C08季節・行事

家を出る時間が30分早くなった春|ブラッシングは朝から夜へ

公開日 2021年4月15日|文=mofuwa編集部

朝の明るい光が入る部屋で、淡い色のラグの上に犬と猫が並んで休んでいる
朝と夜で変わるのは、その子の毛の量ではなく、毛の上に何が乗っているかです。写真:Helena Jankovičová Kováčová/Pexels

家を出る時間が30分早くなった週から、朝のブラッシングが最初に消えました。起きる時間は変えずに支度だけ詰めたので、いちばん後ろに置いていた手順から順に落ちていきます。4月は換毛期に入る時期でもあり、ブラシに残る毛の量は1年で最も増えます。抜ける量はそのままで、受け止める場面だけが無くなる。この記事では、朝にやっていたブラッシングを夜へ移すときに何が変わって何が変わらないかを、かかった分数で並べます。同じ道具で同じ手順をなぞっても、朝と夜では毛の状態と部屋の条件が違うからです。

軸1・支度の最後に置いていた10分|朝のブラッシングが成り立っていた時期の条件

朝のブラッシングは、起きてから家を出るまでに余った10分の上に乗っていました。歯みがきや食器の片づけのように、飛ばすとその日のうちに困るものは、支度が詰まっても残ります。朝のブラッシングは、飛ばしてもその日は何も起きません。だから家を出る時間が30分早くなったとき、削られる順番の先頭に来ます。

消えたのは手順のほうだけで、毛の側では何も起きていません。4月は換毛期に入り、1回のブラッシングでブラシに残る量が増えていく時期です。抜ける量はそのままで、受け止める場面だけが無くなります。床の隅とソファのくぼみに毛が目立ちはじめたと感じるなら、その差がそのまま部屋へ出ています。

朝のブラッシングを支えていた条件と、30分早まったあとに残るもの
条件30分前まで30分早くなったあと
持ち時間支度の残りで8〜10分0分。支度そのものが詰まる
室温暖房を切ったあとで低い変わらない
空気の乾燥朝はまだ乾いている変わらない
毛に乗っているもの室内のほこりだけ変わらない
そのあとの動き梳かしてから外へ出る梳かさずに外へ出る

表の右の列で動いたのは、いちばん上の1行だけです。室温も乾燥も毛の状態も、30分の前と後で同じまま4月を進みます。朝がやりにくくなった理由は、季節の変わり目の側ではなく、家の時間割の側にあります。だから夜へ移すときに考えるのは、続ける気持ちの持ち方ではありません。夜の条件が朝と何が違うのか、そこだけです。

軸2・散歩から帰ったあとの毛|朝のブラッシングとの違いは、外から持ち帰った量

夜のブラシに当たる毛には、朝には乗っていなかったものがついています。外を一度通ったあとの毛だからです。4月の道路には、冬のあいだ積もっていた細かい砂と、木から落ちた花粉が残っています。朝に梳かしていたころは、この2つがまだ毛の上にありませんでした。

朝と夜で、ブラシに当たる毛の状態が違う 朝の毛には室内のほこりだけが乗っていて、部屋は冷えて乾いています。夜の毛には散歩ぶんの砂と花粉が加わり、室温と湿度は昼のあいだに戻っています。同じ手順でも、ブラシが動かすものが変わります。 4月の平日・散歩が夕方の家の場合 朝に梳かしていたころ 乗っているのは室内のほこり 室温が低く空気も乾いている 持ち時間は支度の残り10分 梳かしたあとすぐ外へ出る 夜へ移したあと 散歩ぶんの砂と花粉が加わる 室温が上がり湿度も戻っている 持ち時間は寝るまでの30分 梳かしたあとは寝床へ行く
移す先を決める前に、その時間に毛の上へ何が乗っているかを見ます。

この差は、手順の良し悪しではなく順番の話です。朝に梳かすと、きれいにした毛でそのまま外へ出ることになります。夜に梳かすと、その日に拾ったものを、寝床へ持ち込む前に落とすことになります。1日のうちで汚れが最も乗っている時間に手を入れるほうが、同じ分数でも動く量が多くなります。30分早くなった春に夜を選ぶ理由は、時間が空いているからだけではありません。

室温・毛の乾き・手の速さで並べる|ブラッシングを朝と夜で使い分けるときの線

朝と夜は、気温と湿度が同じ日でも、部屋の中の条件が別々に動きます。朝は暖房を止めたあとの室温で、空気はまだ乾いています。夜は日中の気温が室内に残り、料理や入浴で湿度も戻っています。季節の変わり目の4月は、この日内の差が1年でいちばん大きく開く時期です。

同じ日の朝と夜で、ブラッシングの条件がどう分かれるか
見るところ朝夜
室温暖房を切って下がったまま日中の気温が残って高い
空気の乾燥乾いていて静電気が出やすい湿度が戻って毛が跳ねにくい
毛の状態寝ぐせのように片側へ倒れている散歩の風で立ち、砂が入っている
手の速さ時計を見ながらになる終わりの時間を決めずに済む
その子の状態起きたばかりで動きたがる散歩のあとで座っていられる
落ちた毛の行き先そのまま出勤して掃除は夜その場で拾って片づく
結論の行短時間で表面をそろえる時間帯1日ぶんを落としきる時間帯

表の最終行が、朝と夜の使い分けです。朝は毛の向きをそろえる時間帯で、夜は1日ぶんを落とす時間帯です。30分早くなって朝が0分になった家では、落とす側だけが残ります。表面をそろえる役目は、玄関を出る前に手のひらで背中を2回なでるだけでも足ります。それは分数に数えなくて構いません。

逆に、夜を短くしないことのほうが大事になります。朝に8分あったころは、夜は3分でも間に合っていました。朝が消えたあとの夜は、その8分ぶんを引き受けます。移すというのは時間帯を変えることではなく、分数を積み直すことです。換毛期のあいだは、夜のブラッシングに10分前後を見ておくと、床へ出る量が朝夜2回だったころと同じところへ戻ります。

夜の毛は乾いていない|朝から移したブラッシングで変わる、置くものの選び方

夜に梳かすとき、ブラシは砂と花粉の乗った毛に入ります。乾いたブラシだけで通すと、その細かいものは毛の外へ出るより先に、根元のほうへ移動します。そのまま寝床へ行けば、寝ているあいだ地肌の側に残ります。朝に梳かしていたころは、この問題がありませんでした。毛の上にほこりしか乗っていなかったからです。

夜へ移した家で置き場所が変わるのは、ブラシではなく、ブラシの前に一手間置くもののほうです。mofuwaグルーミングスプレーは、その一手間として作られています。アルカリ電解水が毛に残った油となじんで乳化するため、余分な脂と、そこにくっついている砂や花粉が一緒にブラシへ移ります(電解水と油の乳化・mofuwa製品資料)。落ちるのは余分なほうで、地肌に要る皮脂は残ります。夜のブラッシングで動かしたいのは、まさにこの「その日に乗ったぶん」です。

この1本はブラッシングのためのスプレーでもあります。4月の夜はまだ空気が乾いていて、毛の乾燥が進んだ日はブラシを通すたびに毛先が持ち上がります。霧を先に乗せておくと、静電気で毛が散る状態にならずに梳かせます。毛が跳ねないぶん、同じ10分でブラシが入る回数が増えます。換毛期の夜に効いてくるのは、この回数のほうです。

夜に使うものには、朝には無かった条件がもう1つ付きます。梳かしたあと、その子はまっすぐ寝床へ行きます。毛づくろいをしてから寝る子なら、かけたものは口に入ります。mofuwaグルーミングスプレーは清涼飲料水の規格基準をクリアした成分でできていて、口が届く場所にかかることを前提に選べます。量を減らして薄く当てる必要がないので、おなかの下や足の内側のように砂が集まる場所へ、届くまでかけられます。

湯船に入れるのが負担になる子でも、この手順は夜のほうに置けます。シニアの犬や猫は、洗う日そのものが体力を使う日になります。毎日きれいにしておきたい気持ちと、湯を使う回数を増やさないという判断は、同時に成り立ちます。夜のブラッシングで1日ぶんを落としておくと、湯を使う日の間隔を無理に詰めずに済みます。

Caution夜の分数が、朝の倍のまま戻らないとき

夜のブラッシングに毎日15分以上かかる状態が2週間続いている/同じ場所でブラシが止まり、そこだけ毛が薄く見えるようになった/梳かしたあとに地肌が赤く見える日が週に3日を超えた。換毛期の量の話なら、4月の終わりに向かって分数は減っていきます。減らないまま日付だけ進むなら、見ているのは毛ではなく地肌の側です。朝と夜それぞれで何分かかったかを書いたメモを持って、動物病院の診察を予約してください。何日ぶんの記録があるかで、その場で分かることが変わります。

30分は戻ってこない|朝の手順を夜へ積み直したあとに残るもの

家を出る時間は、春が終わっても元には戻りません。戻らない前提で組み直すと、決めることは2つに減ります。夜のどの出来事のあとに置くか、そして何分を見ておくかです。散歩のあとに紐づけると、雨で散歩が短くなった日に一緒に飛びます。食事のあと、あるいは人が座った直後。季節で動かない出来事のほうへ寄せます。

朝にやっていたことを夜へ移すのは、量を減らす作業ではありません。同じ分数を、汚れが乗りきった時間へ動かす作業です。今夜できるのは、夜の中から動かない出来事を1つ選んで、そこにブラシとスプレーを置き直すことだけです。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

朝と夜の両方でブラッシングできる日は、両方やったほうがいいですか。
やって構いませんが、分数を2つに割らないでください。朝に4分・夜に4分と分けると、夜の側で砂を落としきる前に終わります。両方できる日は、夜を10分のまま置いて、朝は背中を手のひらで2回なでる程度にします。朝の役目は毛の向きをそろえることで、落とす役目は夜にまとめたほうが、床へ出る量が安定します。時間に余裕がある日ほど、夜の側を削らないことが効きます。
夜に梳かすと、その子が眠そうで嫌がります。
散歩から帰った直後ではなく、水を飲んで一度落ち着いたあと、まだ座っている時間に入れてみてください。寝床へ移動したあとに呼び戻すと、そこから毎回抵抗が始まります。始める時刻を10分だけ前へずらすと、同じ手順でも座っていられる長さが変わります。1回で全身をやろうとせず、砂が集まるおなかの下と足の内側を先に済ませ、背中は翌日に回して構いません。
4月の朝は室温が低いのに、静電気は夜のほうが起きませんか。
室温より湿度のほうが先に効きます。4月の朝は暖房を切ったあとで空気が乾いていて、毛が持ち上がりやすい時間帯です。夜は日中の気温が室内に残り、料理や入浴で湿度が戻っているので、同じブラシでも毛が散りにくくなります。乾燥した日に夜でも毛が跳ねるなら、ブラシを入れる前に霧を乗せて、毛が落ち着いてから梳かす順番にします。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。