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サロン通いをしている人のための赤ちゃんが生まれた家|5分で終わらせるケア

公開日 2024年1月20日|文=mofuwa編集部

明るく静かな部屋で、淡い色のブランケットの上に落ち着いて伏せている小さな犬
産後の数か月を決めていたのは、産前にどこまで日程を組めたかでした。写真:https://kaboompics.com//Pexels

出産予定日の5週間前、サロンに電話をかけようとして、そのまま3日が過ぎました。前回のトリミングから4週間、次を取らなければいけないことは分かっていました。止まっていたのは、産後のどの日なら連れて行けるかを、その時点で決められなかったことのほうです。予約という行為は、日付を1つ選んで口に出すところまでを含みます。赤ちゃんが生まれた家で先に消えるのは、通う気持ちよりも、予約を取るための時間そのものでした。産前にどこまで日程を先へ倒せるかで、産後の数か月の形が決まります。ペットのケアを家の5分で終わらせるという話も、そこから始まりました。

電話をかけようとして、3日そのままになりました|赤ちゃんが生まれる前後にトリミングが遠のく背景

うちは4週間から5週間に1回のペースでサロンに通っていました。前回から4週間が過ぎて、そろそろ次を取る時期です。スマートフォンに電話番号も入っています。それでも3日、かけられませんでした。予約を取るという行為には、日付を1つ決めて口に出すところまでが含まれているからです。出産予定日の5週間前に、その先の日付を1つ選ぶことができませんでした。

サロンの予約は、その日に思い立って取れるものではありません。うちが通っている店は、混んでいる時期だと3週間から5週間先まで埋まっています。つまり、今日電話をかけたとしても、実際に連れて行くのは1か月ほど先です。今日決められないという状態が続くと、間隔は自動的に伸びていきます。行きたくなくなったわけでも、忘れていたわけでもありません。

実際に、赤ちゃんが生まれてからはこの傾向がはっきりしました。産後の1か月は、日付を1つ選ぶという作業がいちばんできない時期です。1週間先の予定が読めず、その日にどこまで動けるかも分かりません。結果として、ペットのトリミングは「今度でいい」の中に入り続けました。気づいたときには、前回から9週間が経っていました。

Noteサロンに行けなくなる、という話をしているのではありません

産後もサロンには行けます。実際にうちも行きました。ここで書いているのは、通えるかどうかより先に、予約を取る作業のほうが止まるという順番のことです。トリミングそのものは1回2〜3時間ですが、予約は数週間前の数分でできています。赤ちゃんが生まれた家で最初に足りなくなるのは、その数分を「先を読んで使う」という形の時間でした。ここが止まると、あとの工程は全部あとにずれます。

間隔を決めているのは毛の伸び方ではなく、予約が取れた日でした|赤ちゃんとペットのトリミングを日程から見る考え方

トリミングの間隔は、被毛が伸びる速さで決まっているように見えます。うちも「4〜5週間で伸びるから、そのくらいで行く」と説明していました。ただ、実際にカレンダーを見返すと、行った日は毎回「予約が取れた日」でした。毛の状態を見て日を選んでいたのではなく、空いていた枠に合わせていただけです。ふだんはそれで4〜5週間に収まっていたので、ずれに気づきません。

赤ちゃんが生まれると、この仕組みがそのまま表に出ます。日付を決められない期間が2週間あって、そこから電話をかけて、空きが4週間先だとします。前回から次までは、それだけで6週間を超えます。さらに、当日に熱を出したり、送り迎えの都合がつかなかったりして1回ずらすと、8週間から9週間になります。ペットのトリミングの間隔は、こうして日程の側だけで動いていきます。

前回のトリミングから次に行くまでの日数を、産前と産後で分けてみる
工程産前にかかっていた日数産後にかかった日数
次の日を決めるまで0〜2日10〜20日
電話をかけるまで0〜1日2〜5日
予約の空きまで21〜28日21〜35日
当日にずらした回数ほぼ0回1回で7日
合計(前回からの間隔)28〜35日42〜63日

この表で動かせるところを探すと、いちばん上の行しかありません。予約の空きは店の都合で、こちらでは短くできません。当日のずれも、赤ちゃんが生まれた家では避けきれません。唯一こちらで動かせるのは「次の日を決めるまで」の10〜20日のほうです。そしてこの日数は、産後に短くする方法がありません。短くできるとしたら、その作業を産前へ持っていくことだけです。

間隔が6週間から9週間に伸びると、家でやることの中身も変わります。4週間ならブラッシングだけで足りていたところに、もつれやすい場所が出てきます。耳のうしろ、脇の下、後ろ足のつけ根。被毛が長くなるほど、皮膚に近いところで毛が寝て、指が途中で止まる場所が増えます。だから、日程が伸びる前提で家のケアを組み直しておく必要がありました。

出産予定日から逆算して、2回ぶんの日程を先に押さえました|産前に倒したことで家の5分に起きた変化

やったことは単純です。出産予定日を紙に書いて、その前後に2回ぶんのトリミングの日程を先に入れました。1回目は予定日の2週間前、2回目は予定日の7週間後です。産後7週というのは、うちにとって「日付を決められる状態に戻るまで」の見積もりでした。実際にはもう少し早く動けましたが、遅めに置いたことで、後ろへずらす余裕が残りました。

  1. 出産予定日を中心にして、前後2回の日を紙に書く

    先に決めるのは順番ではなく日付です。予定日の2週間前と、予定日の7週間後。2回ぶんを同時に伝えると、電話は1回で済みます。赤ちゃんが生まれた家では、電話の回数そのものが負担になります。うちは最初の電話でこの2つをまとめて押さえました。

  2. 変更とキャンセルの条件を、そのときに聞いておく

    何日前まで動かせるか、当日の連絡はどうするか。先に聞いておくと、ずらすことが失敗ではなくなります。産後の予約は、ずらす前提で取ります。ずらせる条件を知らないまま押さえると、動かせない予定として重くのしかかります。

  3. 送り迎えの担当を、日付とセットで決めておく

    2回目の日程については、家族に付き添いを頼みました。トリミングは預けて帰り、また迎えに行くまでの往復が2回あります。この往復のほうが、当日いちばん動かしにくい部分です。日付だけ決めて担当を決めずにおくと、当日になって行けなくなります。

  4. 家でやる5分の中身を、3か所に決めておく

    間隔が6週間に伸びる前提で、触る場所を耳のうしろ・脇の下・後ろ足のつけ根の3か所に絞りました。全身を薄く回すより、先に崩れるところだけを毎日見るほうが、5分に収まります。産後に考えて決めることではないので、産前のうちに紙へ書いて洗面所に貼りました。

  5. 1回目のトリミングの帰りに、次の次の予約を取る

    帰り際にその場で取ると、電話をかける工程が丸ごと消えます。うちはここで、産後7週の日程を確認し直しました。サロンにいるあいだが、産後でいちばん確実に日付を決められる時間です。ペットのケアの予定は、その場にいるうちに次まで置いておきます。

家の5分の中身も書いておきます。ブラシを入れる前に、mofuwa グルーミングスプレーを布に含ませて、3か所を毛の流れに沿って一往復させます。ブラッシングのためのスプレーでもあるので、梳かす前に毛を湿らせておくのが、そもそもの使い方です。乾いた毛のままブラシを当てると、もつれているところで引っかかります。湿らせてからのほうが、指が入る深さまで届きます。サロンの予約が6週間先になっても、毎日きれいにしておきたいという用のほうは毎日あります。赤ちゃんが泣いて途中で止めることになっても、3か所のうち1か所で終われば、その日はそこまでで構いません。翌日は続きから始めます。

Point5分の中身は、間隔が伸びたときに先に崩れる場所から決める

全身を毎日やろうとすると、赤ちゃんが生まれた家では続きません。うちが3か所に絞ったのは、トリミングから4週間を過ぎたときにいちばん先に指が止まる場所だったからです。耳のうしろ、脇の下、後ろ足のつけ根。どれも体の面積としては小さく、犬が動いても押さえやすいところです。背中と腰は面積が大きいぶん時間を取りますが、間隔が伸びても最後まで崩れませんでした。5分の配分は、面積ではなく崩れる順番で決めています。3か所のうち後ろ足のつけ根は、犬が自分で口を届かせる場所です。mofuwa グルーミングスプレーの中身は清涼飲料水の規格基準をクリアした電解水なので、ここに布を湿らせて当てる日でも、量を控えずに済みます。

産後4か月で残ったのは、取った回数ではなく取った時期でした|赤ちゃんとペットのトリミングの経験

実際にどうなったかを書きます。1回目のトリミングは、予定日の11日前に行けました。2回目は産後7週目で、家族に付き添ってもらって行きました。3回目は、2回目の帰り際にその場で取ったので、電話をかけずに済んでいます。産後4か月のあいだに3回行けて、間隔は最長で6週間でした。産前に日程を倒していなかった年の秋は、同じ4か月で2回、最長9週間が空いています。

産前に日程を倒した年と、そうでなかった年の比較
4か月の回数最長の間隔家で毎日かけた時間
産前に2回ぶん押さえた年3回6週間5分(3か所)
その場その場で取った年2回9週間0〜15分(日による)

回数の差より、家でかけた時間の差のほうが大きく出ました。日程が読めていないと、家のケアも「今日はどこまでやるべきか」が決まりません。決まらない日は、時間があるときに長くやって、無い日は何もしない形になります。次にサロンへ行く日が決まっていると、家でやることは残りの週数から逆算できます。ペットのケアは、量ではなく、次の日程から決まるものだと分かりました。

もう一つ、産前にやっておいてよかったのは、5分の中身を紙に書いて貼っておいたことです。産後は、覚えていることを思い出す作業自体が省けたほうが助かります。3か所の名前が書いてあるだけで、その日の判断が要りません。赤ちゃんが泣けば途中で止まりますが、止まった場所も紙に丸を付けておけば、翌日の続きが決まります。ペットの被毛の状態は、この形でも十分に保てました。

Caution日程の話として片づけないほうがよい変化があります

間隔が伸びると、もつれや毛の寝ぐせは増えます。ただし、同じ場所をなめ続けている、皮膚が赤い、触ると嫌がる場所が新しくできた、においが数日で戻る、フケが急に増えた、毛が左右で抜け方が違う。こうした変化は、トリミングの間隔とは切り離して見てください。産後は自分の生活のほうが大きく動くので、変化の理由をすべて日程のせいにしてしまいがちです。気になる状態が続くときは、家のケアの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。次のトリミングまで待つ必要はありません。

赤ちゃんが生まれた家でトリミングの間隔が伸びるのは、優先順位が下がったからだと思われがちです。実際に起きていたのは、日付を1つ決めて口に出すという作業が、産後のいちばん重い時期と重なるということでした。その作業だけを産前へ倒しておけば、産後の数か月は当日行くだけになります。家でやるペットのケアも、次の日程が決まっているぶん、3か所5分に収まりました。産前にできることは、体の準備よりも、カレンダーの上のほうにありました。

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本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。