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連休中に2回洗った子と、1回も洗わなかった子|皮膚に出るのは翌週

公開日 2022年5月19日|文=mofuwa編集部

明るい部屋のクリーム色のクッションで、並んで休んでいる淡い毛色の猫と小型犬
地肌に何かが出てくるのは、洗った日ではなく、その7日から10日あとです。

洗いすぎが皮膚に出てくるのは、洗った日から7日から10日たったころです。連休のあいだに2回洗った子と、1回も洗わなかった子。この2つは正反対の過ごし方ですが、かゆみが出はじめる週は同じになります。だから翌週にかき始めたとき、洗った回数だけを見ても、どちらの側で起きたことなのかは決まりません。ここでは連休の日数を洗った回数で2つに分けて、翌週に地肌のどこを見るかを、場所と日数で分けます。

洗いすぎのかゆみが出てくる時期は、洗った日から1週間後

連休のあいだに何回洗ったかを答えられる家は多いのですが、その回数とかき始めた日を並べて数えている家はほとんどありません。洗った日にかゆがる子はいます。ただ、その日のかゆがり方は、濡れて乾いたあとの落ち着かなさで、たいていは半日で収まります。皮膚のほうに出てくるのは、そこから数えて5日目から10日目です。

地肌の表面は、洗って乾かしたあと、もとの状態へ戻るのに数日かかります。1回洗っただけなら、戻りきる前に次が来ることはありません。連休のように家にいる日が続くと、戻りきらないうちに2回目が来る、という間隔が作れてしまいます。戻る途中で上から重ねた結果が出てくるのが、翌週です。

連休の時期は、湿度が上がりはじめる時期とも重なります。冬のあいだ乾いていた部屋の空気に水分が戻り、地肌のうるおいの減り方も変わります。同じ洗いすぎでも、2月に2回洗ったときと5月に2回洗ったときでは、翌週の出方が違います。5月のほうは、被毛の根元が湿ったまま乾かない時間が長くなるぶん、におい側の変化が先に来ます。

洗った日から数えた日数と、地肌に出てくるもの
洗った日からその子の様子見る場所
当日から翌日体を振る、床に背中をこすりつける背中と首のうしろ
2日目から4日目とくに変わったところがない見なくてよい
5日目から7日目同じ場所を後ろ足でかき始める脇と内もも
8日目から10日目かく回数が1日に数えられるほど増える地肌の色と、フケの大きさ
11日目以降かく場所が2か所以上に増える被毛の根元と、かいた跡

この表の左の列が、この記事で数えるものです。回数ではなく、洗った日を起点にした日数で見ます。連休中に2回洗った家は、2回目を起点にもう一度この表をたどることになります。1回も洗わなかった家は、連休の前に洗った日が起点です。起点が決まらないまま「最近かゆそうだ」と言っているあいだは、洗いすぎなのかどうかも決まりません。

軸1・連休中に2回洗った子の皮膚に、翌週から起きること

連休に2回洗うのは、手を抜いた家で起きることではありません。むしろ逆で、家にいる時間が長い家ほどこうなります。初日に、せっかく時間があるからと洗う。中日に出かけて泥がついたので、もう一度洗う。間隔は4日か5日です。どちらの1回にも理由があります。

この4日か5日という間隔が、皮膚の側からは短すぎます。洗うたびに、被毛についた汚れといっしょに、地肌の表面をおおっている脂の膜も薄くなります。膜は自分で戻りますが、戻るのに要る日数のほうが長いのです。2回目を重ねた時点で、地肌は1回目から戻りきっていません。そこから数えた5日目に、かゆみとして出てきます。

洗いすぎたときのかゆみには、見ためのしるしがあります。フケが細かく、粉のように出ます。ブラッシングのあと、黒い床の上で毛をはたくと、白い粉が舞います。手のひらで背中を撫でても、脂のぬめりがほとんど残りません。かさついて、指が毛の表面で引っかかる感じになります。

かゆみの出る場所が脇と内ももから始まるのは、偶然ではありません。ここは毛が薄く、シャンプーの泡が最後まで残りやすく、すすぎの水も届きにくい場所です。2回洗えば、泡が残る機会も2回になります。洗いすぎという言葉から想像されるのは全身の乾燥ですが、実際に先へ出るのは、いつも同じ2か所です。

軸2・1回も洗わなかった子が同じ週にかき始める、皮膚の側の理由

1回も洗わなかった家のほうが、翌週に困る度合いが大きいこともあります。連休は人の予定で埋まります。帰省の準備、来客、出かけた先での長い移動。洗う時間が取れないまま休みが過ぎ、前に洗った日から数えると5週間以上たっている、ということが起こります。

この場合のかゆみは、出どころが逆になります。地肌に脂と汚れがたまり、被毛の根元が湿ったまま乾かない時間が長くなります。連休の時期は湿度が上がりはじめるので、この乾かない時間も冬より長く続きます。うるおいが足りないのではなく、余っているほうで起きるかゆみです。

しるしも逆になります。フケは粉ではなく、板のように大きくまとまって出ます。手のひらで背中を撫でると、指の腹に脂のぬめりが残ります。かくのは背中と腰のあたりで、脇や内ももより先にそこから来ます。においも、洗いすぎの子にはほとんど出ませんが、こちらには出ます。

どちらもかゆみです。どちらも同じ週に出ます。それでも、打つ手は正反対です。洗いすぎの側に「もう一度しっかり洗う」を足すと、翌々週にもっと粉が出ます。洗えていない側に「しばらく間隔を空けて様子を見る」を足すと、根元の湿りがそのまま続きます。翌週にやることを間違えると、その次の週にもう一度、同じ場所で同じことが起きます。

粉のフケと板のフケ|翌週の皮膚に出た2つのかゆみの違い

見分けるのに要るのは2つだけです。落ちたフケの大きさと、背中を撫でた手のひらに何が残るか。この2つで、翌週に皮膚へ出たものが洗いすぎの側なのか、洗えていない側なのかが決まります。道具は要りません。

翌週に出たかゆみの、2つの違い
見るところ洗いすぎの側洗えていない側
フケの大きさ粉のように細かい板のように大きい
手のひらに残るもの何も残らず、かさつく脂のぬめりが残る
先にかく場所脇と内もも背中と腰
においほとんど出ない閉め切った夜に強くなる
被毛の様子広がってまとまらない束になって分かれる
次の1回まで10日は空ける3日以内に1回入れる

表のいちばん下が、翌週にやることです。どちらの側だったかで、次に洗う日が10日後になるか3日以内になるかが分かれます。ここを取り違えると、翌々週に同じ表をもう一度見ることになります。

そのうえで、どちらの側にも同じ問いが残ります。次の1回を、どう洗うか。洗いすぎの側は、間隔を空けたところで、同じ洗い方をすればまた同じ日数で同じことが起きます。洗えていない側は、3日以内に1回入れたいのに、その1回が強すぎれば今度は反対側へ振れます。間隔だけを動かしても、振り子の幅は変わりません。

1回のシャンプーで落ちるものの内訳 洗浄成分を増やすほど、汚れといっしょに地肌の側のものまで落ちます。落ちすぎたぶんを戻す工程が増えると、浴室にいる時間もそのぶん長くなります。 同じ1回でも、洗浄成分の量で中身が変わります 洗浄成分を増やしたとき/落ちる汚れ ほぼ全部 同/地肌の側から落ちるもの 戻すのに数日 洗浄成分を減らしたとき/落ちる汚れ ほぼ全部 同/地肌の側から落ちるもの 翌日に戻る 割合は考え方を示すための図で、実測値ではありません
回数を変えられない家が動かせるのは、1回あたりの落ちる量のほうです。

泡立ちをよくするいちばん簡単な方法は、洗浄成分を増やすことです。よく泡立つシャンプーは、よく落ちます。落ちすぎたぶんはトリートメントで戻すことになり、工程が1つ増えるぶん、浴室にいる時間も長くなります。連休中に2回洗った子は、この長い時間を2回過ごしたことになります。

mofuwaモイストシャンプーは、ここを引き算で組んであります。洗浄成分はアミノ酸系だけで、量も少なく抑えてあります。それでも泡が立つのは、原料の水に電解水を使っているからです。水そのものに洗う力があるぶん、洗浄成分の側を減らせます。落としすぎないので洗い上がりがごわつかず、トリートメントの工程がそもそも要りません。

工程が1つ減って短くなるのは、飼い主の手間だけではありません。その子が浴室で耐える時間が、そのまま短くなります。連休に2回洗うことになった家でも、1回あたりの浴室の時間が半分なら、その子にとっての連休の中身は変わります。香りを足していないのも同じ理由で、自分のにおいが消えることを嫌がる子のほうが多いからです。香りは人のためのものです。

洗いすぎという言葉は、回数の話だと思われがちです。実際には、1回あたりで落とした量の話でもあります。連休に2回洗ってよいかどうかは、その2回で何をどれだけ落としたかで決まります。シャンプーの選び方を泡立ちのよさで決めてきた家ほど、モイストシャンプーへの入れ替えは翌週の皮膚に出やすくなります。回数を減らせない家が、回数のほうを変えずに済ませるための選び方です。

Caution日数を数えても、かく回数が減っていかないとき

洗った日から10日を過ぎても、かく回数が日ごとに減らない/フケの大きさが粉とも板とも言えないまま2週間続く/かく場所が脇と背中の両方にあり、地肌の色が左右で違う/かいた跡がじくじくして、毛の抜けた面が日ごとに広がっている。ここまで来ると、洗った回数の話では説明がつきません。洗った日と、かき始めた日と、かいている場所を書いたメモを持って、動物病院で診察の枠を取ってください。次に洗う日は、そこで決まったことに合わせて動かします。

次の連休までの3か月で決める、洗う回数と洗い方の使い分け

翌週に出たものを見て手を変えるのは、その場の始末です。同じことを来年もくり返さないために組むのは、連休が来る前の3か月のほうです。決めることは2つだけです。何日おきに洗うかと、そのあいだの日に何をするか。

3か月かけて決める、洗う日とそのあいだの日の分担
決めること洗いすぎの側だった家洗えていなかった家
洗う間隔3週間から4週間に1回2週間から3週間に1回
連休中の上限1回まで1回は必ず入れる
あいだの日にすることブラッシングを週3回根元まで届く梳かし方を週4回
見る場所脇と内もものフケ背中と腰の脂
3か月後に変わること粉が落ちる量が減る束になる毛がほどける

洗いすぎかどうかは、来年の連休に入る前の3か月で決まっています。連休のあいだにできるのは、その3か月でつくった地肌の状態に、2回ぶんか0回ぶんの出来事を足すことだけです。今週のうちに、次に洗う日をカレンダーへ書いてください。日付が入っていれば、翌週に数えるものも自動的に決まります。

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よくある質問

連休に入る前日に洗っておけば、翌週の皮膚は落ち着きますか。
前日に洗うと、起点が連休の初日になります。5日目から10日目は、連休の終わりごろか、明けてすぐです。人がいちばん忙しい週にかき始めることになるので、見落とされやすい組み方です。洗うなら連休の3日前までに済ませてください。そうすると10日目が連休のまん中に来るので、家に人がいるあいだに、フケの大きさも手のひらの感触も確かめられます。
猫も同じように数えますか。
猫は洗う回数がそもそも犬より少ないので、連休中に2回洗う猫はまれです。猫で数えるのは、毛づくろいの時間のほうです。人が家にいる日が続くと、猫は自分の毛づくろいを短く区切ります。区切られると、口の届きにくい背中と腰が残ります。だから猫の翌週に出るのは、洗いすぎの側より、洗えていない側に近い出方です。板のようなフケと、手のひらに残る脂。見るところは犬と同じで構いません。
粉のフケと板のフケが、両方出ています。どちらで考えますか。
場所で分けてください。脇と内ももに粉、背中と腰に板、という分かれ方なら、両方が同時に起きています。連休に1回だけ洗って、その1回のすすぎが足りなかったときに出やすい形です。すすぎ残しは、洗いすぎと同じしるしを出します。次の1回では、シャンプーの量を半分にして、すすぎの時間を倍にしてください。それで粉の側だけが先に収まれば、残った板の側は間隔のほうで調整できます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。