C02技術・エビデンス
原料の水を、精製水で薄めないという選択
成分表示の先頭に来るのはたいてい「水」で、量としても製品の大半を占めます。その水を何にするかが、原料水の話です。多くの処方では原料水に精製水を使い、そこへ働く成分を足していきます。mofuwaは順番が逆で、原料水そのものに電解水を使い、精製水で薄めていません。水の役割を、成分を運ぶ側から、働く側へ移した設計です。この記事では、原料水と電解水の関係を7つの問いに分けて見ていきます。
原料水とは、そもそも何を指す言葉ですか
原料水とは、製品をつくるときの土台になる水のことです。ほかの成分を溶かし、全体の量をつくり、使うときに広がりをつくる役をしています。成分表示では単に「水」と書かれ、多くの場合いちばん先に並びます。先に並ぶのは、含まれている量が多い順に書く決まりがあるからです。
この原料水に、ふつうは精製水が使われます。精製水は、水道水からミネラルや不純物を取り除いた水です。選ばれる理由は分かりやすく、余計なものが入っていないので、あとから足した成分の働きを邪魔しないためです。ふつうの処方で原料水に求められている仕事は、何もしないことです。
| 役 | 中身 | 精製水が選ばれる理由 |
|---|---|---|
| 溶かす | 働く成分を均一に混ぜる | 混ざり方を乱すものがない |
| 量をつくる | 製品の大半を占める | 安定して同じものが用意できる |
| 広げる | 肌や毛の上でのびる | においや色を持ち込まない |
原料水という言葉が表に出てこないのは、この3つがどれも裏方の仕事だからです。書くことがないので、書かれません。原料水を話題にできる製品は、水の側に何か決めたことがある製品だけです。
なぜ原料水に電解水をそのまま使うのですか
足すものを減らすためです。原料水に電解水を使うと、水そのものが働く側に回ります。水が何もしない前提で組んだ処方では、汚れを落とす力も、うるおいを抱える力も、全部あとから足すことになります。土台の水が働けば、その足し算を減らせます。mofuwaの処方は、この引き算の側から組まれています。
台所の話に置き換えると分かりやすくなります。だしを取った湯で煮るか、水で煮てから調味料を足すか、という違いです。だしのほうから始めれば、足す調味料は少なくて済みます。原料水に電解水を使う設計は、これと同じ順番をしています。足すものが少ないほうが、味は薄くなるどころか、まとまることがあります。
実例で言うと、モイストシャンプーがこの形です。洗浄成分はアミノ酸系のものを使い、量も少なくしています。それでも泡が立つのは、原料の水に電解水を使っていて、水の側に洗う力があるからです(洗浄力の検証:東洋ビューティー/ウェーブコーポレーション調べ)。洗浄成分を減らせると、落としすぎが起きにくくなり、洗ったあとに戻す工程まで減ります。引き算が1か所で止まらず、工程の数まで動くのが、この設計の効き方です。
犬や猫のケア用品で、原料水を薄めないのはなぜですか
犬や猫は、塗ったものを舐めるからです。人向けの製品なら、足した成分が肌の上にとどまる前提で組めます。犬猫では、塗った場所をそのまま舐めることが前提になります。だから足すものが少ないこと自体が、設計上の条件になります。原料水を薄めずに使うと、水が引き受ける仕事が増えて、足す成分の数がそのぶん減ります。
| 商品 | 水が引き受けている仕事 | 減っているもの |
|---|---|---|
| スキンケアミスト | 水そのものが製品になっている | 足す成分が要らない |
| モイストシャンプー | 泡立ちと洗う力を水の側で持つ | 洗浄成分の量 |
| 肉球クリーム | うるおい成分が届く条件をつくる | 重ねる油分の量 |
肉球クリームの行が、原料水の効き方をいちばんよく表しています。4種類のヒアルロン酸は、表面にとどまるものから角層まで入るものまで役割が分かれています。その浸透の条件を、成分を足して押し込むのではなく、土台の水のほうでつくる。原料の水を電解水にするというのは、足した成分の届き方まで水の側で決めるという判断です。
犬猫のケア用品で原料水が話題になりにくいのは、水は見えないからです。泡の量や香りやとろみは手で分かりますが、原料水が何であるかは手では分かりません。だから成分表示の先頭を読むしかありません。ここを読む習慣がつくと、同じ見た目の製品でも設計の順番が違うことに気づけます。
薄めていないなら、電解水は製品全体の何%ですか|原料水でいちばん多い疑問
製品全体に対する割合は公表していないので、数字としては出せません。出せる形で言えることは2つです。原料に使う水は電解水である。その水を精製水で薄めていない。ここまでが事実で、全体の何%かという数字は、この記事にも書けません。
割合を書くには、処方全体の配分を開示することになります。そこは出していないので、割合の数字はどこにも存在しません。もし「原料水の◯%が電解水」という数字を見かけたら、その数字はどこかで混ざったものです。原料水の話でこちらから書けるのは、薄めているかいないか、という形までです。数字がないことを埋めるために、それらしい数字を置かないほうが、あとから確かめられる説明になります。
読む側にとっては、割合よりも、原料水が何であるかのほうが使える情報です。割合は処方全体の設計しだいで動きますが、原料水を薄めているかどうかは、設計の順番そのものを示します。薄めて量をつくる処方は、足し算から組んだ処方です。薄めない処方は、水から組んだ処方です。この疑問に対しては、比率ではなく順番で答えるのが、いまのところ正確な答え方です。
なお、スキンケアミストのように水そのものが製品になっているものは、この疑問が最初から生じません。高機能性電解酸化水100%なので、薄める工程が処方に存在しないからです。原料水の話が分かりにくくなるのは、シャンプーやクリームのように、水と成分が同居している製品のほうです。
原料水の電解水は、どんな試験条件で確かめられたのですか
確かめられているのは水です。製品ごとの試験ではなく、原料に使っている電解水を対象にした試験が並んでいます。ここを混ぜないことが、この記事でいちばん大事な区別です。水の試験結果は、商品の効能を示すものではありません。
| 調べたこと | 試験条件 | 検査機関 |
|---|---|---|
| 一般細菌 | 検査時間30秒 | 江東微生物研究所 |
| 飲みものに使える水としての規格基準に照らした確認 | 水そのものを対象 | 江東微生物研究所 |
| 洗う力(油とのなじみ方) | ごま油との比較 | 東洋ビューティー/ウェーブコーポレーション |
2行目が、原料水を薄めない設計と直接つながっています。薄めずに使う水だからこそ、その水そのものが調べられている必要があります。あとから精製水で薄める前提なら、確かめる対象は薄めたあとの液になります。原料水のまま使うなら、確かめるのは原料水です。この対応関係が、規格基準に照らした確認を水の側でやっている理由です。
水のつくり方そのものは、特許5253483として登録されている電気分解の方法です。特許は技術が登録されたという事実で、効き目が証明されたという意味ではありません。ここも混ぜずに置いておきます。原料水について書けるのは、どうつくった水か、誰が何をどんな条件で調べたか、という2点までです。
原料水を電解水にして、諦めたものを知りたいのですが
3つあります。足す成分を減らす設計は、足すことで作れたはずのものを手放す設計でもあります。先に書いておいたほうが、使い始めてからの戸惑いが減ります。
- 香りを足していません:無香料なのは設計の判断です。ペットは自分のにおいを好むので、余分なにおいは負担になります。香りは人のためのものという整理で、足す側に入れていません
- 水のにおいがわずかに残ります:電解水を使っているため、成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいがすることがあります。品質や安全性の問題ではありませんが、無香料で覆っていないので、そのまま出てきます
- 使用感を成分で盛れません:とろみや泡の量は、足す成分で作るのが早い部分です。原料水の側で成立させる設計だと、この手を使えません
2つ目は、はじめて使う人がいちばん気にする点です。においの出どころが水そのものなので、置き場所を変えても時間を置いても、においの性質は変わりません。無香料の製品は、隠していないぶん、素のにおいがそのまま出ます。香りで上から覆う設計を選べば消せますが、それは足し算に戻ることになります。
3つ目は、使い心地を先に確かめたい人には不利に働きます。手に取った瞬間の感触で良さが伝わりにくく、分かるのは続けたあとです。原料水を電解水にするという判断は、手ざわりではなく設計のほうに賭けた選択です。知りたいのが即座の使用感であれば、この設計は答えになりません。
原料水と電解水の関係を、3行に書き直す
ここまでの7つを、3行に畳みます。原料水とは、製品の大半を占める土台の水です。mofuwaはそこに電解水を使い、精製水で薄めていません。全体に対する割合は出せませんが、薄めていないことは言えます。この3行の外に出る話は、原料水については書けない部分です。
いちばん分かりやすい形になっているのが、mofuwa スキンケアミストです。高機能性電解酸化水100%で、原料水がそのまま製品になっています。舐めることを出発点にしてつくられているので、口のまわりや耳のふちのような、ほかのものを当てにくい場所にも使えます。原料水の話がそのまま製品の話になる、数少ない形です。
手元で確かめられるのは、成分表示の先頭です。いま使っている1本を裏返して、最初に並んでいる水がどう書かれているかを見てください。そこに何を選んだかで、あとに続く成分の数が決まっています。毎日の手入れは、その順番を知ったまま続けていけます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
