C04悩み解決

虫に刺されやすいが出やすい子には共通点がある|体の構造から考える

公開日 2022年12月12日|文=mofuwa編集部

明るい日ざしの下、短い草の上に立っている白い犬
刺されやすさは、虫が止まれる面がいくつあるかで決まります。写真:SHARMAINE MONTICALBO/Pexels

飛んでくる虫は、必ずどこかに一度止まってから刺します。止まれるのは、平らで、動きが少なく、地肌が近い面です。同じ道を同じ時間だけ歩いても、その面をいくつ持っているかで刺される回数は変わります。虫刺されの犬種差として語られてきたものの中身も、この面の数でした。この記事では犬種の名前を使いません。虫の側から見て、その子にいくつ条件が重なるかを数えていきます。

虫の側から見ると、止まれる面は限られている

虫刺されが多い子と少ない子の差は、体質では説明しきれません。刺されやすい子を考えるとき、体質から入ると行き止まりになります。先に決まっているのは、虫が止まれるかどうかのほうです。飛んでいる虫は、空中から直接刺すことはできません。必ずどこかに着地します。

犬の体は、虫にとって足場としては不安定な場所です。毛は揺れ、体は動き、皮膚まで距離があります。それでも刺されるのは、条件のそろった面が体のどこかにあるからです。逆にいえば、その面が少ない子は、同じ草むらを歩いても刺される回数が少なくなります。

虫刺されの犬種差として挙げられる名前も、たどっていくとこの面の数に行き着きます。犬種の名前で覚えると、混血の子に当てはめられません。ここでは条件のほうを数えます。

止まりやすさを決める4つの条件を比較する

条件は4つです。どれかひとつなら問題になりにくく、重なった数だけ刺されやすくなります。

4つの条件と、その子で確かめる場所
条件何を見るか当てはまりやすい場所
面が平ら毛が寝ていて、面として成立しているか背中の上面、鼻すじ、頭の上
動きが少ない歩いていても、そこが揺れないか背中の後ろ半分、しっぽのつけね
地肌が近い毛をかき分けずに皮膚が見えるか耳のふち、おなか、内股、目のまわり
においが出る皮脂や唾液が集まる場所か口のまわり、耳、指のあいだ

確かめ方は簡単です。その子を立たせて、上から見て平らな面を数え、次に横から見て毛が薄い場所を数えます。両方に当てはまる場所があれば、そこは条件が2つ重なっています。

Note毛が長ければ刺されにくい、とはかぎりません

長毛でも、背中の上面が平らに寝ていれば足場になります。逆に短毛でも、体が動き続けている子は止まりにくくなります。毛の長さそのものより、面として止まれるかどうかで見てください。

条件がどっちも重なる場所は、体のどこか

4つのうち2つ以上が重なる場所を並べると、体の中でも限られてきます。散歩から帰ったあとに確かめるのは、この順番で構いません。虫刺されを見つけやすい順でもあります。

条件が重なりやすい4か所

犬の体の図。鼻すじ、耳のふち、背中の後ろ半分、おなかと内股の4か所に番号が付いている。

横向きに立つ犬のイラスト。虫に刺されやすい条件が重なる4か所に番号を打っている 1 2 3 4
  1. 1鼻すじ 平ら・地肌が近い・においが出る
  2. 2耳のふち 地肌が近い・毛が薄い
  3. 3背中の後ろ半分 平ら・動きが少ない
  4. 4おなかと内股 地肌が近い・伏せると隠れる
上から見える1と3、めくらないと見えない2と4。順番を決めておくと見落としが減ります。

上から見える場所は、飼い主も気づきやすい場所です。問題になりやすいのは、めくらないと見えない場所のほうです。おなかと内股は、伏せているあいだは隠れていますが、立って歩いているあいだは草の高さと重なります。

条件が3つ以上重なる場所を持っている子は、同じコースを歩いても、確かめる場所を決めておいたほうが早く見つかります。全身を毎回探す必要はありません。

条件が多い子の、散歩の前と帰宅後の手順

虫刺されの回数を減らすためにできることは、2つだけです。体の作りは変えられません。変えられるのは、足場になっている時間の長さです。草の高さと重なっている時間、そして帰ってから拭き取りまでの時間の2つを短くします。

  1. 出かける前に、条件の重なる場所を思い出す

    4か所のうち、その子で条件が2つ以上そろっている場所を決めておきます。毎回同じ場所を見るので、変化に気づきやすくなります。

  2. 草丈と体の高さが重なるコースを、時期で選ぶ

    同じ道でも、草が伸びる時期は虫と接する高さが変わります。背中の後ろ半分が草に触れているなら、その子にとっては草丈の高いコースです。

  3. 帰宅後、上から見える2か所を先に確かめる

    鼻すじと背中の後ろ半分です。明るいところで、毛の流れに沿って手を滑らせます。触れたときに引っかかりがあれば、そこを分けて見ます。

  4. 次に、めくって見る2か所

    耳のふちを外側にめくり、おなかと内股は仰向けにせず、横から手を入れて確かめます。無理な姿勢を取らせないでください。

  5. 拭き取りは、条件の重なる場所だけ

    全身を拭く必要はありません。地肌が近い場所は、湿らせた布を押し当てて、そのあと乾いた布で水分を取ります。こすらないでください。

毎日散歩に行く子ほど、帰ってきたときに毎日きれいにしてあげたくなります。ペットは体から脂を出すので、昨日ぬぐった場所が今日もそのままということはありません。5番目の工程で布に含ませているのが、mofuwa グルーミングスプレーです。条件が重なる4か所はどれも地肌が近いので、毛の上を滑らせるより、押し当てて離すほうが早く終わります。

舐めても問題のない基準でつくられているので、4か所ぶんの量をためらう必要がありません。足りない量で布をこすると、汚れを地肌にすり込むことになります。押さえたあとは、乾いた布で水分を取ります。赤みが出ている場所には布を当てず、数だけ数えて次の場所へ進んでください。

条件では説明がつかない刺され方と、時期の考え方

体の作りは急に変わりません。歩く道も、去年と今年で大きく変わっていないはずです。だから次のような変化は、条件では説明がつきません。犬種差でも説明はつきません。

Caution24時間・48時間で区切ってください

刺され跡かどうかは、見た目だけでは決まりません。皮膚のほかの症状より短い時間で区切ります。顔やまぶたの腫れ、呼吸が速い、ぐったりしているといった様子があるときは、時間を待たずに動物病院にご連絡ください。

時期の話も添えておきます。条件の数は変わらなくても、草が伸びる時期と、虫が動き出す時期には、その面が使われる回数が増えます。虫刺されが増えるのは、その面が使われる回数が増える時期です。冬のあいだに条件を数えておくと、春からの確かめる場所が決まります。

条件の数は、来年になっても変わりません。変わるのは、その4か所がきれいな状態で保たれている時間のほうです。散歩から帰ったら決めた場所を見て、mofuwa グルーミングスプレーで押さえる。見る場所が決まっているので、毎日続けても1分で終わります。

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特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

短毛の子のほうが刺されやすいのですか?
毛の長さだけでは決まりません。見るのは、虫が止まれる面がいくつあるかです。短毛でも体が動き続けている子は止まりにくく、長毛でも背中の上面が平らに寝ていれば足場になります。その子の体で、平らな面と地肌が近い場所を数えてください。
刺されたあと、家で冷やしてもいいですか?
冷やす前に、まず範囲と数を確かめて記録してください。保冷剤を直接当てるのは避けてください。腫れが広がっている、熱を持っている、数日たっても引かないときは、冷やして様子を見る段階ではありません。動物病院にご相談ください。
散歩コースを変えたほうがいいですか?
コースを変えるより、草丈とその子の体の高さが重なる時間を短くするほうが現実的です。背中の後ろ半分が草に触れているなら、同じ道でも草が伸びている時期は道の中央を歩くだけで変わります。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。