C03使い方・お手入れ手順

毛玉予防ジェルの使い方|どこに塗るか

公開日 2023年6月7日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、淡い色のリネンのクッションの上に休んでいる長毛の白っぽい猫
毛玉は毛先ではなく、指が届かない根元の側から締まっていきます。写真:Kaan Keskin/Pexels

膝にのせた長毛の猫の脇の下で、ジェルをつけた指が毛の途中で止まり、その手を離したときに指の腹にジェルがそのまま残っていました。塗ったつもりの量は、毛先の側に乗っていただけでした。mofuwa 毛玉予防ジェルの使い方で結果が分かれるのは、量ではなく、指がどこまで入ったかです。毛玉は毛先からではなく、根元の側から締まっていきます。塗る場所を5か所と決めても、姿勢を変えないまま届くのは3か所までです。残りの2か所をどう数えるかが、翌週のほどけ方を変えます。

毛先に残って、根元に届いていない|mofuwa 毛玉予防ジェルの使い方とやり方の前提

mofuwa 毛玉予防ジェルの使い方は、塗る量ではなく塗る深さで決まります。ジェルは被毛1本1本をコーティングして、絡まりにくい状態を続けるためのものです。毛先の側にだけ乗っていると、コーティングされるのは指で触れる外側の毛だけになります。ところが毛玉が締まっていくのは、毛の根元の側です。抜けた毛が根元に残り、それが芯になって周りの毛を巻き込んでいきます。外側だけ整って見える日と、根元で芯ができている日は、見た目では区別がつきません。

同じ量を塗っても、指が止まる深さで翌日が変わる
指が止まった場所その日の手ざわり翌日のコームの通り指の腹に残るジェル
毛先だけさらっとして、まとまって見える歯先が途中で止まるたっぷり残る
毛の中ほどしっとりするが、奥は乾いている半分まで通って引っかかる半分ほど残る
根元まで地肌の手前まで湿りが届く地肌の手前まで通るほとんど残らない

指の腹に残ったジェルの量が、そのまま「届かなかった量」です。塗り終わったあとに手のひらを見れば、深さを測る道具は要りません。毛玉予防ジェルの使い方を直すときに見るのは、塗る回数ではなくこの残り方です。量を増やしても、止まる場所が同じなら残りも同じだけ増えます。うるおいを届けたい場所は根元の側なので、同じ量でも深さが変わると意味が変わります。

もうひとつの前提が、塗る場所の数です。毛玉が始まるのは、擦れる場所・こもる場所・こちらの手が届きにくい場所の3つが重なるところです。首輪の下、耳のうしろ、脇の下、内もも、尻尾のつけ根。この5か所のうち、その子が立ったまま、あるいは膝にのったままで届くのは3か所までです。脇の下と内ももの2か所は、その子が姿勢を変えないと指が入りません。mofuwa 毛玉予防ジェルの使い方が毎日のケアとして続かない家では、たいていこの2か所が毎回残っています。

換毛期には、この前提の重みが変わります。抜けた毛が根元にとどまる量が増えるので、根元まで指が入らない場所は、そのまま芯が育つ場所になります。換毛期にやることが増えるのではなく、届かない2か所の残し方が響くようになるだけです。被毛の量が増える時期に手順を足そうとすると、届く3か所の丁寧さが上がって、届かない2か所はそのまま残ります。

手のひらでのばしてから、根元へ指を入れる|mofuwa 毛玉予防ジェルの手順

手順は5つで、毛に直接つけるのは1か所もありません。手のひらでのばし、毛をかき分け、指の腹を根元へ入れ、毛先へ向かって出し、最後に歯先を当てて確かめます。毛の上からのせる形だと、指は毛先で止まります。のばしてから入れる形にすると、入った深さのぶんだけ被毛に移ります。

  1. 1|手のひらに出して、両手でのばす

    指先ではなく手のひら全体にのばします。両手をこすり合わせて、うすい膜になるまで広げてください。指先に固まりのまま残っていると、毛をかき分けた瞬間に、その固まりが毛先へ置かれます。のばす手間は数秒ですが、この数秒で塗れる深さが変わります。

  2. 2|毛の流れに逆らって、地肌が見えるまでかき分ける

    先に道をつくります。かき分けずに塗ると、毛の上を滑るだけで終わります。地肌がわずかに見える幅までで足ります。大きく開く必要はありません。長毛の子では、この段でコームの背を使って分けると、片手が空きます。

  3. 3|指の腹を根元に当て、毛先の側へ抜く

    根元から毛先へ、一方向に抜きます。往復させません。往復は、まだ絡んでいる毛を根元の側へ押し戻す動きになります。指の腹が地肌の手前まで届いているかどうかは、湿りが指に返ってくる感触で分かります。

  4. 4|同じ場所を、一度だけブラッシングでなじませる

    塗ったあとにブラシを通します。毛先から入れて、引っかかったらそこで止めてください。引っかかった場所は、根元まで入っていない場所です。無理に通すより、その1か所へ指をもう一度入れるほうが早く済みます。静電気で毛が浮いている日は、この段で指に絡みます。

  5. 5|歯先を当てて、根元まで入った場所の数を数える

    コームの歯先を地肌の手前まで入れて、止まるかどうかを見ます。止まらなければ1か所。5か所ぶん数えて、紙に書くのはその数字だけです。今日は3か所、昨日は2か所という並びが、毎日の記録になります。

この手順が向いている時刻は、その子が落ち着いてから、寝床に入る前のあいだです。寝ているあいだ、被毛は同じ向きに押しつけられたままになります。うるおいが根元に残っている状態で朝を迎えると、コームの通り方が変わります。朝に塗ると、その日の散歩と外の空気で、毛先の側から乾いていきます。

香料を足していないので、塗ったあとにその子が同じ場所をなめても、においが気になって落ち着かなくなることがありません。犬猫は自分のにおいの中で暮らしているので、香りが乗った手で根元まで入ると、その日の寝床の場所まで変わることがあります。mofuwa 毛玉予防ジェルの使い方で、時刻を夜に寄せられるのはこの点があるからです。

Point届かない2か所は、塗る順番ではなく体勢の持ち替えで拾う

脇の下と内ももは、立ったままでは指が入りません。持ち替えは1回だけにします。膝の上で横向きにして、上側になった脇の下と内ももを続けて済ませ、反対側はその日はやりません。翌日に反対側へ回します。両側を同じ日に済ませようとすると、持ち替えが2回になり、2回目でその子が降ります。5か所を毎日そろえるより、届いた数を毎日書くほうが続きます。片側ずつなら、2日で1周します。

できてしまった毛玉には、もみこむ順番がある|mofuwa 毛玉予防ジェルの順番と、はさみを持たずに済ませる線

毛玉ができてしまったとき、選べる手が「切る」しかなくなります。切れば、そこだけ毛の長さが変わります。毛玉は地肌に近いところで締まっているので、皮膚まで切ってしまうこともあります。mofuwa 毛玉予防ジェルには、この場面のための順番があります。塗っておく使い方と同じものを、できてしまった毛玉のほうへもみこみます。潤滑剤として働くので、締まった毛のあいだに滑りが戻り、ほどける幅が出てきます。

  1. 1|毛玉そのものに、指ではさんでもみこむ

    表面に塗るのではなく、毛玉を指と親指ではさんで、中へ押し込むようにもみます。ここでも、手のひらでのばしてから始めます。毛玉の外側だけが湿っている状態では、締まっている根元の側に届きません。

  2. 2|ゆるんでこなければ、mofuwa グルーミングスプレーを足してもみこむ

    もみこんでも幅が出ないときは、同じ場所へ mofuwa グルーミングスプレーを足します。手のひらに出して、毛玉ごと包んでからもう一度もみます。ジェルだけのときよりほぐれやすくなります。どちらも洗い流さないので、場所を変えずに続けられます。

  3. 3|端から少しずつ、指でほどく

    コームは最後です。指で端の1本ずつを外していきます。毛玉の中心から引くと、締まる向きに力が加わります。外側の輪から順に緩めて、中心は最後まで触りません。

  4. 4|ほどけた場所に、もう一度根元まで塗る

    ほどけた直後の毛は、根元の側が乾いています。ここで手順を終わらせると、同じ場所に数日で芯ができます。ほどいた場所は、翌日から数える5か所のうちの1か所として扱ってください。

この順番で大事なのは、はさみを持たない線がどこにあるかです。ゆるむ幅が出るかどうかは、もみこんだあとに指で1本引いてみれば分かります。1本が動けば、ほどける側です。1本も動かず、地肌ごと引かれる感触があるなら、そこはもう家で扱う範囲を越えています。はさみを入れるかどうかを迷う場面は、ほどくかどうかの判断ではなく、皮膚までの距離の判断です。

Caution根元まで入った場所の数が、毎日減っていくとき

紙に書いた数が、3か所から2か所、1か所へと毎日減っていく/もみこんでいるあいだに鳴く、体をひねる/毛玉をゆるめた場所の地肌が赤い、さわると熱い/指で1本引いても動かず、地肌ごと引かれる/はさみを入れて、皮膚まで切ってしまった。こうした変わり方は、塗り方を直しても戻りません。日付と、根元まで入った場所の数を書いた紙をそのまま持って、動物病院で地肌のほうを見てもらってください。減りはじめた日がいつで、どの場所から減ったのかが、紙1枚で伝わります。そのうえで、翌日からは届いていた場所だけを同じ順番で続けます。触らない場所を決めて、残りを毎日続ける形にします。

ほどけた場所には、静電気の話も残ります。ほどいた直後の毛は1本ずつがばらけているので、乾いた部屋でブラシを通すと浮いて指に絡みます。浮いた毛が寄り集まるところから、次の芯ができます。ジェルを根元まで入れておくと、被毛がまとまって、絡まりにくい状態が続きます。予防のためにできることは、この「まとまっている時間を切らさない」の1点に集まります。

根元まで入った場所の数を数える|mofuwa 毛玉予防ジェルを毎日の被毛のケアに置く

毎日書くのは、根元まで指が入った場所の数だけにします。塗った時間でも、使った量でもありません。5か所のうち何か所届いたかという0から5までの数字です。この数字は、その日の手順の丁寧さではなく、その子の姿勢と、こちらの持ち替えが1回で足りたかどうかを映します。数えるものを1つに絞ると、記録が2週間で止まりません。

紙に書いた数の並びから、翌日にやることを決める
その週の数の並び起きていること翌日にやること
3か所が毎日続く立ったままで届く範囲で回っている2日で1周する形に切り替える
3か所と5か所が交互持ち替えができた日とできない日がある持ち替えを同じ時刻に寄せる
5か所が3日続くその子が姿勢を許している時期換毛期の前にこの形を作っておく
数が毎日1つ減る手順の外側で何かが動いている減った場所を書き出して日付を残す

毎日のケアの中では、ブラッシングとの順番も決めておきます。塗ってからブラシ、が基本の並びです。乾いた被毛にブラシを先に入れると、静電気で毛が浮き、浮いた毛が絡んだところに指が入らなくなります。塗ってからなら、毛先まで通したときの引っかかりが、その日の「届かなかった場所」を教えてくれます。ブラッシングは確かめる段でもあるので、塗る前に済ませてしまうと、確かめる材料が消えます。

換毛期に入ったら、5か所のうち尻尾のつけ根を1つ増やして6か所にする家もあります。数を増やすかどうかは、抜けた毛がどこに残るかで決めてください。ブラシに毛が集まる場所と、根元に残る場所は違います。数える場所を増やすより、届いた数の平均が上がっているかどうかを見てください。この時期に動くのは、場所の数ではなくそちらの数字です。被毛の量が2倍になっても、こちらの手は2本のままです。

Product

mofuwa 毛玉予防ジェル

mofuwa 毛玉予防ジェル

50g / 2,970円(税込)

被毛をコーティングして、もつれと静電気を起きにくくするジェル。香料無添加です。

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よくある質問

mofuwa 毛玉予防ジェルは、どのくらいの量を手のひらに出せばいいですか。
量よりも、のばしたときに手のひらがうすい膜でおおわれるかどうかで見てください。固まりが指先に残るほど出すと、かき分けた瞬間に毛先へ置かれてしまい、根元へは入りません。逆に少なすぎると、のばした時点で手のひらに吸われて、毛に移る分が残りません。1か所ぶんずつ出して、5か所を5回に分けるほうが、深さがそろいます。手のひらに残った量が毎回ほとんど同じなら、その出し方がその子の被毛に合っています。
塗ったあとに、その子が同じ場所をなめてしまいます。止めたほうがいいですか。
押さえて止める必要はありません。香料を足していないので、においが気になって寝床を変えるようなことも起きにくいです。ただし、なめ続けて根元が湿ったままになるのは別の話になります。なめている場所が毎回同じなら、そこは塗る場所ではなく、見る場所として紙に書いてください。ほどいた直後の場所をなめるのは、毛が動いた感触が残っているためのことが多いので、2日ほどで落ち着きます。落ち着かない日が続くなら、地肌のほうを確かめます。
毎日やるのと、週に2回まとめてやるのでは、どちらが続きますか。
毎日1か所でも触るほうが続きます。5か所を週2回そろえる形にすると、1回にかかる時間が長くなり、持ち替えが2回になります。2回目でその子が降りると、その週はそこで止まります。片側の脇の下と内ももで2日、残りの3か所で1日、という形にすれば、3日で1周して毎日の記録も途切れません。まとめる形が向いているのは、その子が長く同じ姿勢でいられる場合だけです。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。