C11比較・選び方

泡タイプとリキッドタイプ

公開日 2022年10月12日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡い色のタイルの床に、落ち着いて座っている白っぽい犬
洗う日に最初に足りなくなるのは、洗浄成分の量より、その子を押さえていない側の手です。写真:belen capello/Pexels

ポンプを1回押すと泡が出てくるボトルの前で、これを片手で持てるかどうかを考えている飼い主がいます。浴室でその子を押さえる手が1本ふさがる家では、シャンプーの容器に回せる手が1本しか残りません。犬でも猫でも、洗っているあいだに最初に足りなくなるのは、洗浄成分の量より手の数のほうです。泡タイプとリキッドタイプの差が出るのは、成分表の上ではなく、浴室に立ってからの数十秒です。空く手の本数、泡が立ち上がるまでの秒数、泡切れに戻ってくる分数。この3つで、その日どちらへ寄せるかが決まります。

押さえる手をのぞくと、あと何本残るか|泡とリキッドのシャンプーを比較する起点

浴室に入ると、手は2本しかありません。そのうち1本は、たいていその子の体に置かれています。逃げようとする猫なら肩と後ろ足のあいだ、動き回る犬なら首輪の付け根。押さえるというより、次にどちらへ動くかを手のひらで先に知るための1本です。この1本は洗っているあいだ、ほとんど自由になりません。泡 シャンプーの比較で最初に効いてくるのは、残った1本で何ができるかという条件です。

3つのうち、どれが正しいという順番はありません。決めているのはその子の側の条件です。体重が10kgを超えて、濡れると滑って自分から座り込む犬なら、押さえる手を離した瞬間に立ち位置が変わります。逆に、浴室に入れば動かずに待てる子であれば、手は2本とも使えます。同じ家でも、1頭目と2頭目で答えが違うことはふつうにあります。

猫の場合は、手の数よりも濡れている時間の長さのほうが先に効きます。泡を立てているあいだ、その子は濡れたまま何もしてもらえずに待っています。犬なら数十秒の待ち時間でも、猫では声が出はじめる長さです。手が2本空いている家でも、猫を洗う日だけは泡で出るほうへ寄せる、という決め方が成り立ちます。

泡が立ち上がるまでの秒数と、泡切れに戻ってくる分数|泡のシャンプーを選ぶ条件

洗う時間は、1か所ではなく2か所で伸びます。泡を立てるまでの前半と、流し終わるまでの後半です。この2つは別々に決まるので、片方だけを短くしても浴室にいる時間は思ったほど減りません。手順を組むときは、両方に秒数を当てて考えます。

1回の入浴で、どこに時間がかかっているか 泡を立てるまで・体を洗っているあいだ・流し終わるまでの3つを、家庭でよく見る目安の分数で並べた棒グラフ。いちばん長いのは流し終わるまでの時間です。 泡が立ち上がるまで 30秒 体を洗っているあいだ 2分 流し終わるまで 4分
短くできる余地がいちばん大きいのは、泡を立てる前半より、流し終わるまでの後半です。

前半は、泡で出るタイプならポンプを押すだけで終わります。リキッドを手のひらで立てる場合は、水の足し方にもよりますが20〜40秒。この差は数字としては小さく見えますが、その子にとっては濡れたまま待っている時間です。待っているあいだにシャワーを止めておけるかどうかでも、体感は変わります。音が続いているうちは、たいていの犬猫は次に何かされると思って身構えたままです。

後半が、いわゆる泡切れです。泡切れが良いというのは、泡が見た目から早く消えることではありません。毛と地肌に洗浄成分が残らず、すすぎに戻ってくる回数が少ないことです。ここを決めているのは泡の量ではなく、洗浄成分の量と種類のほうです。だから、泡がたっぷり立ったから落ちている、という読み方はできません。手で毛を握って、きゅっと鳴るまでの往復が何回かで見るほうが、実際の分数に近くなります。

リキッドには、濃さを自分で決められるという性質があります。足先だけ濃くして、お腹は薄くする、という使い方ができます。ただし濃くしたぶんは後半に戻ってきます。前半で手を抜いた濃さは、後半の分数として請求されます。この行き来を毎回計算するのが面倒なら、濃さが決まっている泡タイプのほうが、1回あたりの時間が読めます。

濃さを変えられる側と、変えられない側|泡のシャンプーはどっちに寄せるか

ここまでの条件を、その日の浴室の様子に当てて並べます。読むのは商品の側ではなく、自分の家の側です。手が何本空くか、時間をどれだけ取れるか。同じ家でも、平日の夜と休みの午後では答えが入れ替わります。

その日の浴室の条件で、泡とリキッドのどちらへ寄せるか
確かめること手が1本しか空かない日時間も手も取れる日
泡になるまでの秒数ポンプ1回で終わる手のひらで20〜40秒かける
空けておく手の数1本で足りる2本、道具を使うならもう1つ
濃さの決め方決まった濃さのまま通す場所ごとに濃さを変えられる
足先とお腹の洗い分け同じ濃さで通す足先は濃く、お腹は薄く
流し終わるまでの分数読みやすく、ぶれにくい濃くした日だけ伸びる
シャワーを止めておく長さ泡を出すあいだだけ泡を立てているあいだずっと
結論泡で出るほうに決める原液から立てて、濃さを場所で変える

表の最終行が、この記事の答えです。手が1本しか空かない日は、濃さを選べる自由をそのまま手放したほうが、1回が早く終わります。選べるということは、毎回選ばなければならないということでもあります。浴室でその子が待っているあいだに考える項目は、少ないほうが有利です。

逆に、時間も手も取れる日に泡タイプしか置いていないと、足先だけ濃くしたいときに打つ手がなくなります。散歩から帰って泥が指のあいだに入った日と、家の中だけで過ごした日では、必要な濃さが違います。1本だけを選ぶという前提を外すと、比べる話は「どちらを使う日か」に変わります。棚に2本置いておいて、玄関の汚れ方でその日の側を決める。これが、手の数と時間の両方に合わせる形です。

乾かす工程まで含めると、もう一段はっきりします。すすぎが伸びた日は、毛に含まれる水も増え、乾かす時間も伸びます。ドライヤーの音が長く続くことが負担になる子では、前半の20〜40秒より後半の数分のほうが重い。選ぶ基準を1つに絞るなら、流し終わるまでの分数です。

泡立ちを、洗浄成分の量以外でつくるという答え

泡立ちをよくするいちばん簡単な方法は、洗浄成分を増やすことです。よく泡立ち、よく落ちます。ただ、よく落ちるものほど、落としすぎたぶんを戻す工程が必要になります。洗い上がりがごわつくのは、汚れだけでなく必要なものまで一緒に出ていったあとの状態です。そこでトリートメントを足すと、浴室での工程が1つ増えます。増えた工程のあいだ、その子はやはり濡れたまま待ちます。

mofuwa モイストシャンプーは、この足し算の逆から組んだシャンプーです。洗浄成分はアミノ酸系だけを使い、その量も少なく抑えています。本来なら泡は立ちにくくなります。そこで、原料の水を電解水に変えてあります。電解水そのものに汚れを落とす働きがあり(洗浄力検証:東洋ビューティー/ウェーブコーポレーション調べ)、水の側が泡立ちを押し上げます。少ない洗浄成分でも泡が立ち上がるのは、この水のためです。

ここが、前半と後半の両方に効いてきます。泡が立つまでの秒数は短く、洗浄成分が少ないぶん、流し終わるまでに戻ってくる回数も減ります。そして落としすぎないので、洗い上がりがごわつきにくく、トリートメントの工程を組み込む前提そのものが要らなくなります。減っているのは飼い主の手間だけでなく、その子が浴室で耐えている時間です。手間のほうは結果にすぎません。

香りをつけていないのにも理由があります。犬も猫も自分のにおいを好む生きもので、洗ったあとに知らないにおいが体に乗っていることは、その子にとって負担になります。香りは飼い主のためのものです。浴室を出たあとに体をこすりつけて回る時間が短く済むのは、無香料であることの実利のほうです。タオルで水気を取って、そのまま乾かす手順に入れます。

泡タイプとリキッドタイプという分け方で言えば、モイストシャンプーはリキッドの側です。濃さを場所で変えられる自由は残っています。そのうえで、薄めに使っても泡が立つので、濃くしないと泡にならないから濃くする、という後戻りが起きにくいのが違いです。足先だけ濃く、お腹は薄く。そう決めた濃さのまま、流し終わるまでの分数が大きくぶれません。

Caution流し終わるまでの分数が、前より伸びてきたとき

同じ濃さで洗っているのに、きゅっと鳴るまでの往復が毎回3回以上増えた/流し終えたあと、同じ場所を続けて舐める日が2週間続く/乾かしたあとの地肌に、洗う前にはなかった赤みが残る/泡をつけた時点で声が出るようになった。こうした変化は、泡タイプかリキッドタイプかという選び方では説明がつきません。使っている品の名前と濃さ、1回にかかっている分数、いつからその変化が出ているかを書き出して、動物病院で診てもらう日をつくってください。洗い方の記録があると、浴室の側の話なのか、地肌の側の話なのかを分けて考えてもらえます。

次に浴室へ入る日、棚に残しておくのはどちらか

棚の前で決まる話ではなく、浴室のドアを閉めてから決まる話です。その子に手を置いたとき、残りの手が1本なのか2本なのか。泡が立つのを待っているあいだ、その子が黙って立っていられるのか。流し終わるまでに何回すすいでいるのか。この3つは、家ごとに答えが違い、同じ家でも季節や年齢で動きます。

次の1回の前に、手元で数えておくもの
数えるもの測り方決まること
空く手の数その子に手を置いた状態で数える泡で出るほうか、原液から立てるほうか
泡になるまでの秒数時計を見ながら1回だけ計る待たせている時間の長さ
すすぎの往復きゅっと鳴るまでの回数濃さを次回どう変えるか
乾かすまでの分数浴室を出てから終わりまでその日に洗うか、翌日に回すか

この4つを一度だけ数えておくと、次からは棚の前で迷いません。泡 シャンプーを犬に使うか猫に使うかでも、効いてくる数字が変わります。犬なら空く手の数、猫なら待たせている秒数。選ぶ基準はその子の側にあって、ボトルの形のほうにはありません。今日できるのは、次に洗う日に時計を1回だけ見ることです。

Product

mofuwa モイストシャンプー

mofuwa モイストシャンプー

300ml / 3,410円(税込)

アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。

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よくある質問

泡で出るタイプは、すでに薄まっているぶん汚れが落ちにくいのではありませんか。
泡の形と、洗浄成分の量は別々に決まっています。泡で出るボトルは、中身が薄いから泡になっているのではなく、空気と一緒に押し出す仕組みで泡の形にしています。落ちる量を決めているのは、中に入っている洗浄成分の種類と濃さのほうです。見分けたいときは、泡の見た目ではなく、流し終わるまでの往復回数で比べてください。同じ汚れ方の日に、同じ場所を同じ手つきで洗って、きゅっと鳴るまでの回数を数える。これが家でできるいちばん近い測り方です。
リキッドを自分で薄めて、泡で出るボトルに詰め替えてもよいですか。
その日に使い切る量だけにしてください。水で薄めた時点から、中身は元の設計とは別のものになります。作り置きにすると、浴室という温度も湿度も高い場所に置いたまま日数が経つことになり、次に使うときの状態が読めません。濃さを場所で変えたいのであれば、詰め替えるより、原液を手のひらで立てる回数を分けたほうが安全です。足先のぶんを先に濃く立てて、そのあとお腹のぶんを薄く立てる。ボトルを増やさずに濃さを2段階にできます。
猫を洗うとき、犬と同じ選び方でよいのでしょうか。
見る数字が入れ替わります。犬では空く手の数が先に効きますが、猫では濡れている時間の長さが先に効きます。泡を立てているあいだ、猫はただ濡れて待っている状態で、そこが数十秒でも声が出ることがあります。ですから猫の日は、手が2本空いていても泡で出るほうに寄せてかまいません。あわせて、浴室に入る前に乾かす場所と手順を決めておくと、洗い終わってからの待ち時間も短くできます。タオルを置く位置まで先に決めておくのが、いちばん効きます。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。