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ソファのにおいは、布ではなく皮脂|座っている子から毎日移る

公開日 2021年6月10日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡いグレーのソファの上で、並んで休んでいる淡い色の犬と白い猫
においが濃いのは布の真ん中ではなく、その子がいつも体をつけている端のほうです。写真:K/Pexels

ソファの座面の右端だけ、周りより色が濃くなっています。幅にすると30センチほど、その子がいつも体を預ける場所です。そこに鼻を近づけるとにおいますが、20センチ離れた同じ布からは何も分かりません。布そのものが古くなってにおっているのなら、においは布の面積ぶんだけ均一に広がるはずです。狭い範囲に限られているということは、出どころは布ではなく、そこへ毎日移っている皮脂のほうにあります。この記事では、ソファのにおいを強さではなく「濃い場所の数」で見ていきます。数えられる形にすると、布を洗う週と、その子の体に手を入れる週を分けられます。

軸1・布の面積か、体が当たる場所か|ソファのにおいと皮脂の出どころの違い

ソファのにおいは、布の広さではなく、体が当たっている場所の数で決まります。座面のどこへ鼻を近づけても同じ強さでにおう布なら、においのもとは布そのものにあります。ところが実際に嗅いでみると、はっきりにおうのは決まった数か所だけで、そこから手のひら1つぶん離れると分からなくなります。まず、その濃い場所がいくつあるかを数えてください。数えた数は、この記事の最後まで使います。

濃い場所が出やすいところと、そこに当たっている体の面
ソファの場所なぜそこに寄るか当たっている体の面
座面のいちばん端体を預けて丸くなる定位置になる脇腹と背中
背もたれの角あごを乗せたまま長く休むあごの下と口のまわり
肘掛けの手前飛び乗るときに前足が最初に着く前足の裏と胸
人が座る位置の隣人が座るたびに寄ってくる体の横一面
座面のすきま抜け毛が落ちて奥に留まる直接は当たらない

表の右の列を見ると、濃い場所と体の面が一対一で対応していることが分かります。布から出るにおいは面で広がり、毛から移った皮脂のにおいは点で濃くなります。この違いは、布の素材でも使った年数でもなく、においの分布の形に出ます。分布を見るのに道具は要りません。座面に顔を寄せて、端から端まで10センチずつずらしながら嗅いでいくだけです。

ソファのにおいの出どころを、濃さの分布で分ける 布そのものから出ているのか、毛から移った皮脂から出ているのかは、においの濃い場所が面で広がっているか、点にとどまっているかで分かれます。 座面を10センチずつずらしながら嗅いで確かめます 布の側から出ているとき 座面のどこでも同じ強さ 端に寄っても変わらない 拭いても翌日は同じまま 洗うと一度に薄くなる 皮脂が移っているとき 決まった数か所だけが濃い 少し離れると分からない 拭いたその日は薄くなる 数日でまた同じ場所へ
見ているのはにおいの強さではなく、濃い場所がいくつあるかです。

犬も猫も、寝ているあいだにも体から脂を出しています。ソファの上で体を預けている時間がいちばん長いので、移る量もそこで最大になります。布は吸うだけで、自分からにおいを作っているわけではありません。だから布の側を何度洗っても、翌週には同じ数か所が同じ順番で濃くなります。洗う回数を増やしても濃い場所の数が減らないのは、そもそも数を決めているのが布ではないからです。

軸2・座る時間が延びる時期|ソファのにおいが早く立つのは湿度より接している時間

濃い場所の数は変わらないのに、拭いてから同じ濃さに戻るまでの日数だけが短くなる時期があります。季節の変わり目に、その子がソファの上で過ごす時間が延びるからです。床が冷たくなれば犬も猫も高いところへ移りますし、暑くなれば人がいてエアコンの風が届く部屋へ集まります。どちらの向きに動いても、行き先はたいてい同じソファです。

湿度の高い日が続く時期は、布が含んだ水分が抜けるのに時間がかかります。ただ、ここで湿度そのものを下げる話に進むと、ソファの話ではなく部屋の話になってしまいます。この記事が数えているのは濃い場所の数と、拭いてから戻るまでの日数の2つだけです。時期によって動くのは後者、つまり戻るまでの日数のほうです。数は年間を通してあまり変わりません。

去年と比べたいときは、記憶ではなく日付で比べます。拭いた日と、においに気づいた日を、メモか携帯のカレンダーに残しておくだけで足ります。3回ぶんたまると、その家のソファが何日もつのかが分かります。その日数が去年より短くなっているなら、増えたのは皮脂の量ではなく、ソファの上にいる時間のほうだと考えるのが先です。時間のほうなら、布を洗う頻度を上げなくても手の入れどころがあります。

布を洗う日と、毛を拭く日の使い分け|ソファのにおいが戻るまでの日数で決める

手の入れ先は2つしかありません。ソファの側か、その子の側かです。どちらが向いているかは、数えた濃い場所が布の広い範囲に散っているか、数か所に収まっているかで決まります。散っているなら布を、収まっているなら体を扱います。両方を同じ週にやると、どちらが効いたのか分からなくなります。

ソファの側に手を入れる3つと、その子の側に手を入れる2つ
やること1回にかかる時間においが薄くなるまで同じ場所が戻るまで向いている場面
カバーを外して洗う半日乾いた時点で数日から1週間濃い場所が広い範囲に散っているとき
立てて風を通す10分半日ほど翌日湿った日が続いて布が乾いていないとき
粘着ローラーで抜け毛を取る3分取った直後翌日座面のすきまに毛がたまっているとき
濃い場所だけ固くしぼった布で拭く2分その場で2日から3日濃い場所が数か所に収まっているとき
その子の当たる面を毎日拭く3分翌日から移る量そのものが減る毎日くり返せるとき

表の上の3行と下の2行では、手を入れている相手が違います。上の3つはすでに移った皮脂を片づける手で、下の2つはこれから移るぶんを減らす手です。片づける手だけを続けているかぎり、戻るまでの日数は毎回同じところに落ち着きます。1週間で戻る家は、洗っても拭いても1週間で戻ります。日数そのものを延ばしたいなら、移る側に触るしかありません。

使い分けの目安はひとつです。濃い場所が両手で数えきれないほど散っていたら、その週はカバーを外します。3か所や4か所に収まっていたら、布は拭くだけにして、残りの時間をその子の体に回します。換気は季節を問わず、どちらの週にも入れておきます。窓を開けて風が通る10分は、布に残った水分を抜く時間で、拭き取りの前後どちらに置いても構いません。

ソファに毎日乗る子の、においへの手の選び方|口が届く場所に何をかけるか

濃い場所が数か所に収まっているなら、次にやることはソファではなく、そこへ当たっている体の面を毎日整えることです。脇腹、背中、あごの下、前足の裏。数えた場所の裏返しが、そのまま手を入れる場所になります。布の上ではどこにあるか分かりにくくても、皮脂が出ている体の側なら4か所ほどで指させます。

ただ、この4か所は毎日汚れます。犬も猫も脂を出し続けますし、散歩から帰れば足の裏に外のものがつきます。週に1回のシャンプーで整えても、残りの6日はソファへ移り続けます。必要なのは、強く落とすことではなく、毎日くり返せる形で減らすことです。

mofuwa グルーミングスプレーは、その毎日の側を引き受けるための1本です。吹きかけてブラシを通すだけなので、ソファから降りたその場で済みます。中のアルカリ電解水が毛についた油となじんで乳化するため、布へ移るぶんの余分な脂が浮いて、ブラシと一緒に取れます。地肌に残っていてほしいぶんの皮脂まで持っていかないので、毎日続けても地肌が乾いていきません。

ここで、数えた濃い場所をもう一度思い出してください。あごの下、前足の裏、脇腹。どれも、その子がソファの上で体をなめるときに舌が届く場所です。かけたものは10分後に舌の上を通ります。mofuwa グルーミングスプレーは清涼飲料水の規格基準をクリアした水でつくられているため、前足へ多めにかけても、かけた量を頭の中で数えずに済みます。足の裏は毛の奥まで届かせないと意味がないので、量を気にせず使えるかどうかがそのまま結果に出ます。

梳かす前に湿らせておくと、毛が静電気で立ちにくくなり、抜け毛がブラシの側に残ります。ブラシに残った抜け毛は、座面のすきまへ落ちません。濃い場所の数を増やさないという一点では、ここがいちばん大きく変わるところです。グルーミングスプレーを1本で済ませているのは、ブラッシングの前に別のものを足さなくていいようにするためでもあります。

お風呂そのものが負担になる子もいます。年齢が上がった犬や、水が苦手な猫では、湯に入れること自体がその日いちばんのストレスになります。そういう子は、洗うのが難しい子ではなく、洗わないほうがいい子です。ソファの上で過ごす時間がいちばん長いのは、たいていこういう子です。湯を使わずに当たる面だけ整えられると、濃い場所の数は湯船に入れなくても減っていきます。

Caution濃い場所の数が、拭いても減らなくなったとき

拭いた翌日には同じ濃さへ戻る日が2週間続く/数えた濃い場所が先月より増えている/布ではなく、その子の脇腹やあごの下そのものがにおう/同じ場所の毛が薄くなってきた/触ると熱い。こうなっているときは、布に移る量ではなく、出している側の量が変わっています。数えた濃い場所の数と、拭いた日付を書いたメモを持って、動物病院へ行ってください。ソファの話として見るのか、体の話として見るのかが、そこで決まります。

1週間後、濃い場所がいくつ残っているか

この記事でやったのは、ソファのにおいを強さではなく場所の数に置き換えただけです。数は今日のうちに数えられます。3か所なら3か所、5か所なら5か所と書きとめて、1週間後に同じやり方でもう一度数えてください。減っていれば、皮脂が移る側へ入れた手が届いています。変わっていなければ濃い場所が広く散っているということなので、次の週はカバーを外すほうに時間を使います。

今日できるのは、座面に顔を寄せて、濃い場所を数えて紙に書くことだけです。数字が1つ残っていれば、来月のソファのにおいは、去年の記憶ではなく先週の数と比べられます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

革のソファでも、同じ数え方でいいですか。
数え方は同じで構いません。革は布ほど吸わないので、移った皮脂は表面にとどまります。そのぶん拭けばその場で薄くなり、戻るまでの日数も布より延びます。ただし縫い目と、座面と背もたれの境のすきまには皮脂がたまります。表面を拭いて薄くならないときは、この2か所を先に見てください。濃い場所がどこにいくつあるかという見方は、素材が変わっても崩れません。
においのほかに、濃い場所を見つける手がかりはありますか。
光の返り方が使えます。座面を真上からではなく、斜めから見てください。皮脂が移った場所だけ、周りより光をやわらかく返します。布の色が濃く見えるところと、光の返り方が違うところは、たいてい重なります。もうひとつは抜け毛です。粘着ローラーをかけたとき、同じ場所で毛が多く取れるなら、そこがその子の定位置です。においを嗅ぐ前に、この2つで当たりをつけておくと確かめが早く済みます。
多頭で暮らしていて、どの子から移っているか分かりません。
1週間、どの子がどこに乗ったかだけを記録してみてください。名前と場所を書くだけで足ります。濃い場所と定位置は、ほとんどの場合きれいに重なります。それでも分かれないときは、当たる高さで見分けます。体の大きい子は背もたれの下のほうまで届き、小さい子は座面の端から動きません。あごを乗せる癖のある子がいれば、背もたれの角がその子のぶんです。記録が3日たまった時点で、たいてい見当がつきます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。