C11比較・選び方
結局どれを買えばいいかの決め方
寝る前にページを開いて、候補を7つまで絞ったところで閉じた夜が何度かありました。比べる材料は足りています。足りないのは、どの質問から聞くかという順番のほうです。ペットケアの選び方をまとめると、決め手は3つしかありません。その子の口が届く場所に使うのか、その日に濡らせるのか、手が何本空いているのか。この3つを順番に聞くと、7つの候補は1つか2つまで落ちます。候補を増やして比べるのではなく、聞く順番を固定して落としていく。それがこの記事の決め方です。
候補を増やすほど決まらなくなる|先に固定するのは質問の順番
候補が7つあって決まらないとき、8つ目を探しても決まりません。比べる軸が毎回ちがうからです。1つ目は成分で比べ、2つ目は使い心地で比べ、3つ目は容量で比べる。軸が動いているあいだは、どれだけ並べても順位がつきません。決まる家では、聞く質問の順番のほうが先に固定されています。
順番を固定すると、比べる作業は「落とす作業」に変わります。最初の質問に当てはまらない候補は、その時点で外れます。7つを7つのまま比べるのではなく、質問ごとに半分にしていきます。3つ質問すれば、7つは1つか2つになります。棚の前で使う時間は、3分で足ります。
この3つの質問は、ペットケアの中でいちばん動きにくい条件から並べてあります。体のつくりは変わらず、その日の予定は変わり、家族の在宅は週ごとに変わります。動かないものから聞くと、答えが次の質問に持ち越せます。逆に予定から聞くと、翌週には最初からやり直しになります。選び方のまとめが長持ちするかどうかは、この並び順で決まります。
犬と猫でも、順番そのものは同じです。変わるのは1つ目の答えの出方で、猫は自分で毛づくろいをするぶん、口が届く場所がはじめから広くなります。犬は口が届かない背中の真ん中と耳のうしろが、そのまま人の手の担当になります。使い分けを考えるのは、3つの質問を通したあとで構いません。
口が届くか、濡らせるか、手が何本か|ペットケアの選び方は、この3つの違いで分かれる
3つの質問は、それぞれ違うものを見ています。1つ目は体のつくり、2つ目はその日の予定、3つ目は人の側の余裕です。同じ質問を2回聞かないように、順番のまま1回ずつ通してください。
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その子の口が届く場所に使うか
前足、内股、口のまわり、猫なら背中以外のほとんど。届く場所に使うものは、終わったあと必ず舐められます。ここで残るのは、舐める場所にそのまま使える設計の品だけです。届かない場所なら、この条件は外れます。
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その日に濡らせるか
浴室まで連れていける日か、ふき取りで終わらせる日か。濡らせる日は落とせる範囲が広くなりますが、乾かす分数が20分ほど足されます。濡らせない日は、使える品が拭く側に限られます。
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手が何本空いているか
1人でやるなら、片手はその子を支えることになります。実際に使えるのは1本です。2人なら2本使えるので、押さえる係を分けられます。1本しか空かない日に、両手が要る工程は入りません。
この3つの違いは、どれか1つだけを重く見るものではありません。1つ目で使える品の種類が決まり、2つ目で落とせる範囲が決まり、3つ目でその日にやり切れる工程の数が決まります。3つ目まで来て工程が足りないと分かったら、2つ目の答えを濡らさない側へ戻します。戻る先が決まっているのが、順番を固定する利点です。
頻度も、この3つから決まります。手が2本空く日が週に1回なら、濡らす日は週1回です。頻度を先に決めて、あとから手を数えると続きません。部位ごとの使い分けも同じで、口が届く部位と届かない部位で品を分けておくと、その日に迷う一拍が消えます。
5分の日と20分の日で並べる|ペットケアの選び方の条件を、表の列に置く
同じ家、同じ子でも、使える分数で答えが入れ替わります。だから比べる列は品の名前ではなく、5分しかない日と、20分取れる日にします。自分の1週間にどちらの日が多いかが分かれば、そろえておく品も決まります。
| 見るところ | 5分しかない日 | 20分取れる日 |
|---|---|---|
| 使える手の本数 | 1本。片手は支えに使う | 2本。押さえる係を分けられる |
| 濡らせるか | 濡らさない。ふき取りで終える | 濡らせる。乾かす分数まで入る |
| 触る部位の数 | 1か所から2か所 | 全身を4つに分けて通す |
| 口が届く場所を含めるか | 含める。舐める前提の1本だけ使う | 含める。届かない背中側から先に始める |
| 終わったあとに残る手間 | 片づけ1分 | 乾かす20分と、道具の手入れ |
| この日ならどうするか | 口が届く場所に使える1本を、置き場所から2歩以内に | 洗う日にまとめて、工程は2つまでに抑える |
最後の行が、この表の答えです。5分の日が週の大半を占める家では、そろえるのは口が届く場所に使える1本で、そこから先は選び方より置き場所のほうが結果を動かします。20分の日が週に1回か2回ある家では、その日にまとめて、工程を2つまでに抑えます。3つ以上の工程を1日に入れると、その子が途中で向きを変え、次の回の頻度が落ちます。
容量も、この列で決まります。5分の日に使う品は毎日手が伸びるので、開封から1か月で半分を切ります。20分の日の品は、月に4回か8回しか使いません。同じ大きさを買うと、片方だけが必ず残ります。まとめ買いをするなら、毎日側の品だけにしてください。
足す1本と、減らす1工程のどっちを先にするか
3つの質問を通しても候補が2つ残るなら、足す側ではなく減らす側を先に動かします。候補が残るのは、その日にやる工程が多すぎて、どちらが要るか決められないときだからです。工程を1つ減らすと、残った候補のうち片方が不要になります。
いちばん減らしやすいのが洗う日です。洗って、すすいで、もう一度つけて、もう一度すすぐ。この往復があると、20分の日でも工程が3つになり、手が2本あっても足りません。洗い上がりがごわつくから戻す工程が要るわけで、ごわつくのは残しておきたいものまで落ちているからです。
mofuwa モイストシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分だけを、量も少なくして使っています。泡が立つのは、原料の水を電解水にしてあるためです。少ない洗浄成分でしっかり洗えるので、落としすぎずに済み、洗い上がりがごわつきません。トリートメントで戻す工程が要らなくなるぶん、20分の日の工程が3つから2つになります。減っているのは手間より先に、その子が浴室で耐えている分数のほうです。
工程が1つ減ると、選び方のまとめも短くなります。候補として残っていた「戻すための1本」を、そもそも選ばなくてよくなるからです。モイストシャンプーが無香料なのも同じ考えで、犬も猫も自分のにおいを好むので、余分な香りは浴室での負荷になります。5分の日に使う1本と、20分の日に使う1本。この2本でひとまとめにできる家が、いちばん続きます。
先週まで20分の日に平気だった子が、5分の工程でも途中で逃げるようになった/口が届く場所を舐める回数が、1日に何度も増えている/同じ1か所だけ、手が触れると体をひねる/洗った翌日に、被毛のべたつきや地肌の白い粉が前より早く戻ってくる。この4つは、選び方の側では動きません。3つの質問の答えと、その週に取れた分数、触ったときに逃げた回数を書き出して、動物病院で診てもらう時間を取ってください。何分の工程で何回逃げたかが並んでいると、見てもらう場所が早く決まります。
3つの質問を1枚にまとめて、次に開く時期を決める
決め方は、覚えておくものではなく、書いておくものです。3つの質問と、自分の家の答えを1枚にまとめておくと、次に棚の前で止まったときに、そこから読み直すだけで済みます。書くのは3行で足ります。
| 書く行 | いまの答えの例 | 答えが変わるとき |
|---|---|---|
| 口が届く場所に使うか | 前足と内股は届く。背中の真ん中は届かない | 体が硬くなったとき。年単位で動く |
| 濡らせる日は週に何回か | 週1回。土曜の午前 | 生活の時刻が2時間ずれたとき |
| 手は何本空くか | 平日は1本、週末は2本 | 家族の在宅が変わったとき |
この3行は、それぞれ変わる速さが違います。いちばん上は年単位、まん中は季節ごと、いちばん下は週ごとです。変わる速さがちがうものを1枚に並べておくと、どの行から見直せばよいかが自分で分かります。次に開く時期は、月で決めずに、いちばん早く空になる品が切れる日にしておいてください。その日には必ず棚を開けるので、読み直す手間が増えません。
ペットケアの選び方は、正解の1本を見つける作業ではありません。その家の3つの答えに、いま並んでいる候補を当てる作業です。答えが変われば選ぶものも変わりますし、変わらないうちは何度でも同じ1本に落ち着きます。次に迷ったときは、候補を増やす前に、この3行を先に読んでください。
Product
mofuwa モイストシャンプー
300ml / 3,410円(税込)
アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。
商品ページを見るよくある質問
- 3つの質問の順番を入れ替えてもよいですか。
- 入れ替えると、答えが持ち越せなくなります。1つ目の口が届くかどうかは体のつくりの話で、年単位でしか動きません。2つ目の濡らせるかは季節と予定で動き、3つ目の手の本数は週ごとに動きます。動きにくいものから順に聞くと、上の答えをそのまま使って下へ進めます。予定から聞くと、翌週には1つ目からやり直しになります。並べ替えたいときは、動きにくい順という条件だけ守ってください。
- 候補が1つも残らなかったときは、どうすればよいですか。
- 3つ目の質問で全部落ちたのなら、その日に取れる工程の数が足りていません。品を探し直すより、日を分けてください。5分の日に1か所だけ触って、週末の20分の日に残りをまとめる。2回に分ければ、同じ候補がそのまま使えます。2つ目で全部落ちたときは、濡らさない側の答えでもう一度通します。落ちた理由がどの質問にあるかが分かっていれば、探し直す範囲も狭くなります。
- 家に2頭いる場合、まとめて同じものを選べますか。
- 1つ目の答えが2頭で違うなら、分けたほうが早く終わります。口が届く場所は、体の柔らかさと毛の長さで変わるからです。2つ目と3つ目は、家の側の条件なので共通です。つまり、濡らせる日と手の本数は1枚にまとめておいて、口が届く場所の行だけ2行に分ける形になります。全部を別々にすると置き場所が2倍になり、どちらを取るかで迷う一拍が入ります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
