C04悩み解決
犬の指の間をなめる|まず疑いたい3つの原因
犬が指の間をなめるとき、まず疑いたい原因は3つあります。皮膚の側に理由があるのか、環境の側にあるのか、それとも気持ちの側か。この3つは見た目が似ているのに、対処がまるで違います。しかも舐めること自体が次の刺激になるため、放っておくと原因が分からなくなります。切り分けるなら早いほうが楽です。
まず、どの足かを見る
原因を考える前に、確かめることがあります。どの足を、どのくらい舐めているかです。ここで見方が大きく分かれます。
| 舐め方 | 考えやすいこと |
|---|---|
| 1本だけ、集中して | その足に理由がある。刺さっている、割れている、痛みがある |
| 前足の左右、両方 | 地面から受けるもの、または全身に関わる理由 |
| 4本すべて | 環境の側か、全身に関わる理由 |
| 時間帯が決まっている | 留守番のあと、夜だけ、など。気持ちの側の可能性が上がる |
| 後ろ足だけ | 床から受けるもの、または前足でかけない場所への違和感 |
とくに1本だけという場合は、原因が絞れます。明るいところで指を広げ、間に何か挟まっていないか、爪が割れていないか、腫れていないかを確かめてください。ここで見つかることは珍しくありません。
「日付/どの足/そのとき何をしていたか」。1週間分あれば、偏りが見えます。舐めている時間を測る必要はありません。いつ、どの足か、それだけで十分です。
なめる理由は、皮膚・環境・気持ちのどれか
どれかひとつに決まることは少なく、重なっていることのほうが多いものです。
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皮膚の側に理由がある
指の間が赤い、湿っている、においがする。この場合、舐めるのはかゆみや違和感への反応です。舐めることでさらに湿り、状態が変わるため、時間が経つほど元の原因が見えにくくなります。
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環境の側から刺激を受けている
散歩道の砂や草、路面の温度、床用の洗剤やワックス、シャンプーのすすぎ残し。「最近始めたこと」と時期が重なっていないかを確かめると分かりやすくなります。散歩から帰った直後に集中するなら、外の条件が濃厚です。
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気持ちの側の理由
留守番のあと、来客のあと、生活が変わったあと。舐める動作そのものが落ち着くための行動になっていることがあります。ただしこの判断は最後に回してください。先に体の側を確かめないと、見落としにつながります。時間帯にはっきり偏りがあり、足を見ても何もない。この2つが揃ってはじめて、候補に入れる程度でいいと思います。
3つめを最初に疑ってしまうのが、いちばん多い失敗です。「癖だから」と片づけているうちに、皮膚の側の状態が進んでいた、という経過はよくあります。
7日間で、外の条件と家の条件を分ける
順番に確かめていきます。特別な道具は要りません。
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1日目:明るいところで、4本の足を見る
指を1本ずつ広げて、間の色、湿り気、においを確かめます。赤み・腫れ・出血があれば、ここで中止して動物病院へ。
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2〜3日目:散歩のあとに拭いて乾かす
指の間まで拭き、そのあと必ず乾かします。外から持ち帰るものが原因なら、これだけで減ります。乾いた布だけでは、間に入った砂や皮脂は動きません。mofuwa グルーミングスプレーを布に含ませてから、指を広げて間に押し当ててください。この2日は道具も順番も変えず、拭いて乾かすところだけをそろえます。
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4〜5日目:家の中の条件を1つ外す
床用の洗剤、消臭剤、新しいマット。この1〜2か月で変えたものを1つだけ外します。同時に複数外すと、何が効いたか分かりません。外したものと、外した日付を記録に書き添えておいてください。2つ目を試すときの出発点になります。
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6〜7日目:記録を見返す
減っているならその方向を続けます。変わらない、または増えているなら、家庭で切り分けられる範囲ではありません。記録した3行を持って、動物病院にご相談ください。
舐めるのをやめさせようとして叱ると、人がいないときに舐めるようになるだけです。見えなくなるぶん、気づくのが遅れます。止めるのではなく、理由を減らす方向で考えてください。
舐めることが、次の原因になる
この症状が厄介なのは、動作そのものが状態を変えてしまうところです。
- 濡れて、乾く:唾液が蒸発するとき、もともとあった水分まで持っていかれます
- 指の間が湿ったままになる:もっとも乾きにくい場所が、さらに乾かなくなります
- 毛が変色する:長く続くと、その部分の毛の色が変わります。経過の長さの目安になります
- 皮膚の表面が荒れる:荒れればまた気になる。自力では止まらない循環に入ります
だからこそ、早い段階で切り分けたほうが楽です。1か月経ってからでは、最初の原因が皮膚だったのか環境だったのか、判断がつきにくくなります。診てもらうときも、経過が短いほうが説明しやすくなります。
順番としては、4つのうち2つ目までで止められるかどうかが分かれ目です。指の間が湿ったままの状態が続くと、そこから先は原因が何であっても同じ経過をたどります。だから、拭いて乾かすという地味な一手が、いちばん最初に効きます。
問題は、地味な一手ほど毎日は続かないことです。毎日散歩に行く子ほど、帰ってきた指の間にはその日の地面がそのまま乗っています。犬は体から脂を出すので、昨日きれいにした場所は、今日また同じ状態に戻ります。思い出した日だけの手当てでは、舐める理由のほうが先に積み上がります。mofuwa グルーミングスプレーは、この毎日を成り立たせるために作られたものです。アルカリ電解水が余分な皮脂と油を乳化させるので、こすらずに汚れが布のほうへ移ります。
置き場所は玄関がいちばん続きます。リードを外したら前足の2本、続けて後ろ足の2本。指を広げてひと吹きし、乾いた布で押さえる。ここまでで1分ほどです。舐めても問題のない基準でつくられているので、口が真っ先に届く足先でも、かける量をためらわずに済みます。ブラッシングの前に使えば、静電気で毛が立たないぶん、指の間の根元まで櫛が入ります。ただし、すでに赤くなっている場所やじゅくじゅくしている場所は、触ること自体が刺激になります。そこだけは手をつけずに残してください。
家で切り分けられる範囲の外にあるもの
次のサインがあるときは、1週間の切り分けを待たないでください。
指の間が赤い・じゅくじゅくしている、腫れている、出血している、強いにおいがする、1本の足だけ集中して舐めている、歩き方が変わった・足を上げている、眠れないほど舐め続けている。ここに並んだ形が1つでも見つかったら、7日間の切り分けはその場で止めて、動物病院で足の裏を診てもらってください。
受診の前に、指の間の写真を撮っておいてください。舐めたあとは状態が変わるので、落ち着いているときのものがあると役に立ちます。また、人用の消毒液や塗り薬は使わないでください。犬は舐めます。
家でやることは、この1週間のあいだも変わりません。帰ってきたら指の間まで、毎日。乾かすところまでを1回と数えます。舐める理由がひとつ減れば、そのぶん動作も減っていきます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 指の間をなめるのは、癖ですか?
- 癖として扱うのは最後にしてください。まず明るいところで指を広げ、赤み・湿り気・においを確かめ、散歩のあとに拭いて乾かす習慣を1週間試してから判断します。とくに1本の足だけを舐める場合は、そこに理由があることが多くあります。
- 舐めるのをやめさせるには、どうすればいいですか?
- 叱ってやめさせようとすると、人のいないところで舐めるようになるだけです。理由を減らす方向で考えてください。赤みや腫れがある場合は、家庭で止められる段階ではないので、動物病院にご相談ください。
- 毛が茶色く変色しています。これは何ですか?
- 長く舐め続けている場所では、毛の色が変わることがあります。変色そのものより、なぜ舐め続けているのかを確かめてください。経過が長いということでもあるので、一度動物病院で足の裏を見せてください。そのうえで、散歩から帰ったら指の間を拭いて乾かすところまでを、毎日の形に戻していきます。変色した毛が元の色に戻るかどうかより、舐める回数が減っていくかどうかを見てください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
