C11比較・選び方

ボトルと詰め替え、コスパはどれくらい違う?

公開日 2020年12月9日|文=mofuwa編集部

明るい部屋のクリーム色のラグの上で、白い猫のとなりに座っている淡い色の小型犬
棚に控えが1つあるかどうかで、1か月のあいだに使えた回数が変わります。写真:giselaatje/Pixabay

棚の前で、同じ中身が2つ並んでいる日に迷います。片方は容器つき、もう片方は袋だけ。どちらが得かを中身の多さで比べたくなりますが、多いほうの量は、使い切ったときにはじめて働きます。詰め替えのコスパを測る単位は、量ではなく回数です。1日に何回使うかを先に数えると、1本が空になるまでの日数が出ます。その日数と、切らして使えなかった日の数を並べると、どちらを買えばいいかは家ごとに決まります。

使い切るまでの日数から数える|詰め替えのコスパを量ではなく回数で比較する

最初に数えるのは、中身の量ではなく、1日に何回その品を手に取るかです。1日1回なら1か月で30回、朝と夜で2回なら60回。この回数が決まってはじめて、1本が何日もつかが計算できます。量から入ると、多いほうが得に見えますが、その量は最後まで使い切った家でしか働きません。使い切る前に別の品へ乗り換えた家では、残った分はそのまま棚に置かれます。

1日に何回使うかで、1本が空になるまでの日数が決まる
使い方1日に使う回数1本が空になるまでの目安1か月に要る量の比
散歩のあとに足先だけ1回約8週間1
散歩のあとと、ブラッシングの前2回約4週間2
全身を毎日2〜3回ぶんの量約3週間2.5
犬2頭で同じ使い方をする4回約2週間4
猫が1頭、部位ごとに少しずつ1回に満たない量約10週間0.6
★この家ならこう決める回数を先に数える日数は回数から出る量の比が、そのままコスパの比になる

表の最終行が、この記事でいちばん使ってほしい考え方です。量の比がそのままコスパの比になるのは、買った分を最後まで使い切った家だけです。1か月に要る量が4倍の家と、0.6倍の家では、同じ品を買っても空になる日がまるで違います。4倍の家では詰め替えの話が2週間ごとに回ってきますし、0.6倍の家では2か月以上先の話になります。

この計算には、もうひとつ使い道があります。1本が空になるまでの日数が分かると、次に買う日をカレンダーに置けます。空になってから買う家と、空になる1週間前に買う家では、そのあとの使い方が変わります。前者は残りが少なくなるほど使う量を控えるようになり、後者は最後まで同じ量で使えます。詰め替えの比較を始める前に、まずこの日数を出しておいてください。

切らした日は0回と数える|犬と猫で減り方が変わる詰め替えの比較

コスパの計算からいちばん抜け落ちやすいのが、切らして使えなかった日です。毎日1回と決めた1か月で、なくなってから注文して3日待てば、その月は27回になります。品そのものがどれだけ量で得でも、使わなかった3日は0回ぶんの働きしかしていません。1回あたりの中身の量で比べていると、この目減りが数字に出てきません。

1か月30回の予定のうち、実際にできた回数 毎日1回と決めた1か月で、棚に控えがあるかどうかによって、実際に使えた回数がどれだけ変わるかを並べたものです。 1日1回・30日で数えた場合 控えを1つ置いている家 30回 なくなってから買いに出る家 28回 取り寄せて3〜5日待つ家 25回 待つ日数がそのまま、その月にできなかった回数になります
回数を落としているのは中身の量ではなく、切らして待った日です。

減り方は、犬と猫でかなり違います。犬は外から汚れを持ち帰るので、散歩の回数がそのまま使う頻度になります。雨の日が続いた週は足先と腹まわりに回数が寄り、乾いた季節は背中の毛の流れを整えるほうへ寄ります。猫は外に出ないぶん1回あたりの量が少なく、そのかわり顔まわり・背中・腰と、部位ごとに少しずつ減っていきます。

この違いがあるので、詰め替えの比較を一般論で済ませられません。同じ品でも、犬2頭の家では2週間ごと、猫1頭の家では10週間ごとに判断が回ってきます。判断が2週間ごとに来る家は、控えを1つ置いておくだけで切らす日がなくなります。10週間ごとの家では、控えより先に、開けてからどれくらいの期間で使い切るかを考えるほうが現実的です。

最後の3回ぶんが出せるか|本体と詰め替え、どっちが手元に残るか

容器の形で変わるのは、最後の数回ぶんを出し切れるかどうかです。スプレーの容器は、中の管が底まで届いていても、傾けたときに吸い上げられない分がわずかに残ります。袋の形で売られているものは、絞れば最後まで出せますが、そのまま吹きかけることはできないので、容器へ注ぎ移す1手間が要ります。この1手間を月に1回のこととして置けるかどうかが、家ごとの分かれ目になります。

最後の3回ぶんが手元に残るかどうかで、実際のコスパが変わる
家の条件最後まで出し切れるか切らしてから使えるまでの日数置き場所に要る幅
棚に控えを1つ置いている空になった日にそのまま次へ移れる0日使う1つと、控え1つ
なくなってから買いに出る残りを振って使おうとする日が2日ほど出る1〜2日使う1つだけ
取り寄せて待つ少しずつ節約して使い、回数が落ちる3〜5日使う1つだけ
多頭で2か所に置いている両方に少しずつ残る片方は0日、もう片方は待つ使う2つと、控え1つ
★この家ならこう決める注ぎ移す1手間を、月1回の予定として置けるか0日にできている家が、いちばん無駄なく使えている控えを置く幅が1つぶんあるか

表を見るときは、右端の欄から読んでください。置き場所の幅がない家では、詰め替えを買っても、使い切る前に袋の口をとめて置いておく期間が生まれます。その期間が長いほど、注ぎ移すときに気をつけることが増えます。逆に、控えを1つ置く幅がある家では、空になった日の朝にそのまま入れ替えられるので、切らす日が0日になります。

注ぎ移す作業そのものは、手順を決めてしまえば3分で終わります。容器の中を乾かしてから移す、口のまわりを拭いてからふたを閉める、移した日付を容器の底に書いておく。この3つを月に1度の作業として固定すると、詰め替えは手間ではなく、日付を更新する動作になります。逆に、思い立ったときにやる形にしていると、忙しい週にまたぐたびに中断します。

毎日使う1本に置き換える|詰め替えのコスパが変わる条件

ここまでの数え方がいちばん意味を持つのは、毎日使う1本です。mofuwa グルーミングスプレーは、毎日きれいにしてあげたいという願いを、毎日の作業に落とすためにつくられた品です。体から出る脂も、外から持ち帰る土やほこりも、1日おきには待ってくれません。全身を濡らして乾かし切る工程は月に数回が限度ですから、あいだの日を受け持つ手段が別に要ります。吹きかけてブラシを通す2〜3分が、その受け持つ側にあたります。

毎日の品なので、減り方は使い方にそのまま出ます。顔まわりに使っても差し支えのない成分なので、量を数えながら吹きかける必要がありません。そのぶん減りは速くなりますが、速く減っていること自体は、毎日のケアが続いている記録でもあります。残量を見て使う量を控えると、回数は保てても1回あたりが薄くなります。コスパを残量で測らず、月に何回できたかで測るのは、このためです。

中身のほうも、毎日くり返す前提で組まれています。落とす相手を絞ってあるのがこの品の組み立てで、アルカリ電解水が余分な脂となじんで乳化し、汚れを抱えた側だけが浮きます。地肌に残しておきたいセラミドやスクワランは、そのまま置いていかれます。強く落とす方向へ振っていないぶん、昨日も今日も同じ使い方で通せます。回数が増える家ほど、この「使い方を変えなくていい」という点が効いてきます。

容器の使い分けも、回数の数え方と合わせて決められます。グルーミングスプレーには持ち歩ける50mlと、家に置く300mlがあります。散歩バッグに入れる小さいほうは、帰り道の足先だけに使うので減りがゆるやかです。家に置く大きいほうは全身に使うので、月に要る量の大半をこちらが占めます。2つの組み合わせで持つと、外での回数と家での回数を別々に数えられるので、次に買う日も別々に決まります。

Caution回数を落としていないのに、同じ部位だけ戻らないとき

月に30回続けているのに、同じ部位のべたつきが1か月変わらない/切らした日が1日もないのに、地肌の粉が増えている/使う量を増やさないと落ちなくなってきた/足先をふいた翌日に、同じ場所を舐め続けている。こうした残り方は、回数や量の話では説明がつきません。1か月に何回使ったか、どの部位に何回使ったか、いつから量が変わったか。この3つを書き出したものを持って、動物病院で診てもらう日をつくってください。

1本目を使い切った日付から決める|詰め替えに切り替える時期

切り替えを決められるのは、1本目を使い切ったあとです。買った日と、空になった日。この2つの日付が手元にあれば、その家の実際の日数が出ます。想像で立てた数字と、実際に使い切った日数は、たいてい2週間ほどずれます。多いのは、思っていたより早く空になる家です。使うたびに量を気にせず吹きかけていれば、そうなるのが自然です。

詰め替えの得かどうかは、棚の前では決まりません。決まるのは、1本を使い切ったその日です。今日できるのは、いま使っている容器の底に、開けた日付を書いておくことだけです。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

詰め替えのほうが得だと分かっていても、置き場所がありません。どう考えればいいですか。
置き場所がない家では、無理に控えを持たないほうが結果として安く使えます。控えを床に置くと、日の当たる場所や暖房の近くになりがちで、開ける前の期間が長いほど条件が悪くなります。代案は、空になる日を前倒しで把握しておくことです。1本の日数が分かっていれば、なくなる4日前に注文できます。切らした日を0日にするのは控えの有無ではなく、空になる日を知っているかどうかです。幅が1つぶんできたときに、控えを置く形へ移ってください。
注ぎ移すときに、中身が変わってしまうことはありませんか。
注ぎ移す作業そのものより、移す先の容器の状態のほうが影響します。前の中身が底に残っていたり、内側が濡れたままだったりすると、残っていたものと混ざります。容器を洗ったあとは、完全に乾かしてから移してください。急ぐときは、乾かす時間を取れる週末まで待つほうが確実です。移したら日付を書いておくと、次に空になるまでの日数もそのまま記録になります。
1回に使う量は、どれくらいを目安にすればいいですか。
部位で決めるのが分かりやすい方法です。足先だけなら片足に2〜3回ずつ、背中の毛の流れを整えるなら5〜6回、全身なら10回前後になります。量が足りているかどうかは、ブラシを入れたときに毛が散らないかで分かります。乾いたままブラシが入ると静電気で毛が散り、細い毛ほど絡みます。散らなくなる量が、その子に要る量です。数えた回数を1日分として記録しておくと、1本が何日もつかも同じ表で出せます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。