C08季節・行事
服を着せた日の夜、首のうしろだけを掻いている
ひな人形の前で写真を撮るために服を着せて、脱がせたのが夜の8時でした。その30分後から、後ろ足で首のうしろだけを掻きはじめます。背中もお腹も掻きません。首まわりの1か所だけです。このかゆみが服の当たっていた場所で起きているのか、地肌の側でもともと起きていたのかは、脱がせてからの2時間で分かれます。1〜2時間でおさまれば服の側、翌朝も同じ場所を掻いていれば地肌の側です。この記事では、その2つを並べて、どちらに手をかける夜なのかを決めます。
掻いているのは1か所か、体のあちこちか|服を着せた夜のかゆみの見分け方
服を着せた日の夜に出るかゆみは、掻いている場所がいくつあるかで最初の切り分けができます。首のうしろだけを何度も掻いているなら、そこに当たっていたものがあります。首から背中、脇腹、お腹、と場所が移っていくなら、服の話からは離れていきます。数えるのは掻いた回数ではなく、掻いている場所の数です。回数はその日の興奮の度合いでも増えますが、場所の数は増えません。
| 見る順 | 何を見るか | 書き方 |
|---|---|---|
| 1 | 服を着せていた時間 | 着せた時刻と脱がせた時刻(この日は6時間) |
| 2 | 掻いている場所の数 | 1か所か、2か所以上か |
| 3 | 脱がせてからの経過 | 30分後・2時間後・翌朝の3回だけ見る |
| 4 | 場所の一致 | 縫い目・面ファスナー・タグの位置と重なるか |
| 5 | 地肌の見え方 | 毛をかき分けて、赤みがあるか、白い粉が浮くか |
この5つを、その夜のうちに紙へ書きます。翌日になると、着せていた時間があいまいになります。6時間着せた日と2時間着せた日では、同じ首まわりのかゆみでも読み方が変わります。時間が書いてあれば、次に服を着せる日に何時間までなら大丈夫かが、1回ごとに積み上がっていきます。書いていない夜は、何も積み上がりません。
3月上旬は、服を着せる日数がいちばん動く時期です。朝は着せて出て、昼には脱がせる。翌日は1日着せない。着せた日と着せない日が、同じ週のなかに混ざります。これはこの時期に毎年くり返すことで、切り分けには都合のいい条件です。服が関係しているかどうかは、着せない日に同じかゆみが出るかどうかで、ほとんど決まります。1週間に3日も材料が取れる時期は、1年のうちそう多くありません。
服が当たっていた場所と、当たっていた時間|首まわりだけが残る夜
服が当たっていた場所は、脱がせたあとの被毛を見れば分かります。縫い目の下の毛だけが向きを変えて寝ていて、指でなでると、そこだけ手が引っかかります。押されていた毛は、体温で湿ったまま同じ形で6時間固定されていたので、起き上がるのに時間がかかります。
- 首まわりのゴムや紐:頭を通すためにいちばん狭くなっている場所です。その子が動くたび、毛の上を前後にこすります
- 面ファスナーの角:留め具の角は硬く、毛ではなく地肌に点で当たります。当たる場所が小さいぶん、掻く場所も1か所に絞られます
- タグと縫い目:首のうしろは、ほとんどの服でタグが付く場所です。厚みが2枚ぶんになっていて、そこだけ空気が動きません
もう1つ、時間そのものが効いてきます。同じ服でも、2時間の日には何も起きず、6時間の日に出ることがあります。服の内側は、外の部屋より湿度が高くなります。体温で温まった空気が毛の中に留まり、出ていく先がないからです。首まわりは服のふちにあたるので、内側の湿った空気と外の乾いた空気が、その子が動くたびに入れ替わります。湿ったり乾いたりをくり返す場所は、体のなかでほかにあまりありません。
だから首まわりだけに残るという出方になります。お腹は服の内側にずっとあり、背中も同じです。ふちにある首まわりだけが、6時間のあいだに何十回も条件を行き来しています。服のかゆみが首まわりに集まるのは、そこがいちばんこすれるからだけではなく、そこだけ条件が動き続けるからです。脱がせると条件の行き来が止まるので、この側のかゆみは1〜2時間で落ち着いていきます。
脱がせたあとも続くかゆみ|こすれの側と地肌の側の違い
脱がせて2時間たっても止まらないかゆみは、服が当たっていた場所とは別のところから来ています。3月上旬の部屋は、暖房を入れる日と入れない日が入れ替わり、その入れ替わりのぶんだけ空気の乾きが上下します。地肌のうるおいは、この上下に少し遅れてついてきます。乾いた日が3日続いたあとの夜に、たまたま服を着せていた、という重なり方はよく起きます。
この側の見分けは、場所が移るかどうかです。首まわりから始まって、翌日には腰、その次は前足の内側。掻く場所が日ごとに動くなら、服の形の話では説明がつきません。毛をかき分けたときに白い粉が浮いていれば、さらにはっきりします。縫い目に押されてできた跡は、粉を出しません。
ここで先に止めておきたい手が1つあります。かゆがるたびに洗う回数を増やすことです。地肌の側の水分は、洗ってから戻るまでに日数がかかります。戻りきる前に次の1回が来ると、数え方としては洗いすぎに入ります。3月上旬は、写真を撮る日やお客さんが来る日が重なって、洗う間隔が自然に詰まりやすい時期でもあります。かゆがっている夜ほど、間隔は前回と同じに保ってください。
地肌の側にできることは、洗う回数ではなく、被毛の中の空気を動かすことです。ブラッシングは毛を整えるためのものだと思われがちですが、毛の根元にたまっていた湿った空気を外へ出す動きでもあります。服を脱がせたあとに首から背中へ2、3回通すだけで、6時間ぶんの湿りが抜けます。皮膚まで届く強さは要りません。毛の面をなでる強さで足ります。
脱がせてからの2時間で決める|首まわりのかゆみに手をかける順番の使い分け
2つの側を、同じ夜のうちに並べます。見るのは、掻きはじめた時刻、おさまるまでの時間、場所の数、そして着せていない日にも出るかどうかです。
| 見るところ | 服が当たっていた側 | 地肌の側 |
|---|---|---|
| 掻きはじめ | 着せて2〜3時間後。脱がせる前から | 脱がせたあと。時間と結びつかない |
| おさまるまで | 脱がせて1〜2時間 | 翌朝も同じ場所を掻いている |
| 場所の数 | 1か所。縫い目や留め具の下 | 2か所以上。日ごとに動く |
| 地肌の見え方 | 押された跡で毛が寝ている | 白い粉が浮く、または赤く見える |
| 着せない日 | 出ない | 着せない日にも出る |
| 手をかける先 | 服の形と、着せている時間 | 地肌のうるおいと、被毛の中の空気 |
表の下2行が使い分けの分かれ目です。着せない日に出ないなら、手をかけるのは服のほうで、ここから先はサイズと素材の話になります。着せない日にも出るなら、服を替えても同じ夜がくり返されます。3日つけた記録の「着せない日」の行を先に見ると、どちらに手をかける夜なのかが1分で決まります。
地肌の側に手をかける夜に使うのが mofuwa スキンケアミストです。首のうしろを掻いているのは後ろ足です。そして掻いたあと、その子は自分の足をなめます。首まわりに置いたものは、地肌から足へ、足から口へと、ひと回りして戻ってきます。目の届かない場所だからこそ、置くものはそこまで見て選ぶことになります。この1本は高機能性電解酸化水そのものでできていて、あとから足した成分がありません。口へ戻ってくる道があると分かっている場所に、そのまま置ける中身です。
使う場所は、掻いている1か所だけです。毛をかき分けて地肌が見える状態にしてから、1、2回。そのあとブラシを首から背中へ通して、毛の向きを戻します。順番は、脱がせる、ブラシ、地肌、もう一度ブラシ。服を着せた夜にやることはこれだけで、増やす手はありません。水分の浸透力が精製水の35倍とされる電解水なので、毛の上で止まらず、かき分けた根元まで落ちていきます。
スキンケアミストは、服を着せる前に使うこともできます。ただし、湿ったまま着せないでください。内側の湿度が上がる話は s2 のとおりで、湿った状態で6時間閉じれば、条件を自分から悪いほうへ動かすことになります。着せる30分前に済ませて、地肌が乾いたのを指で確かめてから袖を通します。同じ1本でも、着せる前と脱がせたあとでは、置く時間の意味が違います。
服を着せていない日が3日続いても、同じ首まわりを掻いている/脱がせて翌朝までに場所が2か所から4か所へ増えた/かき分けた地肌が赤く、さわると熱い/毛が薄くなって地肌が見えてきた/夜のあいだ中つづいて、眠れていない。この残り方は、服の形でも、その時期の乾きでも説明がつきません。着せた時刻と脱がせた時刻、掻いていた場所の数を3日ぶん書き出して、動物病院の診察を受けてください。紙に残っている「着せていない日にも出た」という行が、そのまま伝える材料になります。
次に服を着せる日までの3日|首まわりに当たるものの選び方
次に着せる日までの3日で、服の側に手を入れます。買い替えの前に、いま持っている1着でできることが3つあります。どれも、首まわりに当たるものを減らす向きの手です。
- タグを根元から外す。首のうしろで厚みが2枚ぶんになっている場所が、1枚に戻ります
- 着せる前にブラッシングして、首から背中の毛の向きをそろえる。縫い目の下で毛がねじれにくくなります
- 着せている時間を6時間から3時間へ半分にして、同じ服でもう一度試す。服の形の話か、時間の話かが分かれます
3つとも、その夜の紙に1行ずつ足していくだけです。服の選び方は、次の1着を選ぶ前に、いまの1着で分かることを使い切ってから決めます。今夜やるのは、着せた時刻と脱がせた時刻を書くことと、掻いている場所を指で数えることの2つです。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 服を着せた日ではなく、翌日の夜に掻きはじめました。これはどちらですか。
- 1日ずれて出たときは、地肌の側から見ていきます。服が当たっていたことで起きているかゆみは、当たっている最中か、脱いだ直後に出ます。1日あいだが空くと、その日にあった別のこと、たとえば洗った、暖房を強くした、寝床を洗濯した、といった条件のほうが近くにあります。ずれて出た日は、服を着せた日ではなく、その前日と当日に何を変えたかを書き出してください。首まわりだけという場所の偏りが続くなら、寝床で顔をのせている場所や、首輪の位置も同じ紙に並べます。
- 猫にも服を着せました。犬と見るところは同じですか。
- 見る順番は同じですが、猫は掻く姿を見せないことがあります。人のいる部屋では掻かず、別室へ移ってから掻く子がいるので、掻いている場所の数を目で数えられません。そのときは毛のほうを見ます。首まわりの毛が湿っている、一部だけ束になっている、抜けた毛が寝床に固まって落ちている。どれも掻いたあとに残ります。猫は着せている時間そのものが負担になりやすいので、時間を半分にする手を先に試すほうが、材料が早くそろいます。
- スキンケアミストを使うのは、掻いている場所だけでいいのですか。
- 始めるのは1か所からで足ります。全身に広げると、翌日にどこが変わったのかが分からなくなります。3日続けて同じ1か所に使い、掻く回数と場所の数が動くかどうかを見ます。動かないなら場所を1つ足すのではなく、条件のほうを見直します。乾いた日が続いていないか、洗う間隔が詰まっていないか、暖房の風が寝床に当たっていないか。使う場所を増やすのは、条件を1つずつ確かめたあとです。
本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
