C08季節・行事

玄関のタオルが生乾きのまま過ぎた、雪の一週間

公開日 2024年1月18日|文=mofuwa編集部

明るい玄関の近くで、白い猫と淡い毛色の犬が並んで静かに休んでいる様子
玄関のタオルが乾かない週は、家の中に気候の違う場所が2つできています。写真:Huy Phan/Pexels

玄関に掛けたタオルが、次の散歩までに乾き切らない日が4日続きました。雪が続く週の散歩は朝と夕方の2回で、1回につき足4本とおなかの下を拭きます。3枚を回していたはずが、2日目の夕方には、掛けたままのタオルが3枚とも湿っていました。生乾きのタオルで足を拭くと、拭いた場所のほうに玄関のにおいが移ります。枚数が足りないのだと思って4枚目を出したところで、乾かない場所に掛ける枚数が1枚増えるだけでした。この一週間で見直したのは、タオルの枚数ではなく、干した場所と、玄関の床に残っていた水のほうです。

玄関のタオルが1日に何回濡れたか|生乾きが始まった週の背景を数で見る

数えていたのはタオルの枚数ではなく、1枚が濡れた回数でした。朝の散歩から帰って足4本を拭き、おなかの下を拭く。これで1枚です。夕方にもう1枚。雪の日は道の雪解け水を踏むので、1回でタオルの半分が濡れます。ここまでなら3枚で回ります。回らなくなったのは、玄関に掛けた1枚目が、夕方になっても乾いていなかった日からでした。

雪が続いた一週間。玄関のタオルが乾くまでにかかった時間
日散歩の回数使ったタオル掛けた場所翌朝の状態
1日目2回2枚玄関のフック乾いていた
2日目2回2枚玄関のフック根元が湿っていた
3日目2回3枚玄関のフック3枚とも生乾き
4日目2回3枚玄関のフックにおいが出はじめた
5日目1回2枚部屋の中へ移した朝に乾いていた
6日目2回2枚部屋の中へ移した朝に乾いていた

3日目の朝に、掛けてあった3枚がどれも冷たく湿っていました。乾いていないタオルは持ち上げると重く、たたむと内側が冷たいままです。生乾きは、においが出る前に、触った冷たさで分かります。4日目にはにおいが出ましたが、においが出た時点ではもう、そのタオルで拭いた足のほうにもにおいが移っています。

雪の日の散歩が特別なのは、拭く水の量が多いからです。雨の日は毛の表面が濡れますが、雪の日は足の熱で溶けた水が毛の根元に入り、指のあいだにたまります。同じ1枚でも、吸い取る水の量が違います。タオルの枚数の話に見えていたものは、1回に移る水の量の話でした。

乾かない理由は玄関の温度差|生乾きのタオルは、掛けた場所に風がないところから始まります

玄関は、家の中でいちばん気温の低い場所です。外に面したドアが1枚あり、人が出入りするたびに外の空気が入ります。暖房はたいてい入っていません。そこへ、水を含んだタオルを掛けることになります。部屋の室温が20度を超えていても、玄関は10度に届かないことがあります。気温が低いほど、空気が抱えられる水の量は少なくなります。

もう1つは風です。玄関は袋小路の形をしていて、空気が入れ替わりません。乾くというのは、水が蒸発して、その水を含んだ空気がどこかへ動いていくことです。動く先がない場所では、タオルの表面の空気が湿ったまま止まり、そこから先が進まなくなります。暖房した部屋が乾燥しているのに玄関だけ湿っているのは、同じ家の中に気候の違う場所が2つあるということです。

同じタオルを、玄関に掛けた場合と部屋に干した場合 雪の日に足を拭いたタオルを、玄関のフックに掛けた場合と、部屋の中へ移した場合で、翌朝までに何が起きるかを並べています。 同じ1枚を、同じ回数だけ使ったときの比べ方です 玄関のフックに掛ける 室温は10度に届かない ドアの開閉で外気が入る 空気が入れ替わらない 翌朝も根元が湿っている 3日目に3枚とも生乾き 部屋の中へ移す 暖房で室温が20度前後 空気が乾いている 人が動くたびに風が通る 朝には乾いて戻せる 3枚のままで回る
枚数ではなく、掛けた先の空気が動くかどうかで、翌朝の状態が分かれます。

におい自体は、濡れたままの時間が長いほど出やすくなります。雪の日のタオルには、水のほかに泥と毛と、肉球のあいだにたまっていたものが一緒に移ります。それが湿ったまま10時間そこにある、という状態が生乾きです。干す時間を延ばすより、濡れている時間を短くするほうが先です。季節の変わり目に部屋の湿度が上がる時期は、玄関側の乾きにくさがさらに目立ってきます。

換毛期のあいだは、タオルに移る毛の量も増えます。毛が絡んだタオルは水を抱えたままになり、乾くのにさらに時間がかかります。洗う前に一度はたいて毛を落としておくだけでも、翌朝の手ざわりが変わります。玄関のタオルは、家のタオルの中でいちばん条件の悪い場所で使われているものだと考えてください。

枚数を増やす前に考え方を変える|玄関のタオルで拭く範囲と、床に残った水

4枚目を出したときに起きたのは、乾かない場所に掛かる枚数が1枚増えたことだけでした。枚数は、乾く場所があってはじめて意味を持ちます。この週に変えたのは3つです。

3つ目が、この週にいちばん効きました。玄関の床には、拭き切れなかった水と、靴の底が運んだものが残ります。その子は、玄関で座って足を舐めます。床に残った水は、足の裏を通ってそのまま口へ戻ります。だから玄関の床に使うものは、タオルを選ぶときとは別の基準で選ぶことになります。

そこで床とマットに使っているのが mofuwa瞬間消臭スプレーです。中身は電解水で、香りは足されていません。においを別の香りで覆うつくり方ではなく、においのもとのほうへ働きかける考え方で設計されています。犬も猫も自分のにおいを手がかりに家を把握しているので、玄関だけ知らない香りに変わると、その場所を避ける子がいます。生乾きのにおいを香りで押さえると、その子にとっては、においが2つに増えたことになります。

床に使うものが口に入る前提で選ばれているかどうかは、玄関ではとくにはっきりします。雪の日に玄関で足を舐める時間は、ふだんより長くなります。瞬間消臭スプレーは余計な成分が入っていないので、たたきの床、玄関マット、靴箱の前、ケージの下まで、場所を分けずに使えます。拭いたあとの床が乾いてから、その子を部屋へ入れる。この順番だけ決めておけば、床の側からタオルへ戻ってくるものがなくなります。

Cautionタオルを乾いた3枚に戻しても、足のにおいだけが残るとき

干す場所を変えて、朝に乾いたタオルで拭けるようになった週でも、同じ足だけがにおう/拭いたあとに、その1本だけを長く舐めている/指のあいだを開こうとすると足を引く/肉球のふちが割れて、歩いたあとの床に跡がつく/玄関に入る前に立ち止まって、足を上げたまま動かない。こうした残り方は、生乾きのタオルでは説明がつきません。タオルを何枚替えたか、乾くまでに何時間かかったかを書いた紙を持って、動物病院の診察を予約してください。週ごとの数字が並んでいると、いつから足の側だけが変わったのかが分かります。

一週間後に変わったこと|玄関の生乾きが消えて、タオルの枚数は3枚のままです

5日目の朝から、掛けてあるタオルは乾いていました。変えたのは干す場所と、拭く範囲を2つに分けたことだけで、枚数は3枚のままです。4枚目は、洗ってしまいました。雪の降る日数はその週も変わっていないので、乾かなかった原因は外の側になかったということになります。

変えた条件と、その日から変わったこと
変えたもの変える前変えたあと
掛ける場所玄関のフック使ったら部屋の中へ
拭く道具1枚で足も体も足裏用の小さい布を分けた
乾くまでの時間翌朝でも湿っている小さい布は2時間
玄関の床同じタオルで拭く床は床で始末する
玄関のにおい生乾きのにおいが残る夕方の散歩前に気にならない
回している枚数4枚に増やした3枚に戻した

この表でいちばん動いたのは、3行目です。乾くまでの時間が翌朝から2時間に縮んだ時点で、枚数の問題は消えました。生乾きは、タオルの数と使う回数の差ではなく、乾く速さと使う間隔の差でした。雪が続く週にもう一度同じことが起きたら、見るのは枚数ではなく、掛けた場所に風が通っているかどうかです。

今日やっておけるのは、使い終わったタオルを玄関から部屋へ持っていくことだけです。掛けたままにしないと決めるだけで、翌朝の3枚が変わります。玄関のフックは、乾いたものを置く場所にしておいてください。

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本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。