種のヒアルロン酸は、角質層まで届くもの、うるおいを抱え込むもの、表面にうるおいの層をつくるもの、保護の膜をつくるものと、層ごとに受け持ちが違います。夏は散歩から戻って足先を拭いたあと、冬はホットカーペットに上がる前に塗ります。

mofuwa 毛玉予防ジェルは、はさみを持たずに済むようにするための品です。冬毛がそろって服を着せ始めると、脇や胸元の毛が服にこすれてもつれやすくなります。大きな毛玉は毛が引っ張られたままになり、その子にとって痛みのもとになります。5プッシュを手のひらに取って全身に塗り、ブラシでなじませる。これを2〜3日に1回、服を着せる帯のあいだ続けます。できてしまった小さな毛玉には、毛玉がしっとりするまでなじませてからブラシを入れる、という手順も公式にあります。

mofuwa スキンケアミストは、冬の乾燥の帯に出します。乾いた地肌は、その子が舐めたり掻いたりする場所です。中身は電解酸化水のみで、口に入る場所に使うことを最初から想定してつくられているので、舌の届く背中や脇にもためらわずに使えます。数日で地肌が変わる品ではないので、帯の2週間前から毎日の欄の横に1行足しておき、暖房を入れるころの地肌と、秋に撮った写真を比べます。

予定が動いた月と帯がずれた年|ケアカレンダーを直す頻度

カレンダーを直すのは、予定が動いたときと、体の出来事の帯が去年とずれたときの2つで、見る頻度は月の初めに1回です。直す場面を先に決めておけば、1年の途中で紙が使えなくなることはありません。

1年のケアカレンダーでつまずく場面と、直し方
つまずく場面何が起きるか直し方
トリミングの予約がずれた2週間前の準備の行だけが、元の日付に残る予定を動かすときは、2週間前の行も一緒に矢印でずらす
換毛が早く来た・遅く来た帯の月と、品を出す月が合わなくなる抜け始めた日を書き込み、翌年の帯の端をその日に合わせる
出した品をしまい忘れた季節が終わっても出したままで、どれが今の品か分からなくなるしまう月も表に書き、月初めに出し入れを1回で済ませる
まとめると動くのは紙の上の日付のほう月初めに1回見て、誕生日に1年分を書き直す

月の初めに見るときは、その月の点と帯を読み、2週間前の行があれば、それを付箋に書いて品の横に貼っておきます。1年分を書き直すのは、その子の誕生日です。年齢が1つ上がる日に、去年の紙を横に置いて新しい12か月をつくると、帯の端はその子の実際の体に少しずつ合っていきます。2年目の紙は、1年目より書き込みが少なくて済みます。

健康診断の日には、この1年分の紙をそのまま持っていきます。どの月に何を出し入れし、換毛がいつ始まって、肉球がいつ乾いたか。12か月の記録があると、動物病院で季節ごとの変化を説明するときに、思い出して話すより正確に伝えられます。

Caution帯の品を出した月に、2週間たっても戻らないもの

肉球クリームを出した月に、肉球の割れが2週間たっても閉じない、血がにじむ、その足をかばって歩く。換毛の帯が終わる月を過ぎても、地肌が透けるほど毛が抜け続ける。冬の乾燥の帯でもないのに、フケやかゆがるしぐさが増えていく。こうした形が出たときは、次の健康診断を待たずに、動物病院へ連れていってください。皮膚に張りついて固まった毛玉は、無理にほぐさず、トリミングサロンか動物病院で切ってもらいます。カレンダーのその月の行に、気づいた日付を書き足しておくと、翌年の帯を決める材料にもなります。

品を置く場所の横に12か月を貼る|家でできるケアカレンダーの毎日の使い方

毎日の使い方は、品を取るときに、その月の1行を読むだけです。カレンダーを毎日開いて予定を確かめる必要はありません。貼る場所を品の横にしておけば、グルーミングスプレーを手に取るたびに、いまが何の帯で、次の点がいつかが目に入ります。

1年のケアカレンダー(記入例・犬・トリミングは6週ごと)
月動かせない予定体の出来事2週間前の準備・出し入れ
1月トリミング冬の乾燥冬の3品と毎日のグルーミングスプレーを続ける
2月トリミング冬の乾燥春の換毛の2週間前:ブラシを玄関へ
3月—春の換毛月末にスキンケアミストと肉球クリームをしまう
4月狂犬病の予防注射・トリミング春の換毛虫よけスプレーを散歩の持ち物へ/毛玉予防ジェルをしまう
5月トリミング春の換毛の終わり健康診断の2週間前:新しいものを始めない・写真を撮る
6月健康診断—月の後半に肉球クリームを出す
7月トリミング夏の肉球散歩のあとの足先とお腹の下にグルーミングスプレー
8月トリミング夏の肉球秋の換毛とワクチンの2週間前:ブラシの時間を延ばす・前後に洗う日を置かない
9月ワクチン秋の換毛月末に肉球クリームをしまう
10月誕生日・トリミング秋の換毛虫よけスプレーをしまう/毛玉予防ジェルを出す/1年分を書き直す
11月トリミング秋の換毛の終わり冬の乾燥の2週間前:スキンケアミストと肉球クリームを出す
12月トリミング冬の乾燥冬の3品と毎日の1本で年を越す

12行を並べると、同時に手元に出ている帯の品は、冬の月でも3本、ほかの月は2本までだと分かります。増えていくのではなく、帯に合わせて入れ替わっているだけです。品を足すかどうか迷ったときも、その品がどの帯のためのものかを先に決め、帯が決まらないなら、その年は足しません。

品を置いている場所の横に、この12行を貼ります。グルーミングスプレーを取るたびに今月の行を読み、月の初めに帯の品を出し入れし、誕生日に次の1年を書く。予定から先に埋めた紙なら、ケアの日が押し出されることはなく、2年目からは去年の帯の端が、その子の体の季節を教えてくれます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

商品ページを見る

よくある質問

ケアカレンダーは、何月から作り始めればいいですか。
何月からでも作れます。始める月に関係なく、まず1月から12月までの枠に、決まっている予定を全部書き込みます。まだ日付の決まっていない健康診断やワクチンは、去年の月に鉛筆で置いておきます。いちばん区切りがよいのは、その子の誕生日の月です。1年分を書き直す日を誕生日にそろえておくと、翌年からは毎年同じ日に新しい紙をつくれます。
猫でも、同じ1年のカレンダーで組めますか。
組めます。猫は散歩がないぶん、動かせない予定は健康診断・ワクチン・誕生日が中心になり、体の出来事の帯も換毛と冬の乾燥が主になります。長毛の猫は、冬毛がそろうころに脇やお腹のもつれが増えるので、毛玉予防ジェルを出す月はそこに置きます。スプレーの音が苦手な猫なら、グルーミングスプレーはコットンに取ってから使います。
1年に使う品が増えすぎないか心配です。
1年を通して手元に出ているのは、毎日の欄のグルーミングスプレーと、そのとき来ている帯の品が2〜3本です。4つの帯の品を同時に出す月はありません。帯が終わったらしまう月も表に書いておくので、棚に並ぶ本数は季節ごとに入れ替わるだけで、増えてはいきません。足すかどうか迷う品は、どの帯のためのものかを先に決めてから考えます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。