C03使い方・お手入れ手順
タオルドライだけで終わらせる手順
1月の夜、雨の散歩から帰って脱衣所で拭き終えたあと、手のひらを10秒押し当てて回ったら、湿りが移ってきた場所が4か所ありました。脇の下、内股、胸の下、しっぽの付け根です。見た目はどこも乾いていて、背中をなでても指は濡れません。タオルドライのやり方でつまずくのは、拭く力でも枚数でもなく、この押さないと分からない4か所です。数えるのは1つで、拭き終えたあとに押して湿りが移った箇所の数だけにします。0か所で終えられた夜は、翌朝の被毛のにおいも変わっていました。
手のひらを10秒押して、湿りが移る場所を数える|家でできるタオルドライの前提
タオルドライが終わったかどうかは、見た目ではなく、押したときに手のひらへ湿りが移るかどうかで決めます。拭き終えたと思った体に、手のひらを平らに当てて10秒。指でこすらず、体重をかけず、ただ当てて待ちます。離したときに手のひらが冷たく湿っていれば、そこはまだ濡れています。1月の夜、雨の散歩から帰った15分後に回ってみると、4か所で湿りが移りました。
| 場所 | 10秒押したときの手ざわり | 残る理由 | 見た目で気づけるか |
|---|---|---|---|
| 脇の下 | ひんやりして、離すと指先が湿る | 前足が閉じていて、布が面で当たらない | 気づけない |
| 内股 | 温かいまま湿っている | 皮膚どうしが向かい合い、風が通らない | 気づけない |
| 胸の下 | 冷たく、押した跡が戻らない | 立っている姿勢では床側になり、手が入らない | 気づけない |
| しっぽの付け根 | 毛は乾いて、根元だけ湿る | 毛が厚く重なり、表面だけ先に乾く | 毛先を見ると乾いて見える |
4か所に共通しているのは、拭き残しではなく、布が面で当たっていないことです。タオルは押し当てたときだけ水を吸い、こすっているあいだは吸いません。面で当たらない場所は、何度こすっても布の当たっている部分が変わらないので、そこだけ濡れたまま残ります。枚数を増やしても、当たらない場所は当たらないままです。
濡れたまま残った場所は、皮膚と皮膚が向かい合って風の通らない場所でもあります。冬は室温が低く、気化に時間がかかるぶん、湿ったままの時間が長くなります。だから数えるのは、拭いた回数でも使った枚数でもなく、押して湿りが移った箇所の数にします。0か所で終えられたかどうかは、翌朝その場所のにおいを嗅げば、もう一度確かめられます。
拭き終えて0か所になったら、毛の向きを戻すところまでが一続きです。mofuwa グルーミングスプレーを被毛に行き渡らせてから、ブラシを通します。この1本は散歩のあとと、ブラッシングの前という場面のためにつくられた1本なので、雨の日に帰ってきた夜はその両方に当たります。濡れて寝ていた毛は、乾いたあとも向きがそろわないまま固まるので、ここで戻しておくと翌朝の絡みが減ります。
風の通らない4か所から先に当てる|脱衣所で立たせたままのタオルドライの手順
手順は5つあり、このやり方では上から下へ進みません。先に当てるのは、あとから手が入らなくなる4か所のほうです。背中から始めると、その子が身震いしたあとに姿勢が変わり、脇と胸の下へ手が入らなくなります。
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1|脱衣所で立たせたまま、布を2枚とも先に広げておく
抱き上げず、床に立たせたまま始めます。抱くと、脇と内股が自分の腕でふさがり、あとから手が入りません。布は始める前に2枚とも広げて、片方を床に敷きます。取りに行くたびに手が離れると、その子は身震いをして、そのたびに背中の毛の向きが変わります。
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2|脇の下と内股から、押し当てて10秒待つ
前足を軽く持ち上げ、脇の下へ布を押し当てて10秒。こすりません。同じように内股にも当てます。こするのは毛の向きを乱すだけで、水は布に移りません。最初の2か所で、その夜に残る湿りの半分が決まります。
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3|胸の下は、手のひらごと布を差し込む
立っている姿勢では、胸の下は床を向いています。布を手のひらに巻いて、前足のあいだから差し込み、下から押し当てます。上から体重をかけません。ここは布を替えるのが早く、1枚目で吸い切れないことが多い場所です。
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4|しっぽの付け根は、毛を分けてから当てる
毛先は乾いて見えても、根元は濡れています。指で毛を左右に分けて、地肌が見える状態にしてから布を当てます。表面をなでるだけでは、根元まで布が届きません。分けた向きのまま当てて、離したあとに毛の向きを戻します。
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5|最後に背中と足先を拭き、押して数える
面で当たる場所は最後で間に合います。背中と足先を拭き終えたら、手のひらで4か所を10秒ずつ押して回り、湿りが移った箇所の数を書きます。数が0でなければ、その場所にもう一度だけ布を当てます。ここまでで15分ほどです。
布の当て方が決まったら、最後は被毛の向きです。0か所になった体に mofuwa グルーミングスプレーを行き渡らせてから、ブラシを通します。犬も猫も体から脂を出すので、雨の日でなくても被毛は毎日汚れます。それでも毎日湯を使うことはできませんし、サロンに毎日通うこともできません。汚れの原因になる脂は落とし、セラミドやスクワランは残す設計なので、雨や雪が続く週に毎晩続けても、手順は1日目と同じままです。中身は還元水100%で、香料も色もアルコールも入っていません。濡れて帰った夜に行き渡らせる量まで数えなくていいのは、この作りのためです。
脱衣所の壁に紙を1枚貼り、日付と箇所の数だけを書きます。2週間ぶんたまると、4か所のうちどこが自分の苦手な場所かが見えてきます。いつも内股だけが残る人は、前足の持ち上げ方で手が入っていないということです。場所まで書き足すのは、数だけの記録が続いてからにします。
押した数が減らない夜に入れ替える|犬のタオルドライの順番
同じやり方で続けても数が減らない夜は、当て方ではなく、順番のほうを入れ替えます。入れ替えるところは3つあり、どれも布を増やさずに変えられます。
- 身震いの前か、あとか:帰宅直後の身震いを待ってから始めると、表面の水が飛んだ状態から拭けます。玄関で待つ30秒を先に入れるだけで、最初の1枚が吸う量が変わります
- 足先を先にするか、最後にするか:足先から拭くと、そのあと立たせているあいだに床の水を踏み直します。先に床の水を拭き取れないなら、足先は最後に回します
- 4か所のうち、どこから始めるか:いつも同じ場所が残るなら、その場所を1番目へ動かします。最後に回った場所ほど、その子が動いて手が入りにくくなります
3つを入れ替えても4か所が3か所までしか減らない週は、部屋の側を見ます。脱衣所の室温が低いまま、扉を閉めて風がない状態だと、布に移らなかった水が被毛の中に残ったままになります。室温を上げるより先に、扉を開けて空気の入れ替え口を作るほうが早いことがあります。変えるのは1晩に1つだけにして、どちらで減ったのかが分かる形にしておきます。
押して数えた箇所が減らないまま、その場所の皮膚が赤い、熱をもっている/押すと嫌がる、声が出る/同じ場所だけ毛が薄くなってきた/布に脂や汚れが毎回同じ場所から移る/乾いた翌日も、その場所だけにおいが戻る。こうした変わり方は、拭き方の問題として続けないほうが安全です。数えた箇所の数と日付を書いた紙を持って、動物病院で皮膚のほうを見てもらう日をつくってください。どの場所が、何日前から減らなくなったのかが、そのまま伝わります。診てもらったあとも、押して数えるところまでは毎日続けられます。
減り方にも順番があります。先に0になるのは脇の下で、次が胸の下、最後まで残るのはしっぽの付け根です。根元だけが湿る場所は、毛を分ける一手を省いた夜にだけ戻ってきます。4か所のうち3か所が0になった時点で、その週はそれ以上を求めません。残り1か所は、翌朝のにおいで確かめて、翌日の1番目に回します。
雨の続く週も同じ15分で回す|タオルドライを毎日のケアに戻すやり方
毎日続けるためのやり方は、時間を延ばさないことと、確かめる場所を増やさないことの2つです。4か所のまま、15分のまま、数えるのは1つのまま。雨や雪が続いて毎晩になる週ほど、確かめる場所を増やしたくなりますが、増やした週から書かなくなります。
| 前の晩の箇所数 | 翌日に先に当てる場所 | 変える条件 | 1週間後に見るところ |
|---|---|---|---|
| 0か所 | いつもの順番のまま | 変えない | 0の夜が何日続いたか |
| 1〜2か所 | 残った場所を1番目へ | 変えない | 残る場所が固定しているか |
| 3か所以上 | 脇の下と内股から | 身震いを待つ30秒を足す | 最初の1枚が吸う量 |
| 数えられなかった | 前の晩と同じ順番 | 紙を貼る場所を変える | 書けた夜が何日あったか |
1月と2月は、濡れて帰る夜が続きます。毎日のケアとして15分を回せる週は、被毛の絡みも、翌朝のにおいも、だいたい同じところに落ち着きます。同じ15分を続けられたかどうかは、押した箇所の数より、書けた夜の数に出ます。7日のうち5日書けていれば、その冬はもう組み立てが決まっています。
春になって濡れて帰る夜が減ったら、押して数えるのは週に1度で足ります。紙は捨てずに残しておきます。次の冬、どの場所がいちばん最後まで残ったかを覚えているのは、その紙だけです。
今夜は、脇の下と内股の2か所から始めて、最後に10秒ずつ押して回るところまでにします。数えるのは、湿りが移った箇所の数だけです。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 布は何枚あればいいですか。1枚で足りないときは増やすべきですか。
- 枚数より、1枚を当てる場所の数のほうが先に結果へ出ます。1枚を背中から足先まで使い回すと、後半は水を含んだ面を押し当てることになり、押しても吸いません。2枚を使う場合は、1枚目を脇の下・内股・胸の下の3か所に、2枚目を背中と足先に分けます。分け方を決めておくと、増やさなくても押して数えた箇所は減ります。
- こすらずに押すだけだと、毛の表面がなかなか乾きません。
- 表面が乾かないのは、押す時間ではなく、当てている面が動いていないことが多いです。10秒押したら、布の乾いている面に持ち替えて、隣へずらします。同じ面で続けて押しても、その面はもう水を含んでいます。表面の水は最後に背中を拭くところでまとめて取れるので、先に4か所を終わらせてください。
- 猫でも同じ順番でやって大丈夫ですか。立たせたままにできません。
- 猫では立たせたままにこだわらず、横になっているところへ上から布を当てます。順番は変わりません。上になっている側の脇と内股を先に当て、そのあと自分で向きを変えたときに、反対側へ回ります。押して数えるのは、両側が終わってからで構いません。途中で歩いて行った夜は、そこまでの箇所数を書いておけば、翌日はその続きから始められます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
