C08季節・行事

よだれで濡れた胸元が、朝になっても乾ききらない

公開日 2022年8月25日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色のラグの上で、前足にあごをのせて休んでいる白い犬
よだれの落ちる先は、あごを引いて伏せた姿勢の真下にある胸元です。

雷が遠ざかった夜の11時、よだれで指4本ぶん濡れていた胸元の毛は、翌朝7時になっても、根元に指2本ぶんの湿りを残していました。音が続くあいだ、その子は口を開けて浅い息をくり返し、あごを引いた姿勢のまま、垂れたよだれを同じ場所に落とし続けます。夏の終わりの夜は部屋の湿度が下がりきらないので、表面の毛が乾いて見えても、根元と地肌のあいだには水が残ります。胸元の赤みは、この指2本ぶんの湿りが、次の音の夜まで持ち越されたところから始まります。この記事では、朝の湿りを指の本数で数え、その本数を夜のうちから減らしていく順番を追います。

朝7時の指の本数|よだれで胸元が乾かない夜の頻度と、測り方の前提

胸元の湿りは、手のひら全体ではなく、指の本数で測ります。あごの真下から胸の中央へ向かって、人差し指から小指までを横にそろえて当て、毛をかき分けた根元がひんやりしている幅が、指何本ぶんあるかを数えます。手のひら全体で触ると、表面の乾いた被毛の感触に引っぱられて、根元に残った湿りを見落とします。

朝7時の指の本数と、胸元の状態
指の本数根元と地肌の様子その朝にやること
0本根元までさらりとしているいつものブラッシングだけ
1本根元の一部がひんやりする扇風機の弱い風を当てて乾かしきる
2本毛がまとまって束になり、地肌が透けて見える手順の3から5を、朝のうちに
3本以上地肌が白くふやけているか、うっすら赤みがある手順を全部。夜の1から見直す

よだれで胸元が濡れる夜が週に1回なら、湿りは次の夜までに抜けていきます。困るのは、指2本ぶんが残った朝のあとに、次の音の夜が重なる週です。花火や雷の夜は、8月の後半には週に2回、3回と続くことがあり、そのあいだ胸元の毛は乾ききらないまま、新しいよだれを受け取ります。頻度は、その週の音の夜の回数で数えます。

夏の終わりは、昼は冷房で乾いている部屋も、夜は湿度が上がったまま朝を迎えやすい時期です。音が怖い夜は、少しでも音を小さくしようと窓を閉め切ることが多く、そのとき冷房を切っているかどうかで、朝の指の本数は1本から2本変わります。同じ量のよだれでも、部屋の湿度しだいで、朝の胸元に残る幅が変わります。

犬は怖いとき、口を開けて浅く速い息をくり返し、そのあいだよだれが増えます。猫は犬ほど多くはありませんが、強くおびえた夜に口のまわりを濡らす子がいて、しかも自分で胸元をなめるので、濡れる回数は犬より多くなります。どちらも、よだれの落ちる先は、あごを引いて伏せた姿勢の真下にある胸元です。

敷く・測る・押さえる・置く・起こす|よだれで濡れた胸元を朝までに乾かす順番

手順は、音が始まった夜から翌朝までの5つです。夜に1つ、音がやんだあとに3つ、朝に1つ。夜のうちに指の本数を1本でも減らしておくと、朝にやることが短くなります。

音が始まった夜から、翌朝7時まで 胸元の湿りは、朝にまとめて取るより、夜のうちに減らしておくほうが、翌朝の本数が小さく出ます。5つの手順を時間の順に並べました。 時間はおおよその目安です。音の長さで前後します 音が始まる 伏せる場所に布を1枚 あごが乗る位置に敷き、よだれを先に吸わせます 音がやむ 指の本数を1回だけ測る 根元がひんやりする幅を、紙に書きます その5分後 押さえて水を布へ移す こすらずに5秒ずつ、場所をずらして押さえます 続けて 口の端と胸元にミスト よだれの出どころと、たまる場所に置きます 寝る前 毛を起こして下から風 扇風機の弱い風を、床すれすれから当てます 翌朝7時 もう一度、指の本数 前の夜より何本減ったかを並べて書きます
指で測るのは、音がやんだ直後と翌朝7時の2回だけです。
  1. 1|音が始まったら、伏せる場所に吸う布を1枚敷く

    その子が音のあいだに伏せる場所は、たいてい決まっています。そこへ綿の布を1枚、あごが乗る位置に敷きます。胸元が床から離れず、よだれが床と胸のあいだにたまるのが、朝まで乾かない理由の1つです。布が先に水を吸えば、胸元の毛が受け取る量が減ります。

  2. 2|音がやんだら、指の本数を1回だけ測る

    音がやんで、その子が顔を上げたら、指を横にそろえて胸元に当てます。本数を紙に書くのは、この1回と翌朝7時の1回だけです。何度も触って確かめると、そのたびに毛が寝て、かえって風が通らなくなります。

  3. 3|乾いた布で押さえて、根元の水を移す

    こすらずに、布を胸元に当てて手のひらで5秒押さえ、位置をずらしてまた押さえます。こすると、濡れてやわらかくなった地肌の表面が毛といっしょに動き、赤みの出る入り口をつくります。布の乾いた面を使い切るまで、押さえる場所を少しずつずらしていきます。

  4. 4|口の端と胸元に、スキンケアミストを置く

    mofuwaスキンケアミストを指先に吹き、まず口の端、次に胸元の毛をかき分けた地肌へ置いていきます。よだれの出どころと、たまる場所の両方に同じものを使うのが、この手順の要です。胸元へ直接吹くときは、下から上へ向けて、顔にかからないようにします。

  5. 5|毛を根元から起こして、風を下から通す

    目の粗いコームで、毛の流れと逆に軽く起こします。ブラッシングというより、寝た毛のあいだにすき間をつくる作業です。起きた毛のあいだへ、扇風機の弱い風を床すれすれから当てると、根元の湿りが抜けていきます。ドライヤーは使いません。音の夜のあとに、耳の近くでモーター音を鳴らすことになるからです。

4でスキンケアミストを口の端から使うのは、胸元に置いたものが、その子の口へ戻ってくるからです。犬は伏せてあごを胸元に乗せ、猫は胸元を自分でなめます。口の端に残ったものは、次によだれが出たときに、そのまま胸元へ流れていきます。よだれの出どころと、たまる場所と、なめる舌が、1本の線の上に並んでいるのが胸元です。

mofuwaスキンケアミストは、その線の上のどこに置いてもかまわないようにつくられています。中身は高機能性電解酸化水と呼ばれる電解水だけで、清涼飲料水の規格基準を満たしています。口の端のように、ほかのものを置くのをためらう場所にも、一晩に何度も舌が通る胸元の地肌にも、同じ1本で届きます。舌が通ることをあとから許したのではなく、最初から前提にして組み立てられたミストです。

一晩濡れていた地肌は、乾いたあとにうるおいが抜けやすくなります。ふやけた表面が朝の冷房の風で急に乾くと、指2本ぶんの帯の中だけがかさついて見え、そこへ次のよだれが落ちると、赤みの出る条件がそろいます。スキンケアミストは、濡れては乾くをくり返す胸元の地肌に、うるおいを置き直すための1本です。3で水を移したあと、根元がまだしっとりしているうちに置くと、毛の根元までなじませやすくなります。

1回で胸元の見た目がはっきり変わるものではありません。音の夜の翌朝だけで終わらせずに、指の本数が0に戻るまでは、朝と夜の2回、同じ順で続けます。続ける長さは、まず2週間をひと区切りにします。吹いた瞬間に、かすかな塩素のようなにおいを感じることがありますが、品質に問題があるわけではなく、電解水の性質によるものです。顔の近くで使うので、胸元へは指先に吹いてから置くほうが、その子を驚かせずに済みます。

バンダナ・温風・毎朝のシャンプー|よだれの胸元で赤みを広げない3つのコツ

朝の指の本数が2本から下がらない週は、乾かすつもりの手が、湿りを胸元に閉じ込めていることがあります。次の3つは、どれも胸元を気づかう気持ちから選ばれやすい手です。

3つとも、その朝の胸元を早くきれいにしようとする手です。けれど胸元の湿りは、朝の数分で取りきるものというより、夜のうちから減らしておくものです。朝7時の本数が下がらないときは、夜の手順のどこが抜けたかを、紙の本数の横に書き足します。

Caution音のない夜のあとにも、指が2本を超える朝

花火も雷もなかった夜の翌朝に、胸元の湿りが指2本を超えている/赤みが指1本ぶんから2本ぶんへと広がっていく/口のまわりから、いつもと違うにおいがする/胸元に布を当てると、黄色っぽい色が移る。音のない夜にもよだれが出ているなら、そのよだれは怖さから出ているものではないかもしれません。口の中や体の側に理由があるときは、胸元をいくら乾かしても、指の本数は下がりません。音のあった夜となかった夜の、朝の本数を並べた紙を持って、動物病院へ行く日を決めてください。その並びが、よだれがいつから音と関係なく出ているのかを示してくれます。

0本の朝が3日そろったら|よだれと胸元のケアを家でできる形に戻す

朝の指の本数が0本の日が3日続いたら、夜の手順は1の布だけに戻します。口の端と胸元へのスキンケアミストは、音の夜の翌朝だけに絞り、ほかの朝は胸元のブラッシングで毛を起こすところまでにします。やることを減らしても、指を当てて本数を書く朝7時の1回だけは残します。

その週の音の夜の回数と、夜と朝にやること
その週の音の夜夜にやること翌朝にやること
0回なしブラッシングで毛を起こす
1回布を敷く指で測って、1本以上なら3と4
2回布を敷き、音のあとに3と4指で測って、手順を全部
3回以上布を2枚にして、途中で1枚替える手順を全部。紙の本数を見て、次の週の布の枚数を決める

9月に入って夜の気温と湿度が下がってくると、同じ量のよだれでも、朝の指の本数は小さく出るようになります。季節の変わり目で雷の夜も落ち着いてくれば、紙に並んだ本数の列は、その子の夏の夜の記録として残ります。来年の8月に同じ紙を出せば、どの週から布を2枚にするかを、前の年の本数で決められます。

今夜音がしたら、伏せる場所に布を1枚。朝7時に、指を横にそろえて胸元に当てる。紙の本数が1本ずつ減っていく朝が、胸元に赤みを持ち越さずに済んでいる朝です。

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mofuwa スキンケアミスト

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よくある質問

よだれの多い犬種で、音のない夜も胸元が少し湿っています。どこから数えればいいですか。
音のない夜の翌朝に、まず1週間ぶんの本数を測って、その子の「ふだんの本数」を決めます。口のまわりの皮膚がたるんでいる子は、ふだんから指1本ぶんほど湿っていることがあります。そのうえで、音の夜の翌朝に、ふだんより何本増えたかを数えます。増えたのが1本以内なら夜の手順は布だけ、2本以上なら手順を全部。基準を0本に置くと、毎朝手順が要るように見えて、胸元を触る回数ばかりが増えていきます。
猫の胸元がよだれで濡れているのを見たことがありません。猫でも数える必要はありますか。
猫はよだれそのものより、音の夜のあとに胸元をなめる回数が増えることで濡れます。怖かった夜のあと、落ち着こうとして同じ場所を長くなめ続けるためです。朝の指の本数は犬より少なく出ることが多いのですが、なめた跡は毛が束になり、地肌の赤みが透けて見えやすくなります。猫では本数に加えて、胸元の毛が束になっている筋の数も数えてください。スキンケアミストは、その束の根元に指先で置きます。
朝の指の本数は減ったのに、胸元の毛が茶色っぽく色づいてきました。
白や淡い色の被毛では、よだれが乾いたあとに、毛そのものが茶色っぽく色づくことがあります。湿りが引いたあとも色だけが残っているなら、それはいまの湿りではなく、これまでの夜の跡です。色のついた毛は生え替わるまで残るので、本数の記録とは分けて見ます。季節の変わり目に換毛が進むと、色のついた毛から順に抜けていき、胸元の色も少しずつ入れ替わります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。