C08季節・行事

乾ききる前に寝てしまった夜|翌朝の毛は根元から絡む

公開日 2021年11月25日|文=mofuwa編集部

明るい静かな部屋で、白い猫のとなりの淡い色のブランケットに寝そべる淡い色の犬
翌朝に絡んでいる場所は、乾かし方よりも、寝床で体重がかかっていた面のほうで決まります。

ドライヤーを止めたのが夜の8時40分で、その子が寝床に入ったのが9時。半乾きのまま、20分しかたっていませんでした。毛先は乾いていたので、そこで終わりにしました。翌朝、背中の真ん中と内ももに、指でつまめる大きさの塊が3つ。毛の根元から絡んでいて、毛先のほうだけをほぐしても戻りません。この記事で数えるのは、乾かし終わってから寝床に入るまでの分数と、翌朝にもつれていた場所の数の2つです。

半乾きで寝た翌朝、もつれていた場所を数える|毛の根元から絡んだ3か所の経験

翌朝にほぐした場所の数を、その日のうちに書いておくと、次の夜の目安になります。3か所なのか6か所なのか。指でつまめる大きさなのか、ブラシが引っかかる程度なのか。半乾きのもつれは、翌朝になってはじめて数えられるものなので、その場で書かないと次の週には忘れます。数えるのは場所の数だけで足ります。

ドライヤーを止めたときの手ざわりと、毛の根元に残っていたもの
触った場所そのときの手ざわり毛の根元の状態
背中の毛先さらさらしているかき分けると、地肌の近くがまだ湿っている
おなかの毛先乾いている内ももの付け根に湿り気が残る
首まわり温かい毛の量が多く、根元まで風が届いていない
しっぽの付け根乾いて見える毛が重なって、中がぬるい
耳のうしろ軽い折れ耳の子は内側が乾いていない

この表の右の列が、翌朝にもつれが出る場所とほぼ同じです。半乾きで残るのは毛先ではなく、毛の根元のほうです。手で触って確かめているのは毛先なので、判定と実際の状態がずれます。乾いたと思って止めた夜ほど、翌朝の数が増えるのは、この一点だけが理由のことが多くなります。

もつれていた場所を並べると、背中の真ん中、内もも、しっぽの付け根、脇に偏ります。どれも、その子が寝ているあいだに体重がかかる面か、毛が重なって空気の通らない場所です。毛の根元が湿っていることと、そこに重さがかかることが、同じ夜に重なった場所だけが絡みます。だから、もつれは体じゅうに散らばりません。

数えはじめると、もうひとつ分かることがあります。もつれが出る場所は、その子ごとにほとんど毎回同じです。背中に出る子は背中に、内ももに出る子は内ももに出ます。場所が決まっているなら、夜に確かめるのもその場所だけで足ります。前の晩に触った3か所を、翌朝もう一度だけ見ればつながります。

毛の根元だけが乾き残る理由|半乾きは毛先を触っても分からない

毛は毛先から乾きます。毛先は1本ずつばらけていて、風がまっすぐ当たります。毛の根元は地肌に近く、隣の毛と重なっているので、同じ風でも通り道がありません。ドライヤーの温風は、当たっている表面から順に乾かしていくので、手ざわりのほうが先に「乾いた」に変わります。半乾きは、この時間差の中に残ります。

確かめ方を1つ変えるだけで、この判定は動きます。指の腹で毛をかき分けて、地肌に直接触れてください。毛先がさらさらでも、地肌の近くがひんやりしていれば、そこはまだ半乾きです。ひんやりする感じは温度の話で、湿っているかどうかより分かりやすく出ます。背中の真ん中、内もも、しっぽの付け根の3か所でやれば、全身の見当がつきます。

乾かしすぎもまた別の話になります。温風を1か所に当て続けると、毛の根元のうるおいまで飛んで、翌朝はフケが出たり、静電気で毛先が散ったりします。目指すのは、完全に水気を飛ばすことよりも、毛の根元に湿った面が残っていない状態です。触ってひんやりしなくなったら、その場所はそれで足ります。

Point地肌に触れて確かめるのは、3か所だけでいい

背中の真ん中、内ももの付け根、しっぽの付け根。この3か所が乾いていれば、ほかの場所はたいてい先に乾いています。逆に、ここが1か所でもひんやりしていれば、その夜は毛の根元が半乾きのままです。全身を触り直すより、3か所を毎回同じ順番で触るほうが、判定のぶれが小さくなります。

寝床の圧と体温|半乾きの毛の根元にもつれができる背景

寝床に入ってからの7時間から8時間が、もつれの形を決めます。体重のかかった面では、毛が一方向に押しつぶされます。そこに体温がこもり、湿った毛の根元は乾かないまま、ねじれた形で少しずつ固定されます。寝返りを打つたびに、押しつぶされる向きが変わるので、根元に近いところで毛どうしが噛み合っていきます。

寒くなると、この時間がさらに効いてきます。室温が下がると、同じ10分のドライヤーでも毛の根元まで乾く量が減ります。日が落ちるのが早くなって、洗う時刻が夕方に寄るぶん、乾かし終わりから寝床までの時間も短くなります。半乾きで寝る夜が増えるのは、乾かし方が雑になったからではなく、この2つが同じ時期に重なるからです。

乾かし終わりから寝床に入るまでの分数と、翌朝のもつれ
寝床までの分数そのときの毛の根元翌朝に絡んでいた場所
10分以内湿った面が残ったまま3〜6か所。指でつまめる大きさ
30分毛先は乾き、根元にわずかに残る1〜3か所。ブラシが引っかかる程度
60分以上地肌の近くまで乾いている0〜1か所
部屋が寒い夜の30分室温のぶんだけ乾きが遅れる10分以内のときに近づく

この表で動かしやすいのは、ドライヤーの時間ではなく寝床に入るまでの分数のほうです。温風を長く当てるのは、その子にとっても待つ時間が増えます。乾かし終わったあとに、暖かい部屋で20分だけ一緒にいる。その20分のあいだに、毛の根元の湿りは静かに抜けていきます。足すのはドライヤーの時間ではなく、寝床までの時間です。

20分が取れない夜もあります。その場合は、寝床のほうを変えます。毛布を1枚足すのではなく、その子が乗る面を乾いた布に替えるだけで足ります。湿った毛の根元と、湿気を吸わない面が接している時間が短いほど、翌朝のもつれは小さく済みます。

翌朝の10分でどこまで戻るか|半乾きのもつれと、毛の根元の変化

翌朝のもつれは、乾いたまま梳かすと毛が切れます。根元で噛み合っている毛に、毛先からブラシを入れて引くと、力は絡んだ点に集中します。その子は痛がり、翌日からブラシを見ただけで逃げるようになります。もつれをほどく順番は、力を入れる場所と向きを変えるだけで、大きく変わります。

  1. もつれの根元を、指で押さえる

    毛の根元を手で支えると、引く力が皮膚まで届きません。ここを飛ばすと、ほどく作業そのものが嫌がられます

  2. 水気を足してから触る

    乾いた状態のもつれは、ほどくときに毛が切れます。表面に水気を足すと、噛み合っていた毛どうしが滑ります

  3. 指で2つに割る

    ブラシより先に指です。塊を半分にして、それをまた半分に。3回割れば、ブラシが通る太さになります

  4. 毛先から少しずつ、ブラシを入れる

    根元から入れると、ほどけていない部分まで一緒に引きます。毛先の1センチ、次に2センチと、ほどけた範囲だけを伸ばします

  5. 最後に全体を1往復する

    もつれていた場所だけを触って終わると、その場所だけ毛の流れが変わります。全体を軽く1往復して整えます

毎日きれいにしておきたい、という側から考えると、この朝の10分は短くできます。犬も猫も体から脂を出すので、昨日ブラシを通しても今日また絡みます。それでも毎日洗うことはできません。毎日のほうに置くのが mofuwa グルーミングスプレーです。吹きかけてブラシを通すだけなので、朝の身支度の途中に差し込めます。

もつれをほどくときに水気を足すのも、この1本で済みます。アルカリ電解水が皮脂の油となじんで乳化するので、落ちるのは汚れのもとになっている余分な脂で、地肌に要るぶんは残ります(mofuwa 商品資料より)。噛み合っていた毛どうしが滑るようになるので、指で割る作業が軽くなります。原料の電解水は清涼飲料水の規格基準を満たす水なので、毛づくろいでなめてしまう場所にかかっても、量を気にせずに使えます。

グルーミングスプレーはブラッシングスプレーでもあるので、静電気が起きやすい時期には、梳かす前に全体へかけておけます。毛が立った状態のまま梳かすと、毛先が散って、その日のうちにまた絡みます。半乾きで寝てしまった翌朝ほど、梳かす前に一度湿らせるかどうかで、毛の根元にかかる力が変わります。地肌の乾燥が気になる時期なら、なめる場所にも使える mofuwa スキンケアミストを、フケの出やすい背中や耳のふちにだけ足す形でも組めます。

Caution場所の数と分数では、説明がつかなくなったとき

乾かし終わりから寝床まで60分あけた夜でも、翌朝のもつれが6か所のまま減らない/もつれていた場所の地肌が赤い、または黒ずんでいる/同じ場所を夜のあいだじゅうなめている/ほどいたあとに毛が束で抜ける。こうした残り方は、半乾きの時間では説明がつきません。数えた分数と、翌朝にもつれていた場所を書いたメモを持って、動物病院で診察の枠を1つ取ってください。場所が毎回同じかどうかは、そのまま伝える価値のある情報です。

今夜からできるのは、ドライヤーを止めたあとに背中の真ん中と内ももの地肌を触ることと、寝床に入るまでの分数を1つ書いておくことです。翌朝、もつれていた場所の数を同じ紙に足します。この2つの数字が並ぶと、その子にとって何分あければ足りるのかが、2週間ほどで見えてきます。毛の根元は、数字が決まってしまえば毎晩同じ手順で乾きます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

商品ページを見る

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。