C09シーン別・暮らし
サロン通いをしている人のための赤ちゃんが生まれた家|5分で終わらせるケア
出産予定日の5週間前、サロンに電話をかけようとして、そのまま3日が過ぎました。前回のトリミングから4週間、次を取らなければいけないことは分かっていました。止まっていたのは、産後のどの日なら連れて行けるかを、その時点で決められなかったことのほうです。予約という行為は、日付を1つ選んで口に出すところまでを含みます。赤ちゃんが生まれた家で先に消えるのは、通う気持ちよりも、予約を取るための時間そのものでした。産前にどこまで日程を先へ倒せるかで、産後の数か月の形が決まります。ペットのケアを家の5分で終わらせるという話も、そこから始まりました。
電話をかけようとして、3日そのままになりました|赤ちゃんが生まれる前後にトリミングが遠のく背景
うちは4週間から5週間に1回のペースでサロンに通っていました。前回から4週間が過ぎて、そろそろ次を取る時期です。スマートフォンに電話番号も入っています。それでも3日、かけられませんでした。予約を取るという行為には、日付を1つ決めて口に出すところまでが含まれているからです。出産予定日の5週間前に、その先の日付を1つ選ぶことができませんでした。
サロンの予約は、その日に思い立って取れるものではありません。うちが通っている店は、混んでいる時期だと3週間から5週間先まで埋まっています。つまり、今日電話をかけたとしても、実際に連れて行くのは1か月ほど先です。今日決められないという状態が続くと、間隔は自動的に伸びていきます。行きたくなくなったわけでも、忘れていたわけでもありません。
実際に、赤ちゃんが生まれてからはこの傾向がはっきりしました。産後の1か月は、日付を1つ選ぶという作業がいちばんできない時期です。1週間先の予定が読めず、その日にどこまで動けるかも分かりません。結果として、ペットのトリミングは「今度でいい」の中に入り続けました。気づいたときには、前回から9週間が経っていました。
- 行ける日を1つ決める:産後は、この最初の一手がいちばん重くなります
- 3〜5週間先を読む:予約の空きがそこにあるので、先を見ないと日付を選べません
- 電話をかける時間帯を作る:サロンの営業時間と、家が静かな時間が重なりません
- 送り迎えの担当を決める:預けて帰り、また迎えに行くまでの往復が2回あります
- 当日の数時間を空ける:仕上がりまでの時間は、赤ちゃんが生まれた家では丸ごと動かせない時間になります
- 次の予約をその場で取る:帰り際のこの一手が抜けると、また日付を選ぶところからやり直しになります
産後もサロンには行けます。実際にうちも行きました。ここで書いているのは、通えるかどうかより先に、予約を取る作業のほうが止まるという順番のことです。トリミングそのものは1回2〜3時間ですが、予約は数週間前の数分でできています。赤ちゃんが生まれた家で最初に足りなくなるのは、その数分を「先を読んで使う」という形の時間でした。ここが止まると、あとの工程は全部あとにずれます。
間隔を決めているのは毛の伸び方ではなく、予約が取れた日でした|赤ちゃんとペットのトリミングを日程から見る考え方
トリミングの間隔は、被毛が伸びる速さで決まっているように見えます。うちも「4〜5週間で伸びるから、そのくらいで行く」と説明していました。ただ、実際にカレンダーを見返すと、行った日は毎回「予約が取れた日」でした。毛の状態を見て日を選んでいたのではなく、空いていた枠に合わせていただけです。ふだんはそれで4〜5週間に収まっていたので、ずれに気づきません。
赤ちゃんが生まれると、この仕組みがそのまま表に出ます。日付を決められない期間が2週間あって、そこから電話をかけて、空きが4週間先だとします。前回から次までは、それだけで6週間を超えます。さらに、当日に熱を出したり、送り迎えの都合がつかなかったりして1回ずらすと、8週間から9週間になります。ペットのトリミングの間隔は、こうして日程の側だけで動いていきます。
| 工程 | 産前にかかっていた日数 | 産後にかかった日数 |
|---|---|---|
| 次の日を決めるまで | 0〜2日 | 10〜20日 |
| 電話をかけるまで | 0〜1日 | 2〜5日 |
| 予約の空きまで | 21〜28日 | 21〜35日 |
| 当日にずらした回数 | ほぼ0回 | 1回で7日 |
| 合計(前回からの間隔) | 28〜35日 | 42〜63日 |
この表で動かせるところを探すと、いちばん上の行しかありません。予約の空きは店の都合で、こちらでは短くできません。当日のずれも、赤ちゃんが生まれた家では避けきれません。唯一こちらで動かせるのは「次の日を決めるまで」の10〜20日のほうです。そしてこの日数は、産後に短くする方法がありません。短くできるとしたら、その作業を産前へ持っていくことだけです。
間隔が6週間から9週間に伸びると、家でやることの中身も変わります。4週間ならブラッシングだけで足りていたところに、もつれやすい場所が出てきます。耳のうしろ、脇の下、後ろ足のつけ根。被毛が長くなるほど、皮膚に近いところで毛が寝て、指が途中で止まる場所が増えます。だから、日程が伸びる前提で家のケアを組み直しておく必要がありました。
出産予定日から逆算して、2回ぶんの日程を先に押さえました|産前に倒したことで家の5分に起きた変化
やったことは単純です。出産予定日を紙に書いて、その前後に2回ぶんのトリミングの日程を先に入れました。1回目は予定日の2週間前、2回目は予定日の7週間後です。産後7週というのは、うちにとって「日付を決められる状態に戻るまで」の見積もりでした。実際にはもう少し早く動けましたが、遅めに置いたことで、後ろへずらす余裕が残りました。
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出産予定日を中心にして、前後2回の日を紙に書く
先に決めるのは順番ではなく日付です。予定日の2週間前と、予定日の7週間後。2回ぶんを同時に伝えると、電話は1回で済みます。赤ちゃんが生まれた家では、電話の回数そのものが負担になります。うちは最初の電話でこの2つをまとめて押さえました。
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変更とキャンセルの条件を、そのときに聞いておく
何日前まで動かせるか、当日の連絡はどうするか。先に聞いておくと、ずらすことが失敗ではなくなります。産後の予約は、ずらす前提で取ります。ずらせる条件を知らないまま押さえると、動かせない予定として重くのしかかります。
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送り迎えの担当を、日付とセットで決めておく
2回目の日程については、家族に付き添いを頼みました。トリミングは預けて帰り、また迎えに行くまでの往復が2回あります。この往復のほうが、当日いちばん動かしにくい部分です。日付だけ決めて担当を決めずにおくと、当日になって行けなくなります。
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家でやる5分の中身を、3か所に決めておく
間隔が6週間に伸びる前提で、触る場所を耳のうしろ・脇の下・後ろ足のつけ根の3か所に絞りました。全身を薄く回すより、先に崩れるところだけを毎日見るほうが、5分に収まります。産後に考えて決めることではないので、産前のうちに紙へ書いて洗面所に貼りました。
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1回目のトリミングの帰りに、次の次の予約を取る
帰り際にその場で取ると、電話をかける工程が丸ごと消えます。うちはここで、産後7週の日程を確認し直しました。サロンにいるあいだが、産後でいちばん確実に日付を決められる時間です。ペットのケアの予定は、その場にいるうちに次まで置いておきます。
家の5分の中身も書いておきます。ブラシを入れる前に、mofuwa グルーミングスプレーを布に含ませて、3か所を毛の流れに沿って一往復させます。ブラッシングのためのスプレーでもあるので、梳かす前に毛を湿らせておくのが、そもそもの使い方です。乾いた毛のままブラシを当てると、もつれているところで引っかかります。湿らせてからのほうが、指が入る深さまで届きます。サロンの予約が6週間先になっても、毎日きれいにしておきたいという用のほうは毎日あります。赤ちゃんが泣いて途中で止めることになっても、3か所のうち1か所で終われば、その日はそこまでで構いません。翌日は続きから始めます。
全身を毎日やろうとすると、赤ちゃんが生まれた家では続きません。うちが3か所に絞ったのは、トリミングから4週間を過ぎたときにいちばん先に指が止まる場所だったからです。耳のうしろ、脇の下、後ろ足のつけ根。どれも体の面積としては小さく、犬が動いても押さえやすいところです。背中と腰は面積が大きいぶん時間を取りますが、間隔が伸びても最後まで崩れませんでした。5分の配分は、面積ではなく崩れる順番で決めています。3か所のうち後ろ足のつけ根は、犬が自分で口を届かせる場所です。mofuwa グルーミングスプレーの中身は清涼飲料水の規格基準をクリアした電解水なので、ここに布を湿らせて当てる日でも、量を控えずに済みます。
産後4か月で残ったのは、取った回数ではなく取った時期でした|赤ちゃんとペットのトリミングの経験
実際にどうなったかを書きます。1回目のトリミングは、予定日の11日前に行けました。2回目は産後7週目で、家族に付き添ってもらって行きました。3回目は、2回目の帰り際にその場で取ったので、電話をかけずに済んでいます。産後4か月のあいだに3回行けて、間隔は最長で6週間でした。産前に日程を倒していなかった年の秋は、同じ4か月で2回、最長9週間が空いています。
| 4か月の回数 | 最長の間隔 | 家で毎日かけた時間 | |
|---|---|---|---|
| 産前に2回ぶん押さえた年 | 3回 | 6週間 | 5分(3か所) |
| その場その場で取った年 | 2回 | 9週間 | 0〜15分(日による) |
回数の差より、家でかけた時間の差のほうが大きく出ました。日程が読めていないと、家のケアも「今日はどこまでやるべきか」が決まりません。決まらない日は、時間があるときに長くやって、無い日は何もしない形になります。次にサロンへ行く日が決まっていると、家でやることは残りの週数から逆算できます。ペットのケアは、量ではなく、次の日程から決まるものだと分かりました。
もう一つ、産前にやっておいてよかったのは、5分の中身を紙に書いて貼っておいたことです。産後は、覚えていることを思い出す作業自体が省けたほうが助かります。3か所の名前が書いてあるだけで、その日の判断が要りません。赤ちゃんが泣けば途中で止まりますが、止まった場所も紙に丸を付けておけば、翌日の続きが決まります。ペットの被毛の状態は、この形でも十分に保てました。
間隔が伸びると、もつれや毛の寝ぐせは増えます。ただし、同じ場所をなめ続けている、皮膚が赤い、触ると嫌がる場所が新しくできた、においが数日で戻る、フケが急に増えた、毛が左右で抜け方が違う。こうした変化は、トリミングの間隔とは切り離して見てください。産後は自分の生活のほうが大きく動くので、変化の理由をすべて日程のせいにしてしまいがちです。気になる状態が続くときは、家のケアの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。次のトリミングまで待つ必要はありません。
赤ちゃんが生まれた家でトリミングの間隔が伸びるのは、優先順位が下がったからだと思われがちです。実際に起きていたのは、日付を1つ決めて口に出すという作業が、産後のいちばん重い時期と重なるということでした。その作業だけを産前へ倒しておけば、産後の数か月は当日行くだけになります。家でやるペットのケアも、次の日程が決まっているぶん、3か所5分に収まりました。産前にできることは、体の準備よりも、カレンダーの上のほうにありました。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
