C03使い方・お手入れ手順

散歩から帰ったあとの足のケア手順

公開日 2020年9月23日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色の床の上に、静かに立っているクリーム色の犬
玄関で上がる足の本数は日ごとに変わります。数えておくと、その日の拭き方が先に決まります。写真:Leohoho/Pexels

散歩後の玄関でしゃがんだとき、その子が持ち上げたのは右の前足1本だけで、残りの3本は三和土についたままでした。足の拭き方は4本ぶんで1組だと考えがちですが、実際に手のひらへのせられるのは、その日に上がった本数だけです。散歩後の足の拭き方は、上がる足と上がらない足で別の手順に分けてしまうと、帰宅後の2分に収まります。上がらない足を無理に持ち上げさせると、その子は体重の置き場を探して立ち直そうとするので、こちらの手はそのぶん止まります。玄関で数えるのは本数です。汚れの量は数えません。

4本のうち、上がるのは前の2本だけ|散歩後の足の拭き方と頻度を決める前に数えるもの

散歩後の足の拭き方は、4本を同じ手つきでは扱えません。玄関でしゃがんでこちらが手を出したとき、持ち上げてくれるのは前の2本までで、後ろの2本は三和土についたままになることが多くなります。前足は体の前へ出しても支えが残りますが、後ろ足を上げると体重の置き場が一気に減るので、その子は上げずに踏ん張るほうを選びます。手順を4本ぶんで組むと、毎日そこで2本ぶん足りなくなります。

そこで、帰宅後のいちばん最初にやることを「その日に上がった足の本数を数える」に置き換えます。数字は0から4までしか動きません。4本とも手のひらにのった日は4、前の2本だけなら2、こちらが手を出しても一度も上がらなければ0です。本数はその日の地面の状態と、その子の体調の両方を映すので、汚れの見た目よりも先に変化が出ます。頻度の話も、この数字の上に乗せると決めやすくなります。

4本の足で、玄関での上がりやすさと汚れのたまる場所が違う
足玄関での上がりやすさ汚れがたまりやすい場所拭き方の入り方
右の前足いちばん上がる。手を出すと自分からのせてくる指の間と爪のきわ手のひらにのせ、上から包んで指の間へ
左の前足上がるが、3秒ほどで自分から下ろす肉球のふちと指のつけ根のせたら3秒で終える。持ち直さない
右の後ろ足上がりにくい。上げても体が傾くかかとの毛先と、足首の裏側床についたまま、横から毛の流れに沿って
左の後ろ足ほとんど上がらない。踏ん張って残るかかとの毛先と、足首の裏側床についたまま、横から。持ち上げさせない

表の右端が、この記事でいう散歩後の足の拭き方です。前の2本は手のひらにのせて上から包む形、後ろの2本は床についたまま横から入る形。同じ布で、同じ水で、入る角度だけが違います。後ろ足を床についたまま拭けると分かると、こちらは「上げてくれない」という感覚を持たずに済みます。上がらないのは嫌がっているからではなく、上げると立っていられないからです。

玄関に置いてあるのは、mofuwa グルーミングスプレーと、古い布を切ったものが3枚です。犬も猫も体から脂を出すので、昨日きれいにした指の間が、今日の散歩でまた同じように汚れます。それでも毎日シャンプーはできませんし、サロンにも毎日は通えません。毎日きれいにしてあげたいという側から見ると、帰宅後の2分に収まる手があるかどうかが、そのまま続くかどうかになります。グルーミングスプレーは、吹きかけて布で拭くところまでで終わる形をしているので、玄関の床に座り込まずに済みます。

紙は1枚で足ります。日付と、上がった本数の数字と、その日の地面(かわいた土/ぬれたアスファルト/草むら)だけを書きます。室内へ上げる前の10秒で書き終わる量です。1週間ぶん並ぶと、本数が地面で動いているのか、その子の側で動いているのかが、数字の並びだけで見分けられるようになります。

上がる足から先に、上がらない足は床のまま|散歩後の足を拭く5つの手順

手順は5つです。置き場所を決め、上がる足を先に済ませ、上がらない足は床についたまま横から入り、かかとの毛先を最後にまとめ、上がった本数を書いて室内へ上げます。こちらの体勢は、三和土に片膝をついて、リードは手首にかけたまま。玄関のドアを閉めるところから、紙に数字を書くところまでで2分です。

  1. 1|しゃがんだまま手が届く高さに、道具を置いておく

    玄関の靴箱の上ではなく、三和土に片膝をついた姿勢のまま手が届く高さへ置きます。棚の上に置くと、そこへ手を伸ばすあいだにその子は室内へ入ります。置く場所が1段下がるだけで、立ち上がる回数が1回減ります。リードは手首にかけたままで、持ち替えません。

  2. 2|手を出して、上がった足から先に済ませる

    手のひらを床から10センチほどの高さに出して待ちます。自分からのせてきた足が、その日の1本目です。こちらから足首をつかんで持ち上げると、上がった本数が数えられなくなります。のせてきた足は、指の間から爪のきわへ、1本の指に1回ずつ。

  3. 3|上がらない足は、床についたまま横から入る

    後ろの2本は、床に置かれたままの状態で、外側から内側へ、毛の流れに沿って布を通します。かかとの毛先は下を向いているので、横から入れば手は届きます。持ち上げさせようとして足首に手をかけると、その子は体重を前へ移すので、前足で済ませたぶんがもう一度床につきます。

  4. 4|かかとと足首の裏は、最後にまとめて一度だけ

    4本それぞれで毛先までやろうとすると、玄関にいる時間が倍になります。かかとと足首の裏は、最後に左右をまとめて一度。ここは地面に近いわりに、指の間ほど細かくは入り込みません。一度で終える前提にすると、その子が立っていられる時間の中に収まります。

  5. 5|上がった本数を書いてから、室内へ上げる

    紙に数字を1つ書きます。書く前に上げてしまうと、その日の本数は思い出せません。書く10秒のあいだ、その子は玄関マットの上で待つことになるので、待つ場所もここで決まります。数字が書けたら終わりです。もう一度足を見直しません。

この手順の中で、mofuwa グルーミングスプレーを出す場面は2つあります。手順2で前足の指の間へ入る直前と、手順4でかかとの毛先へ入る直前です。散歩のあとに使う、ブラッシングの前に使う、においや汚れが気になるときに使う。この3つが、この1本の使いどころとして示されているものです。玄関の2分は、そのうち1つ目にあたります。

中身は還元水100%で、香りを足していません。アルコールも入っていません。拭いたあとの指の間は、その子が寝る前になめる場所なので、なめてしまう場所に使うものを毎日置いておけるかどうかが、続くかどうかを分けます。量を気にせずに使える形だと、後ろ足のように「持ち上げずに横から入る」拭き方でも、布を替えずに最後まで通せます。毛についた余分な脂は水となじんで浮くので、乾いた布でこするより、布へ移る量が多くなります。

同じ家に猫がいる場合、その猫は散歩に出ていなくても、犬が歩いた室内の床を毎日歩きます。玄関の2分で足の拭き方を先に決めておくと、床へ運ばれる量が減るので、猫の側の手数はそのぶん増えません。猫の足に手をかけるのは、犬の足を拭き終わったあと、別の時間に分けてください。玄関で続けてやろうとすると、猫は上がった本数を数えるどころか、その場からいなくなります。

Point片手がふさがっている前提で、置き場所だけ先に決める

玄関でこちらが使える手は、たいてい1本です。もう1本はリードか、ドアの鍵か、外したハーネスを持っています。手順が崩れるのは、道具の位置が手の届く範囲の外にあるときです。片膝をついた姿勢のまま、右手を伸ばして届く場所に1本と布3枚。これだけ決めておけば、上がる足が2本の日でも4本の日でも、同じ時間で終わります。置き場所は毎日変えないでください。時間が伸びる原因の多くは、手順ではなく、探している10秒のほうです。

3日目に本数が1本減る|毎日の散歩後で、足の拭き方が崩れていく3つ

崩れ方は、上がる足の本数に先に出ます。拭き残しやにおいで気づくのはもっとあとで、そのころには手順そのものが別のものに変わっています。数字が2から1へ落ちた日に何をしたかを、次の3つで見直してください。

上がった足の本数が、1週間でどう動くか 上がる本数は毎日同じではありません。地面の側の条件で下がる日と、こちらの手順の側で下がる日があり、数字の戻り方が違います。同じ1本だけが戻らないときは、体の側を見たほうが早い並びになります。 本数は0から4までしか動きません。書くのは数字と地面の状態だけです 1日目 4本のうち2本が上がった 前の2本だけ。ここがその子の基準になります 2〜3日目 同じ2本のまま動かない 手順が合っている週は、数字が動きません 4日目 1本に減った 雨の翌日で、地面がぬれていた日でした 5〜6日目 2本に戻った 地面が乾くと戻る。この戻り方なら手順は無事 7日目 後ろの1本が初めて上がった 同じ手順を続けた週に、本数のほうが増えます
数字が下がった翌日に戻るかどうかで、地面の側か体の側かが分かれます。

下がった数字の戻し方にも順番があります。手順を足すのではなく、前の週にできていた本数まで戻して、そこで3日続けます。2本だった子が1本に落ちたなら、その週は1本で組みます。前足1本と、床についたままの後ろ2本。それで2分です。戻らないうちに手順を足すと、翌週の数字はさらに下がります。毎日やることの中で増やしてよいのは、本数が3日そろってからです。

Caution同じ1本だけが、3日続けて上がらないとき

数字が2から1へ落ちたまま3日戻らない/落ちるのがいつも同じ1本で、左右のどちらかに片寄っている/床についたまま横から拭くだけでも、その足だけ体をひねって振り返る/拭いたあと、その1本だけを長くなめている/かかとの毛をかき分けると、地肌が赤く見える、さわると熱い。この落ち方は、玄関の手順や拭き方をいくら整えても戻りません。上げると痛い、触られると痛いという体の側の理由が入ると、本数は手の側では動かなくなります。日付と本数を書いた紙をそのまま持って、動物病院でその1本を見てもらう日をつくってください。どの足が、いつから、何日続けて上がらないのかが、紙1枚で伝わります。数字がある日から急に0になった日も同じです。

本数ごとに、その日やることを決めておく|散歩後の足で家でできることを帰宅後の2分に収める

毎日の手順を1つにせず、本数ごとに5通り用意しておくと、玄関で迷う時間が消えます。迷う時間は、そのまま立ち上がる回数と、その子が室内へ歩き出す回数になります。数字を見てから手が動く形にすると、拭き方を考えるのは紙を見る1秒だけになります。

上がった本数ごとに、その日やることを決めておく
その日の本数玄関でやることかかる時間翌日への引き継ぎ
4本4本とも手のひらにのせ、指の間まで通す2分30秒この本数が3日続いたら、ブラッシングを足す
3本上がった3本と、残り1本は床についたまま横から2分同じ本数で翌日も組む
2本前の2本を手のひらへ、後ろ2本は床のまま横から2分その子の基準。ここを標準の拭き方にする
1本上がった1本だけ。残りはすべて床についたまま1分30秒手順を足さず、3日同じで続ける
0本4本とも床についたまま、横からだけで終える1分地面の状態を紙に書き、翌日の数字と比べる

頻度は、散歩へ出た回数と同じです。1日2回出た日は2回、出なかった日は0回。玄関の2分を、散歩の一部として数えてしまうほうが続きます。帰宅後にあらためて時間をつくろうとすると、その時間は先に別のことで埋まります。室内へ上がる前の2分は、まだ散歩が終わっていない時間なので、こちらの側でも予定として動かしやすくなります。

1か月続けると、紙に並ぶのは本数の列です。上がった本数の合計が増えていれば、触れる場所が増えたということで、においの出やすい指の間やかかとに手が届いた回数も増えています。その子の側で変わるのは、拭かれる時間の長さではなく、手を出したときに足をのせるまでの速さのほうです。速くなった週は、数字より先に、玄関で待つ姿勢のほうに出ます。

今日は、玄関の三和土に片膝をついて、手のひらを10センチの高さに出すところまでで構いません。のせてきた足の本数を1つ書いて、室内へ上げてください。明日の拭き方は、その数字が先に決めてくれます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

雨の日で足が泥だらけのときも、同じ拭き方でいいですか。
順番だけ入れ替えます。泥がついた日は、乾いた布で泥の粒を先に落としてから、いつもの手順に入ってください。泥が乗ったまま水を足すと、粒が指の間へ入り込んで、こすらないと落ちない形になります。落とすのは玄関の三和土の上で、その子が立ったままできます。そのあとは同じで、上がる足から先、上がらない足は床についたまま横からです。泥の日は本数が下がりやすいので、数字が1つ落ちても翌日に戻るなら、手順のほうは変えずに続けてください。
前足の指の間を、その子が拭かれているあいだになめてしまいます。
なめる前に終わる長さへ、1本あたりの時間を短くしてください。指の間は1本の指につき1回で、往復させません。往復すると同じ場所を2回触られたことになり、その子は確かめにいきます。なめること自体を止める必要はありませんが、なめ続けている足が毎日同じ1本なら、それは本数の記録に残しておく側の情報です。散歩後の足の拭き方では、なめる回数ではなく、上がった本数のほうを数えます。
帰宅後すぐにやらないとだめですか。少し休ませてからでもいいですか。
室内へ上げる前であれば、玄関で待たせる時間は問題になりません。ただし一度室内へ上げてしまうと、そのあと呼び戻して拭くことになり、手順は2分では終わらなくなります。休ませるなら、玄関マットの上に座らせたまま5分ほど待ってから始めてください。体が落ち着いてからのほうが、上がる足の本数はむしろ増えます。時間をずらすときは、紙にその日の開始時刻も書いておくと、本数との関係が1週間で見えてきます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。