C08季節・行事
夏の終わりの抜け毛|梳かして取れる毛と、あとから浮く毛
朝に梳かしてブラシが3回埋まった背中を、夕方にひとなでしたら、指に7本ついてきました。夏の終わりのブラッシングでは、この2つの数がそろわない日が続きます。梳かしたその場で取れる毛の量と、梳かし終わったあとに浮いてくる毛の量は、別の理由で動いているからです。換毛期の毛は、根元で外れた順に落ちてくるわけではありません。外れたあとも被毛のあいだに留まり、その子が体を振ったり、乾いた部屋で静電気が起きたりしたときに、少しずつ表へ出てきます。ブラシに乗った量だけを見ていると、その日のケアが足りていたのかどうかは分かりません。
ブラシが何回埋まったかを数える|夏の終わりの換毛期で、その場に出てくる毛
夏の終わりの換毛期で数えるのは、取れた毛の量ではなく、ブラシが埋まった回数です。目が毛でいっぱいになって、指でつまんで外す。その回数を場所ごとに書きます。背中の真ん中で3回、腰で1回、胸で0回、というようにです。重さを量ろうとすると道具が要りますが、回数なら、同じブラシで同じ3分だけ動かすと決めておけば、翌週の数字とそのまま並べられます。
この時期に毛の入れ替えが動き出すのは、気温よりも先に、外が明るい時間の長さが縮み始めるからです。被毛の入れ替えは日の長さの側について動くので、まだ昼が暑いうちに始まります。暑さが残っている時期にブラシが埋まるようになるのは、そのためです。
| 場所 | 1回のブラッシングで外した回数 | この数が増えるとき | この数が減るとき |
|---|---|---|---|
| 背中の真ん中 | 2〜3回 | 入れ替わりが始まって2週目から | 3日続けて梳かしたあと |
| 腰から尻尾の付け根 | 1〜2回 | 座っている時間が長い日が続いたあと | 同じ週に2回目を入れたとき |
| 首のまわり | 1回 | 首輪やハーネスが当たっている | 毛先の絡みをほどいたあと |
| わきの下と内もも | 0〜1回 | 床に接していた面が乾いたとき | ふだんから手が届いている |
| 胸の前 | 0回 | 毛の向きが左右で違う子 | 回数では動かない場所 |
この表の右の2列が、回数を数える意味です。0回だった場所は、毛が出ていないのか、ブラシが届いていないのかが区別できません。夏の終わりのブラッシングでは、0回の場所こそ、そのあと手のひらで確かめる場所になります。回数だけを見て「今日はよく取れた」と決めてしまうと、その日出るはずだった毛の半分を、家の床と服のほうへ回すことになります。
梳かして2時間後、手のひらへ移ってくる毛|夏の終わりの換毛期で、あとから浮く毛の見分け方
梳かし終えて2時間たってから、同じ場所を手のひらでひとなでして、指についた毛を数えてください。0本から2本なら、その場所のその日の分は出しきれています。5本を超えるようなら、根元の側に外れた毛が残っています。ブラシの回数と並べて記録するのは、この本数です。
- 体を振る:起き上がったあとのひと振りで、根元に留まっていた毛がまとめて表へ出ます。梳かした直後ではなく、次に立ち上がったときに出てきます
- 寝返る:横になっている面は毛が押さえつけられています。向きが変わると、押さえられていた側の毛だけが浮きます
- 静電気が起きる:毛どうしがふれて帯電すると、外れた毛が下へ落ちずに隣の毛へ張りつきます。乾いた部屋ほど、この張りつきが長く続きます
根元で外れた毛がその場で落ちてこないのは、毛どうしが引っかかっているからです。地肌と毛の根元にうるおいが残っていると、外れた毛は被毛のあいだを滑って下りてきます。冷房を入れた部屋で湿度が下がり、根元の側が乾いてくると、この滑りが鈍ります。夏の終わりは、外の湿度が高いままでも、部屋の中だけが先に乾く時期です。被毛の表面はしっとりして見えるのに、根元だけが乾いている日があります。
見分け方は、手の当て方で変わります。毛の向きに沿ってなでると、浮いている毛は倒れてしまって指に乗りません。毛先から根元へ、向きに逆らって1回だけ手を戻してください。浮いている毛だけが指のあいだに集まります。夏の終わりの換毛期では、この逆なでを1日1回、同じ場所で同じ時刻にやると、本数がそのまま比べられるようになります。
その場の回数と、2時間後の本数を並べる|夏の終わりの換毛期に出てくる毛の違い
ブラシが埋まった回数と、2時間後の本数は、同じ毛を別の時点で数えたものではありません。取れている毛の居場所が違います。片方は毛先の側まで出てきていた毛で、もう片方は根元で外れたまま止まっていた毛です。
| 見るところ | その場で取れる毛 | あとから浮く毛 |
|---|---|---|
| どこにあったか | 毛先から中ほど | 根元のすぐ上 |
| 何で出てくるか | ブラシの歯が通る力 | 体を振る動きと静電気 |
| 出てくるまで | 梳かしているあいだ | 梳かしてから1〜3時間 |
| 数え方 | ブラシを外した回数 | 逆なでで指についた本数 |
| 増える条件 | 入れ替わりが始まって2週目から | 部屋の湿度が下がった日 |
| 減らす手 | 同じ場所を3分ずつ、週3回 | 梳かす前に根元を湿らせる |
| 残ると何が起きるか | 床と服に落ちる | 寝床とマットの布へ移る |
この表で分かれ目になっているのは、いちばん下の行です。その場で取れなかった毛は、床に落ちるのではなく、その子がいちばん長くいる場所の布へ移ります。夏の終わりに寝床のにおいが変わるのは、皮脂だけの話ではなく、この浮いた毛がまとまって移っているためでもあります。回数と本数を分けて数えるのは、家の掃除がどちらの側で増えているのかを見分けるためでもあります。
もうひとつの違いは、翌日への残り方です。ブラシで取り切れた毛が、翌日その場所から同じだけ出てくることはありません。根元に残った毛は、翌日も、その翌日も、同じ場所から浮き続けます。3日続けて逆なでの本数が減らないときは、梳かす回数を増やすのではなく、梳かす前の手を1つ足す番だということになります。
乾いたまま通す手と、根元を湿らせてから通す手|夏の終わりのブラッシングの使い分け
夏の終わりのブラッシングは、乾いたまま通す手と、根元を湿らせてから通す手を、同じ週の中で分けます。毎回湿らせる必要はありません。逆なでの本数が3日続けて5本を超えた場所だけ、次の1回を湿らせてから入ります。
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1|乾いたまま、毛先の側から3分
ブラシを寝かせて、毛の向きに沿って通します。ここで埋まった回数を数えます。歯を立てて根元まで当てないのは、この段では毛先の側にある毛だけを相手にしているからです。
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2|逆なでを1回して、指についた本数を数える
梳かし終えた直後に1回だけ手を戻します。ここで5本以上つく場所が、次の1回を湿らせてから入る場所になります。0本から2本なら、その場所はこの日はここで終わりです。
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3|手のひらに取ってから、根元へ移す
直接吹きかけません。手のひらに出し、指の腹へ移してから、毛を左右に割って地肌のすぐ上へ置きます。濡らすのではなく、根元のあたりが湿ればそれで足ります。
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4|1分おいてから、もう一度3分通す
すぐに梳かすと、湿った毛が束になってブラシに乗ります。1分おくと根元の側だけが湿った状態になり、外れて留まっていた毛が被毛のあいだを下りてきます。
手のひらに置くのは mofuwa スキンケアミストです。逆なでで指についた7本は、どれも根元で外れたあと、被毛のあいだに引っかかっていた毛でした。届かせたいのは毛の表面ではなく、その毛が止まっている根元の側になります。中身は高機能性電解酸化水そのもので、香りも成分も足していません。
精製水と比べた自社の検証では、水分の浸透について35倍という数値が出ています(特許電解水の特長)。この数字が答えているのは、表面で止まらずに下りていくかどうかまでです。根元に留まった毛が何本出てくるかは、この数値からは分かりません。だから家の側で数えるのは、翌日の逆なでの本数のほうになります。
梳かしたあと、その子は背中や腰をなめます。犬でも猫でも、口の届く場所は毛づくろいの対象です。mofuwa スキンケアミストに入っているのは水だけなので、なめる場所でも量を数えずに済みます。耳のうしろや内ももなど、ブラシの入りにくい場所へ先に置いておくこともできます。夏の終わりの換毛期では、置く場所を2か所だけ決めておくと、朝の手が長くなりません。
逆なでで指につく毛が3週続けて10本を超える/ブラシに乗った毛の中に、根元の白い部分がない短い切れ毛ばかりが混じる/左右の同じ場所で、ブラシが埋まった回数が2倍以上ちがう/梳かした場所の地肌が、毛を分けなくても見えるようになった。こうした残り方は、毛の入れ替わる時期の側だけでは説明がつきません。ブラシが埋まった回数と逆なでの本数を書いた紙を2週間ぶん持って、動物病院の診察を予約してください。日付と左右差が入っていると、いつから変わったのかがその場で伝わります。
来週の紙に何を書くか|夏の終わりの換毛期で、次のブラッシングの選び方
次の1週間でどちらを減らすかは、2つの数のうち、減っていないほうで決めます。ブラシの回数が減って逆なでの本数が減らないなら、梳かす回数ではなく、梳かす前の手を足す週です。逆に、逆なでが0本から2本に収まっているのに回数だけ増え続けるなら、その週は素直に毛の多い週なので、梳かす日を1日足します。
| ブラシが埋まった回数 | 逆なでの本数 | 次の1週間でやること |
|---|---|---|
| 増えている | 0〜2本 | 梳かす日を週3回から4回へ足す |
| 増えている | 5本以上 | 回数は変えず、根元を湿らせる日を2日つくる |
| 減っている | 5本以上 | 場所を変える。届いていない面を先に探す |
| 減っている | 0〜2本 | そのまま続ける。次に動くのは涼しくなってから |
表の3行目が、いちばん見落とされます。ブラシに取れる毛が減ってくると、毛の入れ替わりが終わりかけているように見えますが、逆なでの本数が残っているなら、出ていないだけです。そのときブラシが届いていないのは、たいてい後ろ足の付け根と、わきの下です。手が入りにくく、その子も体をひねる場所なので、梳かす時間が自然と短くなっています。ここだけは、時間を計って3分そろえてみてください。
今日やれるのは、梳かし終えたあとに1回だけ手を戻して、指についた毛を数えて紙に書くところまでです。数える場所は1か所でかまいません。毎日同じ場所を同じ時刻で続けていくと、涼しくなったとき、その子の見た目より先に、紙の数字のほうが下がります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 梳かす回数を増やせば、あとから浮いてくる毛も減りますか。
- 回数だけでは減りにくい場所があります。ブラシの歯が通るのは毛先の側までで、根元で外れて引っかかっている毛には、同じ動きが何度来ても届かないためです。1日に3回梳かしても、逆なでの本数が変わらない日があるのはそのためです。増やすなら回数ではなく、梳かす前に根元を湿らせる日を週に2日つくるほうが、指につく本数の側が動きます。回数を増やすのは、ブラシが埋まる回数のほうがまだ増え続けているときです。
- 逆なでで数えるやり方は、犬と猫で変えたほうがいいですか。
- 数える場所と、数える時刻を変えます。犬は背中の真ん中と腰で、散歩から戻って落ち着いたあとに1回。猫は自分で毛づくろいをするので、届きにくい肩の後ろと背中の真ん中を選び、寝起きの1回にします。猫の場合、逆なでで指についた毛は、放っておけばその子が自分でなめて飲み込む毛でもあります。本数が5本を超える日が続くなら、数えるだけで終わらせず、その日のうちに手を1つ足しておくほうが、あとの手間が減ります。
- この時期の毛の入れ替わりは、どれくらい続きますか。
- 日の長さに沿って動くので、始まる週も終わる週も年によって数週間ずれます。家の側で決められるのは、終わりを日付ではなく数字で置くことです。ブラシが埋まる回数が2週続けて増えず、逆なでの本数も0本から2本に収まった週を、その子の今年の終わりとして紙に書きます。翌年、同じ紙を見て何週目から数え始めるかを決められるようになると、道具を出す時期を毎年考え直さずに済みます。
本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
