C04悩み解決
犬と猫の毛玉|まず疑いたい3つの原因
毛玉の切り分けは、毛を見るより先に、手帳やスマートフォンの予定表を開くほうが速いです。毛の長い子でも、毛玉ができる週とできない週があります。つまり毛玉の原因は、その子がずっと持っている性質より、ある日を境にもつれが毛玉へ変わった出来事のほうにあります。濡れた日、触られなかった日、新しいものが当たり始めた日。この記事では、その日をカレンダーから見つける方法をまとめます。
毛玉は、体質ではなく出来事の結果
もつれと毛玉は、別のものではありません。もつれが、ほどけないまま時間を置かれると毛玉になります。途中に必ず「まだほどけた段階」があり、そこを越えた日があります。
だから「うちの子は毛が細いから毛玉ができる」という説明では、対策になりません。細い毛のままでも、毛玉のない月はあったはずです。変わったのは毛ではなく、その週の暮らしのほうです。
| その週にあったこと | 毛の側で起きること |
|---|---|
| いつもどおり、毎日少し触った | もつれた段階で気づいて戻せる |
| 濡れて、乾くまで放置した | からんだまま形が固定される |
| 3日以上、まとめて触らなかった | ほどける段階を通り過ぎる |
| 新しいものが同じ場所に当たり続けた | 毎日少しずつ足し算される |
この4行のうち下の3つが、毛玉の「きっかけの日」です。原因を探すというより、心当たりのある日を探すつもりで読んでください。3つとも、思い出せる出来事の形をしています。
きっかけ1|濡れた日があった
いちばん多いのがこれです。濡れて、乾く過程でからんだ形のまま固定される。そのときはまだ小さくても、翌日からそこが起点になります。
- 雨の日の散歩:帰宅後にタオルで押さえただけで、乾かしきらなかった日
- シャンプーの日:洗ったあと、乾く前にブラシを入れなかった日
- 水遊び・プール・川:遊んだ日は本人も疲れていて、そのまま寝てしまいがち
- 猫の場合:舐めた場所が乾かないまま、続けて舐めた日
見分け方があります。濡れが原因の毛玉は、同じ日にいくつも同時にできます。ひとつだけぽつんとある場合は、別のきっかけを疑ってください。逆に、数日のうちに複数見つかったなら、その少し前に濡れた日があるはずです。
翌日にまわすと、もう別の作業になります。完全に乾かしてから、指で毛束を分ける程度で構いません。「乾いた日にブラシ」ではなく「濡れた日に手」と覚えてください。
きっかけ2|触られなかった日が続いた
毛玉ができた週を思い出すと、飼い主の側の予定が詰まっていることがあります。毛玉は、触られない日数に比例して育ちます。毎日3分触っていた子が、5日間まったく触られなければ、その5日ぶんが一度に押し寄せます。
- 旅行・出張・帰省で、家を空けた
- 仕事や家庭の事情で、夜に時間が取れない日が続いた
- 家族の誰かが体調を崩し、世話の担当が変わった
- その子が触られるのを嫌がる時期があり、こちらが遠慮した
最後のひとつが見落とされます。嫌がるようになったのは、すでにもつれていて、触られると引っぱられて痛かったからかもしれません。そこで手を止めると、次の週にはもっと触れなくなります。
「先週から背中を触らせなくなった」というメモが、そのままきっかけの日になります。嫌がる日そのものを、原因の候補として扱ってください。
きっかけ3|新しいものが当たり始めた
3つめは、暮らしの側に何かが増えた場合です。その日から毎日、同じところに同じものが当たるようになった。一日ぶんの変化は小さいので、気づいたときには毛玉になっています。
| 増えたもの | いつから始まったか思い出す手がかり |
|---|---|
| 服・レインコート | 気温が下がった週、雨が続いた週 |
| ハーネス・胴輪 | 買い替えた日、サイズを変えた日 |
| 寝床・毛布・クッション | 洗って別のものに替えた日、季節で出し入れした日 |
| キャリーやカート | 通院や移動が増えた時期 |
| 新しい家族・同居動物 | 毛づくろいや接触が増えた日 |
ここでのポイントは、ものを疑うのではなく、始まった日を特定することです。同じハーネスを2年使っていて今回だけ毛玉ができたなら、原因はハーネスではありません。「いつからか」が言えるものだけが、きっかけの候補になります。
カレンダーを2週間さかのぼる
3つのきっかけは、どれも日付を持っています。だから切り分けは、毛を見るより先に手帳やスマートフォンの予定表を開くほうが速いです。
-
毛玉に気づいた日を、起点として書く
気づいた日であって、できた日ではありません。実際にできたのは、その5〜10日ほど前と考えて幅を持たせてください。
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そこから2週間ぶん、天気と予定を見る
雨の日、シャンプーの日、外出した日、家を空けた日に印をつけます。写真アプリの日付も手がかりになります。
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その2週間に「替えたもの」がないか思い出す
服、寝具、ハーネス、部屋の模様替え。買い物の履歴を見ると、日付ごと出てきます。
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印がついた日を、次から前倒しの合図にする
原因が分かること自体が目的ではありません。次に同じ日が来たとき、その日のうちに手を入れるためです。雨の日と旅行明けが、多くの子で最初の2つになります。
できてしまった毛玉を、無理にほどこうとしないでください。ハサミを入れるのは、皮膚を切る事故がもっとも多い場面です。指で分けて広がらないものは、トリミングサロンに任せる範囲だと考えてください。
印をつけた日に手を入れるための道具として、玄関とブラシのそばに置いているのが mofuwa グルーミングスプレーです。雨の日の帰宅後や、家を空けたあとの初日は、乾いた毛のままブラシを入れると毛先が切れて、その短い毛が次の芯になります。吹きかけてから指で毛束を分け、そのままブラッシングへ移ると、もつれの段階で戻せる日が増えます。猫のブラッシングで毛が絡まるのは、たいてい乾いた毛のまま梳かしはじめた日です。
きっかけの日がなくても、犬も猫も体から脂を出すので、毛は毎日少しずつ絡みます。それでも毎日シャンプーはできず、サロンにも毎日は通えません。グルーミングスプレーは、その毎日のぶんを埋める形をしています。中身は水を電気分解してつくった無香料の電解還元水で、清涼飲料水の規格基準に照らしても差し支えのない水質です。猫は梳かしたあとに自分を舐めるので、量を数えずに毛先まで濡らして構いません。炎症や出血がある場合は使用せず、獣医師にご相談ください。
毛玉の下の皮膚が赤い、じくじくしている、においがある、触ると痛がる、同じ場所を舐め続けている、急に数が増えた。これらは毛のもつれとは別の話です。毛玉を取ることより先に、動物病院にご相談ください。とくに、これまで毛玉ができなかった子に短期間で増えた場合は、皮膚や体調の変化が背景にあることがあります。
原因が言えるようになると、次の雨の日と旅行明けが合図に変わります。印がついた日はその日のうちに手を入れ、あとの日は毎日3分、吹きかけて梳かすところまでで足ります。毛玉が減りはじめるのは、原因が分かった日ではなく、印の日に手が出るようになった週からです。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 短毛の子でも毛玉はできますか?
- できます。数は少なくなりますが、濡れた日や、ハーネスが当たり続けた場合には短毛でもからみます。短毛の子は毛玉になる前の段階が見えにくいので、気づいたときにはすでに固まっていることがあります。
- 毎日ブラシをかけていれば、毛玉はできませんか?
- ブラシが届いていない場所があれば、そこにできます。ブラシをかけた回数より、その子の体のどこまで手が届いたかのほうが結果に出ます。触った場所を、日によって変えてみてください。
- きっかけの日が、どうしても思い出せません。
- 無理に特定しなくて構いません。その場合は、次に濡れた日と、次に家を空けた日の翌日を印にしておいてください。過去をさかのぼるかわりに、これから来る日に印をつける形でも同じ目的を果たせます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
