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毛のパサつきが出たときの家庭ケア|順番を変えるだけで変わる

公開日 2021年1月11日|文=mofuwa編集部

犬の被毛の質感がわかるアップの写真
パサつきは、洗ったあとの30分でだいぶ決まります。写真:Kristina Esaulko/Pexels

毛のパサつきの対処法は、使うものを変えるより、洗う日の工程の順番を見直すほうが早く変わります。同じシャンプーを使っていても、すすぎの長さ、タオルの当て方、ドライヤーの距離と向きで仕上がりは変わります。しかもこの3つは、どれもお金がかからず、今日から変えられます。

失われているのは、洗ったあと

毛のパサつきの対処法は、洗うものより洗ったあとにあります。パサつきが気になると、まずシャンプーを疑います。棚の前で成分表を見比べ、別のものに替えて、また同じように洗う。ところが実際には、洗い終わってからの30分で決まっている部分が大きいものです。使うものを替えても工程が同じなら、結果が変わりにくいのはそのためです。

毛の表面はうろこ状の層に覆われていて、この層が整っていると光を反射してつやが出ます。逆に、こする・熱を当てる・急に乾かすと層が乱れ、光が散ってパサついて見えます。触ったときのざらつきも、同じ理由です。

Note見え方と手ざわりは、別々に確かめる

見た目のつやは毛の表面の整い方、手ざわりは水分の残り方に近い指標です。両方が落ちているのか、片方だけなのかで、見直す工程が変わります。毛先を指で軽くこすって、ざらつきがあるか確かめてみてください。

水分が失われる3つのポイント

洗う日の工程を分解すると、失点が起きる場所は3つに絞られます。

工程ごとに、何が起きているか
工程起きやすいこと変えること
すすぎ洗浄剤が根元に残り、乾いたあとにごわつく洗う時間より、流す時間を長くする
タオル往復にこすって、毛の表面の層を乱すこすらず、押さえて吸わせる
ドライヤー近くから強い風と熱を当て、水分ごと飛ばす距離を取って弱い風。最後に冷風

このうち、いちばん見落とされているのはすすぎです。洗浄剤が残っていると、乾いたあとに毛がごわつき、においも出ます。「よく泡立てて、さっと流す」ではなく、「短く洗って、長く流す」に変えてください。

お湯の温度も関係します。熱いお湯ほど皮脂が落ちます。人が心地よいと感じる温度は、犬にはやや高めです。ぬるいと感じるくらいで十分です。手を入れて「ちょうどいい」と思ったら、そこから少し下げてください。とくに冬は、こちらが寒いぶん無意識に温度を上げがちです。

洗う日の手順を組み替える

対処法として足すものはありません。手順そのものは変わりません。時間の配分を変えるだけです。

  1. 洗う前に、乾いた状態でブラシを入れる

    浮いた毛ともつれを先に取ります。もつれたまま濡らすと締まって固まり、そこがパサつきとして残ります。

  2. 洗う時間を短く、流す時間を長く

    目安は、洗った時間の2倍を流しに使うこと。とくに首の下、脇、内股、しっぽの付け根は泡が残りやすい場所です。指を入れて、ぬるつきがなくなるまで流してください。

  3. タオルは押さえて吸わせる

    往復にこすらないでください。乾いたタオルを2〜3枚使い、押さえて水分を移します。1枚が重くなったら次に替える、という替え方でかまいません。ここで水分をどれだけ取れるかで、ドライヤーの時間が決まります。タオルで5分かけたぶん、熱を当てる時間が短くなります。

  4. 距離を取って、弱い風で乾かす

    根元に向けて、20〜30センチ離して当てます。熱を一点に当て続けないよう、手を動かし続けてください。

  5. 最後に冷風をかける

    温風で乾かしきったあと、冷風を全体に当てます。毛の表面が落ち着き、手ざわりが変わります。ここまでで30分ほどです。

Point変えるのは1つずつ

3つ同時に変えると、どれが効いたのか分かりません。まずはすすぎだけを2回続けてみてください。それで手ざわりが変わるなら、原因はそこにありました。

洗う日と洗う日のあいだに積み上がるもの

対処法の効き目は、洗う日ではなく、洗う日と洗う日のあいだに積み上がります。洗う日は週に1回あるかどうかです。間の日が6日あるなら、手を動かす回数はそちらのほうが6倍あります。

3番目の「根元を軽く湿らせて拭く」に使っているのが、mofuwa グルーミングスプレーです。犬は体から脂を出すので、昨日ブラシを通した場所も、今日また汚れています。だから毎日きれいにしてあげたくなるのに、湯に入れられるのは週に1回です。スプレーして布で押さえるだけなら、首輪の当たる場所と、寝ている側の毛だけでも、その日のうちに片づきます。

根元が湿っているとブラシの通りが変わるので、グルーミングスプレーを使う日は、力を入れずに梳かせます。摩擦が減るぶん、毛の表面の層を乱さずに皮脂を毛先まで運べます。舐めても問題のない基準でつくられているので、口が届く胸元や前足にかかっても、量を気にしなくて構いません。ここが、洗う日だけ丁寧にしても手ざわりが変わらなかった理由の裏返しです。赤みやじゅくじゅくが出ている場所は避けて、そのまわりから使ってください。

ケアで変わらないときに考えること

工程を見直して2〜3回洗えば、手ざわりの違いはたいてい分かります。それでも変わらない場合は、被毛の外側の話ではないことがあります。

Caution工程を変えても手ざわりが戻らないとき

パサつきと一緒に毛が薄くなってきた、フケが増えた、皮膚が赤い、体重や食欲が変わった、季節に関係なく続いているという場合は、洗い方の工程を変えて届く範囲を超えています。変わり始めた時期と、そのころ変えたものを書き出して、一度診てもらってください。自分で原因を当てにいかないでください。

また、加齢に伴って毛質が変わることもあります。この場合は元どおりを目指すより、今の毛質に合わせて摩擦を減らす方向に切り替えるほうが現実的です。細くなった毛は絡みやすく、絡みをほどく工程でさらに傷みます。もつれを小さいうちに取ることが、そのままつやの維持につながります。

最後にひとつ。洗う回数を増やしてもつやは戻りません。むしろ皮脂が落ちすぎて逆に振れます。増やすなら、間の日に手を動かす回数のほうです。ひと吹きしてブラシを通す1分を毎日置くほうが、月に4回のシャンプーより先に手ざわりに出ます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

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特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

トリートメントを使えばパサつきは落ち着きますか?
一時的に手ざわりは変わりますが、すすぎ残しがあると逆にごわつきます。使う場合も、流す時間は長めに取ってください。それより先に、タオルの当て方とドライヤーの距離を見直すほうが変化が分かりやすいことがあります。
ドライヤーを嫌がるので自然乾燥にしています。問題ありますか?
根元が湿ったまま長時間残ると、蒸れやにおいにつながります。風を使わない場合は、乾いたタオルを2〜3枚替えて押さえ、水分をできるだけ取ってください。風を使うなら、弱い風を遠くから、音が届きにくい向きにすると受け入れやすくなります。
シニアになってから毛質が変わりました。戻せますか?
元どおりを目指すより、今の毛質に合わせたケアに切り替えるほうが現実的です。細く絡みやすい毛は、もつれを小さいうちに取ることが最優先になります。急な変化の場合は、一度動物病院にご相談ください。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。