C04悩み解決
爪まわりの汚れを繰り返さないために、毎日やっておきたいこと
爪を切った翌週はきれいなのに、3週間後には境目に黒い筋が戻っている。この差をつくっているのは、汚れが入り込んでいた日数です。爪が伸びるほど地面に当たる角度が変わり、爪と皮膚の境目が下を向いて、そこへ砂が押し込まれます。だから爪まわりの汚れの予防は、切る周期を一定に保つところから始まります。毎日やることは、指で伸び具合を確かめる10秒だけです。
汚れが戻るのは、爪切りの頻度がばらついた月
爪まわりの汚れは、ある日突然たまるものではありません。爪が伸びていくあいだに、毎日少しずつ入り込みます。だから汚れの量は、その爪が伸びていた日数にほぼ比例します。汚れの種類を見分けるより先に、何日ぶんの汚れなのかを考えたほうが早い、ということです。
爪が短いあいだは、地面に先に着くのは肉球です。爪は少し浮いていて、境目は前を向いています。ところが爪が伸びてくると、爪先のほうが先に着くようになり、歩くたびに爪と皮膚の境目が地面のほうを向きます。そこへ砂が入る。散歩の1歩ごとに起きているので、日数がそのまま量になります。
| 爪切りからの日数 | 爪の当たり方 | 境目の状態 |
|---|---|---|
| 0〜7日 | 肉球が先に着く | 汚れはほとんど入らない |
| 8〜21日 | 爪先と肉球が同時に着く | 歩くたびに、境目が地面を向きはじめる |
| 22日以降 | 爪先が先に着く | 境目が開き、砂が押し込まれる |
切る頻度が月によってばらつくと、22日以降の期間だけが長くなります。3週間で切った月と、6週間空いた月では、汚れが入り込む日数が何倍も違います。同じケアをしていても、月によって汚れの量が変わるのはこのためです。爪まわりの汚れの予防を考えるとき、最初に手を入れるのは落とし方ではなく、この日数のほうです。
猫の爪は外側の層が剥がれるため、犬と同じ日数では測れません。爪とぎに引っかかるようになった日を、周期の起点にしてください。とくに後ろ足は自分で研ぐ機会が少なく、伸びたままになりやすい場所です。抱いたときに、後ろ足の爪も一緒に確かめてください。
予防のためにできる、4つの順番
予防の考え方は単純です。爪の長さを、いつも同じ範囲に収めること。汚れを落とす技術ではなく、汚れが入る日数のほうを短く固定します。そのために、次の4つを順番どおりに置いてください。
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今日が、切ってから何日目かをはっきりさせる
前回いつ切ったか思い出せないなら、今日切って、今日を0日目にしてください。周期を固定する作業は、日付を1つ決めるところからしか始まりません。爪まわりの汚れの予防で最初にやるのは、掃除ではなく起点づくりです。
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次に切る日を、先に決めて書いておく
犬なら3週間後、猫の後ろ足なら4週間後を目安に、カレンダーへ入れます。伸びてから予定を決めると、月ごとに間隔がばらつきます。予防のためにできることの中で、いちばん効くのがこの1行です。
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切った直後に、境目を湿らせてから拭き取り
切ったあとは、境目がいちばん開いています。乾いたままこすらず、湿らせた布を数秒あて、ゆるんでから拭き取ります。ここで残ったものが、次の3週間の出発点になります。取り切ろうとせず、浮いたぶんだけで構いません。
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翌日から、毎日1回だけ指で確かめる
やり方は次のセクションに書きます。毎日やることは、この確かめだけです。毎日こする作業を増やすと、続かないうえに境目の皮膚が薄くなります。
3週間で切ってみて、まだ肉球より爪が短いなら4週間へ延ばす。逆に、床でカチカチ音がしているなら2週間へ縮める。2回試せば、その子の周期が決まります。いちど決めたら、季節が変わっても動かさないでください。予防は、間隔を短くすることより、ばらつかせないことのほうが効きます。
続けるコツと、周期を守っても汚れが戻るとき
続けるコツは2つです。1つは、爪を切った日に、その場で次の予定を書くこと。もう1つは、4本すべてを毎回きれいにやろうとしないこと。予防は、完璧にやった月と何もしなかった月を繰り返すより、ばらつきの小さい状態を保つほうが結果に出ます。
| 続かなくなる場面 | 落としどころ |
|---|---|
| 切る日に、時間がとれない | その日は前足2本だけ切る。後ろ足は3日以内に回す |
| 嫌がって暴れる | 1日1本でよい。4日かけて1周する |
| 伸び具合が分からない | 床を歩く音を聞く。カチカチ鳴れば周期の後半 |
| 汚れが気になって、毎日こすってしまう | 湿らせて押さえるだけに変える。取り切らない |
拭き取りのやり方も、ここで決めておきます。乾いた布でこすらず、湿らせた布を境目に数秒あててから、浮いたぶんだけを外へ出します。爪へ直接液を吹きかけると量が多くなり、指のあいだが濡れたままになります。布に含ませてから当てる、という順番を変えないでください。境目に入った砂は、こすって削るものではなく、ゆるませてから外へ出すものです。
周期を守り、毎日の確かめを2週間続けても、境目の汚れが戻る。あるいは、爪のまわりが赤い、腫れている、触ると痛がる、爪が欠けた、色が変わった、1本だけ様子が違う。いずれかに当てはまるときは、動物病院にご相談ください。爪の根元は皮膚と続いていて、家庭でできるのは境目に汚れをためないところまでです。受診のときは、前回いつ切ったか、どの指か、その子が気にしはじめたのはいつかを伝えてください。
毎日のやり方は、指先で伸び具合を確かめるだけ
毎日のやり方は1つです。その子の前足を持ち上げて、爪の先を自分の指の腹でなでる。見るのではなく、触って確かめます。黒い爪の子でも、長さと引っかかりは指で分かります。かかる時間は、4本で10秒です。
- 肉球より、爪先が前に出ているか:伏せた姿勢で見て、肉球の面より爪が出ていたら、周期の後半に入っています
- 指の腹に、引っかかるか:引っかかりを感じたら、歩くときに境目が地面を向きはじめています
- 境目に、ざらつきがあるか:砂が入りはじめた合図です。その日のうちに湿らせて、拭き取りまでやってしまいます
毎日の目的は、汚れを取ることではなく、周期のどこにいるかを知ることです。ここを取る作業に変えてしまうと続きません。爪のまわりを毎日こすっていると、境目の皮膚が薄くなり、かえって汚れが入りやすい状態が続きます。触って確かめるだけ、と決めてください。
足を触られるのが苦手な子は、寝ているときの前足から始めます。散歩から帰って体を拭くついでに10秒足す、という形でも構いません。予防は、新しい習慣を1つ増やすより、すでにある習慣へ付け足すほうが続きます。爪の長さを確かめるついでに、指のあいだの湿りも一緒に見ておくと、拭き取りの回数を増やさずに済みます。
毎日の10秒に、1つだけ足せることがあります。爪と皮膚の境目は、その子の舌が届かない場所です。前足そのものはよく舐めますが、境目に押し込まれた砂は、舐めても外へは出ません。爪のまわりだけは、その子自身の手入れが入らない場所だと考えてください。
mofuwa スキンケアミストは、電解水100%で、清涼飲料水の規格基準をクリアしています。爪のまわりは、拭いた数秒後にその子が口を持っていく場所です。前足の先は、伏せた姿勢のまま口が届く、その子がいちばん長く舐めていられる場所でもあります。舐めても問題のない基準でつくられていることが、そのまま爪まわりでの使いどころになります。布に取ってから、境目だけに当ててください。爪へ直接吹きかけると、指のあいだが濡れたままになります。
この10秒は、汚れを取るための時間ではありません。その子の爪が、いま周期のどこにいるのかを、指で知るための時間です。3か月続けると、カレンダーを見なくても、触った瞬間に「そろそろ」が分かるようになります。爪まわりの汚れの予防が仕上がるのは、次に切る日を思い出す作業がいらなくなったときです。そこまで来ると、月ごとに汚れの量が変わることもなくなります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
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商品ページを見るよくある質問
- 爪を切る周期は、犬と猫で違いますか?
- 違います。犬は伸びた分がそのまま残るため、日数で管理できます。猫は外側の層が剥がれるので、日数より爪とぎの様子を起点にしてください。ただし猫でも後ろ足は研ぐ機会が少なく、伸びたままになりやすい場所です。前足と同じ周期で確かめてください。
- 黒い爪でも、同じ周期でいいですか?
- 周期は同じで構いません。黒い爪は血管の位置が見えないため、一度に深く切ろうとせず、短い間隔で少しずつ切るほうが安全です。周期を一定にしておくと、1回に切る量が小さくなり、その意味でも黒い爪の子ほど日付を決めておく利点があります。
- 爪切りをサロンに任せています。予防はどうすればいいですか?
- サロンの予約を、周期のほうに合わせてください。伸びてから予約すると、月ごとに間隔がばらつきます。次の予約をその場で入れ、そこを起点に毎日10秒の確かめを続ければ、家でやることは変わりません。伸びが早いと感じたら、次回の間隔を1週間縮めてもらってください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
