C12Q&A・豆知識
洗濯でペットの毛は取れる?
洗濯でペットの毛は取れます。ただし、毛を実際に外へ出しているのは、乾燥の風と、その先にあるフィルタです。洗っている最中の水の中では、毛は布から離れるだけで、行き場がありません。だから水で洗って干すだけの日は、ペットの毛はほとんど減りません。洗い上がった衣類に毛が残っているとき、工程のどこにも毛の出口がなかった、と読めます。家でできるのは2つだけです。入れる前に外で払っておくことと、フィルタを毎回見ること。この記事では、洗濯とペットの毛の関係を、毛が出ていく場所の側から8つの問答に分けて書きます。
洗濯でペットの毛は取れますか
取れます。ただし、洗濯でペットの毛を取っているのは、洗っている最中の水ではありません。毛を布から引き離しているのは乾燥の風で、引き離した毛を受け止めているのはフィルタです。この2つが工程の中にあるかどうかで、同じ洗濯機でも結果が変わります。
水の中でも毛は布から外れます。外れますが、水の中には毛の行き先がありません。外れた毛は水に浮いたまま、脱水で水が抜けるときに、また布の上へ戻ります。洗い終わったばかりの洗濯物を広げると、湿った面にペットの毛が張りついていることがあります。あれは「取れなかった毛」ではなく、一度外れてから戻った毛です。
洗濯機の性能や、洗剤の種類の話ではありません。その日の洗濯に、毛が外へ出ていく場所が用意されていたかどうかです。出口は2つあります。乾燥の風がフィルタへ運ぶ道と、排水と一緒に流れていく道です。どちらも通らなかった毛は、乾いた洗濯物の上に残ります。犬と暮らしていても猫と暮らしていても、ここは同じです。
乾燥の風とフィルタが取っている、というのは工程のどこですか
洗濯は、洗う・すすぐ・脱水する・乾かす、の順に進みます。ペットの毛が布から離れるのは前半で、離れた毛が外へ出るのは後半です。前半だけで終わらせると、離れた毛が行き場をなくしたまま、同じ洗濯物の中に留まります。
乾燥の風は、洗濯機の中で洗濯物を持ち上げて落とし続けます。この上下の動きが、布の表面に乗っているペットの毛を空中へ浮かせます。浮いた毛は風に乗り、そのままフィルタへ運ばれます。フィルタに毛がたまるのは、うまくいっている証拠です。フィルタが空のままなら、毛はどこにも行っていません。
もう1つの出口が排水です。洗いとすすぎの水と一緒に、細かい毛が流れていきます。ただし、この道はペットの毛の太さや長さによって通れる量が変わります。短くて細い毛は流れやすく、長い毛や下毛はからまって残りやすい。だから排水だけを当てにせず、乾燥の風の側を使うほうが、洗濯の結果としては安定します。
水で洗って干すだけの日は、ペットの毛はそのままで大丈夫ですか
衣類として着るぶんには大丈夫です。ただし、ペットの毛が減ることは期待できません。洗って干すだけの工程には、毛が外へ出ていく場所がないからです。乾いたときに毛が目立たなく見えることはありますが、それは毛が布になじんで見えにくくなっただけで、量そのものは大きく変わっていません。
| 終え方 | 毛が離れるか | 毛が外へ出るか |
|---|---|---|
| 洗って干すだけ | 水の中で離れます | 出口がないので布に戻ります |
| 洗って脱水だけ強くする | 離れます | 水が抜けるときに布へ戻ります |
| 洗って乾燥まで回す | 離れます | 風がフィルタへ運びます |
| 入れる前に外で払う | 洗う前に体積が減ります | そもそも中へ入りません |
表の下2つが、実際に効く手です。乾燥まで回すか、入れる前に払うか。どちらも、毛が外へ出ていく場所を工程の中に作っています。洗濯の回数を増やしても、出口がないままなら結果は変わりません。「もう一度洗えば取れるかもしれない」で2回目を回している場合は、回数ではなく終え方のほうを変えてください。
毎日の洗濯で全部を乾燥まで回すのは、電気代の面でも衣類の面でも現実的ではありません。だから、ペットの毛が多く付くものだけを分けて、そこだけ乾燥まで回すという分け方になります。その子が乗る場所の布、寝床のカバー、車に敷いた布、部屋着。この4つを1つのかごにまとめておくと、迷わずに分けられます。
洗濯機に入れる前に外で払うのは、どこで、どうやるのですか
場所は玄関の外か、ベランダか、浴室です。洗濯機の前で払うと、払った毛が床に落ちて、次にまた別の布へ付きます。払う工程は、洗濯機のある場所から離すのが基本です。ペットの毛は軽いので、空中に舞ったあと、近くの布の上に落ちます。
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洗うものを、かごに入れたまま外へ持って出る
抱えて持つと、その時点で服にペットの毛が移ります。かごごと運んで、外で取り出してください。この一手間だけで、部屋の中に舞う量が変わります。
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布の面を下に向けて、上から下へ数回振る
上へ振り上げると、毛が顔のほうへ来ます。下へ落とす向きで振ると、毛は足元へ落ちます。1枚につき3〜4回で足ります。
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縫い目とゴムの部分だけ、指でなぞる
袖口、裾、ポケットの入口。ペットの毛が集まるのは平らな面ではなく、段差のあるところです。ここだけ指の腹でなぞると、まとまって外れます。
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払い終えてから、かごへ戻して洗濯機へ入れる
払った布を、払っていない布の上に重ねないでください。順番が崩れると、払った意味がなくなります。払い終えたものを別のかごへ移すのがいちばん確実です。
毎日の洗濯すべてでやる必要はありません。その子が直接乗ったものだけで足ります。毛布、シーツ、ソファのカバー、車に敷いた布、部屋着。この5つに絞れば、払う時間は1回あたり1分もかかりません。全部をやろうとすると続かず、続かないと洗濯機の中に入る毛の量は元に戻ります。
フィルタは毎回見るのですか。家のどこに何個あるのですか
毎回です。フィルタは、ペットの毛が唯一まとまって出てくる場所なので、ここを見ない洗濯は結果が読めません。数は機種によりますが、たいてい2〜3か所あります。全部を毎回掃除する必要はなく、毎回見るのは乾燥フィルタだけで構いません。
| どこ | 何がたまるか | 見る間隔 |
|---|---|---|
| 乾燥フィルタ | 乾燥の風が運んだペットの毛 | 乾燥を回すたび毎回 |
| 糸くずフィルタ | 水の中で外れた毛と繊維 | 週に1回 |
| 排水フィルタ | 流れきらなかった毛と汚れ | 月に1回 |
| 洗濯槽のふちとゴム | はさまった毛 | 気づいたとき |
乾燥フィルタが詰まっていると、風が通らなくなります。風が通らないと、乾きが遅くなるだけでなく、毛を運ぶ力そのものが落ちます。つまり、フィルタを掃除しない状態が続くと、乾燥まで回してもペットの毛が減らなくなります。ここが、洗濯とペットの毛の関係でいちばん見落とされやすいところです。
取り方は、乾いた状態で手前に引くだけです。濡らしてから取ろうとすると、毛が網目に張りついて逆に取れません。乾いているうちに指でつまむか、使わなくなった歯ブラシで一方向になでます。取った毛は、そのままごみ箱へ。洗面台で流すと、排水の側に回ります。
洗濯をもう1回まわすのと、乾燥を足すのと、どちらが早いですか
乾燥を足すほうです。洗濯をもう1回まわしても、工程は同じなので、毛の出口は増えません。時間も水も倍かかって、結果はほとんど同じ。乾燥を足すと、そこで初めて風とフィルタという出口が工程に加わります。同じ時間を使うなら、後ろに足すほうが効きます。
- 洗濯を2回まわす:時間と水が倍になり、毛の出口は増えません
- 乾燥を15〜20分だけ足す:完全に乾かさなくても、風が毛を持ち上げます
- 脱水を長くする:水は抜けますが、毛は布の上に残ります
- 洗剤や柔軟剤を増やす:ペットの毛の量には関係しません
2つ目に補足します。乾燥は、最後まで回さなくても構いません。短い時間でも、風で持ち上げて落とす動きが起きれば、毛はフィルタへ向かいます。乾ききる前に取り出して、あとは干す。この組み方なら、衣類への負担も電気代も抑えられます。洗濯とペットの毛で悩んでいる家では、この短い乾燥がいちばん現実的な手になります。
4つ目については、はっきり書いておきます。洗剤や柔軟剤の量を増やしても、ペットの毛が減る理由はありません。毛は汚れとは違って、溶けるものでも分解されるものでもないからです。増やしてもすすぎ残りが増えるだけなので、量は表示どおりで構いません。
乾燥機がない家では、ペットの毛はどこで落とすのですか
洗濯機の中に出口がないなら、前と後ろに作ります。入れる前に払う工程を厚くして、干す前と取り込む前にもう一度払う。この3回で、乾燥の風の代わりになります。手間は増えますが、1回あたりは数十秒です。
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入れる前に外で払う
s4の手順です。ここがいちばん量を減らせる場所なので、3回のうちここだけは省かないでください。
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干す前に、1枚ずつ強く振る
濡れているうちは毛が張りついていますが、振ると端のほうから外れます。振る場所は、干す場所の下ではなく、その手前にしてください。下で振ると、落ちた毛がまた舞い上がります。
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乾いてから、取り込む前にもう一度払う
乾いた状態がいちばん毛が外れやすい瞬間です。ベランダで払ってから室内へ入れると、部屋に持ち込む量が減ります。
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たたむ場所の下に、掃除機をかける日を決めておく
たたむときに落ちた毛は、その場所の床にたまります。週に1回、たたむ場所の足元だけ掃除機をかける日を決めておくと、次の洗濯へ戻りません。
大きなものは、コインランドリーの乾燥機に回します。毛布やカバーなど、家の洗濯機で乾燥まで回せないものは、そこで一度風に当てておくと落ち着きます。ただし、共用の機械なので、入れる前に外で払っておくのは家のとき以上に大事になります。使い終わったらフィルタを見て、自分が出した毛は自分で取ってから出るのが、毎日の作法として無難です。
洗濯とペットの毛を、出口の数で畳む|被毛の変化は洗い方からは読めない
ここまでを畳みます。洗濯でペットの毛が減るかどうかは、その日の工程に出口がいくつあったかで決まります。
| 出口 | どこにあるか | 家でやること |
|---|---|---|
| 洗濯機に入る前 | 玄関の外・ベランダ・浴室 | かごごと運んで、下向きに払います |
| 乾燥の風とフィルタ | 乾燥フィルタの網目 | 回すたびに、乾いた状態で取ります |
| 排水 | 糸くずフィルタと排水フィルタ | 週1回と月1回で見ます |
この3つのうち、家でいちばん確実に動かせるのは1つ目です。洗濯機に入る毛の量そのものを減らすほうが、機械の側で取り返すより早く終わります。そして、入る量を減らす手は、洗濯の外にもあります。体の側で、抜けかけている毛を先に外へ出しておくことです。
毎日のブラッシングは、その意味では洗濯の前工程になります。ブラッシングで外れた毛は、床にも服にも布にも移らずに、そこで回収できます。被毛が乾いて静電気が起きやすい時期は、そのまま梳くと毛が飛ぶので、先に湿らせておくほうがまとまって外れます。湿らせる相手は毛の表面ではなく、その下の地肌です。梳き終わったあと、その子が自分で舐めにいくのも同じ面になります。地肌に置いたものは、毛づくろいで取れてしまいます。朝つけたものが夕方には残っていない、ということが起こる場所です。mofuwa スキンケアミストは、取れてしまうことを前提にしても毎日続けられる、という場所に置かれた1本です。梳く前に、布へ移して毛の流れに沿って一往復。洗濯機に入る毛の量は、この数十秒で変わります。
時期でもないのに抜け毛が急に増えた、1か所だけ毛が薄くなった、皮膚が赤い、フケが増えた、同じところをなめたりかいたりし続けている。こうした変化があるときは、洗濯や掃除のやり方を変える前に動物病院にご相談ください。洗濯とペットの毛の話は、家に落ちた毛をどう扱うかまでで、被毛や皮膚の側で起きている変化は家では切り分けられません。いつから増えたか、どのあたりの毛かをメモして持っていくと、その場で見てもらえます。
次の洗濯は、洗濯機の前に立つより先に始まります。かごごと外へ出て、下向きに3回振る。それだけで、その日の乾燥フィルタにたまる量が変わります。洗濯でペットの毛が減るかどうかは、洗濯機の性能ではなく、その日の工程に出口をいくつ用意したかで決まりました。1つ増やした出口は、翌週の洗濯にもそのまま残ります。
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mofuwa スキンケアミスト
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商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
