C08季節・行事

濡れて帰る日と、出られない日が交互に来る一週間

公開日 2020年9月24日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の窓ぎわで、淡い色の木の床に伏せている薄い毛色の犬
外へ出られない日に見ておくのは、床に触れているほうの毛です。写真:Zen Chung/Pexels

大雨の日は、玄関マットが夕方になっても乾ききりません。その一週間は、傘をさして出た日と、扉を開けたまま引き返した日が交互に来ます。散歩に出られない日と、濡れて帰る日。この二つは、家でやることが逆になります。数えるのは雨量ではなく、七日のうち何日外へ出られたかという日数です。出た日が三日で、出られない日が四日なのか、その逆なのか。連続して二日出られない日が挟まると、三日目の毛は、濡れて帰った日の毛とはまったく違う重さになっています。

一週間に何日出られたかを数える|大雨のときに散歩へ出す条件

大雨の一週間で先に決めておくのは、雨量ではなく、七日のうち何日外へ出られたかという数のほうです。降り方は一日のなかでも変わりますし、同じ時間に同じ道を歩いても、前の日と同じ濡れ方にはなりません。それでもその子の体に残るのは、出た日が何日あったか、出られない日が何日続いたか、この二つだけです。毎日つけるのは丸とバツで足ります。

出すか出さないかの判断を、雨の強さの感覚で決めていると、同じ降り方の日に出したり出さなかったりします。大雨のときに散歩へ出す条件は、空ではなく地面の側で決めておくほうが、あとから数えやすくなります。玄関を出てから最初の角までの短い距離で、足先がどこまで水に入るか。そこだけ見ます。

この五つのうち二つ当たれば、その日は出られない日です。毎日つけていると、大雨の週は出た日と出られない日がきれいに交互には並ばないことが分かります。二日続けて出られない日が来て、三日目に晴れ間があって、四日目からまた二日降る。この並び方のほうが多くなります。交互に来ること自体より、連続して何日出られないかのほうが、その子の毛に効いてきます。

数え方が決まると、帰宅後にやることも自動的に決まります。出た日は足先と腹の下、出られない日は背中と首まわり。場所が二つに割れているので、玄関で毎日迷う時間がなくなります。時間にすると一日ぶん三分か四分の差ですが、雨の続く一週間ではこの差がそのまま積み上がります。

軸1・濡れて帰った日|大雨のあとの散歩で、毛の根元に残る湿りの見分け方

大雨のなかを歩いて帰った日に厄介なのは、表面の水ではなく、毛が寝たせいで根元まで入った水のほうです。乾いているときの毛は立っていて、地肌との間に空気の層があります。雨で毛が寝ると層がつぶれ、水が地肌まで届きます。帰宅後に表面を押さえるだけで手を離すと、見た目は乾いているのに、根元だけが湿ったまま残ります。

濡れて帰った日に、根元が乾きにくい場所と、その見分け方
場所なぜそこに残るか見分け方
指のあいだ毛が内側を向いていて、風が入らない指を一本ずつ開いて、根元に指の腹を当てる
腹の下跳ね返りを下から受ける。上から拭く手が届かない仰向けにしなくてよい。横から手を差し込んで確かめる
内股歩くたびに左右がこすれ、乾くのが最後になる毛の流れに逆らって分け、地肌の色を見る
耳の後ろ横から降る雨が入る。厚みがあって中まで乾かない耳を起こして、付け根に手を当てる
首輪の下帯が濡れて、乾いたあとも一本だけ湿りが残る外して、帯の当たっていた線を触る

表の右端が、その日の見分け方です。目で見て判断しようとすると、ほとんどの場所で外します。根元の湿りは、手の甲より指の腹のほうがよく分かります。指の腹を地肌に当てて、二秒そのままにする。冷たさが残るなら、まだ水が入っています。

濡れて帰った日の持ち時間は、帰宅後のおよそ三十分です。この三十分のあいだに根元まで手を入れておくと、そのあとは放っておいても乾きます。過ぎてしまうと、毛の表面が先に乾いて根元にふたをしてしまうので、同じことをするのに倍の時間がかかります。大雨の日に散歩へ出す条件を決めるとき、帰ってからの三十分が家にあるかどうかも一緒に見ておいてください。

猫の場合は、雨のなかを歩かせること自体が少ないので、この話はベランダや窓辺で濡れたときに当てはまります。体の一部だけが濡れて帰ってくるぶん、湿った場所が見つけにくくなります。自分でなめて整えようとしますが、なめた場所は毛が固まって、余計に乾きにくくなります。なめている場所があれば、そこが濡れた場所です。探さずに済むぶん、犬より見分けは早く済みます。

軸2・出られない日|床に触れているほうの毛から先に重くなる

散歩に出られない日は、体が汚れないのではありません。汚れの来る方向が、外から室内に入れ替わります。外を歩いていないのだから何もしなくていい、と考えると、二日目までは確かに何も起きません。変化が見えるのは三日目からです。

犬も猫も、動いていても寝ていても体から脂を出しています。外に出た日は、歩いているあいだに毛が風で動き、抜けかけた毛が落ち、脂も毛の上で広がっていきます。出られない日は、この毛が動く時間がまるごとなくなります。脂だけが同じ量出て、広がらずに同じ場所にとどまる。そこへ室内のほこりが乗ります。

出られない日が二日続いたところで、ブラシを一度通してみてください。ひっかかるのではなく、刃がすべって毛の中を進まないという感触になります。これが、室内にいる時間だけでできた重さです。三日目、四日目とたまっていくと、同じ場所を二度三度通すことになり、その回数のぶんだけ地肌がこすれます。

この日のケアは、落とすことより毛を動かすことが目的になります。外を歩いていれば風がやっていたことを、室内で手が代行する。時間にして三分あれば足ります。夕方の決まった時刻、散歩に出ていたはずの時間帯にそのまま置いておくと、出られない日が四日続いても手順が飛びません。

二日ぶんを並べて見る|大雨で出た日と、散歩を休んだ日の比較

同じ一週間のなかにある二種類の日を並べると、ほとんどの欄が逆を向きます。だから前の日にやったことを今日そのままなぞると、必要のない場所に手を入れて、必要な場所を飛ばすことになります。

大雨の一週間における、出た日と出られない日の比較
見るところ濡れて帰った日散歩に出られない日
汚れの入り口地面からの跳ね返り床と寝床の接している面
先に来る場所足先・腹の下・内股脇・背中・首のうしろ
持ち時間帰宅後のおよそ三十分夕方の決まった時刻に三分
放っておくと根元が湿ったまま残る毛の表面が重くなって進まない
においの出かた濡れた直後に立ち、乾けば引く三日目あたりから引かなくなる
ブラシの手ごたえ根元でひっかかる刃がすべって中に入らない
数え方七日のうち何日出たか何日続けて出られないか
濡れて帰った日と、出られない日でやることが入れ替わる 外を歩いた日は下半身の根元に水が入り、帰宅後の短い時間で手を入れます。外へ出ていない日は上側と接地面に室内のほこりが乗り、夕方の決まった時刻に毛を動かします。手を入れる場所も時間帯も重なりません。 一週間のうち、丸をつけた日とバツをつけた日で見るところが分かれます 濡れて帰った日 入り口は地面の跳ね返り 足先・腹の下・内股 帰宅後のおよそ三十分 根元の湿りを指の腹で確かめる 出られない日 入り口は床と寝床 脇・背中・首のうしろ 夕方の決まった時刻に三分 毛を動かして表面のほこりを落とす
同じ週の二つの日を、同じ手順で扱わないための対比です。

表のいちばん下の行が、この比較でいちばん使える部分です。出た日は「回数」で数え、出られない日は「連続日数」で数えます。出た日は一日ごとに完結しますが、出られない日はたまっていくからです。三日出て四日休んだ週と、一日出て二日休むのを二回くり返した週では、休んだ日の合計が同じでも、毛の状態は後者のほうが軽く済みます。

だから雨の予報を見て一週間を組むときは、出られない日を散らすほうが先です。短い時間でも一度外へ出ておくと、そこで連続日数がゼロに戻ります。大雨の日にどこまでなら歩けるかを決めておくのは、距離を稼ぐためではなく、連続日数を切るためです。玄関の前を往復するだけでも、風が毛のあいだを通ります。

毎日の一本を、どっちの日に合わせて決めるか|大雨で散歩に出られない日の側に置く

毎日の一本は、出られない日のほうに合わせて決めます。濡れて帰った日は、放っておけないので手が出ます。玄関で足を拭かないわけにいきませんし、そのまま家に上げることもできません。動機が向こうからやって来る日です。出られない日には、それがありません。体は見た目には汚れていないので、やらない理由をいくらでも見つけられます。

mofuwa グルーミングスプレーは、この「毎日きれいにしてあげたい」を、実際に毎日やれる形にするための一本です。犬も猫も体から脂を出すので、外を歩いていない日も、昨日整えた毛はもう昨日のままではありません。とはいえ毎日湯を使うわけにもいきませんし、サロンへ毎日連れて行くこともできません。その間にある毎日を埋めるためにあります。吹きかけてブラシを通す、それだけで済みます。

原料の水は、飲みものに使う水と同じ規格の基準で見られています。だから量を減らしながら使う必要がなく、背中から腰まで、重くなっている面にまとめてかけられます。アルカリ電解水が毛についた油となじんで乳化するので、落ちるのは汚れのもとになっていた余分な脂のほうで、地肌に要る皮脂は残ります。出られない日に乗ったほこりは、この脂と一緒に毛の上に乗っているので、脂のほうが動けば一緒に落ちます。

mofuwa グルーミングスプレーはブラッシングスプレーでもあるので、乾いた室内で梳かしたときの静電気も起きにくくなります。大雨の週は湿度が高いので静電気は出ませんが、雨が上がって空気が入れ替わった日に、そのまま同じ一本で続けられます。週の途中で持ち替えるものが増えないことが、交互に来る一週間ではそのまま続けやすさになります。風呂そのものが負担になるシニアの子や猫にも、湯を使わずに毎日の手を入れられます。

Caution日数で説明がつかなくなった毛と地肌

外へ出られた日が週に四日あったのに、脇や腰の重さが二週続けて戻らない。出た日と出られない日の区別なく、毎日同じ場所をなめている。指のあいだの根元を確かめたときの冷たさが、乾いてから半日たっても引かない。丸とバツをつけ始めてから三週間で、フケの出る場所が増えている。こうした残り方は、出た日の数でも連続日数でも説明がつきません。丸とバツを書いた一週間ぶんの紙を持って、動物病院の診察の枠を取ってください。何日目から変わったかが紙の上にあると、話が早く進みます。

雨の一週間が終わったあとに残しておくのは、その週に何日出られたかという数字だけです。次に同じような空が来たとき、出られない日が三日以上続きそうだと分かっていれば、二日目の夕方に手を入れる時刻をあらかじめ空けておけます。玄関の壁に七つの枠を書いて、丸とバツをつける。それだけで、次の大雨の週の組み方が変わります。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

雨のなかを歩いたあと、足先だけを水ですすぐのはやりすぎでしょうか。
やりすぎにはなりません。ただし、すすいだあとに根元まで乾かす時間が取れるかどうかで決めてください。すすぐこと自体より、水を足したまま放置することのほうが毛にはこたえます。帰宅後に三十分取れない日は、すすがずに指のあいだを開いて押さえるだけにしておくほうが、結果として乾くのは早くなります。大雨の日に散歩へ出す条件のなかに、帰ってからの三十分を入れておくのは、このためです。
散歩に出られない日は、家のなかで走らせれば同じことになりますか。
毛の話だけで言えば、半分は同じことになります。動けば毛が揺れて、抜けかけた毛が落ち、脂も一か所にとどまりません。同じにならないのは風です。室内で走っても、外を歩いたときのように毛のあいだを空気が通り抜けることはありません。出られない日に手でブラシを通すのは、この通り抜けるぶんを埋めるためです。走らせた日でも、夕方の三分は残しておいてください。
一週間ずっと出られなかった週は、何日目から何かが変わりますか。
決まった日数はありませんが、三日目に一度、四日目から先はまとめて、という出かたが多くなります。三日目はブラシの手ごたえが変わり、四日目以降はにおいが引かなくなります。七日続いた週は、途中で一度も連続日数がゼロに戻っていないので、雨が上がってから元へ戻るのにも数日かかります。途中で玄関先を往復するだけでも、この戻る日数が短くなります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。