C08季節・行事

車で遠出した日、口のまわりが濡れたまま乾いた

公開日 2022年10月20日|文=mofuwa編集部

明るい光の入る車の座席で、窓の外を見ながら静かに座っている淡い色の犬
車のよだれは出ている時間より、濡れて乾くのが何回くり返されたかで口のまわりに残ります。写真:3194556/Pixabay

片道1時間30分の道のりで、その子の口のまわりが濡れて乾くのを6回くり返しました。出発から20分、カーブの続く区間、渋滞で止まっていた15分、休憩から車に戻った直後。濡れていた時間を足すと40分ほどですが、乾き際は6回あります。車のよだれで口のまわりが荒れるかどうかを分けているのは、この乾き際の回数のほうです。秋は車の空調を暖房へ切り替えはじめる時期なので、同じ道を同じ時間で走っても、乾くまでが早くなります。

濡れていた時間ではなく、乾いた回数|車のよだれと口のまわりを数え直す前提

この記事で数えるのは、1回の移動で口のまわりが濡れて乾いた回数です。よだれが出ていた時間ではありません。車の中でよだれが出る場面はいくつかに分かれていて、そのあいだに必ず乾く時間がはさまります。濡れる、乾く、また濡れる。この1往復を1回と数えます。片道1時間30分なら、多い子で6回、少ない子で2回です。

片道1時間30分の車で、よだれが出る場面と乾き際が来る場所
場面よだれの出方そのあと乾くまで口のまわりで濡れる場所
出発から20分いちばん量が多い15〜20分下あごの毛先と口角
カーブが続く区間波のように出たり止まったりそのつど5分ほどあごの下のくぼみ
渋滞で止まっているあいだ止まると減る15分でほぼ乾く胸の上まで垂れた先
休憩から戻った直後乗り込んで5分だけ増える10分口角の左右どちらか
高速を降りてから残りが少しずつ降車まで乾かない下あご全体

濡れている最中、口のまわりの毛はばらけたままです。毛が束になって地肌を引っぱるのは、乾いていくあいだです。乾き際に毛が寄り集まり、その状態で固まります。次に濡れると、固まった束がもう一度ゆるみ、また同じ向きに寄って乾きます。同じ場所で6回くり返せば、束のできる線も同じ場所に6回つきます。秋は暖房を入れはじめる時期で、車内の湿度が下がるぶん乾くまでが短くなり、同じ道でも回数だけが増えます。季節の話はここまでです。

記録は、停まるたびに1文字で足ります。信号でも、休憩でも、止まったときに口のまわりへ指の背を当てて、濡れている・乾きかけ・乾いているの3つから1つ選びます。紙に丸、三角、点を並べていくだけです。着いたときに三角がいくつあったかが、その日の乾き際の回数になります。運転している人には頼めないので、後ろに乗っている人が担当します。ひとりで連れて行く日は、休憩のときだけで足ります。

触る場所も決めておきます。下あごの毛先、口角の左右、あごの下のくぼみ、胸の上部の4か所です。よだれは口から下へ落ちるので、いちばん長く濡れているのは口そのものではなく、その下で受け止めている場所になります。毎回同じ順番で触ってください。順番が変わると、前の停車のときと比べられなくなります。

乗る前・停まるたび・降りた直後の順番|車のよだれで口のまわりにやる5つの手順

手順は5つです。乗せる前に口のまわりを乾いた状態にし、出発20分の山を越えたところで1回、停まるたびに口角から下あごへ、降りたら玄関に入る前にもう1回、最後に乾き際の数を書きます。車のよだれの手当ては、拭く強さより、どの順番でどこへ触れるかで残り方が変わります。

  1. 乗せる前|濡れていない状態から始める

    家を出る直前に水を飲んだ子は、乗り込んだ時点ですでに口のまわりが濡れています。そこへ出発20分のよだれが重なると、1回目の乾き際が来る前に2回ぶんの量がのります。水は出発の15分前までにして、乗せる直前に口のまわりを一度乾かしてから車へ入れてください。

  2. 出発20分|いちばん多い波が引いたところで1回

    最初の波がいちばん量が多く、乾くまでも長くかかります。ここを乾くにまかせると、その日のいちばん太い束ができます。20分たったら、下あごの毛先と口角に mofuwa スキンケアミストを当てて、指で毛の向きをそろえてから乾かします。束のできる線が1本減ります。

  3. 停まるたび|口角、下あご、あごの下の順に触れる

    順番は口から遠いほうへ下ろしていきます。先にあごの下を触ると、そこについた分を口角へ戻してしまいます。指の背で触れて、乾きかけなら軽く当てて毛をほぐす。濡れているときは何もしません。濡れている最中は束ができていないので、触る必要がありません。

  4. 降りた直後|玄関に入る前に、車の中で終わらせる

    家に入ってからにすると、そのあいだに最後の乾き際が来ます。降りる前に、4か所をもう一度触って、乾きかけの場所だけ当て直します。車を降りてから玄関までの3分が、その日いちばん束のできやすい時間です。

  5. 記録|三角がいくつあったかを1行書く

    降りたその場で書きます。日付、片道の時間、三角の数。3つだけです。同じ道を2回走れば、その子の乾き際が何回なのかがだいたい決まります。回数が分かれば、次からどこで当てるかも決まります。

口のまわりに mofuwa スキンケアミストを使うのは、ここが体の中でいちばん舐められる場所だからです。塗るタイプのものは、口のまわりでは数分ももちません。舐めて取れるうえに、取れた分は口へ入ります。この1本は電解水だけでできていて、飲みものに使う水と同じ規格基準に照らしても差し支えのないところまで確かめられています。だから口角にも、下あごにも、口の中にも同じ1本で届きます。車の中で持ち替えるものが増えません。

においのことも書いておきます。よだれが乾いてはまた濡れる場所は、においが出やすい場所でもあります。当社の電解水は、16の菌種を対象にした試験で、30秒から60秒後に生菌が検出されませんでした(江東微生物研究所/日本食品分析センターほか)。これは電解水そのものの試験結果で、車の中のにおいがどうなるかを示したものではありません。家でできるのは、乾き際に毛をほぐして、束のまま固まる時間を短くすることまでです。

秋に回数が増えるのは、気温と湿度が同時に動くからです。外の気温が下がって窓を開けなくなり、車内は暖房で湿度が下がります。おまけに換毛期と重なるので、あごの下に抜けかけの毛がたまり、そこへよだれがしみます。同じ道を夏に走ったときより、乾き際が2回ほど増えると考えておくと合います。この2回ぶんをどこで拾うかが、停まるたびに触る意味です。

猫では、車ではなくキャリーの中が同じ場所になります。猫のよだれは犬より量が少ないかわりに、キャリーの布へ移ってそこで乾きます。移った先が乾いてから、また顔がそこへ触れるので、口のまわりに戻ってきます。猫を乗せる日は、キャリーに敷く布を2枚持っていって、休憩のたびに入れ替えてください。布の枚数が、そのまま乾き際を減らす手になります。

拭いた回数が増えた日ほど赤くなる|車のよだれで口のまわりを傷める3つの手

口のまわりが赤くなるのは、よだれの量が多かった日ではなく、拭いた回数が多かった日です。ここは毛が短く、地肌までの距離がありません。次の3つは、どれも車のよだれを減らそうとしてやったことが、そのまま地肌に返ってくる形になっています。

3つに共通しているのは、よだれそのものを減らそうとしていることです。車でよだれが出ること自体は、こちらの手では動きません。動かせるのは、出たあとにどれだけ束のまま固まらせるかのほうです。紙の三角の数が減らないのに赤みだけ増えている日は、拭いた回数のほうを先に減らしてください。三角の数は同じでも、赤みは3日で引くことがあります。

車の揺れ方も書き足しておくと、あとで役に立ちます。同じ1時間30分でも、直線の高速だけの日とカーブの続く道の日では、乾き際の数が2倍違うことがあります。道の種類を1文字だけ書いておけば、次に同じ道を走る前から、どこで手を出すかの見当がつきます。

Caution車に乗っていない日にも、口のまわりが濡れているとき

車に乗せていない週にも、下あごが濡れている時間が増えた/片側の口角だけが濡れ、そこだけ赤い/よだれに糸を引くような粘りが出てきた/口のまわりを前足でこすりながら、食べる途中で顔をそむける/乾き際の回数が同じ道で2回から8回へ増えた。こうなると、見ているものは車のよだれではありません。三角の数を書いた紙と、片道の時間を控えたものを持って、動物病院の診察を予約してください。どの週から、どちら側が、何回に増えたのかが並んでいると、口の中のどこから見るかが最初から決まります。紙は1枚で伝わります。

遠出しない週にどこまで戻すか|口のまわりを乾き際の回数で見るコツ

遠出のない週も、口のまわりを触る回数はゼロにしません。よだれは車の中だけで出るものではなく、水を飲んだあとと、食べたあとにも同じ場所が濡れます。1日1回、夜に4か所を触るところまで落として続けます。触るだけで、何もしない日があってかまいません。

車に乗る頻度ごとに、口のまわりへ手を出す回数をどう変えるか
その週の車乾き際のおよその数手を出す回数紙に書くもの
遠出が1回(片道1時間以上)5〜6回停まるたび+降りる前三角の数と道の種類
近場の往復が2〜3回1〜2回降りる前だけ三角の数だけ
車に乗らなかった週0回夜に1回触る濡れていた場所
続けて2週間乗らない0回夜に1回触る赤みが引いたかどうか

表の右端が、その週にやることのすべてです。車に乗る頻度が下がった週は、手を出す回数も一緒に下げます。乗らない週まで同じ回数で触ると、今度は触ること自体が赤みの理由になります。週に何回乗ったかと、三角の数と、赤みの有無。この3つが並んでいれば、次の遠出の前にどこまで戻すかが決まります。

ひと月たったら、三角の合計より、同じ道での回数がそろってきたかどうかを見てください。同じ道で毎回6回なら、その子の乾き際は6回です。数が毎回ばらつく子は、道ではなく乗せる時間帯や直前に飲んだ水の量が動いています。そろってきた数字は、来年の同じ時期にそのまま使えます。

今夜は、夜のうちに下あごと口角を触って、濡れているかどうかを1文字書くところまでで終わりにしてかまいません。車で出かける季節は、来年の秋にもまた来ます。今年の紙が残っていれば、来年は出発20分の1回目から手を出せます。

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よくある質問

よだれが出ないように、車に乗せる前の食事を抜いたほうがいいですか。
食事を抜く必要はありません。抜いても乾き際の回数はあまり変わらず、空腹のまま揺れる時間が増えるだけになります。動かすなら水のほうです。出発の15分前までに飲ませておけば、乗り込んだ時点で口のまわりが濡れている状態は避けられます。長い移動では、休憩のたびに少しずつ飲ませるほうが、まとめて飲ませるより濡れる量が分散します。食べる時間は、出発の1時間前までにしておけば足ります。
車の窓を開けて走ると、口のまわりは早く乾きます。回数は減りますか。
乾くまでの時間は短くなりますが、乾き際そのものの数は減りません。むしろ1回あたりが早く終わるぶん、同じ移動時間で回数が増えることがあります。秋は外気の湿度も下がっているので、窓を開けた日の紙には三角が多く並びます。窓を開けるかどうかは、その子が風を受けて落ち着くかどうかで決めてください。回数を減らしたいのなら、停まるたびに10秒を入れるほうが確実です。
後部座席の布に、乾いたよだれの跡が残ります。ここは何をすればいいですか。
布に移った分は、そこで乾いてから顔がまた触れるので、口のまわりへ戻ってきます。座席には取り外せる布を1枚敷いて、遠出のたびに替えてください。替えの布を持っていくと、休憩のときに入れ替えられます。乾いた跡をその場でこすると、繊維に押し込むことになるので、帰ってから洗う日まではそのままで足ります。敷く布を1枚足すだけで、翌週の乾き際が1回減ることがあります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。