C08季節・行事
七夕の夜は外にいる時間が長い|しっぽの付け根を見る
七夕飾りの下がった商店街を2時間半歩いて帰った夜、水を飲ませて10分ほどしてからしっぽを持ち上げると、付け根の裏の地肌が、出かける前より一段濃い色になっていました。この赤みが出る夜と出ない夜を分けていたのは、外にいた時間の長さより、道の途中で座った回数のほうでした。その夜は14回。いつもの30分の散歩なら信号待ちで2回ほどなので、付け根の裏が地面に押し当てられた回数は、ひと晩で7倍になっています。帰ってから寝床に入るまでの手順も、この回数を書いたメモの横で進めます。数えるものを1つに決めておくと、赤みが地面の話で説明できる夜と、そうでない夜が分かれてきます。
外にいた2時間半と、座った14回|しっぽの付け根に赤みが出る頻度を分けて数える前提
数えるのは、外にいた時間ではなく、道の途中でその子が座った回数です。七夕の夜は、ふだんの散歩と歩く距離はそれほど変わらないのに、立ち止まる回数だけが大きく増えます。飾りの下で人の流れが止まる、短冊を書く台の前で順番を待つ、知り合いに会って話しこむ、写真を撮る。止まるたびに「おすわり」をかける家では、止まった回数がそのまま座った回数になります。しっぽの付け根の裏は、座るたびに体の重さと地面のあいだに挟まれる場所です。
季節の条件は1段落で足ります。日が落ちると気温は下がりますが、空気に含まれる水の量は変わらないので、湿度はむしろ上がっていきます。昼のあいだ日に当たったアスファルトや石畳は、夜になっても熱を抱えたままです。上からは湿った空気、下からは地面の熱。付け根の裏は、その両方に同時に触れる位置にあります。
| 座った場所 | 回数 | 地面の様子 | 付け根の裏で起きること |
|---|---|---|---|
| 信号待ちの横断歩道 | 4回 | 昼の熱が残るアスファルト | 短い時間でも、熱い面に毎回押し当てられる |
| 飾りの下で人の流れが止まったとき | 5回 | 商店街の石畳 | 一度座ると数分動けず、毛が寝たまま戻らない |
| 短冊を書く台の前 | 2回 | 人の足もとで風が通らない | 上から人の体温、下から地面の熱が当たる |
| 写真を撮るために座らせたとき | 2回 | 川沿いの芝 | 夜露で湿った葉が、毛の奥まで触れる |
| 帰り道のベンチの足もと | 1回 | コンクリート | 疲れて伏せに近い姿勢になり、触れる面が広がる |
表の回数を足すと14回です。いつもの30分の散歩で座るのは、信号待ちの2回ほど。外にいた時間は5倍でも、付け根の裏が地面に押し当てられた回数は7倍です。しっぽの付け根に赤みが出る頻度を時間で考えると、この差が見えなくなります。2時間歩き続けて一度も座らなかった夜と、40分のあいだに10回座った夜では、付け根の裏に残るものが違います。去年の七夕のあとも、寝床で付け根をなめる音がしばらく続いた覚えがあるなら、今年は時間ではなく回数のほうを持ち帰ってください。
裏側を見るのには、体の作りの理由もあります。しっぽの付け根の上側は被毛が密で、座っても毛の層がつぶれきりません。裏側は毛が薄く、地肌が表面の近くにあります。犬猫の皮膚はもともとヒトの3分の1ほどの薄さで、その中でも毛の少ない場所は、押された跡や熱の跡が色になって出やすい。だから見るのは、付け根の上ではなく裏です。しっぽを持ち上げないと見えない場所なので、毎日のブラッシングでも目に入りません。
猫では、この夜に外へ連れ出す家は多くありません。それでも同じ数え方が当てはまる場面があります。窓を開けて過ごす夏の夜、網戸の前の床に座って外を見ている時間です。猫は座るとしっぽを体に沿わせて巻くので、付け根の裏は床と体のあいだに挟まれたまま動きません。網戸からは湿った夜の空気が入ってきます。猫の場合に数えるのは、網戸の前に座りに行った回数です。
輪ゴム14本を数え終えてから|しっぽの付け根の赤みに家でできる5つの手順
手順は5つです。出かける前に付け根の裏の色を見ておき、外では座った回数を数え、帰ってから10分待って裏側を見て、寝た毛を起こしてからスキンケアミストを当て、乾いてから寝床へ行かせます。このうち3つは、家を出る前と帰ったあとの、ほんの数分の話です。
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1|出かける前に、明るい場所で付け根の裏の色を見る
しっぽの真ん中あたりを下から手のひらで支え、45度くらいまで持ち上げます。先を持つと引っぱられるので、支えるのは真ん中です。付け根の裏の地肌が何色に見えるかを、照明の真下で10秒だけ見ておきます。帰ってからの色は、この色と比べないと読めません。去年の夏のメモが残っていれば、その横に今年の色を書き足します。
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2|外では、座った回数だけを数える
ポケットに輪ゴムを入れておき、座るたびに片方のポケットからもう片方へ1本移します。スマホのメモでも構いませんが、人混みで画面を見るより指先のほうが確かです。芝や土の上に座ったときだけ色違いの輪ゴムを移すと、あとで地面の種類まで分かります。止まるたびに「おすわり」をかけていた家は、立ったまま待たせる回を混ぜるだけで、回数そのものが変わります。
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3|帰ったら10分待ってから、付け根の裏を見る
玄関に着いた直後は、歩いてきた体の熱で、地肌がどこも赤く見えます。水を飲ませ、息が落ち着くまで10分。そのあとで手順1と同じ持ち上げ方をして、同じ照明の下で見ます。出かける前と同じ色なら○、付け根の裏だけ一段濃ければ△、付け根を越えて太ももの内側まで色が広がっていれば×。輪ゴムの本数の横に、この印を1つ書きます。
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4|寝た毛を起こして、地肌にスキンケアミストを当てる
座っていた時間のぶん、付け根の裏の毛は同じ向きに寝ています。指先で毛の流れと逆に軽くなで上げて地肌を出し、mofuwa スキンケアミストを2〜3回。○の日も△や×の日も、量は変えません。印によって量を変えると、翌日の色が変わったときに、何が動いたのかが分からなくなります。
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5|乾いたのを確かめてから、寝床へ行かせる
当てたあと、指の背で触れて湿りがなくなるまで2〜3分待ちます。湿ったまま丸まって眠ると、付け根の裏はまた体と寝床のあいだに挟まれて、外で座っていたときと同じ条件に戻ります。その夜のブラッシングは背中までにして、付け根の裏にはブラシを当てません。
手順4で当てるものを決めるときに考えたのは、そのあとの8時間です。帰ってきた子は、寝床で体を丸めて眠ります。丸まった犬の鼻先がどこに落ち着くかを見ると、後ろ足のつけ根と、しっぽの付け根のすぐ横です。14回座った付け根の裏は、そのまま朝まで鼻先の横にあり、気になれば舌が届きます。そこに置いたものは、朝までにいくらか口へ運ばれると見積もっておくほうが、実際の夜に合っています。
mofuwa スキンケアミストは、この「なめる」を後から気にするのではなく、最初に置いた条件としてつくられた1本です。塗ったものがなめ取られてしまう、口に入るのが気になる、という悩みが出発点にあって、中身を高機能性電解酸化水の1種類に絞っています。香りも保存料も加えていません。鼻先が一晩じゅう横にある場所に当てるものとして、中身が水1種類であることが、そのまま選ぶ理由になります。
この水がもっている肌を整える働きは、何かの成分を足して起こしているものではなく、高機能性電解酸化水そのものの性質です。そのかわり、1回当てて翌朝の色ががらりと変わる、というものでもありません。つくっている側も、まず2週間続けて様子を見てほしいと説明しています。七夕の夜は1回きりでも、夏の夜の外出は8月まで何度も続きます。2週間ぶんの輪ゴムの本数と印が並んだころに、はじめて比べられるものが出てきます。
帰ってすぐシャンプーで付け根を洗う家もあります。外の地面に触れた場所なので、洗いたくなるのは自然です。ただ、夏の夜の外出が週に3回あれば、付け根の裏は週に3回洗われることになり、毛の薄い場所ほど洗いすぎの影響が先に出ます。地肌のうるおいが落ちきった場所は、次に座ったときの熱をそのまま受けます。スキンケアミストは流さずに乾かすだけなので、外出の回数と洗う回数を切り離せます。
色違いの輪ゴムが多かった夜、つまり芝や土の上に座った回数が多かった夜に備えて、手順1のあとに、腰からしっぽにかけて mofuwa においがしない虫よけスプレーをかけてから出る家もあります。蚊が嫌がるとされる香りの成分を配合していて、虫よけ特有のにおいがしないので、人混みの中でも周りに気をつかわずに済みます。これも、かけたところに帰ってから鼻先が触れることを考えて、なめる前提で成分を選んだ1本です。
猫の場合は、網戸の前から戻ってきて毛づくろいを始める前に当てます。猫は付け根の裏まで自分でなめるので、当てたものが口に入る道筋は犬よりまっすぐです。ノズルを向けた音で振り向く子なら、指先に2〜3回出してから、付け根の裏へそっと移します。
回数と印が一緒に動かない夜|しっぽの付け根を見るコツと、つまずく3つの場面
輪ゴムの本数と印を1週間並べると、多くの夜は一緒に動きます。14回座った夜は△か×、3回の夜は○。この並びが崩れたときは、見方か、数え方か、体の側か、どこかがずれています。見方と数え方のずれは、次の3つで起きます。
- 玄関に着いてすぐ見る:歩いてきた直後は、付け根の裏に限らず地肌全体の色が上がっています。この時点で×をつけると、座った回数に関係なく毎晩×が並びます。10分待つのは、体の熱による赤みと、座った跡の赤みを分けるためです
- 「長く外にいた夜」とまとめて覚える:2時間半の夜と40分の夜を、時間だけで比べてしまう形です。座った回数を数えずに帰ると、翌朝には何回だったか思い出せません。時間は時計が覚えていてくれますが、回数は輪ゴムにしか残りません
- しっぽを先から持ち上げる:先をつまんで高く上げると、その子は付け根を引かれる感覚を覚え、次からしっぽを巻きこんで座るようになります。巻きこんだしっぽは、付け根の裏を地面にいっそう強く押しつけます。持ち上げるのは真ん中から、45度まで
この3つを直したあとの並びが、読むべき並びです。座った回数が増えた夜に印が△や×へ動き、回数が少ない夜に○へ戻る。そうなっているあいだは、付け根の赤みは地面との接触で説明がつきます。立ったまま待たせる回を混ぜ、芝の上で座らせる写真を1回減らし、帰ってからの手順を同じように続けます。回数を減らした夜に印が1段戻れば、それがこの子の付け根にとっての線引きです。
立ったまま待たせて座った回数を2回まで減らした夜にも、付け根の裏に×がつく/赤みが面ではなく、点のように散っている/毛をかき分けると、根もとに黒い粒が混じる/付け根の裏をなめ続けて、そこだけ毛が薄くなってきた/○に戻る夜が1週間ひとつもない。こうなると、地面に触れた回数では付け根の赤みを説明できません。輪ゴムの本数と印を並べたメモのうち、2つの欄がずれはじめた日付に丸をつけて、そのメモを持って動物病院へ行ってください。座った回数で読める夜と読めない夜の境目が、1枚でそのまま伝わります。
8月の夜まで同じメモで|しっぽの付け根を毎日見て、座った回数を来年へ渡す
七夕の夜が過ぎても、外にいる時間が長い夏の夜は続きます。夕涼みの散歩、近所の夏祭り、月遅れの七夕飾り。外出のある夜も、ない夜も、しっぽの付け根の裏は毎日1回見ます。外出のない夜に○が並んでいることが、外出のある夜の△を読むときの土台になります。
| 日付の欄 | 外にいた時間 | 座った回数 | 印 | 当てたか |
|---|---|---|---|---|
| 七夕飾りを見に出た夜 | 2時間半 | 14回(芝2回) | × | 当てた |
| 翌日の夕方の散歩 | 30分 | 2回 | △ | 当てた |
| 外出のなかった夜 | 0分 | 0回 | ○ | 当てた |
| 立ったまま待たせた夏祭りの夜 | 2時間 | 5回 | △ | 当てた |
| その次の週の夕涼み | 40分 | 3回 | ○ | 当てた |
表の右端の列を毎晩同じにしておくのが、このメモのいちばんの決まりです。当てる夜と当てない夜を混ぜると、印が変わったときに、回数のせいか手当てのせいかが分からなくなります。動かすのは座った回数だけ。夏祭りの夜に立ったまま待たせる回を混ぜて14回を5回にしたら、印が×から△に変わった。こういう1行が、来年の七夕の前に読み返す行になります。
8月の終わりにメモを閉じるとき、残しておくのは、いちばん回数の多かった夜の数字と、その夜の印の2つです。来年の七夕に家を出る前、その2つを見てから輪ゴムをポケットに入れれば、今年の14回から数え始められます。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- 小型犬で、人混みではほとんど抱っこしています。座った回数は少ないのに、付け根の裏が赤くなります。
- 抱っこも、付け根の裏にとっては座った回数に入れて数えてください。抱えるとき、腕はたいていお尻の下に回ります。付け根の裏は腕と体のあいだに挟まれ、そこに当たっているのは人の腕の体温と、服ごしにこもった湿った空気です。地面の熱はありませんが、挟まれている時間は、道で座る数分よりずっと長くなります。抱き上げた回数も輪ゴムで数えて、座った回数と合わせて1つの数字にします。腕を太ももの横に回す抱え方の夜を1回混ぜると、印の動き方で違いが読めます。
- スキンケアミストを当てたあと、付け根のあたりからプールのようなにおいがしました。
- 成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいを感じることがある水です。つくっている側も、製品の異常ではないと説明しています。付け根の裏は、体の中でも人の鼻が近づく場所なので、ほかの場所に当てるときより気づきやすいはずです。気になるときは、量を減らすより、指先に出してから付け根の裏へ移すやり方に変えてください。まわりの毛に広がる量が減り、当てたい場所にだけ置けます。量を変えないので、メモの印を読み比べるときの条件もそろったままです。
- しっぽを持ち上げると、嫌がって座りこんでしまいます。
- 持ち上げずに見るやり方に変えます。寝床で横向きに寝ているとき、しっぽは床に沿って伸びています。そのとき、しっぽの真ん中に手を添えて、上ではなく横へ10センチほどずらすと、付け根の裏が横から見えます。持ち上げる向きの動きがないので、座りこむ子でも嫌がりにくくなります。見る時刻が寝る前に移るぶん、帰ってから10分待つ手順は自然に守られます。印をつける時刻が変わったことだけ、メモの端に書いておいてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
