C08季節・行事
日に当たって先に赤くなるのは、鼻先か、耳の先か
散歩から帰った夕方、鼻の頭がうっすら赤くなっていて、日焼けという言葉が初めて頭に浮かびました。同じ週に耳の先も赤くなっていたのですが、そちらに気づいたのは3日あとです。鼻先は毛がないので当たった日のうちに色が見え、耳の先は毛の下にあるぶん、見えるまでに日数がかかります。先に色が変わる場所と、先に気づく場所は一致しません。この記事は、鼻先と耳の先を「日が当たっていた分数」と「赤みが引くまでの時間」の2つで分けて、どちらにどう手を入れるかまで並べます。
軸1・毛のない鼻先は当たった日のうちに出る|日焼けの見分け方が場所で変わる
鼻の頭と鼻筋には、光をさえぎるものが乗っていません。毛がないか、あっても極端に短いので、当たった日差しはそのまま地肌に届きます。だから鼻先の赤みは、日が当たった当日の夕方に見えます。時間が空かないぶん、その日の外の条件と結びつけやすい場所です。
| 見るところ | 出かた | 分かること |
|---|---|---|
| 色 | 全体が薄い赤みを帯びる | 面で当たっている |
| 範囲 | 鼻の頭から鼻筋の上面まで | 顔を上げて歩いていた時間が長い |
| さわった熱 | 周りの毛の部分より温かい | 直前まで当たっていた |
| 翌朝 | 元の色に戻っているか | 戻れば当日ぶん、残れば積み上がっている |
日が当たる時間は、顔の向きで決まります。前を見て歩く犬は、鼻筋の上面がずっと空を向いたままです。においを拾うために下を向いている時間が長い子は、同じ散歩でも当たる分数が短くなります。同じ道を同じ距離だけ歩いても、鼻先に当たっていた分数は子によって倍ちがいます。だから気温の数字を見るより、顔の角度を1回見るほうが早く分かります。
家の中でも同じことが起きます。猫が窓のそばであごを上げて眠っている時間は、鼻先が真上を向いている時間です。室温が上がってくる季節の変わり目は、日の差す場所で過ごす時間そのものは減っていくのに、日差しの強さのほうは上がっていきます。過ごす時間が短くなったぶん安心できるとは限らないので、時間ではなく、そこにいた分数で数えてください。1日15分を超える日が続いているなら、それが積み上がる分数です。
赤みと一緒に出やすいのが乾燥です。鼻の頭は本来しっとりしている場所ですが、日が当たったあとは表面がざらついて、指の腹でなでると引っかかることがあります。湿度が下がる時期と重なると、この引っかかりが翌朝まで残ります。日焼けの見分け方として、色と一緒にこの手ざわりを覚えておくと、次の年の同じ時期に早く気づけます。
軸2・耳の先は換毛期に地肌が透ける|日焼けと鼻先の赤みとの違いが出るところ
耳の先には毛があります。ただし、その毛は体のどこよりも薄く生えています。春から初夏にかけての換毛期に下毛が抜けると、残るのは上の毛だけになり、その隙間から地肌が見えるようになります。ここが、鼻先との大きな違いです。鼻先は最初から地肌が出ていますが、耳の先は毛が減った週から急に地肌が出てきます。
- 立ち耳:耳の縁が真上を向いたままなので、日が当たり続けるのは先端から1センチほどの縁の部分になります
- 垂れ耳:先端が下を向くぶん当たりにくい代わりに、内側に空気がこもって湿度が上がります
- 猫の耳:先端の毛がもともと薄く、白い被毛の子ほど地肌の色がそのまま見えます
耳の先の赤みが見つけにくいのは、こちらが正面から顔を見ているからです。立ち耳の縁は上を向いているので、こちらの目線より高い位置にあります。耳の先を見るときは、その子の頭より高い位置から見下ろすか、指で耳を少し前に倒して縁を手前に持ってきます。この一手間を飛ばすと、気づくのは色ではなく、後ろ足でかき始めた音のほうになります。
垂れ耳の子では、日焼けの話と湿度の話が同じ場所で重なります。先端が下を向いているぶん日は当たりにくいのですが、耳の内側の空気が動かず、室温が上がる時期に湿り気がこもります。縁が赤いのか、内側が湿っているのかで、手を入れる場所が変わります。耳をめくって内側が湿っていれば、それは当たった時間の話ではありません。
当たる向き・気づく早さ・引くまでの時間で並べる|鼻先と耳の日焼けの選び方
2か所を同じ物差しに乗せると、どちらを先に見るかが決まります。使うのは3つです。日が当たる向き、こちらが気づくまでの日数、そして赤みが引くまでの時間。犬種や毛色は、この3つの出かたを変えるだけで、物差しそのものは変わりません。
| 見るところ | 鼻先 | 耳の先 |
|---|---|---|
| さえぎるもの | なし | 薄い毛。換毛期に減る |
| 日が当たる向き | 前方から斜め上 | 真上から縁へ |
| 赤くなる形 | 面として広がる | 縁に沿って線になる |
| 気づくまで | 当日の夕方 | 2〜3日 |
| 先に出る合図 | 色 | かく・首を振る |
| 引くまでの時間 | ひと晩で戻ることが多い | 2日以上残りやすい |
| 乾燥との重なり | 表面がざらつく | フケのように粉が出る |
| 結論の行 | 見て数える場所 | さわって数える場所 |
最終行が、この2か所の選び方です。鼻先は毎日見るだけで足ります。耳の先は、見るだけでは足りないので、指の腹で縁をなぞります。縁が熱を持っているか、粉のようなものが指につくか。この2つを1日1回だけ確かめます。換毛期のあいだは、毛が減る週ごとに地肌の見え方が変わるので、先週と同じつもりで見ないでください。
気温だけを見て判断すると、この2か所は見落とされます。気温が上がらない日でも、雲のない日は日差しの当たり方が変わりません。逆に気温の高い日でも、曇っていれば当たる分数は減ります。季節の変わり目に見るのは気温の数字ではなく、その日に外にいた分数と、家の中で日の差す場所にいた分数を足したものです。合計が20分を超える日が3日続いたら、その週は耳の先まで指でなぞる回数を増やします。
記録は2行で足ります。日付と、その日の合計分数、そして翌朝に赤みが残っていたかどうか。これを2週間つけると、その子にとって何分あたりから翌朝まで残るのかが見えてきます。この分数は子ごとに違うので、他の子の目安を借りても当たりません。自分の家の数字を持っておくと、次の年の同じ時期に迷わずに済みます。
舐める鼻先と、かく耳の先|日焼けが気になる時期の、鼻先と耳の使い分け
鼻先に置いたものは、数分で消えます。その子は鼻の頭を舐めます。1日のうちに何十回も舐める場所なので、朝に何かを置いても、昼には残っていません。耳の先に置いたものは、後ろ足でかかれて散ります。2か所とも、置いたものがその場にとどまらない場所です。ここが、顔まわりに何を使うかを決める出発点になります。
mofuwa スキンケアミストは、その出発点から逆算してつくられた1本です。中身は高機能性電解酸化水100%で、成分を足していません。舐め取られる前提でも、使った量を数え直さずに済みます。鼻の頭という、口がいちばん届きやすい場所に毎日使えるのは、この形をしているからです。
鼻先への使い方は、直接吹きかけるより、手のひらに1〜2回出してから指の腹で鼻筋にのせるほうが通ります。顔に向けてノズルを押すと、多くの子は顔をそむけます。指で乗せるなら、鼻の頭から鼻筋の上面へ、日が当たっていた面をなぞる向きで動かします。日が当たったあとの鼻先は表面が乾いてざらついているので、水分が入る場所としては、その日のうちがいちばん届きます。
耳の先では、届かせる相手が地肌に変わります。縁の毛を指で少し前へ倒して、地肌が見えたところへ手のひらから移します。換毛期に下毛が抜けたあとの耳の先は、乾燥して粉が出やすい時期でもあります。精製水と浸透のしやすさを比べた自社の検証では、35倍という数字が出ています。毛の隙間から地肌まで届かせたい場所なので、ここで差が出ます。垂れ耳の子は、縁だけでなく内側も指でなぞってみてください。mofuwa スキンケアミストは耳の内側にも使える1本なので、湿っているほうが問題だったときにも手を止めずに済みます。
使う回数は、鼻先が1日1回、耳の先が2日に1回から始めます。回数を増やすより、同じ時刻に続けるほうが、その子の側で受け入れられます。帰宅後でも、寝る前でもかまいません。日が当たった当日のうちに1回、というのが鼻先の決め方で、耳の先はかいた日の夜に1回、という決め方が続きます。
換毛期のあいだは、体のほうの毛が一日中落ち続けます。顔まわりだけ手を入れていると、ブラシを入れる時間がそのぶん後ろに押されます。体には mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけてブラシを通すところまでで済ませておくと、顔まわりに使える時間が残ります。顔の2か所は、体のケアが終わったあとの1分でやる場所だと決めておくと、換毛期の忙しい週でも飛びません。
鼻先の赤みが翌朝まで残る日が3日続いた/耳の縁の赤みが、日の当たらない日をはさんでも2日以上引かない/左右の耳で、赤みの出かたが明らかに違う/鼻の頭の表面が、色ではなく形として変わってきた(欠ける・厚みが出る)/耳の先をかく回数が、毎日数えて3日ぶん増え続けている。この残り方は、当たっていた分数では説明がつきません。日付と合計分数と、翌朝に残ったかどうかを書いた2週間ぶんの紙を持って、動物病院で診察の枠をひとつ取ってください。何分から残るようになったかが、そのまま説明の材料になります。診断はそこで受けて、家では毎日の1回を同じ時刻で続けます。
季節の変わり目に、顔まわりで見ておく2か所
鼻先と耳の先は、同じ日差しを受けていても、見え方が数日ずれます。そのずれを知っていれば、鼻先で見えた日に耳の先を触る、という順番が組めます。鼻先は先に教えてくれる場所で、耳の先は遅れて出てくる場所です。
気温が上がりきる前のこの時期に、その子にとって何分から翌朝まで残るのかを数えておくと、次の年も同じ物差しが使えます。湿度も室温も年ごとに違いますが、顔の上側に日が当たる向きだけは毎年同じです。
今夜は、鼻筋を指の腹で一度なぞって、ざらつきがあるかどうかだけ見てください。ざらつきがあれば、耳の縁も同じ手で確かめます。2か所で30秒あれば足ります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
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商品ページを見るよくある質問
- 鼻や耳の色が濃い子でも、日焼けを気にしたほうがいいですか。
- 色が濃い子は、赤みが見えにくいだけで、当たっている分数は変わりません。見る物差しを色から手ざわりに替えてください。鼻の頭なら、指の腹でなぞったときのざらつき。耳の縁なら、周りより温かいかどうかと、指に粉がつくかどうか。黒い鼻の子では、赤みではなく表面のつやが落ちる形で出ることがあります。毎日1回さわっていれば、つやの変化は色より早く分かります。
- 日差しの強い時間を避ければ、鼻先も耳の先も見なくて大丈夫ですか。
- 時間帯をずらしても、外にいる分数がそのままなら合計は減りません。曇っている日でも当たる量はゼロにはならないので、日差しの強い時間を外すことと、見る回数を減らすことは別に考えてください。むしろ時間帯を動かした最初の2週間は、当たる向きが変わって、これまで当たっていなかった面に当たることがあります。動かした週こそ、鼻筋と耳の縁を毎日見ておくほうが安全です。
- 換毛期が終われば、耳の先は見なくてよくなりますか。
- 下毛が生えそろうまでは見てください。抜けるのは早く、生えそろうのは遅いので、地肌が透けている期間は思っているより長く続きます。目安として、体のブラシに毛がつかなくなった週から、さらに2〜3週は同じ見方を続けます。その頃には耳の縁に毛が戻ってきているので、指でなぞったときに地肌まで指が届かなくなります。その手ざわりが戻ったら、回数を週2回まで落として構いません。
本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
