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トイレまわりのにおいのケアで、実は逆効果になっている3つのこと

公開日 2021年6月14日|文=mofuwa編集部

トイレのそばに座っている猫
においの出どころは、トイレの中だけとは限りません。写真:ClickerHappy/Pexels

トイレが臭いと感じたときの対策には、やるほど条件が悪くなる手があります。香りで上書きする、においを完全に消す、トイレだけを掃除する。どれも間違っているようには見えません。ただ、猫にとってトイレは「においで確認する場所」なので、人の感覚で整えると、猫の側の条件が崩れます。この記事では、やってはいけない3つを先に外してから、においの出どころを分けます。

においの出どころを、3つに分ける

「トイレが臭い」と感じるとき、出どころは1つではありません。手当ての順番を決めるために、先に分けます。どこから来ているかで、効く手当てが変わるからです。分けずに全部やろうとすると、手数が散って、いちばん効く1つに時間を割けなくなります。

出どころと、感じ方の違い
出どころ感じ方
砂に残った排泄物トイレに近づくと強い。掃除の直後は弱まる
トイレの本体・すのこ・受け皿掃除しても取れない。時間が経つほど強くなる
床・壁・その周辺トイレから離れても感じる。飛び散りが乾いている
猫自身の足やおしりまわり猫が通ったあとや、抱いたときに感じる
使用済みの砂を捨てる容器ふたを開けたときだけ強い。トイレから離れていてもにおう

4つめは見落とされやすい出どころです。猫がトイレから出るとき、足の裏に砂と一緒に運び出しています。長毛の子はおしりまわりの毛にも残ります。トイレをどれだけ掃除しても、ここが残っていると部屋の中でにおいます。しかもこの出どころは、猫が動くたびに位置が変わります。においの元が家じゅうに少しずつ配られていく形になるので、拭いてまわっても発生源にたどりつけません。

逆効果その1:香りで上書きする

香りつきの砂、消臭剤、芳香剤。人には効いたように感じますが、猫の側では別のことが起きます。

とくに柑橘系とハーブ系の香りは、猫が嫌うことが多いとされます。トイレを我慢させることは、体にも負担になります。においを足す方向は、猫のトイレに関してはうまくいきません。人が感じる強さと、猫が感じる強さが、そもそも別の目盛りになっているためです。人にとってちょうどよい量を基準にしている限り、猫の側は常に強すぎる状態に置かれます。トイレが臭いからと香りを足すのは、やってはいけない側の手です。

逆効果その2:においを完全に消す

反対方向にも行き過ぎがあります。砂を毎回すべて捨て、本体を強い洗剤で洗う。清潔にはなりますが、猫にとっては別の問題が起きます。

猫は自分のにおいがある場所をトイレとして認識しています。まるごと入れ替えると、その手がかりが消えます。掃除のあとにトイレの外で排泄した、という経験があるなら、これが理由かもしれません。

Point全部替えるときは、少し残す

砂をすべて入れ替えるときは、使っていた砂をひとすくいだけ、新しい砂の上に戻してください。これだけで、認識のしかたが変わります。新しい砂の上に置くのがポイントで、下に埋めてしまうと手がかりになりません。本体を洗ったときも同じです。

また、強い洗剤の残り香も同じ問題を起こします。洗ったあとはよくすすぎ、完全に乾かしてから砂を入れてください。湿ったまま砂を入れると、においが戻るのが早くなります。水分が残っていると、底のほうの砂が固まりきらずに崩れ、排泄物が受け皿の側まで届くようになります。そうなると、取り除いているつもりでも取り切れていない状態が続きます。

逆効果その3:トイレだけを掃除する

3つめは、掃除の範囲の話です。トイレの中だけを完璧にしても、においが取れないことがあります。

とくに3つめは、トイレの掃除では絶対に解決しません。トイレの中だけを掃除して終わりにするのが、やってはいけない3つ目です。猫の側に残っているものは、猫の側で落とすしかありません。

消し切るのではなく、残る量を減らす

やってはいけない3つを外すと、残るのは残る量を減らす方向です。足す方向でも、消し切る方向でもありません。

  1. 1日2回、固まったものを取る

    回数が最も効きます。においの元は、時間が経つほど強くなります。量ではなく間隔の問題です。1日1回にすると、次に取るまでの時間が単純に2倍になります。同じ回数でも朝と夜に分けるだけで、置かれたままの時間が半分になります。

  2. 週に1回、周辺を拭く

    床と壁、トイレの下。トイレの中よりこちらを忘れがちです。

  3. 月に1回、本体を洗って完全に乾かす

    すのこの裏と受け皿の縁まで。乾いてから砂を入れ、使っていた砂をひとすくい戻します。

  4. 猫の側を、週に2〜3回確かめる

    後ろ足の裏、指の間、長毛の子はおしりまわりの毛。湿らせて浮かせ、押さえるように拭いて、乾かします。

  5. トイレの数を見直す

    頭数プラス1が目安とされます。数が足りないと、1つあたりの負担が増えて間隔が追いつかなくなります。足りているかどうかは、掃除する側の手間ではなく、どのトイレがどのくらい使われているかで見てください。

4番目の工程で使っているのが mofuwa グルーミングスプレーです。猫は体から脂を出すので、後ろ足の裏も、おしりまわりの毛も、昨日きれいにしても今日また同じところに砂の粒と排泄物が残ります。かといってトイレに入るたびにシャンプーするわけにはいきませんし、週に何度も洗えば猫のほうが先に嫌がります。毎日きれいにしてあげたいという側から見ると、砂をすくったついでに30秒で終わる手があるかどうかが、そのまま続くかどうかになります。

手順は、布にひと吹きしてから、後ろ足の裏と指の間、長毛の子はおしりまわりの毛を押さえるように拭いて、乾かすところまでです。猫は拭かれたあと、必ずその場所を舐めにいきます。だから足の裏に使うものは、口に入る前提で選ぶことになります。グルーミングスプレーの中身は無香料の電解還元水で、清涼飲料水の規格基準に照らして確かめられた水です。においの元になっている余分な皮脂と汚れは、水と油が乳化する形で浮いて落ちます。香りを足さないので、猫がトイレの場所を確認するときの手がかりを上書きすることもありません。炎症や出血がある場合は使用せず、獣医師にご相談ください。

Cautionにおいが急に変わったとき

においの質が急に変わった、おしっこの回数や量が変わった、トイレに入る時間が長くなった、鳴きながら排泄する、トイレ以外での排泄が急に増えた、おしりまわりの皮膚が赤い。掃除の範囲では説明がつかない変化です。様子を見る日を重ねるより、その週のうちに動物病院で診てもらってください。伝えるのは、いつから変わったか、1日に何回トイレへ入るか、砂の固まりの数と大きさがどう変わったかの3つです。

掃除の側でやることは、1日2回のかたまり取りと、週1回の周辺拭き、そして猫の足とおしりまわりです。トイレの中だけを完璧にしても届かない場所があるので、毎日ふれる回数のほうが結果を決めます。グルーミングスプレーを砂すくいの隣に置いておくと、掃除のついでに手が出ます。においは消し切るものではなく、残る量を毎日少しずつ減らしていくものです。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

消臭剤を置いてもにおいが取れません。
香りで上書きしても、臭いの元は残っているため、香りが飛ぶと戻ります。猫がトイレを避ける原因にもなります。固まったものを1日2回取る、周辺の床と壁を週1回拭く、という順で残る量を減らすほうが確実です。
砂を全部替えたら、トイレの外で排泄するようになりました。
猫は自分のにおいがある場所をトイレとして認識しています。まるごと入れ替えると手がかりが消えます。次からは、使っていた砂をひとすくいだけ新しい砂の上に戻してください。
トイレはきれいなのに、部屋が臭いです。
猫自身が運び出している可能性があります。後ろ足の裏と指の間、長毛の子はおしりまわりの毛を確かめてください。トイレの下と、周辺の床・壁も見落とされやすい場所です。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。